20:37:56

人狼物語 三日月国


131 蕐の残香、追憶のブーケトス

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視点:


[犠牲者リスト]

二日目

本日の生存者:グレイス、アンネロズ、イングラハム以上3名

【神】 イングラハム



   その声に僕は首を傾げてしまう。
   「こんな私」と自分をそう呼ぶ理由が
   僕には全く見当がつかなかったのだから。>>G65


    「そういう約束だったろう?」


   あの頃はデートなんて甘ったるい言葉は
   使っていなかったけど、声に出さないだけで
   僕はあの頃からそうだった。

   それで君の涙が止まるなら
   時期遅れの黙秘なんてしないさ。


(G0) 西 2022/02/20(Sun) 5:03:03

【神】 イングラハム



   けれど、続く君の言葉に
   僕は思わず息を飲んでしまい。


    「ずっと......?
     あの日から...何年も経っているのに...?」


   寒気のようなものが背筋が伝う。
   あの日から経った時の厚みは
   僕が一番理解しているつもりだったから。

   どれだけの時の濁流に飲まれ
   凍りついてしまったのだというのだろうか。
   その恐怖は、想像を絶するものだ。

(G1) 西 2022/02/20(Sun) 5:03:59

【独】 イングラハム



   それも全て、僕のせい、なのか...?


(-0) 西 2022/02/20(Sun) 5:04:23

【神】 イングラハム



   しかし過去を憂う暇が僕にあるわけもなく。

   その話をすることで
   彼女の君の笑顔の腰を折るなんて
   僕には到底出来そうにない。>>G68

   けど、君が僕に投げかける素朴な疑問は
   僕の言葉を詰まらせるには十分な
   僕の心の最も柔らかな部分を突いてくるから。


(G2) 西 2022/02/20(Sun) 5:05:13

【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ



   「僕は...今、人前でピアノを弾いてないんだ。
    君に聴かせることが叶うまで
    誰にも、僕の演奏は聴かせていない。」


(-1) 西 2022/02/20(Sun) 5:06:25

【神】 イングラハム



   だから、ここで君に会えて良かったと。
   感謝と共に現在ピアノの指導をしている事も
   話せば誰もいないであろう海へ向かう。


    「君がここで過ごした時間を思えば
     僕のこの五年間なんて些細なものさ。」


   だから気にする事はないと
   君には少し無謀なお願いだろうか。
   もし君が少しでも顔を濁すようなら...


(G3) 西 2022/02/20(Sun) 5:07:07

【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ



   その時は


    「君に聴かせる為にとっていたんだよ。」



        と宥めるように君に笑顔を向けよう。


(-2) 西 2022/02/20(Sun) 5:08:35

【神】 イングラハム



 ***


   辿り着いた海には誰もおらず
   綺麗な静寂の反面、物寂しくも思えた。

   本当ならもう少し違う景色を
   見せることも出来たのかもしれないね。


   僕はアンネの様子を伺いながら
   こっちだよと砂浜へ誘って。


(G4) 西 2022/02/20(Sun) 5:09:53

【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ



   「出来ることなら...アンネには
    もっと早く見せてあげたかったな。」



(-3) 西 2022/02/20(Sun) 5:11:11

【神】 イングラハム



   海辺へ振り向けば、波の景色が
   一面へと広がり僕達を見つめている。

   君を見つめる僕の困ったような微笑みは
   凍りつく時の中で水面に映る太陽に焼かれていた。**


(G5) 西 2022/02/20(Sun) 5:13:19

【独】 愚者 アンネロズ

/*
いつも私を描写力で殴ってくるのはなんで……
ほんとうにわたしがこれかえしていいんですか????(錯乱
(-4) alice0327 2022/02/20(Sun) 9:05:36

【独】 愚者 アンネロズ

/*
僕って言ってる時のイングラハムくん(アンネと話してるとき)は雰囲気が柔らかくなってるの本当に書き分けというか書き方?天才では?と思うんですよ……
(-5) alice0327 2022/02/20(Sun) 9:12:50

【独】 愚者 アンネロズ

/*
アンネですか?キャラぶれしてないか心配です()
愚者の肩書外すタイミングは決めてるし、触れられるようになるならここかなってタイミングもなんとなくは。
あとはそのタイミングに持って行けるかどうかですね……個人的には触れられないままでもいいんですが……アンネが納得しない気がするから……
(-6) alice0327 2022/02/20(Sun) 9:14:22

【独】 愚者 アンネロズ

/*
というかズルのバーゲンセールじゃんもう……
私もバーゲンセールしたいよ(?????)
(-7) alice0327 2022/02/20(Sun) 9:21:53

【神】 愚者 アンネロズ



[ あの日から何年も経っている。>>G1
  私にとってその事実は
  聞きたくない、でも受け入れなければならない事実。

  時が流れないこの場所では
  どれだけ経ったかなんて、わからなかったの。
              
わかりたくもなかった。
 ]

  
(G6) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:44:39

【神】 愚者 アンネロズ



   
……ずっと。貴方のことだけを考えてたの。



[ そう、時計の針が止まったこの場所で
  ずっと貴方のことだけを想っていた。

  そして、貴方にもう一度逢いたいと。
  ずっとずっと、願っていた。

 
        もし、今起こっている奇跡の逢瀬が 
        私の願いによって叶ったというなら。 ]


  
(G7) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:45:25

【神】 愚者 アンネロズ



[ どんなに欲張りだと言われても
  どんなに愚か者だと言われても構わない。

  貴方と果たせなかったことをすべて、したい。 ]


  
(G8) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:46:01

【神】 愚者 アンネロズ



[ 私に聴かせることが叶うまで
  ピアノは弾いてない、なんて。
  あんなに演奏に夢中だった貴方が、と思うと
  すぐには信じられなかった。
  私の所為だと思えば顔が曇っていく。

  私に聴かせることは本来ならもう、出来ないから。
  その言葉の意味はもう二度と弾かないつもりだった。
  そう、なってしまうのかしら。 ]



   些細じゃ、ないわ……。
   だって、演奏は、
貴方にとって……。



[ 気にしないなんて出来るわけもなくて
  言葉に詰まりながら何か言おうとしたけれど。 ]

 
(G9) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:46:41

【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム



   
――――― ありがとう。


   それなら。私に聴かせてくれる……?
   あの日聴けなかった、貴方が練習してくれた曲。

   
私ね、貴方の演奏が聴きたいの。


  
(-8) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:47:31

【神】 愚者 アンネロズ



[ 心の内に眠るものを呼び覚まして
  言葉にできないものを表現するのが音楽だから。
  私は貴方の演奏がどうしても聴きたかった。

  宥めるような笑顔に、柔らかく微笑み返して
  お願いにはお願いを返すのよ。 ]

  
(G10) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:47:50

【神】 愚者 アンネロズ


 ***


[ 私と貴方以外誰もいない海。
  寂しくも見える景色だけれど。

  隣に貴方がいるからかな。
  この景色を見られてよかったって思う私がいるの。


  誘われるままに、砂浜へと歩く。
  
一人分の
足音だけが、波音に消されていく。 ]

  
(G11) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:48:31

【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム



   
私は今、幸せよ。

   貴方とこの景色を見られているから。

   貴方と過ごす時間は全て、私の宝物なの。


  
(-9) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:49:03

【神】 愚者 アンネロズ



[ こんなにも、貴方が私を想ってくれているのに。
  私は、ずっと自分のために隠し事をしていた。

  貴方が此処に来てくれたのに。
  私は、貴方といるためにはどうすれば、なんて。
  傍にいて欲しいとただ、願ってしまった。
  それは貴方の死すら意味してしまうというのに。


  だから私はこんな私≠ネのよ。
  貴方に大切にしてもらう資格なんて、本当は……。


  たとえそうだとしても。
  伝えられなかった想いをここで飲み込むことも
  私には出来なかった。
  貴方に想いをきいてほしかったの。 ]

  
(G12) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:50:52

【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム



   あのね、私は貴方が寄り添ってくれなかったなんて
   そんなバカなこと考えたことないのよ?>>1:G60

   出会った日からずっと。
   貴方とお話する時間が、二人のお茶会の時間が
   好きで好きで仕方なかったの。

   
ううん、これでは足りないわね。


  
(-10) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:51:27

【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム



   私は、……。貴方が、エドのことが。
   誰よりも好きよ。勿論今も、ずっと。

   貴方がいたから私は笑っていられたの。

   大好きだから、弱いところなんて
   貴方にだけは見せたくなかったの。


         
同情されるのは、嫌だったの……。


  
(-11) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:52:58

【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム



[ 貴方の目をじっと見つめながら
  伝えきれなかった想いを告げて。

                頬に赤みが差して、
             照れたように私は微笑む。 ]


  
(-12) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:53:46

【神】 愚者 アンネロズ



[ ねぇ、もしも。この逢瀬を実現させたのが
  私の願いだとしたら。

  もう一つ。どうしても叶えたいことがあるの。
  もしもそれが叶うなら、その時は―――――。 ]


  
(G13) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:54:15

【独】 アンネロズ




      
[ 決意ある別れをしてみせるから。>>0:n1 ]
(-13) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:55:09

【神】 アンネロズ



[ ざり、と砂を踏みしめる音が微かに耳に届く。
  貴方へと、一歩ずつ近づいて。

         貴方の頬へと、手を伸ばした。

  どうか、届いてほしい。
  そんな強い願いが、天へと届いたのかしら。 ]


  
(G14) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:58:56

【神】 アンネロズ



   [ 私の指先は、貴方の頬に届いたのよ。 ]

  
(G15) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:59:25

【神】 アンネロズ




   [ 祈りのブーケは確かに受け取ったわ。>>1:2 ]
(G16) alice0327 2022/02/20(Sun) 10:59:46

【神】 アンネロズ



[ 貴方の頬は思ったよりも熱く感じたの。
  それとも、私の指が冷たかったのかしら。

  傷一つない白い指で貴方の頬を撫でて。 ]


   エド、大好きよ。
   今までもこれからも、ずっと。



        [ 想いを指先と声に、のせた。 ]*

  
(G17) alice0327 2022/02/20(Sun) 11:00:19

【神】 イングラハム



   Vずっと。貴方のことだけを考えてたの。V


   それだけで君が此処で味わった虚無の程が
   伝わってくるようだ。>>G7

   聞いていると心臓が痛くなる。
   共感の果てにあるのは、まるで窒息するような
   重く苦しい夢幻。


   それに比べたら、僕の指先の事なんて...。


(G18) 西 2022/02/20(Sun) 21:41:54

【神】 イングラハム



   一つ決意を胸に僕の隣を歩くアンネに>>8
   僕は小さく首を横に振る。>>G9


   僕にとって演奏は、
   大切な人を喜ばせる為のものであり
   僕の心を表現する方法の一つだ。

   当然大切な人を失えば
   まるで半身が溶けて消えてしまったかのように
   僕の心を伝える意味がわからなくなる。



   けど、なんの悪戯なのか
   君はこうして現れてくれたから
   僕の指先は静かに息を吹き返して。


(G19) 西 2022/02/20(Sun) 21:42:29

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「あぁ、もちろん。

      君だけに、聴かせたいんだ。



(-14) 西 2022/02/20(Sun) 21:43:29

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   決意をひとつ胸に、僕は応える。**


(-15) 西 2022/02/20(Sun) 21:43:53

【神】 イングラハム


  ***

   アンネは間違いなくここにいる。
   けれどアンネの痕は残ることはない。
   足音も、何もかも、全て。


   それでも幸せだと言ってくれる君に
   僕は紛れもなく、救われている。

   あと一つ君に聞かなければならないのは
   あの日僕らを引き剥がした病気のこと。

   「ねぇ、アンネ」と君を呼ぶ声は
   ちょうど君の想いが放たれるのと同じ頃で
   僕は口を閉じ、彼女に話を譲ろうとする。

(G20) 西 2022/02/20(Sun) 21:45:10

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   想いの強さは時として人智を超えるという。
   僕はそれを今ちょうど、実感しているところだ。

   僕の目を見つめるアンネの姿は
   太陽よりもずっと眩しく見えて。


      僕の目から、枯れていたはずの涙が、零れた。



(-16) 西 2022/02/20(Sun) 21:46:32

【神】 イングラハム



      「僕も...同じ気持ちだよ。」


(G21) 西 2022/02/20(Sun) 21:47:45

【神】 イングラハム



   零れた涙を拭きもせずに
   僕は頬に触れる君の手に自分の手を重ねて。

   君に触れられる事に気づくと
   冷たくも暖かな君の手を僕の方へと引き寄せる。**


(G22) 西 2022/02/20(Sun) 21:48:50

【神】 アンネロズ


 ***

[ 足音が貴方の分しか聞こえなくても
  痕が残らなくても貴方は確かに私を、
  アンネロズを見ていてくれるから。

  
幸せなのよ、本当に。


  夢幻の中で貴方との思い出を
  何度も思い返し続けた虚無は
  私を壊してしまいそうになったけど
  今この瞬間に、貴方と歩けていることを想えば
  些細なことなのかもしれないって。


  そう思うくらいに。
  
私は貴方に逢いたかった。 ]


 
(G23) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:16:04

【神】 アンネロズ



[ 何か言いかけた貴方に重ねるように
  言葉を紡いで。貴方に譲られるままに話せば
  透明な雫が、貴方の頬を伝っていく。
  
  つられるようにじわり、と涙がにじむ。 ]

  
(G24) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:16:32

【神】 アンネロズ



   ずっと同じ気持ちだったのね。
   こんなにも、想いが通じるのって、嬉しいのね。


  
(G25) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:16:58

【神】 アンネロズ



[ もう、さっきから私、泣いてばかりね。
  出来るだけ笑っていたいから
  笑おう、って思うのに、
  気持ちを言葉にして落ち着こうとするのに
  嬉しさが涙になって溢れていくの。

  重なる掌のあたたかさが
  何処までも優しくて幸せだった。 ]

  
(G26) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:17:54

【神】 アンネロズ



[ 貴方に手を引かれるまま、
  もっと近づいて。ぎゅう、と抱きついた。
  
あぁ、これもずっと叶えたかったの。


  
好きな人に、抱きしめられたかったのよ。

  本当は叶わないはずだったのは分かってる。
  大丈夫、覚悟はしているの。
  それでも、今だけは。貴方を感じていたい。


  暫く、そうしていたかしら。
  少し顔を上げて。
  先ほど貴方が飲み込みかけた言葉の続きを
  教えて欲しい、と言えば、聞けたかしら。
  もし聞けたのなら。 ]

  
(G27) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:18:34

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 心臓に病を患っていて
  本当はいつ死ぬか分からなくて。

  貴方の前では笑っていたけれど
  貴方がいない所では苦しい思いをしてたの、って。
  でも、貴方が会いに来てくれるって思ったら
  頑張れたのよ、って。

  私と貴方を引き裂いた病気について
  簡単に話すことになったはず。 ]


  
(-17) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:19:10

【神】 アンネロズ



   ねぇ、エド。
   少し、屈んでほしいの。


[ そうして、貴方に小さなお願い事をしたの。
  優しい貴方ならきっと叶えてくれるわよね。

  言葉通りに屈んでもらえたなら、
  少し背伸びをして。二人の顔が近づく。 ]

  
(G28) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:19:39

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
……目、とじて?



[ くすりと笑いながら。
  恥ずかしさを隠すように言って。
 
       貴方が目を閉じても閉じなくても。

              
私は唇を重ねたの。
 
]*


  
(-18) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:20:47

【独】 アンネロズ

/*
抱きしめられたかったのに勝手に抱きついて叶ったって言ってるの大丈夫か?????それは私が次のロルで書くべきことでは????未来予知しないで私;;

って今気づきました……ころして……
(-19) alice0327 2022/02/20(Sun) 23:28:29

【神】 イングラハム



   「そうだね。

    想いを通ずることが叶わない
    苦しみを知っていると、余計に思う。」


(G29) 西 2022/02/21(Mon) 1:58:36

【神】 イングラハム



   あの頃は叶わなかった涙を拭って
   僕はアンネを胸の中へと迎え入れる。>>G7

   夢だっていい。
   願うなら、このまま冷めずに、どうか......


   それから、君が顔を上げれば目が合って
   僕が一番聞きたかったことに、答えてくれる。
   五年越しの答え合わせを理解するのには
   当然少しだけ時間がかかってしまった。

   
(G30) 西 2022/02/21(Mon) 1:59:09

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   本当は僕が知るよりもずっと重い病。

   僕がいるから頑張れたという君の声が
   僕にとっては唯一の救いだった。
   それでも僕はやっぱり自分が許せなくて。

   気づいてあげられなくてごめん。


   そう...伝えようとしたところで、
   君の小さなお願いを僕は聞くことになるのだ。

   
(-20) 西 2022/02/21(Mon) 1:59:49

【神】 イングラハム



   言われた通りに目を閉じると
   柔らかな感触が僕の呼吸を塞いで。

   熱は感じないはずなのに。
   君の口付けは、僕に暖かな心を届けてくれた。

  
(G31) 西 2022/02/21(Mon) 2:00:37

【神】 イングラハム



   願わくばずっとこうしていたい。
   そんな気持ちに心を躍らせて
   目が合えば今度は自分から口付けを重ねる。

   それはまるで僕を赦してくれたみたいで。
   僕の引き裂かれた魂の傷が癒されていくようだ。


   けれど僕は名残惜しさに苛まれながらも
   一度、君から離れることになるだろう。


(G32) 西 2022/02/21(Mon) 2:02:36

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「............ごめん、一旦、待って。

      これ以上してると、止まらなくなりそうだ。」

(-21) 西 2022/02/21(Mon) 2:03:18

【神】 イングラハム



   そう言うと紅潮する頬を腕で隠すように
   アンネから視線を逸らす。

   そうさ。まだひとつ、予定がある。
   君の前で演奏を披露するという
   五年ぶりの果たしたくて。


(G33) 西 2022/02/21(Mon) 2:04:11

【神】 イングラハム



   「あの日は近くの公民館を借りてたんだ。
    ピアノが置かれたホールを借りて、
    そこで君に演奏を披露する予定だった。」


   恐らく今も、そこには同じ建物があるだろう。
   君に海でなにかしたい事が残っているか聞けば
   それを全て堪能した後に
   僕は彼女の手を引こうとする。

   今度は、しっかりと、離さぬように。


(G34) 西 2022/02/21(Mon) 2:05:09

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   頭の中では分かっている。
   アンネが僕の生きている世界に蘇ることはない。

   これは僕の、そして君の後悔の傷を癒すための
   卒業旅行のようなもの。

   いつか、また来るはずなんだ。別れが。


(-22) 西 2022/02/21(Mon) 2:07:03

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   前を向いて生きていたはずなのに
   いざ君に出会ってしまうと

   いっその事君と一緒に死んでもいい、
   そんな風にすら思ってしまう。

   僕が君に触れられたのはきっとそういうことで
   死者生者に近づくのではなく
   恐らく逆のことが今起こってしまっているのだろう。

   
(-23) 西 2022/02/21(Mon) 2:10:13

【秘】 イングラハム → アンネロズ




   それでも僕は、君のいない世界より


     君のいる世界を選びたくなってしまうんだ。*



(-24) 西 2022/02/21(Mon) 2:11:57

【独】 イングラハム

/* アンネロズちゃん可愛すぎ問題なんですが...。

嫁に来ないか?

見ればわかる。そのPC、最カワだな。

その設定、練り上げられている。

その可愛さは至高の領域。
(-25) 西 2022/02/21(Mon) 2:26:58

【独】 イングラハム

/* はい。
(-26) 西 2022/02/21(Mon) 2:27:17

【神】 アンネロズ



[ 病気のことを貴方が知らなかったのは
  当たり前なのよ。
  だって私が周りに口止めまでして隠していたから。

  それでも、優しい貴方はきっと
  自分を責めてしまうのでしょうね。 ]
 

  
(G35) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:53:29

【神】 アンネロズ



[ だからね。
  すこし強引に貴方の言葉を遮ってしまってたとしても
  許してほしいの。
  貴方にもうそんなこと、言わせたくないのよ。

  口付けに込めた想いが貴方へと伝わって欲しい。
  
そして、出来るならもっと、もっと……。 ]


  
(G36) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:53:57

【神】 アンネロズ



[ 一度離して、まだ足りない、なんて
  心の中で思っていたら目が合って。
  貴方からも口付けを重ねられる。

  
叶わなかったことが叶う嬉しさと。

  
永遠にこの時が続けばいいのにって苦しさが襲って、

  
相反する気持ちに胸が締め付けられてしまうの。


  貴方の傷が癒されていくのと同じように
  私の未練も少しずつ溶けていく。

  溶けているはずなのに、
  名残惜しさだって感じるのは
  私が欲張りだからかしら。  ]


  
(G37) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:54:46

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
―――――止まらないと、だめ?

          
私は、止まりたくない……。


  
(-27) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:55:17

【神】 アンネロズ



[ 逸らされた視線を追うように
  貴方の方を見て、少し首をかしげるの。

  そのあとに続く貴方の言葉を聞けば
  貴方が演奏を聞かせてくれようとしてると。>>G33
  約束を果たそうとしてくれていると理解した。
  
  演奏を聴きたいって思いも強いけれど。
  
私は一度ついた火を消すことは出来ないみたいで。 ]


 
(G38) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:55:59

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   ここじゃだめ、なら…………。
   ……つづきは、何処に行ったらしてくれるの?


  
(-28) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:56:26

【神】 アンネロズ



[ 海でしたいこと、かと聞かれると違うけれど
  私がしたいことはまだ、残ってるから。
  貴方が折角止めてくれたのに。
  私はわがままを口にしてしまうのよ。

  
連れて行って、
って背伸びして小さく囁くと
  貴方の手をしっかりと握った。

  離れ離れにならないように。 ]

  
(G39) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:56:50

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ きちんとお別れするために
  後悔の傷をすべて癒して未練を昇華しようと
  そう、思っているはずなのに。

  まだどこかで、奇跡を望んでしまう私もいて。
  弱い心を持った自分が嫌になりそう。


  覚悟が揺れてしまうほどには、
  貴方のことが好きだから。   ]


  
(-29) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:57:22

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   もし、貴方が此方側死者の世界に来ようとしていると知っても
   私はそれを本気で阻止できる自信がないの。

   
それがだめなことだと知っていても。*


  
(-30) alice0327 2022/02/21(Mon) 2:58:54

【独】 アンネロズ

/*
>>0:15
入村がっつり合わせてくれるのさすがすぎませんか???
私何も伝えてないんですけど?(おま
>>0:20
終わりが確定してるので始まりを見た瞬間から絶対拾う!
と思ってました。ちゃんと忘れず拾えました( ˘ω˘ )

>秘話
>詰め寄られたらわかんないけどね?
この秘話全体的にズルだと思うんですけど
この一言最高に好きですね……
>>0:35
>共感こそ毒に他ならないことのみだ。
こう、綺麗に返すの上手くないですか???(語彙力

>秘話
>人は見たいように見、信じたいように信じる。
 だからきっと君は前のめりでいてくれたんだろう?
 僕がそれを望んでいたんだから。
ここめっちゃすきー!!!(だから語彙力

>「じゃあ、僕の秘密をもっと明かしたら
そしたらもっと...君と話していられるのかい?」
此処はずるですよねわかります(人のこと言えない

>僕としてはどこかの阿呆に聞かせてあげたいくらい
君のその言葉、好きなんだけどね。
これって両親?自分自身???読解力C−の私は自分自身のことだと思ってしまったんですけど間違ってたら土下座……( ˘ω˘ )
(-31) alice0327 2022/02/21(Mon) 3:03:56

【独】 アンネロズ

/*
>そしたらさ。
「この本、返しに来たよ」って。
君に会いに来る理由がもうひとつ作れるだろう?

ここほんとにね……
同じこと考えてたので嬉しすぎた……。

>>0:59
核心に触れずに教えるのむずくない???とは私も思いましたね。
現実で同じこと言われたらつべこべ言わずに読んでって言ってしまう()
我の強さゆえの優しさって的確で思わず笑いました。

>「強くなくてもいいんだよ。
僕だって、君と同じだから。
強い心を持つ人なんて、そうはいない。」
この一言ほんとに優しくて、アンネにとっても救いだったのではと思うんですが今見返すと上手く返せてない気がしてつらいです()

>僕は一番やってはいけない約束を、してしまった。
私こういう書き方めっちゃ好きなんですよね……

>君を通して見る景色は美しかった
なんでそんなサービスしてくれるんですか?!?!?
ってなったし直で伝えたけどやっぱこれずるでは??
中の人にダイレクトアタックはダメって言ったでしょ…
(-32) alice0327 2022/02/21(Mon) 3:04:54

【独】 アンネロズ

/*
>>0:67
あの、全体的に文章がセンスの鬼だと思うんですけど…センスで殴るのだめって言ったじゃん(言ってない)

>>0:77
此処から後の秘話、イングラハムくん可愛くないですか???そんな可愛い反応はずるじゃん(ずるしか言ってない
頑張って可愛い子やろうとしてるのに簡単に超えられた気分を味わいましたね( ˘ω˘ )  

>>0:92>>0:93
これほんとにもう……;;
ピアノっていう大事にしてたものが砕け散るの…(語彙力

>そうだ。こんなの、悪い冗談だ。
ここの秘話本当にもう……こんなの泣かせに来てるじゃないですか好きです!!!

>>0:103
忘れていいは正直そこまで狙ってなかったので
クリティカルヒットなのはやっちまった……って感じですね()

ここまで書いて思ったのは
アリスさんはもう少しロル削ることを覚えろってことですね(自分の秘話の長さ……())
(-33) alice0327 2022/02/21(Mon) 3:07:01

【独】 イングラハム

/* うぉぉぉぉい!!!!
アンネちゃんなにしてくれてんねん!!!!!!
いけませんよえっちなことは!!!!!
(-34) 西 2022/02/21(Mon) 4:36:57

【神】 イングラハム



   自分を責める僕を見て
   君がどんなに苦い思いをするかはよく分かる。

   言葉を被せられてもアンネが止まらない理由、
   それは僕に対するメッセージだ。
   その先は、口にするな、と。


   あの日、君を失って以来
   人の言葉や行動の裏をよく探る癖がついたから
   今なら君の行動の意味も何となくわかるんだ。


(G40) 西 2022/02/21(Mon) 6:43:28

【秘】 イングラハム → アンネロズ



    それでもなお

        君の決意までは気づけないけれど。


(-35) 西 2022/02/21(Mon) 6:43:57

【神】 イングラハム



   けれどアンネの言う「止まらない」が
   何を示すのかまで分からない僕ではなくて。

   君から離れた後、
   すぅーと自分の顔が紅くなるのを実感すれば
   困ったように頭に片手を置いて


    「.........僕も止まりたくはないんだけどな...。」



   それからそう呟いて苦笑いを浮かべる。

   別に僕の演奏を軽んじている訳でもないが
   止まりたくないと心の内を明かすアンネは
   まるで僕を心の底から信頼してくれているようで
   少しだけむず痒く思えてしまうのだ。


(G41) 西 2022/02/21(Mon) 6:45:10

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   それは衝動にも、焦燥にも見える。
   どちらにせよアンネの望みと僕の望みは同じ。

   君を好きだと気づいてから。
   遅かれ早かれ、そういう道は辿ると
   頭の中では分かっていた。

   けれどあの頃、君は病人だったから
   そういう話はご法度だと思ってしなかった。
   アンネが普通の女の子であったところで
   病人にしていい程軽い事じゃない。



(-36) 西 2022/02/21(Mon) 6:46:08

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   なにより、君を気遣っていられるほど
   紳士でいられる自信が、僕にはなかったんだ。


(-37) 西 2022/02/21(Mon) 6:46:29

【秘】 イングラハム → アンネロズ




   「......ここでの演奏が終わったら。
      つづきができる場所へ...行こう。」



(-38) 西 2022/02/21(Mon) 6:46:56

【神】 イングラハム



   それだけ呟いて、僕は君の手を引く。
   着いた公民館には当然の如く誰もいなくて。
   正面のホールには無数の鑑賞席と
   その先にはピアノが置かれたステージ。

   君に背を向けるように前に出るのは
   紅色の頬を見られたくなくて。

   それでも僕の体温が高くなったことは
   君の手にも、伝わってしまったかな。



(G42) 西 2022/02/21(Mon) 6:47:32

【神】 イングラハム



 ***

   ホールの鑑賞席、アンネには好きな所へと
   座ってもらうことにして。
   特等席よろしく、僕は彼女の手を引いたまま
   彼女の望む席へとエスコートする。


   「あまりドキドキさせられると
    君の事ばかり考えて、思わず失敗しそうだ。」


   そんな風に茶化してみせても
   僕がそれを意識させられてることは明白で。


(G43) 西 2022/02/21(Mon) 6:49:00

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「今度は...ちゃんと約束、守るから。」


(-39) 西 2022/02/21(Mon) 6:49:37

【神】 イングラハム



   アンネの耳元に顔を近づけると囁いて。
   僕はステージへと向かう。

   それからピアノの前の椅子へと座ると。


    「本当は言うとね。一人では弾いてたんだ。
     天国ソラで君が聴いてますようにって。
     そんな事しても、意味なんかないのにね。」
   

   そう、恥ずかしげに微笑んでみせて。
   僕は深呼吸をしてピアノの鍵盤の上に指先を置く。
   傷だらけの指先でも、心を見てくれるアンネには
   きっと届いてくれるはず。
   その想いを胸に、僕は音色を響かせ始めた。**


(G44) 西 2022/02/21(Mon) 6:50:24

【独】 アンネロズ

/*
言葉で表現できないものを言葉で表現するの無理では……???と今表現力のなさに頭を抱えている私がいます。
西さんが表現力ウデマエXだからもうね……
近所を散歩してたらグレイトドラゴンにエンカしてしまった一般スライムみたいな気分を味わってますよね(?????)
(-40) alice0327 2022/02/21(Mon) 11:53:30

【神】 アンネロズ



[ 紅くなっていく貴方の頬。
  私の頬もきっと紅いからお互い様ね。
  少し困ったように苦笑いを浮かべる貴方に
  小さく微笑みを向けて。

  止まりたくないって思いの先にあるのは
  きっと、愛したい、愛されたいって。
  ただそれだけだと思うの。

  貴方の事を心から信頼しているから
  この想いも同じだと、信じているから。
  躊躇いなくいられるのよ。>>G41   ]

  
(G45) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:03:05

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 生前なら、私は多分自分からねだるなんて
  しなかったんだと思う。
  貴方がどう思うか、確信が持てなかったし
  恥ずかしいとか躊躇いが勝ってしまったはずだから。

  貴方に気遣わせてしまうのも、目に見えていたもの。
  
  だからこそ、今どうしても、と。
  強く願ってしまうの。 ]


  
(-41) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:03:44

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
気遣いなんて要らないから、求められたかった。

   
貴方のことを求めていたかった。


  
(-42) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:05:19

【神】 アンネロズ



[ 零された貴方のつぶやきにこくっと頷いて。
  手を引かれるままに、公民館へと。
  二人きりのホールは静まり返っていた。
  此処に来るはずだった日のことを思うと
  少しだけ胸が痛むけれど。


  貴方の手のあたたかさはそんな感傷から
  私を引き戻してくれるの。

  冷たい手に体温が移って
  私まで少し体温が上がったような気さえしたわ。 ]


  
(G46) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:05:54

【神】 アンネロズ


 ***


[ 誰もいないホールの鑑賞席は当然選び放題。
  私はきょろきょろとあたりを見回してみたけれど。
  貴方が良く見える場所がいいわ、なんて言って。
  最前列の席に腰を下ろすことになったでしょうね。 ]


   
私は貴方の演奏が聴きたいのよ。

   完璧な演奏が聴きたいわけじゃないから。

   だから、何も心配はいらないわ。


[ 貴方に心の赴くまま、弾いてもらえるように
  柔らかく微笑んで見せた。 ]

  
(G47) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:06:25

【神】 アンネロズ



[ 囁かれて小さく首を竦めてしまったのは
  少しくすぐったくて、ドキッとしたから。

 
  顔を赤くして貴方が椅子へと座るのを
  見ていると、明かされたのは貴方が
  完全には演奏をやめていなかったという事実。 ]


   音楽が心を表現するのなら
   意味ないなんてことはないと思うわ。

   私は今それを聞いて嬉しくなったもの。
   
ありがとう、私を想ってくれて。

  

[ 貴方に向かって微笑んで。
  それ以上は何も言わず口を噤んで
  演奏が始まるのを待ったの。 ]

  
(G48) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:07:05

【神】 アンネロズ



[ 傷だらけの指先が紡ぐ音色。
  私は貴方の方を見ながらそれに聴き惚れていた。

  貴方が心配していた失敗はしたのかしら、
  多少のことなら私は気づかなかったでしょうし。
  気づくほどのことがあったとしても些細なことね。
  貴方の演奏を聴けるという喜びが強かったから。

  
  何処か切なくなるような、そんな音色。
  言葉では言い表せない。
  心を強くゆすぶられるような感覚がするの。
  
  貴方の横顔を見れば、記憶にある演奏中の貴方より
  ずっといい表情をしていたから。
  つい、見惚れてしまったわ。
  月並みだけれど、
かっこいいな、
って。 ]

  
(G49) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:09:03

【神】 アンネロズ



[ 貴方の演奏が終わったなら、
  私は心からの賛辞と拍手を貴方に贈るの。 ]

  
(G50) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:09:28

【秘】 アンネロズ → イングラハム




   
やっぱり、エドの演奏は綺麗ね。**



  
(-43) alice0327 2022/02/21(Mon) 12:10:03

【神】 イングラハム



   アンネの答えは今も昔も変わらない>>G47
   だから僕だって心配はしていないし
   さっき言ったのはそう、照れ隠しみたいなもの。

 
  何に対しての照れ隠しかは
   言わなくても多分バレてるはずだ。


   君の感傷をは引き止めることが出来たなら
   僕は君を最前列へと連れていく。

   いくらどこでもいいとは言っても
   本当に特等席を選ばれるのは
   やっぱり嬉しいものだった。
   だって、それだけの価値を
   感じてくれているってことだろう?


(G51) 西 2022/02/21(Mon) 23:40:53

【神】 イングラハム



   椅子に座ると、不思議と気分が落ち着く。
   人前でピアノを弾くのはいつも苦痛だったのに
   君の前だと、そんな気持ちにはならなかった。


   一度弾き始めれば言葉は無用。
   ホールに響くのは鍵盤の音色だけ
   その音色は一度足りとも外れることはなく
   見事弾ききることになっただろう。

   選曲が少し暗い曲調が多くなったのは
   君を想う頃に覚えた曲なのと
   ただただ、僕の趣味。それだけのことさ。


   
(G52) 西 2022/02/21(Mon) 23:41:17

【神】 イングラハム



    「聴いてくれてありがとう。」


(G53) 西 2022/02/21(Mon) 23:41:53

【神】 イングラハム



   僕は立ち上がってアンネに微笑むと
   コンサートのようにお辞儀をしてみせて。


    「君のおかげだよ。
     君が僕と出会ってくれたから
     こんな演奏だって出来るようになったんだ。」


   だからこそ君を失って
   僕は演奏する意味を見失いかけてしまったけど。
   それでも君に会えて、僕は幸せだったんだ。


(G54) 西 2022/02/21(Mon) 23:42:29

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「だから...僕は君に出会えてよかった。

             ありがとう、アンネ。」



(-44) 西 2022/02/21(Mon) 23:43:04

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕はステージを降りると君の手を取って
   肩の荷が降りたように微笑むと


     「アンネ。
      君は、いつだって、綺麗だよ。」


   僕の心を綺麗と呼んでくれるた君の
   頭を撫でて。行こうか、とその手を引く。


(-45) 西 2022/02/21(Mon) 23:43:27

【神】 イングラハム



 ***  

   公民館を後にする僕らの空気が
   まるで初デートの帰りのような
   甘酸っぱいような気持ちになってしまう。

   けれど女の子にあそこまで言わせて
   それ以上を言わせるわけにはいかないから。


    「その......アンネ。
     さっきの話だけど......。

     連れていかれるのが嫌なら...
     今の内に、振りほどいて欲しい。」


   もしも、どこに行くかを問われたのなら
   2人きりになれる場所だと言って
   僕は自分の家を目指し始めることになるだろう。**


(G55) 西 2022/02/21(Mon) 23:44:52

【神】 アンネロズ



[ もし失敗したって私は何も言わなかったけれど。
  響き渡る音色が外れることはなくて。>>G52


  きっと普通のコンサートなら
   多くの観客 ≠フための演奏だったなら
  今聴いている曲にはならなかったのだと思うの。

  ただ、貴方が弾きたい曲を
  私のためだけに弾いてくれている。


  それが何よりも嬉しかった。
  貴方に一番近い、特等席で聴けてよかった。
  こんなに素敵な演奏を、私一人だけが聴けるなんて
  とても贅沢だわ、なんてね。
  大好きな人の演奏なんだもの。
  価値を感じないわけ、ないでしょう? ]


  
(G56) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:38:20

【神】 アンネロズ



[ たった一人の観客に向けたお辞儀。  
  貴方の特別を貰ったようで、
  なんだか照れてしまうの。
  続いた言葉を聞けば尚更。 ]


   ……私の、おかげ?
   ふふ、ありがとう。
   
こんなに素敵な演奏を聴けて私、幸せよ。



[ ずっと心残りだった。
  貴方の心を聴く機会を失って。
  約束を果たせなかったことが、ずっとずっと。
  
せめて死ぬのがあと一日、遅ければなんて。

  私ではどうにもできない後悔に苦しみ続けていたの。


  だからね。今こうして聴く機会が出来た奇跡に
  感謝もしているの。
  呼んだときに来てくれた貴方にも、勿論。 ]

  
(G57) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:39:35

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   私も、貴方に出会えてよかった。
      きっと私達が出会うのは必然だったのね。



[ そう言って微笑みたかったのに。
  感極まって泣き笑いみたいになってしまったのよ。 ]


  
(-46) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:40:20

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 私の手に触れる貴方の手に、もう片方の手を重ねて。
  叶うなら貴方の指先に触れようとしたけれど…
  どうだったかしら。


  もっともっと、貴方へ演奏の感想を伝えようと
  口を開きかけたのだけど。
  貴方の言葉に、動揺してしまったものだから。 ]

  
(-47) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:41:02

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
あ、……ありがとう。

         
もう、エドはずるいわ……。



[ ゆらりと揺れる瞳を誤魔化すように
  ふい、と視線を別の方へと向けて。
  
急に言われたらどきどきするに決まってるじゃない。


  それでも撫でられたならその心地よさに
  目を閉じてしまうし、手を引かれれば
  うん、と頷いて貴方についていくの。  ]

  
(-48) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:41:54

【神】 アンネロズ


 *** 


[ 
演奏が終わったら……って。

  貴方のその言葉を私は覚えていたから
  くすぐったいような、そんな気持ちの中に
  どこかそわそわと落ち着かないものもあって。 ]


   連れていってほしいの。
   嫌なんて、言うわけないでしょう?

           
だから、おねがい、ね?


  
(G58) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:42:31

【秘】 アンネロズ → イングラハム




   
それとも……エドは、嫌……?



  
(-49) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:43:06

【神】 アンネロズ



[ 嫌じゃないって、私は知っている。
  エドだってきっと、私の気持ちを知っている。
  私は、そう思ってるから。

  聞き返したのは少し意地悪だったかしら。
  でも、躊躇ってほしくなかったの。
  聞きつつ、繋いだ手に指を絡めながら。
  貴方が向かう先へと、足を運ぶことになるの。 ]*

  
(G59) alice0327 2022/02/22(Tue) 0:43:27

【神】 イングラハム



   僕達が出会うのは必然だった。
   君と初めて出会ったあの日、
   僕も同じ事を思っていた。

   追いかけられ、重ねられる指先は
   傷痕は消えなくともその痛みは癒えていく。


   アンネの動揺はこれだけ近い距離ならば
   僕にだって伝わってきて。
   僕のせいだとわかった時には嬉しさのあまり
   思わず「ごめんね」って笑ってしまった。

   ずるいというのなら。
   そんな反応をする君も同じくらいずるいのだから
   きっとお互い様じゃないのかな?



(G60) 西 2022/02/22(Tue) 1:32:10

【神】 イングラハム



 ***

   今度こそ約束は守る、と息巻いたからには
   もう逃げ場はないし逃げるという選択肢もない。
   当然嫌な気持ちなんてないけど
   こんなもの、ドキドキするなという方が無理だ。

   そんな動揺はアンネも一緒だったらしく
   どこか落ち着かない様子がそれを教えてくれる。
   けれど僕の不安が君に届いてしまったのかな。
   君が可愛げのある意地悪をするものだから。


(G61) 西 2022/02/22(Tue) 1:32:46

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「嫌というか......むしろ、待ち遠しい、かな。」



(-50) 西 2022/02/22(Tue) 1:33:27

【神】 イングラハム



   つい本音を口に出してしまった。

   その言葉はアンネに届いたかどうか。
   もし届いても僕は知らないふりをして
   絡められた指先を捕まえるように
   ぎゅっと握ることにするだろう。

   それから歩いて数分。
   ある家の前に立ち止まるとアンネの方を向いて。


    「ここが僕の家。
     今は父が亡くなって、母も入院中だから
     僕が一人でここに住んでいるんだ。」


   そう、軽く紹介をするだろう。
   少し広めの家は一人にはやや寂しいが
   そもそもこの世界には僕らしかいないね、って
   誤魔化すように笑うとアンネを招き入れた。


(G62) 西 2022/02/22(Tue) 1:35:12

【神】 イングラハム



   カツ、カツ、と部屋を目指して
   僕の足音が静寂の家に響き渡る。


   待ち遠しいなんてよく言ったものだ。
   アンネの病気の事を知らなかった当時は
   いつかアンネが回復すると疑わないまま

            微かに、期待だってしていた。



   身体が冷えているかどうかなんて些細な話で
   僕の心がアンネを求めてどくんと何度も呼応する。
   途中、ピアノがある部屋をアンネに紹介すると
   ここで練習していたなんて話もするだろう。


(G63) 西 2022/02/22(Tue) 1:36:10

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   それでも、僕の足は止まらない。
   その理由は君だってもう分かっているはず。

   その一つ奥にあった突き当たりの扉を開けると


    「ここが、僕の部屋だ。」


   そう言って、
   アンネを先に部屋へと入れる形で招く。
   そして整頓された部屋がアンネの視界に入ったところで

   アンネの背中で、扉がカタンと優しく音を奏でると

   
(-51) 西 2022/02/22(Tue) 1:39:18

【秘】 イングラハム → アンネロズ




      「アンネ......。」


(-52) 西 2022/02/22(Tue) 1:39:44

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   抑えていたものを解き放つように
   僕は君の背をぎゅっと抱きしめて。

   いい?、なんて聞こうともせずに
   僕は白く綺麗な首筋に口付けを落として
   小さな紅の花を咲かせてみせた。


   
(-53) 西 2022/02/22(Tue) 1:42:56

【神】 アンネロズ


 ***


[ 貴方の本音はきちんと届いて
  聞き返すように視線を向けてみるけれど。
  知らないふりをされてしまったの。
  
指先を握り返されたのは照れ隠し、かしら。


  落ち着かないままに、歩いて。
  貴方の家、と紹介されれば家の方をみたの。

  この世界を彷徨っているとき。
  色んな家を見て回った。
  私の家だって、友人の家だって。
  でも、途中で疲れてしまったの。
  体力という意味ではなくて、心が。
  だってどの家にも誰もいなかったから。
  いつしか探すのは無駄なんだって悟って。
  人の気配がするかどうかだけ確認して
  中にまでは入らなかった。


  だから、貴方の家には、入ったことがないの。
  緊張してしまうのはきっとそのせいね。
  家に入ったその先のことを考えてるから、
  というだけではないのよ、たぶん。 ]


  
(G64) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:14:28

【神】 アンネロズ



   
一人……?

   

[ 貴方の家の紹介を聞けば、
  寂しくないのかしら、と少し眉を下げて
  呟いたらどんな反応が返ってきたかな。
  お邪魔します、と小さく口にしながら
  貴方の家にはいるのよ。>>G62 ]

  
(G65) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:15:21

【神】 アンネロズ



[ 響く足音が気にならないくらいに
  私はどきどきして、胸の高鳴りを感じていたの。

  ずっと前からこうなることをどこかで期待してた。
  本好きのアンネを演じていた私が
  いつしか本当に本が好きになって
  特に恋愛小説をまるで何かを重ねるように
  読んでいたなんて、貴方には話したことは
  確か、なかったはず。

  恥ずかしい想像までしてたなんて、
  とてもじゃないけれど言えないじゃない…。


  ピアノがある部屋を見れば 
  先ほどの演奏を思い出して、自然と笑みがこぼれるの。
  貴方が練習している姿を想像してみたりもして。 ]

  
(G66) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:16:07

【神】 アンネロズ



[ 足が止まらない、
  止められないのはきっとお互い様。

  突き当たりの扉が開いて、先に足を踏み入れるの。
  綺麗に片付けられた部屋に目を奪われたのも
  少しの間のことで。

  
カタン、という音は二人の想いを解き放つ合図。 ]


  
(G67) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:16:40

【秘】 アンネロズ → イングラハム



     
エド……、ん、っ……

 

[ ぎゅうと抱きしめられながら
  お互いの存在を確かめ合うように名前を呼ぶ。
  まるで貴方に包まれているみたいで、心地よさに
  身を委ねていれば、首筋に口付けが落ちる感触。

  びくっと体を震わせて、身をよじって。
  貴方の方へと向き直ると。 ]

  
(-54) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:17:24

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
わたしも……



[ なんて言ってから背伸びして。
  貴方の首筋へと吸い付いて、
  お揃いの花を咲かせようとするのよ。


  いい?って聞かないのは
  貴方へのちょっとした仕返し。

  それにきっと貴方は許してくれるでしょう? ]

  
(-55) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:18:42

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   ね、もっともっと……
   さっきのつづき、したいな。



[ さっきの口づけだけでは
  全然満足できてないんだもの。
  どこまでも欲張りになってしまう私は
  頬を赤くしながら、
  甘やかな声で口づけをねだったの。  ]*


 
(-56) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:19:18

【独】 アンネロズ

/*
可愛いが分からないよぉ……って思ってます。
毎回私これ言ってるのでは???
可愛いがゲシュタルト崩壊しちゃう……。
可愛いって何だっけ……。
(-57) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:28:01

【独】 アンネロズ

/*
今回は!可愛さパラメータに適度に振った子がやりたいと思ってたんですよ!
西さんのことわからせてやろうとか思ってたんですよ!!!
わからされてるのこっちなんですよ……()
(-58) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:34:50

【独】 アンネロズ

/*
あーーーーー僕の部屋だって言ってくれてるのになんも言ってないじゃん(今気づいた
これだからもう……生き急ぐとこうなるんですよ……
(-59) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:37:04

【独】 アンネロズ

/*
>僕は永眠る君に〜   

なんでアンネ死んでしまったの;;
って泣きました(私の所為です)

>大丈夫、僕は泣いてないよ。
君を失ってしまった哀しみが
少し目に染みてしまっただけなんだ。

何を食べたらこんなロル書けるようになるんですか天才…。
しかもここ!!!肩書がー!!!!!!(語彙力ゼロ

>>0:107>>0:110
感情表現上手すぎませんか???????

>>0:111
>あぁ、痛くない。痛くないよ。
こんなのもう泣くじゃん……(ずっと泣いてます)

>>0:112>>0:113
アンネが用意してたチョコ置き去りになってますって描写忘れてたんですが普通に持ってかれてるの天才では??とか思いましたね……。

>>0:114
平和な病院と、悲しんでいるイングラハムくんの対比が……なんでこんなに雰囲気作るのが上手いの???
>>0:n5
てかここでタイトル持ってくるのはずるだよね????
この一連のロルの完成度高すぎて私のロル大丈夫か???って不安になってましたよね…今も実はなってますね…((
(-60) alice0327 2022/02/22(Tue) 2:45:07

【独】 アンネロズ

/*
>>1:5>>1:6
このロル、赤文字にめちゃめちゃ泣いてたので最初は流してたんですけど、「誰かの前で演奏を披露することも」「私は誰かの前では絶対に演奏しない」なので一人では弾いてたんですね……ここで既にわかるんですね???気づけなかったの悔しい……

>>1:9
>日銭の元を紙面へと混ぜ込む
なんかもう……表現力の鬼がおる…って見てしまうんですけど……わからせてくるのよくないとおもいます()あとこの直後の秘話最高に病んでて好きです((

>彼の魂はとっくの昔に腐り果てた。
最愛だった君が、この世を去ったと時を同じくして。
ピアニストの肩書消えてるのと合わせて泣きますよね(泣いてばっかり)

>「君は...W私Wを軽蔑しているかい?」
ここ……ここ、私、なんですよね僕じゃなくて……(語彙力

>>1:19>>1:G33
>蕐の残香に踵を返して────
からこうつなげるの天才では????

>>1:G42
ここさぁ!!!!!
私最初こう書こうか悩んだんですよ

あい たかったひとが
  し
     私の目の前にいたから

シンプルにしようと思ったのと
アンネは純粋に逢いたいが強かったので没にしたんですがこの返し見てエスパー????と震えました。エスパー???
(-61) alice0327 2022/02/22(Tue) 3:07:06

【独】 アンネロズ


/*
>>1:G46>>1:G47>>1:G48
手がすり抜けてからのこの空気感……(語彙力
ここで一歩離れられるのアンネに相当効くなぁとか思ってましたね……。

>>1:G60
アンネはアンネでイングラハムくんに好いてもらえる資格なんて本当は、とか思ってるから似てるよね意いよねってずっと思ってました( ˘ω˘ )

>>1:G61
しゃがんで目を合わせてくれるって信じてた!!!
ありがとう!!!!(拝む

>僕はすり抜けることを知っていながら
自身の指先を彼女の指先へと重ねる。
知っててもなお重ねてくれるの優しすぎて泣きますね(泣きすぎ問題)

この、触れられないって展開がなくて最初から触れてるとアンネは覚悟が出来なかったなぁって思いますね…ずっとここにいてって言い続けてしまう……()
(-62) alice0327 2022/02/22(Tue) 3:07:27

【神】 イングラハム



   寂しいかって?
   それはもちろん寂しくないわけじゃない。

   でも、君と別れたあの日を思うと
   いい加減寂しさにだって慣れてくる。

   と言っても、それを言葉に出したら
   きっと君は自分を責めるだろうから
   君には教えてあげないけど、ね。


(G68) 西 2022/02/22(Tue) 6:49:38

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   秘密が女を美しくする。>>0:7


   それを僕はこれから実感することになるのだろう。
   あの恋愛小説のように僕はロマンチックな男には
   なれないかもしれないけれど。>>G66

   君を誰よりも愛する自信はあるから。



(-63) 西 2022/02/22(Tue) 6:50:25

【秘】 イングラハム → アンネロズ



     「好きだよ、アンネ」



(-64) 西 2022/02/22(Tue) 6:52:17

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   そう囁いて。
   首筋に咲いた花を指先でなぞりながら
   鼻先をアンネにすりつける。

   僕のことを忘れないように。
   いいや、違う。

   僕が君を忘れてしまわないように。
   入念に、僕の身体に、君を刷り込む。


   けれど求めるだけは物寂しいから
   アンネが求めてくれれば喜んで受け入れるのだ。


(-65) 西 2022/02/22(Tue) 6:53:13

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   けれどそんな僕も君にはお見通しなのかな。

   僕が何も言わずに受け入れると
   そんなこと、まるで知っていると言いたげに
   僕の首筋に冷たい感触が訪れて。

   受け入れる所か、むしろ求めようと
   君の唇が届くように身を少し屈めだってするさ。

   
   心地よくて思わず微笑んでしまう僕は
   君の甘い誘いがあれば、花の蜜を求める蝶のように
   君の口元の薄紅を塞ごうとする。


(-66) 西 2022/02/22(Tue) 6:54:53

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   君が冷たくなってしまった日
   病室でのあの別れを思い出す。

   あの時も僕は君に口付けをして
   情けない姿だって晒してしまった。
   結局あの日が僕にとって逃れようのない真実だと
   頭では分かっているのに。

   君が今傍にいてくれる、ただそれだけが
   僕の瞼を頑なに閉じてしまうんだ。



(-67) 西 2022/02/22(Tue) 6:55:49

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕からか、君からか
   もう両手の指に数えられないほどに
   繰り返される口付け。

   けれどこの姿勢はアンネが辛くなりそうだから


    「アンネ.......こっち、おいで。」



   そう言って僕は彼女の手を引くとベッドに座り
   自身の膝の上にアンネを座らせると
   さっきの続き、いや、それよりも深く
   君に口付けを落としていく。


(-68) 西 2022/02/22(Tue) 6:57:58

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   溶け合い重ね合う時の中で
   噎せ返るような僕の熱い吐息が
   そのまま君の口の中へと溶け込んで
   唇の重ね合いは次第に、その奥へと進む。


   唾液が混ざろうとも、舌先が重なろうとも



   二度と忘れられないように
   しつこいくらいに僕は君を求めてしまう。
   もしも君が苦しそうにすれば一度顔を離して
   照れたように笑って見せたりもしただろう。


(-69) 西 2022/02/22(Tue) 6:59:05

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   時間を数えることをやめるほどに
   アンネと口付けをかわしてもまだ
   君が欲しくてたまらなくて。



    「 はぁ.........アンネ.........」



   熱でクラクラとしながら
   君への愛おしさを隠すこともせずに。

   僕は君の服を指先でなぞりながら
   そのまま中へと忍ばせて指先で君の肌へ触れると。
   

(-70) 西 2022/02/22(Tue) 6:59:37

【秘】 イングラハム → アンネロズ




    互いの吐息の音に混ざって
    一度部屋に響くのは金具の音。


    アンネの身に付けていた服の中で
    下着が外される音が、V続きVの始まりを告げる。*




(-72) 西 2022/02/22(Tue) 7:00:32

【独】 イングラハム

/* この手のロルを書くのが下手なのでアリスさんを幻滅させてないか心配です!!!
(-71) 西 2022/02/22(Tue) 7:01:16

【神】 アンネロズ



[ 寂しいって貴方の口からきいてしまったらそうね、
  私は貴方の予想通り自分を責めてしまうと思う。
 
  でも、貴方が言わなくとも……。
  貴方が寂しさを抱えてるのは
  言葉の端から想像だってつくから。
  教えてもらえなくとも同じかもしれないわね。 ]


 
(G69) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:15:29

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 
秘密は花嫁のベール。
>>0:15
  二人を隔てていた秘密という名の壁は、
  今はもうないから。
  その言葉は言い得て妙、なのかもね。

  
花嫁のベールは今、貴方の手の中に。 ]


 
(-73) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:16:17

【秘】 アンネロズ → イングラハム



  
[ 秘密という壁がなくとも

    
生死という壁が二人の間にあるなんて

    
今はそんなこと、考えたくないの。


    
誰よりも大切な人に愛されたくて

    
誰よりも貴方のことを愛したい。    ]


  
(-74) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:19:10

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
っ……エド……。


        
私も、好きっ…………



[ 首筋をなぞられると身体は過敏に反応して。
  息が上がってしまうの。
  
  貴方のことを絶対に忘れることはないし
  逆だって、そう。
  でも、記憶はいつか、薄れてしまうから。
  花の香りを永遠に楽しめないのと同じ事。
  だから、お互いがお互いの身体に、
  大事な人を刷り込んで。
  すこしでも、傍に居られるように。 ]


  
(-75) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:19:58

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 貴方が私の事を受け入れてくれるって
  もう、お見通しなのよ?
  だって、私が貴方のことを受け入れるのと
  同じ気持ちなんだ、って思ってるもの。
  貴方にされることなら、なんだって受け入れたい。
  そんな信頼の先にある気持ちは、同じでしょう?


  何も言わなくても、
  背伸びすれば身を屈めてくれたから
  綺麗に咲いた花を満足げに指先で撫でて。 ]

  
(-76) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:21:11

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 何度も何度も、
  今までできなかった分を取り戻すかのように
  口付けを繰り返していく。
  でも、流石に身長差が少し辛くなってきて
  それがほんの少し、顔に出てしまったのかしら。 ]

   
   エド……?
ん……いい、の?



[ 導かれるままに貴方の膝に座る。
  私はそんなに太ってはいないけれど。
  重くないかしらって気にしてしまうのは
  女の子ならたぶんみんなそう。
  だから、一瞬戸惑いを見せてしまったの。


  でも戸惑いもすぐ、口付けに消えていく。
  無意識に貴方の手を探して
  握ろうとしてみたけれど、
上手く、握れたかな。
 ]

  
(-77) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:22:28

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 口付けが深くなっていくとともに
  どこか苦しくなってしまうけれど
  それは息苦しさから、というよりも。

  こんなに幸せな時間が、永遠じゃない。
  今この場限りのものだと、
  頭にちらりと過ってしまうから。
  でもそれは考えたくない、少なくとも今は。 ]


  
(-78) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:23:10

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ だから、息苦しさなんて訴えずに。
  微かに漏れる吐息を全て、
  貴方の物にしてもらいたくて
  舌先を絡めて、深く深く、求めていくの。

  きっと無意識に考えていたのは
  そうしてすべて貴方に取り込んでもらえたなら
  貴方の寂しさも少しは和らぐのかしら、とか。

  
  しつこいなんて、全く思わず
  求めてもらえる幸せに頬が緩んで。
  照れたように笑う貴方に向かって
  幸せそうに、微笑むの。
  
もっともっと、
って甘えたようにねだりながら。 ]

 
(-79) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:24:12

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ それでも口付けだけでは
  身体が欲しがってるものは満たされない。 ]


   
エド、好き……。ふ……ぁっ……。



[ 冷たかったはずの身体が
  少し熱くなっている気がしてくる。
  
貴方の熱が感染ったのかしら。

  愛おしさを貴方に刻むように、頬を、首筋を、
  貴方の身体を指先でなぞりながら
  肌に触れられれば小さく嬌声を上げてしまうの。

  恥ずかしさと気持ち良さで、どうにかなりそうで
  それでも止めて欲しいわけもないから。
  少し貴方へと寄りかかるようにして
  
離れたくない、って貴方へと求めるように。 ]


  
(-80) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:25:46

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ パチリ、と音がして
  下着に抑えられていた膨らみが自由になれば
  触れられるのかな、と落ち着かなさそうに
  ちら、と潤んだ目で貴方の方を見てしまうの。

  触れて欲しいって思いだってあったから
  誘ってるように、見えてしまったかしら…? ]*


  
(-81) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:26:16

【独】 アンネロズ

/*
おまえは何を言っているんだオブザイヤーになってませんかねこれ……私は日本語下手くそ選手権代表選手だから……なんか変でも許して欲しい……()
(-82) alice0327 2022/02/22(Tue) 9:32:43

【独】 アンネロズ

/*
イングラハムくんの赤チップ最高に好き…というか全部好き…
推しが推しチップ使ってるんだからそりゃもう……死ぬしかないよね……設定とか思考の流れとか全部が好きなんですよ、最高ですありがとうございます……(拝む
(-83) alice0327 2022/02/22(Tue) 18:12:37

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   不安げに僕の膝に乗るアンネは
   想像していた以上に軽い。
   その華奢な身体は病気との戦いを
   強く物語っているようにも思えて。

   膝に乗るアンネに僕は


    「大丈夫。むしろ軽いくらいだ。」


   そう微笑んで君の頭を撫でる。
   それはなんの気休めになるかも分からない
   労いでしかないのかもしれないけれど
   今僕に出来るのはこれくらいだから...。



(-84) 西 2022/02/22(Tue) 22:07:15

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   アンネのためだなんだと言いながら
   僕は結局自分の寂しさを埋めるために
   こうしてアンネに触れている。

   僕の方が数年長く生きているというのに
   君の前では僕もあの頃のままみたいだ。


   考えてはいけない。
   それでも事実は公然たるもの。

   僕を憂いてくれる君と
   自分の事しか考えられない僕は
   果たして、釣り合っていると言えるのだろうか。



(-85) 西 2022/02/22(Tue) 22:07:48

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   君と口付けを重ねながら目を閉じる。

   君の幸せを唄う微笑みが嬉しくて、愛おしくて
   それでいて、少しだけ、怖かったから。


   甘えるように僕に寄り添ってくれる君と
   いつか別れてしまうとわかっていながら
   こんな風に愛し合うだなんて。

   まるで君を騙しているような気持ちになるんだ。


(-86) 西 2022/02/22(Tue) 22:10:42

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   それでもこの手を、身体を、止められない
   つまりそういうことだ。これが.....僕の答えだ。



(-87) 西 2022/02/22(Tue) 22:11:38

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   下着の外れる音が聞こえれば
   アンネが妖艶な姿で僕を誘うように見つめる。
   無意識か、意識的にか、そんな事は些細な問題で
   僕は一度顔と手を離すと、
   じっとアンネの姿を見つめ返す。

   この服は昔アンネが僕に見せてくれたものだ。
   僕に喜んで欲しいと、健気な様子で
   僕の前で可愛くあろうとしてくれたアンネの姿が
   鮮明な記憶として蘇って。



(-88) 西 2022/02/22(Tue) 22:12:00

【秘】 イングラハム → アンネロズ



     「今日のアンネは、
         いつも以上に可愛いよ。」



(-89) 西 2022/02/22(Tue) 22:13:08

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   いつかの君の弛まぬ努力に報いるように
   僕は素直な感想を告げる。

   そしてアンネに触れようとした指先を
   一瞬だけ止めると。


   「アンネが折角着てくれたのに
    直ぐに脱がせてしまうのは...勿体ないな。」


   そんなわがままを言いながら再び
   アンネの素肌へと指先を伸ばして
   その可愛らしい服の中をまさぐるように
   身体の線をなぞる。

   下着に遮られることも無くなった手は
   もう抑えなんて効きそうになかった。


(-90) 西 2022/02/22(Tue) 22:13:43

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   生まれたままの姿のアンネを見たい。
   でも、僕のために選んでくれたその服で
   他の人見せないような姿を見せて欲しい。


   矛盾する葛藤に思考を奪われながら
   アンネのワンピースのファスナーを下ろすと
   自由になった二つの膨らみをはだけさせる。

   胸の下まで半端に脱がせてしまったその姿は
   裸よりも艶やかに見えるものだ。


(-91) 西 2022/02/22(Tue) 22:14:49

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   とはいえ見るのも初めてで、
   しかもこれから触ろうというのだから
   多少の緊張はしてしまう。

   けれどそんな緊張は、服がはだけると同時に
   どこかへと消えてしまったけど。


   それからアンネが倒れないように気をつけながら
   僕はその膨らみを手のひらで包み込んで。
   アンネの弱い所を、探し始めて。


(-92) 西 2022/02/22(Tue) 22:18:57

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「こっち、向いて?」



   そう言って君の唇を奪いながら
   僕はアンネの敏感な場所を優しく責め立てる。

   さっきも聞こえた君の嬌声をもっと聞きたくて
   少しづつ、遠慮という言葉が消えていくようだった。*


(-93) 西 2022/02/22(Tue) 22:20:34

【独】 アンネロズ

/*
太ってないとしか書いてないけど軽いって書いてくれるの流石か???それとも私どっかで言ったっけ……?
てかめちゃめちゃ優しいどうしよう……完成度高すぎて綺麗に返す自信が……
(-94) alice0327 2022/02/22(Tue) 22:28:28

【独】 イングラハム

/* ミスタードーナツでブックカバーに隠れた『おんなのこの服の脱がせ方』を熟読している僕に死角はない、故に自信はない。
(-95) 西 2022/02/22(Tue) 22:40:24

【独】 イングラハム

/* アンネちゃん可愛すぎて一生異世界いてーーー(((
(-96) 西 2022/02/22(Tue) 22:41:06
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 触れられたいと思いながら貴方の方を見ていると
  目が合って、何度か瞬きをしてしまうの。
  ずっと見ていたら吸い込まれそうなくらいに
  貴方の瞳に魅入られそうだった。

  少し乱れた服をじっと見られていると
  どこか落ち着かない。
  まさか貴方が、以前に見せたあの日のことを
  思い返しているとはわからなかったから。 ]


  
(-97) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:06:48

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   …………最初に見せたときは
   あんなに顔を赤くしてたのに。


           エドだっていつも以上に
            かっこいいわよ……?


 
(-98) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:07:37

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 奇しくも同じ日の記憶のことを口にする。
  少し頬を膨らませるように言ったのは
  ただの照れ隠しよ、

  エドにはきっとバレているでしょうけど。

  
  素直に感想を言ってくれるのはそれでも嬉しくて。 ]

 
(-99) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:08:43

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
で、も……脱がないと、その……。



[ 貴方の反応には困ったように反応するけれど
  その先を言うのは躊躇われて口籠る。
  小さく呟いたその声が聞こえたかはわからない。
  でも、そんなことを気にする余裕なんてなかったの。


  なぜって、貴方の指先が素肌をなぞってたから。
  お腹のあたりをなぞられたときは
  くすぐったさも残ってて
  それを誤魔化すように笑っていたけど
  手が上に行くほど意識してしまって、
  身体が少し跳ねてしまうの。 ]

 
(-100) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:09:32

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 貴方の手がファスナーの方へのばされて
  小さめの膨らみが貴方の前に晒される。
  半端に脱がされた姿を見られるのは
  下手したら何も身に着けていない時より
  恥ずかしい気がして。
  何処を見ればいいのかわからなくて
  目を逸らすように、少し俯いてしまったのよ。
  
  だって、好きな人に見せるなんて。
  自分の身体がどう思われるかとか分からないもの。
  もっと柔らかな身体ならともかく
  私はどちらかと言えば華奢なほうだから。 ]


 
(-101) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:10:15

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 貴方はこんなふうに女の子の身体に触るのは
  初めてなのかしら、なんて。
  ふと、思ってしまうの。
  だって、手つきにぎこちなさを感じなかったから。
  単に貴方が器用なだけなのかな。

  初めて異性に触れられた私は
  どうしても気になってしまって。 ]

  
(-102) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:10:52

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   エド……んんっ……
   こんな、ことっ……他の女性ひとにも、……した、こと……?



[ 途切れ途切れになってしまったけれど
  貴方に言いたいことは伝わったかしら。
 
  返事が返ってこなくても
  私は気にしない……というより。
  貴方の手を感じることに必死で
  返事を強請る余裕もないの。
  もし貴方の返事がYesなら
  私はきっと顔も知らない人へ嫉妬してしまうから。
  むしろ聞かなくてもいいことなのかもね。 ]


 
(-103) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:11:37

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   エド……ふ、あああっ……
   そこ、っぁ……そこばっか、んんーー……!



[ 丁寧に弱い部分を探されて
  抑えた反応をしていた私だけど、
  膨らみの先端に貴方の手が擦れた瞬間
  びくり、と大きく背中をそらして
  反応してしまったから、
  弱いところは簡単に貴方に知られてしまうの。
  責め立てられたら、貴方の思う通りの反応を示して。

  それでも言われるままに貴方の方を向けば
  唇を重ねて、くぐもった嬌声が部屋に響く。 ]

 
(-104) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:13:14

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 口付けも、貴方の手も気持ちいい。
  ずっとずっと、こうしていたい。
  止めないで欲しい。


  これは私の望みだから。
  たとえ貴方が自分のことを考えているとしても
  私も望んでいることだから。
  何にも問題なんて、ないのよ。
  
  あの小説の主人公ヒロインだって。
  助けなければ自分が後悔する、って理由で
  男の子を助けていたんだもの。

  
  今の私が貴方を求めているのだって。
  本当は、貴方を想うならこんなこと
  しないほうがいいのかもしれないって
  何処かで思ってはいるはずなのに
  結局、自分の欲を優先させているんだから。 ]


 
(-105) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:14:20

【秘】 アンネロズ → イングラハム




  
[ 貴方の答えは私の答えでもあるの。 ]



  
(-106) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:14:43

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 敏感な場所ばかり責め立てられると
  拒みたいわけではなくとも身体は無意識に動く。

  動いた手は自然と貴方の胸元に添えられて。
  貴方がつけているタイを少し引っ張ってしまったの。
  慌てて手を離して、大丈夫?って目で訊くけれど。
  
でも、少し思いついたことがあったから。 ]

 

   
ぬがせて、いい……?



[ 悪戯っぽく微笑んで、了承を貰えたなら
  タイを外して、今の私と同じように
  上半身だけ、服をはだけさせるのよ。 ]*


  
(-107) alice0327 2022/02/23(Wed) 0:15:28

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「こんな時だからね
    少しは格好つけとかないとさ。」


(-108) 西 2022/02/23(Wed) 2:08:41

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   アンネの言う通り、今だって顔は紅くなる
   けれど昔みたいに狼狽えたりしないのは
   君を不安にさせたくなかったから。

   その結果、別の意味でアンネに
   不安を抱かせてしまったわけだけど。


   跳ねる身体がどこかへ行かぬように支えて
   君の反応を伺いながら、僕は君の言葉を噛み締めると
   その度に君がまたひとつ愛おしくなっていく。


(-109) 西 2022/02/23(Wed) 2:09:33

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   それでも昂る情熱は留まる所を知らずに
   脱がないと、と戸惑うアンネに

    「このまましたいって言ったら、怒る?」


   と、素直な気持ちを口にするのは
   それだけ僕に余裕がないという証拠だ。



(-110) 西 2022/02/23(Wed) 2:10:13

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   窓から通る太陽がアンネの姿は
   本当に絵になるくらい美しい。


   その姿を前にして何が不満と言うのか。
   むしろ、僕でいいのかと不安になるくらいなのに。

   そんな僕の気持ちを知ってか知らずか
   アンネの華奢な身体を愛していると
   途切れ途切れな吐息混じりの声で
   僕の過去の経験のことを聞かれる。

   それはまるで僕に対する独占欲で
   もしもそこまで本気になってくれるなら
   こんなに嬉しいことは無い。

   僕は思わずくすりと微笑んで。


(-111) 西 2022/02/23(Wed) 2:12:17

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「アンネが初めてだよ。

      僕が触れたい女の子は、君一人だけだ。」



(-112) 西 2022/02/23(Wed) 2:12:57

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   そう言うと、僕は膨らみの先端を指先で転がす。
   アンネは素直に反応してくれるから
   そのおかげで、僕でも君の弱い所が分かるから。


    「声を聞きたいのも、君だけ。
     傍に居てほしいのも、君だけさ。」



   何度も責め立てた後、身をかがめると
   僕はその膨らみに優しく口付けを落として
   その先端を唇で甘噛みする。


(-113) 西 2022/02/23(Wed) 2:14:54

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   その嬌声は麻薬のようで
   君が放つその香りは媚薬のよう。

   だから君がどんなに抗議をしたって
   止めたりなんかしないし、出来ない。



(-114) 西 2022/02/23(Wed) 2:15:21

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   時間を数えるのをやめた頃
   身をよじるアンネが僕のタイを掴む

   引っ張られるような感覚は、
   それだけアンネが僕を感じてくれていると
   むしろ嬉しいものだったのだけれど。

   アンネが不安そうにしていものだから
   大丈夫と答える代わりに僕はその頬を優しく撫でる。
   するとアンネから予想していない提案をされて
   僕は少し驚きながらも首を縦に振る。

   その表情はまるでイタズラをしたがる子のようで
   不思議と、引き込まれてしまう。

   君が僕に執着してくれるなら、
   こんなに嬉しいことは無いのだから。



(-115) 西 2022/02/23(Wed) 2:21:47

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   そうしてお互い上は晒してしまい
   触れ合う時間も続く。

   アンネが何か願い事を言うのなら
   もちろん喜んで受け入れだってしたが
   果たしてどうだったろうか。


   好きな女性に触れるのはそれだけで
   身体を熱く昂らせる魔法なのだから。

   アンネに触れる僕の手は次第に
   情熱的にエスカレートすることにだって
   なってしまうものだ。


(-116) 西 2022/02/23(Wed) 2:27:07

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「ちょっと...いい?」


   熱に蕩ける頭で僕は君の名前を呼ぶと
   僕の膝を内股に挟み込む形で
   立ち膝になるようにその身体を抱き上げる。

   ちょうど僕の目線の高さには
   アンネの柔らかな膨らみがあって
   それも勿論恥ずかしくはあったけど

   僕の目線は、その下へと向いた。


(-117) 西 2022/02/23(Wed) 2:28:14

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   荒くなる呼吸を落ち着かないまま
   視線の先、下着に包まれたその場所を
   僕は熱っぽい指先で優しくなぞっていく。

   荒々しく触って痛い思いはさせたくない。
   こんなに昂っていても、アンネを想うと
   不思議と理性が働き頭がクリアになるんだ。


   それでも直ぐに物足りなくなってしまうのは
   君に対して欲張りになってしまうからで。

   僕はワンピースを捲りあげるとその裾を
   アンネの口元に持っていって。

   
(-118) 西 2022/02/23(Wed) 2:29:44

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「アンネ、ここ、咥えて。」



(-119) 西 2022/02/23(Wed) 2:30:53

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   そう囁いて君の答えを待つ。
   もしYESで答えてくれたなら。

   その時は君が隠さず見せつけてくれる
   女の子の一番大切なところを
   丹念に可愛がってあげることになるかな。*



(-120) 西 2022/02/23(Wed) 2:33:22

【独】 アンネロズ

/*
もうだめだ……(五体投地)
わからされてるの私じゃん……(二回目
(-121) alice0327 2022/02/23(Wed) 2:44:57

【独】 イングラハム

/* イングラハムくんも乙女ゲーみたいな事してるな...🤔
アリスさんの女の子PCとロルを回すと相手は皆乙女ゲーキャラになるバフがかかるのかもしれない。
(-122) 西 2022/02/23(Wed) 2:49:12

【独】 アンネロズ

/*
やりたいことさせてくれそうな間作ってもらってしまったしこれ壁になるなと思いつつ、こう……技量で介護されてる……
(-123) alice0327 2022/02/23(Wed) 2:52:53

【独】 アンネロズ

/*
技量とセンスとエモでリンチされてる気分ですね……。
(-124) alice0327 2022/02/23(Wed) 3:03:02

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 初めての私は、脱ぐものだって思っていたから。
  貴方の、このまましたいって言葉には
  思わず目を丸くしてしまうのよ。 ]



   
エドがそう、したいなら……
怒らないわ。

      
貴方がしたいことは私がしたいことだから。



[ でも、驚くだけで拒みはしなかったのは
  貴方がこの服を可愛いって褒めてくれて。
  もっとこの姿を見ていたいって
  貴方の気持ちを表してくれてるとわかってたから。


  まさか美しいとか、そんなことすら思われてるとは
  想像もつかないけれど……。
  声に出されていたら、
  いい意味で反応に困ってしまうはずだから。
  貴方の思いは貴方だけが知っていればいいの。 ]


  
(-125) alice0327 2022/02/23(Wed) 3:59:40

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 貴方に愛されて余裕のない私は
  それでも、質問への返答はきちんと聞き取ったの。
  初めてで、私だけが特別だと知れたら
  安心もするし、何よりうれしくて。  ]

  
(-126) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:00:04

【秘】 アンネロズ → イングラハム




   
私も……貴方だけに、 触れられたい……。



  
(-127) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:00:32

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ こんな姿を見せるのは貴方だけ。
  他の誰にも、私のこんな姿は見せないし
  見られることだってない。

  だから、制止なんてしないようにと思うけれど。
  敏感な場所を甘嚙みなんてされたら
  羞恥と快感でないまぜになった頭では
  上手く考えることなんて出来ずに、
  抗議するようにふるふると首を振ってしまうの。

  それでも貴方の手は止まらない。
  責め立てられるほど、快感が身体の中に
  たまっていくようで、しかもそれが
  下腹部へと流れていくような。
  下着が湿っていってることに
  この時はまだ気づいてなかったの。 ]


 
(-128) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:01:22

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ タイを引っ張ってしまったら
  痛かったり苦しかったりするかもしれないでしょう?
  だから、心配もしたけれど、
  優しく頬を撫でられて杞憂だったと知るの。

  貴方にどこまでも執着してやまない私は
  提案を了承してもらえたら
  嬉しそうに微笑んでみせたの。 ]

  
(-129) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:02:04

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ お互いに上を晒して。
  晒された貴方の素肌を優しく撫でていくの。
  ただ、触れるだけでも幸せで。

  
でも、悪戯したくもなるじゃない?


  さっき散々責め立てられた仕返しに
  私が貴方にされたのと同じように
  貴方の胸の先をクルクルと撫でたら
  どんな反応をされたかしら。


  
抗議されたら仕返し、って微笑みましょうか。 ]


  
(-130) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:03:43

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ でも、それだけでは飽き足らず。
  私は貴方の身体へと雨のように口付けを降らせるの。
  軽く触れるだけの口付けも。
  痕を残すような口付けも、どっちも。

  首筋からお腹の方まで貴方の身体を愛して。
  まだまだ、足りなかった私はお願いを口にした。 ]

  
(-131) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:04:17

【秘】 アンネロズ → イングラハム




      
エド、手をみせて……?



  
(-132) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:05:11

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ そうして貴方の手を取って、
  指先にひとつひとつ口付けを落としていくの。


  貴方の指先の傷が
  ただの切り傷じゃないのは
  近くで見てしまえばもう、明らかで。
  病院にいて世間知らずだった私だけど
  病院にいたからこそ知っていることもあるのよ。

  
そう、
自傷行為、
とかね。


  
傷をつけたのは私がいなくなってからのことだと。

  
貴方をよく見ていた私には

  
分かってしまうことだから。

  貴方が以前に感じたはずの痛みを
  傷跡は消せなくても癒したいと思って、
  祈りを込めるように口付けるの。 
  大切なものを扱うように、どこか恭しく。


  くすぐったかったりしても
  ちょっとは我慢してもらうことになったかな。 ]

 
 
(-133) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:07:16

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 触れ合いの時間が続けば続くほど
  お互いの身体は昂っていく。
  
  名前を呼ばれて、抱き上げられると
  貴方の目の前に膨らみを晒すような
  そんな体勢になった。
  
最初は意図をつかみかねていた私だけれど。 ]


  
(-134) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:08:01

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 下着越しに大切な場所をなぞられてしまえば
  その意図を身をもって思い知ることになるの。
  既に貴方に愛されて身体がぐずぐずに蕩けていたから
  下着は湿ってしまって、なぞられると水音がする。

  気持ち良くて、やめて欲しくはないのに
  そんな音がするのがたまらなく恥ずかしくて、
  私はいやいや、って子供みたいに首を振りながら、 ]


   エド、まっ……まってっ……!
   ふぁ……ん、おと、なるの……だめっ……



[ 必死で制止しようとしたの。
  制止が聞き入れられなかったからって
  私が何かできるわけでもないから
  貴方にとっては聞いてもきかなくても同じかもね。

  貴方に翻弄されて、恥ずかしい姿を晒していても
  どうやら貴方はこれでは物足りないみたい? ]


 
(-135) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:09:13

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
咥え……?ん……わかった……。



[ ゆらりと瞳を揺らして一瞬困惑して
  それでも、貴方の願い通りに、
  ワンピースの裾を食む。
  そんなことをすれば一番大切なところを
  見せつけるような形になるわけで
  私の頬はもう、真っ赤だったはず。
  だって、この後何をされるかも予想がつくから。


  それでもすべて受け入れたのは
  貴方に愛されたいって思いが強いから。 ]*


 
(-136) alice0327 2022/02/23(Wed) 4:10:41

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕は君を愛していたかったんだ
   それは紛うことなき利己的な欲求で

   君を愛することで
   喜びを享受しようなんて考えていた。


   我ながら馬鹿だと思うよ。
   こうして君に愛されるまで
   その喜びをすっかり忘れてしまっていたんだから。


(-137) 西 2022/02/23(Wed) 8:00:53

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   想いが寸分狂うことなく綺麗に重なる喜びを
   僕はこの瞬間を除いて、一度も味わうことは
   ないだろうと、そう思えてならないり。

   堪えきるにも限界があったのか
   首を横に振って刺激を抗議するアンネの背を
   逃がさないと、僕は強く抱きしめもして。


   アンネの身体に起こっていた変化は
   漂う熱気が曖昧に溶かしてしまったから。
   僕がそれに気づくのは、もう少し先の事。



(-138) 西 2022/02/23(Wed) 8:02:30

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   アンネに変化が訪れるよりも先に
   僕の下腹部が布地に押さえつけられて
   悲鳴を上げている。

   節操無しと誤解を受けないか心配にもなるが
   好きな女の子を前にした男なんて大概はこんなもの。
   言及された時には諦めて白状もしよう。


   しかも下腹部の悲鳴をさらに加速させたのは
   僕の素肌を晒したアンネの悪戯で。
   その瞬間、身体の芯の力が抜けそうになってしまう。

   
(-139) 西 2022/02/23(Wed) 8:03:31

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「くっ......、ちょっと、アンネ......」



   びっくりするじゃないか、と。
   そんな抗議を口にしようとしても身体は正直で。

   初めて出会った時、綺麗だと思ったその指先が
   僕の身体に触れているというそれだけの事が
   心地よくてたまらなくなってしまうんだ。

   
(-140) 西 2022/02/23(Wed) 8:04:10

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   けれどアンネに施されるのは悪戯だけじゃなくて
   まるで花を愛でるかのように僕の身体に
   柔らかな痕が装飾されていく。


   君の色香にあてられて
   すっかり汗ばんだ身体を愛されるのは
   なんだかむず痒くもなったりしたけど。



   それは快感とは違う、落ち着くような
   そういう部類の心地良さで。

   頭がふわりと浮いたような感覚の中、
   僕は君の仰せのままに、その手を、見せた。


   
(-141) 西 2022/02/23(Wed) 8:05:19

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕のこの傷痕は、戒めであり、記憶であり
   同時に罪悪感からの逃げ道でもあった。

   その痛みを二度と忘れないと違うその裏で
   この痛みで他の痛みを紛らわせていた。

   でもそれは結局本質的には
自傷行為
に過ぎず
   僕がやった事は、単なる無謀の象徴。

   文字通り僕の黒歴史であったからこそ
   君に知られるのは躊躇いがあったし、
   知られるならば君が良いとも思っていたんだ。



(-142) 西 2022/02/23(Wed) 8:06:07

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕を癒そうとその口付けをくれる君に
   僕が今どれだけ救われているものか。

   愛情の先にある淫らな混ざり合いの中で
   あまりにも清く礼節ある癒しのキスが
   くすぐったいなんて思うはずもなく。

   けれども、この時の僕の微笑みは
   きっと哀愁を漂わせてしまっただろう。

   君が死んでしまってもなお
   君に救われてしまうんだから。


(-143) 西 2022/02/23(Wed) 8:06:41

【秘】 イングラハム → アンネロズ



 ***

   アンネに膝立ちをしてもらった後のこと。

   アンネには言っていないだけで
   僕の身体はとっくに限界を迎えそうだぅた。

   それでも君に触れようとするのは
   君への気遣いだってあるけれど
   なにより、出来るだけこの時間を続けていたいから。



(-144) 西 2022/02/23(Wed) 8:08:53

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   伸ばした手が下着の布が音を奏でると
   僕はその意味を理解するのに数秒、手を止める。
   それから、アンネの瞳を覗きながらふわりと笑って。


   「よかった。
    アンネが、僕を感じてくれて。」



   そのまま下着越しに割れ目をなぞって。
   水音がよく聞こえるように、解していった。


(-145) 西 2022/02/23(Wed) 8:09:40

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   すると、アンネがイヤと首を横に振る。
   けどそれは拒絶ではなく、戸惑いなのだと
   僕は勝手にそう解釈することにして。


    「ごめんね、アンネ
     アンネがあんまり可愛いから

           指...止まんない。」



   下着を太腿まで下ろす
   直にアンネの中へと、指先を忍ばせて
   熱く絡まる

   肌を通じて僕の心まで満たしていく。


(-146) 西 2022/02/23(Wed) 8:10:29

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   君は僕の言う通りに裾を食んでくれる。
   そんなアンネは僕の本心に
   一体どこまで気づいているのだろう。

   そんなことを考える余裕はないままに。
   僕は彼女の中の肉壁を指先で優しくなぞる。
   中を広げるように指先の関節を曲げて
   時には入口の秘豆を指の腹で撫でながら


   「君の音色が聴きたいんだ。」



   そんなわがままを言いながら
   水音と共に漏れる
君の演奏
を僕は堪能し続ける。


(-147) 西 2022/02/23(Wed) 8:29:26

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   それでも、自分がそうお願いしたとはいえ
   アンネが自分の全てを見せつけるその姿に
   言いようのない、ゾクリと気分の高揚を感じる。

   熟れて紅潮した頬も
   素直に僕の言う通り受け入れてくれることも
   僕の理性を壊してしまうには十分すぎる。


   僕はもう耐えることが出来なくて。

   僕はアンネの手を自分の下腹部に誘導して
   もう限界であることを示すと
   アンネの指先を操るようにチャックをあけて
   テントのように張られた熱を剥き出しにする。

   それから、するりとアンネの太腿にかかっていた
   下着を片足だけ脱がせると。


(-148) 西 2022/02/23(Wed) 8:30:34

【秘】 イングラハム → アンネロズ



      「.....いい?」


(-149) 西 2022/02/23(Wed) 8:31:46

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   僕は君にそう尋ねて
   君の腰に手を添え、入口に発熱をあてがった。*



(-150) 西 2022/02/23(Wed) 8:33:53

【独】 アンネロズ

/*
これどこまで書いていいんだろうって悩んでたらもう昼……いや違うんですよ、綺麗に返してくださるから私が重ねていいのか悩んでるだけで返しにくいとかでは決してないんです……ひたすら私が自分の技量を心配してるだけで……
(-151) alice0327 2022/02/23(Wed) 11:56:04

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 膝にのっているわけだから。
  私が貴方の下腹部の変化に気づかないわけもなく。
  それでも何も言及しなかったのは
  私がこうさせたのかな、と思ってしまったからで
  そう思ってしまうともう何も言えなくなるの。


  あぁでも、私の悪戯がそれを加速させたのなら
  少しは貴方に仕返しが出来たのかな、って。 ]

  
(-152) alice0327 2022/02/23(Wed) 12:55:45

【秘】 アンネロズ → イングラハム



    
だめだった?



[ 正直に反応されて、嬉しかった私は
  してやったり、と言わんばかりに
  くすりと笑って見せるの。
  貴方の反応に気を良くした私は
  暫く指先で貴方に触れて悪戯を続けてた。 ]

  
(-153) alice0327 2022/02/23(Wed) 12:56:28

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 柔らかな口付けの雨は止められても
  やめるつもりなんてなかったけれど。
  貴方が受け入れてくれるから
  すこししつこいくらいに貴方の身体を愛して
  時折貴方の顔を見て、はにかんでみせるの。 ]

 
(-154) alice0327 2022/02/23(Wed) 12:56:56

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ お願いを聞いて貰えて、
  貴方の手を、貴方の傷跡をみたって軽蔑とか
  そんなことは決して思わない。
  純粋に、貴方が背負った痛みを思うと
  私まで胸が苦しくなってくるの。

  
  
背負わせてしまったのは、私だもの……。


  癒す資格なんて、本当はないのかも。
  本当は、別の誰か。
  貴方に真に寄り添える人に
  癒してもらえるのならきっとそれがいいはずで。

  でもね、私はわがままだから。
  どうしても、癒せるのなら癒したかった。

  
大切な貴方を誰かに渡したくなんて、なかった。


  
もう、生きて貴方の隣には立てないのにね。 ]


  
(-155) alice0327 2022/02/23(Wed) 12:58:40

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 傷を癒したくてしているのに。
  貴方の哀愁が混じった微笑みを見てしまっては
  困ったように眉下げて、
嫌だった?
なんて
  聞いてしまうの。
もう貴方を傷つけたくないから。

  
  貴方の返事がどうであれ、ごめんなさいを
  言ってしまいそうになるのを抑えるために
  半ば強引に唇を重ねて、言葉を飲み込んで。


  幸せな行為のはずなのに
  覆せない現実のせいでどうしようもなく切なくなる。
  せめて、せめて声には出さないように。 ]


  
(-156) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:00:17

【秘】 アンネロズ → イングラハム


 ***


[ よかった、なんて言われても羞恥は消せない。
  思わず首を振ってしまったけど
  それは貴方が察する通り拒絶ではないから。
  ごめんね、なんて言われてしまうと
  身体が反射的に反応することはあっても
  言葉での抗議は封じられてしまうの。

       もとより止めて欲しいわけじゃないから
            封じられても困らないけれど。 ]


 
(-157) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:01:16

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 下着を下ろされてきゅっと目を瞑ってしまったのは
  貴方が見ているって意識したら
  どうにかなってしまいそうだからで。
  
でも、それは結果的には悪手。

  閉ざされた視界の中で、蜜を溢れさせている
  秘所に触れられてしまえば、
  悲鳴にも近い声をあげてしまうの。
  貴方の指に絡まる蜜は動きを滑らかにして
  気持ち良さが増していく。

  だから言われるままに裾を食んで
  ただ快感に悶えている私は
  服を脱げば裾を食まなくてもいいとか
  そんな簡単なことには気づけないし、 
  まして貴方の本心に気づく余裕もなくて。 ]


 
(-158) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:02:41

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 中をなぞるような指の動きも
  広げるように指先を曲げられるのも
  知らなかったはずの感覚なのに。

  さっきは鍵盤の上で鮮やかに踊っていた
  貴方の指先が、今は私の中にあるなんて。
  そう思うと未知の感覚は快感へと変わるの。

  
貴方に触れられているから、きっとそう。 ]



   エ ド……、
   すき、ぁああっ、すき……。

  

[ 裾を食んでいたはずの口はいつの間にか外れて
  貴方へと
音色
を届けるの
  
貴方のわがままに応えてる?

  
ううん、結果的にはそうなのかもしれないけれど

  
もう、声も想いも止められないだけ。

  
  入り口の秘豆を撫でられると
  ぎゅうっと中が貴方の指を締め付けて
  より貴方の指を感じることになってしまって。
  甲高い嬌声が部屋いっぱいに響いたから、
  それは貴方を楽しませていたのかしら。 ]


 
(-159) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:04:57

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 全てを見られて、声も全部聞かせて
  中を丁寧に解されて。
  もう、ただただ、貴方が欲しかった。
  理性が壊れたのは私も同じで。   ]


   
ゆびじゃなくて……、ほしいの……



[ 耐えかねて強請ったのと
  貴方が限界だって示してくれたのはほぼ同時。
  操られるままに、チャックを開けて
  布地に抑えられていた貴方の熱を解放した。

  早く欲しくてたまらない。
  だから私は貴方の熱を握って
  何度か擦るように手を動かして。
  貴方のことを、煽るの。早く早く、って。


  冷静に考えれば恥ずかしいことをしてるはずだけど
  普段の思考なんて吹き飛んでいるから。
  そんなことすら気づかないの。 ]


 
(-160) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:07:24

【秘】 アンネロズ → イングラハム



    
ん……、きて……?



[ するりと下着を脱がされて
  片脚しかかかっていない下着はもう意味をなしてない。
  普通に脱ぐより恥ずかしいことになってるなんて
  そんなこと、もうどうでもよくなるくらい
  私は貴方が欲しかったから。
  来て欲しいって、伝えて。
  
貴方の熱を、中に受け入れるの。 ]


 
(-161) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:10:04

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
―――――っっっ!  

 

[ 貴方の熱をすべて受け入れると、
  充足感と、圧迫感でしばらく動けそうもなくて。
  倒れ込むように貴方へと寄りかかれば
  勢いがつきすぎたのか、押し倒すような
  そんな格好になってしまうの。
  でも、起き上がることも私は出来なかったから。
  顔を隠すように、貴方の胸元に顔を埋めてた。 ]


 
(-162) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:11:33

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 
痛み?

  痛くない、痛くないわ?
  
…………痛みなんて訴えたくないの。


  
だって、私、とても幸せだもの。

  幸せだけを感じていたいもの。
  痛いと言ってしまえば、
  心の痛みまで自覚しそうだから。
  理不尽な現実に泣きたくなるから。


  
だからね、痛くないのよ、平気だもの。 ]*


  
(-163) alice0327 2022/02/23(Wed) 13:12:36

【秘】 イングラハム → アンネロズ


 ***

   嫌じゃないと思ってくれてるんだ、と。

   そんな安心感があったのに
   言葉で抗議されることを良しとしないのは
   アンネが取れる手段をひとつずつ摘み取って
   君を振り回してしまいたいから。



   裾を咥えて僕に愛されているアンネの姿に
   僕は征服という新しい快感を覚えてしまった。

   君の中を味わう僕の指先に遠慮が無くなったのは
   そんな征服欲の体現だと言えるだろう。、


(-164) 西 2022/02/23(Wed) 23:21:37

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   淫らな水音を奏でながら続く演奏の最中
   アンネの口から裾が外れて落ちてしまえば
   アンネの恥ずかしい所は全て隠れてしまう。


   もう一度咥えて貰えばそれで済む話なのに
   それを言う気になれないのは、君が僕への愛を
   余さず言葉にしてくれているからで。


   僕は落ちた裾をまた掴むと
   今度はアンネの手へと差し出して。


(-165) 西 2022/02/23(Wed) 23:22:23

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「ちゃんと手で持って
      アンネの恥ずかしい所、見せて。」



(-166) 西 2022/02/23(Wed) 23:23:18

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   そう言って強引に裾を握らせる。

   そして裾を外してしまったことへの罰として
   アンネの秘豆と胸の先端を同時に摘み
   さっきよりも強めに撫でて。

   僕の言うことを聞こうとしてくれる事への
   感謝と愛情を、口付けで君へと返していった。


   その嬌声がより耳元で鮮明に聞こえると
   僕はもう、君を気遣うことなんて出来なくなる。
   頭の中は君と繋がりたいという想いでいっぱいで。

   だから君が僕と同じように強請ってくれた時には
   その愛らしさから思わず抱き締めてしまうのだ。



(-167) 西 2022/02/23(Wed) 23:24:11

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   荒く熱い吐息をそのままに
   アンネの手が僕の熱を包むと
   煽るように滑らかに擦り始める。

   このまま続けば直ぐに果ててしまうくらいの
   そんな快感に身を捩ると、アンネの瞳を覗き。


    「おいで、アンネ。」



   僕はアンネの手を自分の肩へと置かせて
   蕩けた君の秘部に自身の先端を宛てがうと

(-168) 西 2022/02/23(Wed) 23:25:33

【秘】 イングラハム → アンネロズ




    ゆっくりと誘導するように
    アンネに腰を落とさせて。


            熱く蕩けたアンネの中に
            僕の証を刻み込んでいく。




(-169) 西 2022/02/23(Wed) 23:26:57

【秘】 イングラハム → アンネロズ



    「.........っ.........」



   僕が大きな吐息を零すと
   締め付けられたアンネの中で
   僕の熱がもっと、と膨らんでいく。

   するとアンネが僕へと寄りかかってきて
   それだけ負担をかけていることが分かれば
   胸元に顔を埋める君を、僕は優しく抱きとめた。


(-170) 西 2022/02/23(Wed) 23:27:53

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   痛みがないわけ、ないはずだ。
   けれどそれを口にしないのは
   アンネが僕を想ってくれてのことだと
   そんな風にばかり考えていたこともあって。


    「びっくりさせちゃったかな?」



   そんな事を尋ねて、僕の形が君の中に馴染むまで
   僕はアンネに口付けを落とし、背中を優しく撫でる。

   それから時折アンネの首筋に舌を這わせて
   痛みが紛らうように撫ぜていった。


(-171) 西 2022/02/23(Wed) 23:30:04

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   幸せな感覚に包まれている中で
   僕は漠然と頭に浮かんでいた事があった。

   それは、ここに一生いればいいという思い。
   たとえ今、ピアノを教える子がいるとはいえ
   僕にとってはアンネの事の方が何倍も大切だから。

   けれどそれを願ったとして
   叶うのかどうかすらもわからないのだ。

   そうなったらもう、こんな機会は
   二度と得ることだって叶わくなってしまう。



(-172) 西 2022/02/23(Wed) 23:30:49

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   そんな考えに行き着けば

   僕は君との限られた時間を
   がむしゃらに貪ることしか考えられなくて。

   
(-173) 西 2022/02/23(Wed) 23:31:30

【秘】 イングラハム → アンネロズ




     「アンネ......!」



(-174) 西 2022/02/23(Wed) 23:32:04

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   君の呼吸が落ち着いた頃に
   僕は君の腰に手を回して
   打ち付けるように抽挿を始める。

   優しさも、気遣いも、何も無い。
   ただアンネが欲しいという願望だけが
   僕の身体を突き動かして

      君の華奢な身体と美しい心を、貪っていく。*


(-175) 西 2022/02/23(Wed) 23:33:00

【独】 アンネロズ

/*
赤チップ……ヒェッ……(語彙力)
その使い方はずるじゃん……
(-176) alice0327 2022/02/23(Wed) 23:45:46

【独】 アンネロズ

/*
イングラハムチップ本当にもう……好きオブ好きなので頭おかしくなっちゃいそうです、てかもうおかしくなってます()
推しチップが動いてるとおかしくなっちゃうよね……
(-177) alice0327 2022/02/24(Thu) 0:12:11

【秘】 アンネロズ → イングラハム


 ***


[ 咥えて居られず落ちた裾を差し出されて。
  差し出されなければ、
  自分から握るつもりではいたのに。
  強引に裾を握らされれば貴方の普段とは違う姿に
  どきっとしてしまって。
  
それに呼応するように、新しく蜜が溢れていく。

  
  そんな私への罰だと言わんばかりに
  敏感な場所を同時に摘まれて
  クラクラするような快感に
  身体が支配されていくのを感じるの。
  
貴方に征服されてるみたい、な。


  感謝と愛情の形も返ってきて
  大切にされているとわかるからこそ。
  もっと征服されてしまいたい、なんて
  欲が沸き上がってしまうの。 ]


  
(-178) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:04:03

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 繋がりたい、もっともっと貴方を近くで感じたい。
  そんな風に思っているから
  抱きしめられたのは嬉しくて、
  貴方への愛おしさも増して、ぎゅうっと抱きついた。

  視線を交わらせて、貴方に導かれるままに。
  ゆっくりと腰を落とせば
  貴方の証が刻まれていくことになるの。 ]


  
(-179) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:04:32

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 気遣うように声をかけてくれるエドに向かって
  私は目を合わせて小さく微笑んで。 ]


   うれしく、て……
   こんなに、いっぱいで、あつい、のね……?


   
エドは、……きもちい……?



  
(-180) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:05:16

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 貴方がどう感じているのかも訊きつつ
  痛みだけは口にしない。
  それは貴方への配慮がないわけではなかったけど。
  自分のため、なんて気持ちが大きくて。

  
こんな私が貴方に愛される資格、本当にあるのかな。


  優しく抱きとめられて背を撫でられて。  
  中で膨らんだ貴方の熱を少しずつ
  馴染ませようと息を吸っては吐くのを繰り返す。
  
  首筋に舌が這っていく感覚を感じ取れば
  確かに痛みは紛れていくのだけれど。
  身体が敏感に反応して力が入ったから
  ぎゅう、と貴方の熱を締め付けることにもなって。
  
ひぅ、
なんて声を貴方に聞かせてしまうの。 ]

 
(-181) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:07:00

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   
エド……うごいて…………?



[ そうして、私の呼吸が整った頃。
  小さく腰を揺らして貴方に強請ると
  欲のままに抽挿が始まった。

  欲しい、って。ただそれだけでいい。
  優しさも気遣いもいらない。
  ただ、求められていることが嬉しくて。

  愛おし気に、名前を呼ぶ。 ]

  
(-182) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:07:57

【秘】 アンネロズ → イングラハム




       
エド……っ!



  
(-183) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:09:24

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 圧迫感に慣れたって、貪るように動かれれば
  全く痛くないとは言えないの。

  
  あぁでもね。私そんなこと言いたくない。
  痛いだなんて言いたくない。


  この時間を少しでも長いものにしたくて
  心の痛みを今だけは見ないふりをしたくて
  傍に居たいと言えない苦しさを忘れたくて

  
  だから私は、そんな思いを全部、全部
  自分の中へと封じるように。
  余計なことを口走らないように 

  貴方へ口づけを強請るの。
  強請って、もらえなかったとしても
  強引に奪いに行くまで。
  深く深く、貪るように貴方と口付けを交わして。
  
  瞳が潤んでしまうのは気持ちいいからなのよ?
  
哀しいからでは、ないんだから…………。 ]


  
(-184) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:11:16

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   どうして、こんなに好きなのに傍に居られないの?
   どうして、こんな幸せがずっと続かないの?

   どうして、どうして。

   死にたくなんてなかった。

   
なんで私は死ななければならなかったの?


  
(-185) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:12:08

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   ずっと貴方とお話していたい。
   ずっと貴方の傍に居たい。

   ずっと貴方の演奏を聴いて。
   ずっと、貴方と笑いあっていたい。


   独りになりたくない。
   貴方を独りにしたくもない。
   他の誰にも渡したくない。


   
でもそれを願うのは、間違い。


   わかって、いるのに。
   覚悟をしなければ、別れの決意をしなければ。

   
そんな決意本当はしたくない、のに。


  
(-186) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:13:43

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ こみ上げる想いを全部封じ込めて。


  そうやってただ、快感を得ようとしていれば
  次第に気持ち良くもなっていくもので。

  何度も貴方の名前を呼んで。
  気持ちいいって言い続けて。


  
想いとともに、涙が一筋、こぼれていった。 ]*


  
(-187) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:15:54

【独】 アンネロズ

/*
シリアスで対抗しにいってるように見えるけど西さんが書かなくても自主的に書いてたのでこう……考えてること同じなんだなって((

最後の一文は想いを全部自分の中に閉じ込めようとしたけど出来てない的なそれですが西さんなら伝わってると信じてる(圧倒的信頼
(-188) alice0327 2022/02/24(Thu) 1:24:37

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   いくら馴染んでも初めてのことだ。
   けれどそんな考慮も水の泡に消えて
   乱暴な抽挿は続いてしまい。

   熱を帯びた吐息を漏らして
   アンネに自分を刻んでいけば
   まるで神経毒にあてられたかのように
   自分の身体が快感に麻痺していくのが分かる。

   どうせなら脳髄まで麻痺してしまえばいいのに
   なんでこんな時に限って、僕は察しが良くて...


(-189) 西 2022/02/24(Thu) 18:44:24

【秘】 イングラハム → アンネロズ



     君の涙に、気づいてしまったのだろう。



(-190) 西 2022/02/24(Thu) 18:44:52

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   
分かっていたはずだ。


   世の中の普通の恋人たちのような
   当たり前の未来なんて僕らにはないって。

   それでも僕はずっと目を逸らし続けて。
   君がその事実から目を逸らさず苦しんでいることに
   ようやく気付かされる。

   アンネと交わる時間は幸せだった。
   それはきっと君も同じのはずで。


   その幸せの先にある痛みが
   少しずつ現実感を帯びて襲いかかってくる。



(-191) 西 2022/02/24(Thu) 18:46:18

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   君が強請る口付けを拒むわけがなく
   互いの脳が酸欠で悲鳴をあげるくらい
   僕達の口付けは獣のように乱れる。

   それはもう、人間の求愛行動を通り越して
   犬のマーキングのようなものと同じ。


   アンネが快楽に慣れてきた頃合で
   僕はアンネの中から一度自分の熱を引き抜くと。


    「アンネ......少し、体勢...変えようか。」


   そう言って僕はアンネを抱き上げる。

   そしてアンネをうつ伏せになるように寝かせると
   君の許しも聞かないまま、上に覆い被さるように
   硬くそそり立つ熱をまた入口にあてがって。

   
(-192) 西 2022/02/24(Thu) 18:47:44

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   「アンネ.........。

    僕はこれから先
    君以外の人に恋はしないと誓う。


      僕の花嫁は、君じゃなきゃ、嫌だ。」



(-193) 西 2022/02/24(Thu) 18:48:39

【秘】 イングラハム → アンネロズ



     「だから、僕と結婚して欲しい。」



(-194) 西 2022/02/24(Thu) 18:49:39

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   その言葉と共に、アンネの返事も待たぬまま
   僕はまた君の奥深くへと差し込んでいく。

   君の涙が見えないように君の顔を隠して
   君の涙が聞こえないように僕はわざと
   大きな水音がなるように身体を重ねて、打ち付ける。

   先程は大きく鳴らなかった互いの肉がぶつかる音が
   この姿勢では無視出来ないほど大きくなり
   耳を済ませなければ、君の涙ぐむ声は、届かない。


   哀しみと悦びが渦巻いてドロドロに溶けた僕は
   アンネを貪るように奥へ奥へと押し付けて。
   シーツとアンネの胸の膨らみの間に手を忍ばせると
   その先を指先で摘んで弄んで。
   純白の蕩けた首筋や耳へと甘噛みを繰り返していった。


(-195) 西 2022/02/24(Thu) 18:51:30

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   死者と結婚なんて馬鹿げたことだって
   そんなことは分かりきっている

   叶わない夢を口にして
   それがアンネを追い詰めたらどうなる事か。

   分かっていたのに
   それでも言わずにはいられなかったんだ。



(-196) 西 2022/02/24(Thu) 18:51:59

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   アンネを責め立てる事と僕の興奮が高まる事は
   イコールで結ばれている。

   アンネの心の痛みを紛らわせたくて
   君を蕩けさせる為にオーバーなくらいの刺激を
   身体に添えてみせるのだが。

   そうすれば当然、その熱の先をアンネの中で
   びくびくと膨らませて。
   自分の体液で君の中を埋めつくしたいという
   強い欲望が心身を支配していくもので。


   それでもそんな予兆をアンネに伝えることはせず
   背中からぎゅうと抱き締めると。


(-197) 西 2022/02/24(Thu) 18:53:45

【秘】 イングラハム → アンネロズ



       「中...っ、出すから。」



(-198) 西 2022/02/24(Thu) 18:55:58

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   その言葉と共に、いままで以上の強さで
   君の中に僕の証を刻んで。

   アンネが口でも抵抗出来なくなるように
   そっと君の口元を手で塞ぐと。


    「アンネロズ...愛してるよ。」



   僕は告白と同時に、
   君の中に僕のすべてを、吐き出した。


(-199) 西 2022/02/24(Thu) 18:56:59

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   君の答えを聞かないように口を塞ぐのは
   言葉にすればきっと君の我慢していた痛みが
   流血を伴って君を蝕んでしまうと思ったから。


     何も言わなくていい

         なにも、応えなくていい。



   ただ僕の想いを受け止めてくれたなら僕は幸せだから。


(-200) 西 2022/02/24(Thu) 18:59:52

【秘】 イングラハム → アンネロズ



   ただ静かに、僕の差し出したヴェールを纏って
   世界にたった一人だけの、僕の花嫁になってほしい。


         きっとこれが、僕の最後のわがままだ。
*



(-201) 西 2022/02/24(Thu) 19:02:52

【独】 アンネロズ

/*
泣いた………;;
なんで死んでしまうん……??(元凶は私です)
(-202) alice0327 2022/02/24(Thu) 19:14:57

【独】 アンネロズ

/*
考えすぎて情緒が死んじゃった……
きもちがぐっちゃぐちゃすぎてそのまま書いたら日本語じゃなくなりそう()
(-203) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:11:09

【独】 アンネロズ

/*
西さんの綺麗な表現力についていけないんですけどぉぉ(台パン)
これは訴訟したら勝てる。
(-204) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:13:40

【独】 アンネロズ

/*
口ふさぐのずる過ぎないか?????
もうHPゼロだよ……(PCもPLも死んでる
(-205) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:19:21

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 強請った口付けは拒まれることもなく
  正常に思考できなくなるくらい
  息苦しくなってもなお唇を重ねて求めあう。
  何も、なんにもかんがえたくないから。

  このまま、ふたりでずっと。
  そんな願ってはいけない願いを
  考えてしまいそうだから、
  何も、考えてはいけないの。


  快感を伝え続けていれば
  一度、熱が引き抜かれて。なんで、と
  言いたげにあなたのことを見つめる。
  でもその答えはすぐに貴方が教えてくれた。 ]

  
(-206) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:51:39

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 息が上がって、何も言えなくて、 
  でも、貴方が抱き上げてくれると温かさを感じて
  それが幸せで、へにゃっと笑った。

  片方が温かいと思っているとき
  もう片方は―――――……。


  うつ伏せにされた理由をすぐには察せず
  硬い熱をあてがわれると
  ひくん、と入り口が反応して。
  いつ入れてくれるのか、なんて意識をしてしまうの。
  ぼんやりと考えていると。   ]

  
(-207) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:52:40

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   ……っ、ぁ、エド……。

       んんん―――――っ……



[ 返事をしようとして、奥深くに差し込まれると
  下腹部から全身に快感が巡って。
  顔が見えてないから気が緩んで、
  一粒二粒と、涙があふれていく。

  気持ちいいから、だもの……
ちがう、ちがう……。


  私がどんな想いを抱えていようと
  身体はどこまでも快楽に正直に反応してる。
  中はもう、蜜が飛び散るほどにぐずぐずに蕩けていて
  水音がさっきよりも大きく響く。

  気持ちいいのに、心は別の感情を訴えてる。
  泣き声と鳴き声が入り交ざってしまって。
  貴方に聞こえないようになんて配慮も出来なくて。 ]


  
(-208) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:54:34

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   っぁ、ふぁあああっ……
       ま、って……っ……うぅ……。



[ 泣きながら、それでも悦びの声も止まらない。
  貴方の指先が膨らみの先に触れて
  首筋や耳に甘嚙みされて
  中では貴方の熱が奥深くまで入り込んで蠢いてる。

  貴方の熱に絡みつくように中は反応して
  身体は私の思いを表してた。

              
離さないで、
って。 ]


  
(-209) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:57:12

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ あまりに過剰な刺激に頭がついていかなくて
  痛みが快感に塗り替えられていくのを感じる。
  
  
なのにどうしてかしら。涙が止まらないの。


  あぁ、こんなにもきもちよくてしあわせで。
  だいすき、あなたのことが、だいすきなの…。 ]


  
(-210) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:57:48

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 快感に体を震わせていたら
  貴方がぎゅう、と強く抱きしめてくれて
  温かさを分けてくれて。

  中に出す、の意味を理解する前に
  激しく貴方を刻まれるものだから。
  頭が真っ白になっていく。
  もうなにも、考えられないくらいに。 ]


  
(-211) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:59:01

【秘】 アンネロズ → イングラハム



     
〜〜〜っっっ!



[ 告白と同時に、中がびくびくと収縮して
  貴方に白く染め上げられていく。
  口をふさがれて、まともに声もあげられず。
  でも、
愛してる
って確かに気持ちは届いてるから。

  ぽろぽろと、貴方の手を涙が濡らしてしまうの。 ]

  
(-212) alice0327 2022/02/24(Thu) 22:59:40

【秘】 アンネロズ → イングラハム




      
答えてはだめ



               
応えたいのに。



   
(-213) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:00:30

【秘】 アンネロズ → イングラハム



    言葉にしたらきっと苦しいのは分かってる。
    でも言葉にしなくても苦しい、くるしいの。


    だって、貴方の気持ちに応えたいと思うから。
    どうしても、貴方に、貴方だけに……。


 
(-214) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:01:07

【秘】 アンネロズ → イングラハム



   あぁ、アンネロズは本当に弱い子ね。
   貴方はあの日から何も変わっちゃいない。
   決意をしようと思っても
   大切な人の言葉一つで簡単に揺らいで。

   別れたくない、って子供のようにわがままを言って。

   
何処までも貴方は愚かだわ。


  
(-215) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:02:12

【秘】 アンネロズ → イングラハム




   
ごめんなさい、エド。

       
私は貴方の気持ちをもう一度無碍にする。



  
(-216) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:02:49

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 何も言わなくていい、と貴方が気遣ってくれてる。
  
それは充分に分かってた。

  それでも私は、身をよじって、貴方の方に向き直り。
  
  貴方の頬を両手で包むと。
  触れるだけの、優しい口づけを交わすの。


               淫らな交わりの中、
         不自然なくらいに清廉なそれは
              貴方との誓いのキス。 ]

  
(-217) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:03:34

【秘】 アンネロズ → イングラハム




      
[ 永遠の愛を、誓う口付け。 ]



  
(-218) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:04:02

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ 唇を離して、
  今にも溶けてしまいそうなくらい
  淡い笑みを浮かべて
  私は、
最愛の人に、
最低な一言を。


  
貴方の花嫁に、なりたいからこその一言を。 ]



   エドワード……。
   貴方のことを、誰よりも―――――。


  
(-219) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:05:26

【秘】 アンネロズ → イングラハム




         
あいしてる

       
( そばにいて )



  
(-220) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:06:21

【秘】 アンネロズ → イングラハム



[ この言葉に隠した秘密にどうか気づかないでほしい。
  お願いだから、気付かないで。


  気付かないで、気づかないで、きづかないで……。 ]


  
(-221) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:07:09

【秘】 アンネロズ → イングラハム




    
どうか―――――……。



  
(-222) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:07:48

【秘】 アンネロズ → イングラハム





気づいて。*  
(-223) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:08:58

【独】 アンネロズ

/*
怪文書作っちゃった;;
大丈夫かなこれ………自信ない……もうむりだ……(そして迫るエピ
(-224) alice0327 2022/02/24(Thu) 23:17:26