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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 聞き終えた後に溢れたのは、 ]



  …………………どうして?

 
(55) 2022/12/18(Sun) 5:46:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 震え漏れる囁き未満の問い。

 まるではじめからそうであったかのように、
 そうであると識っていたかのように、
 わたしたちクリスタベルと変わることなくベルへと
 語りかけてくる。

 世界を嫌っていただろう彼が
 箱庭よりも世界を選ぶと言う。

 自ら選んだ世界選択より、
 ベルに着いていくと言う。

 差し伸べられた手を拒絶したのに、
 傷つけたのに、…… わたしたちクリスタベル
 そうするように、親愛を傾けてくれる。 ]
 
(56) 2022/12/18(Sun) 5:47:36

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  どうして……?


[ 欲しい答えを求めるように繰り返す。
 わからない。言葉に出来ない。
 ベルナハト
 あれ程焦がれた名前を許されて、
 嬉しい筈なのに胸がどうしようもなく苦しくて。

 提案の意味にすら思考が及ばない、
 堪えたいのに溢れそうになる涙に揺れた声は
 それでも漸く愛しく想う名前を紡いだ。 ]



   …………………ナハト



[ かそけき声は彼を引き留めただろうか。 * ]
 
(57) 2022/12/18(Sun) 5:49:14
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/18(Sun) 5:51:25

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 告解を受けても彼女という水面は穏やかだ。>>26
 咎める理由はない、と答えを聞けばそっと安堵する。
 それでもはじめましての時よりも、
 変わらぬ姿勢で受け止めてくれるための誠意を感じた
 のは私の気の所為だろうか、なんて場違いに思う。 ]

  
  薬のことは、嘘偽りなかったよ。
  きっと”わたしたち“の嘘を守り通す為には、
  色んな嘘があったかもしれないけれど、
  それだけは本当。
  貴女の優しさを裏切るようなことは、誓って。


[ と、いつかのように宣誓を返して。 ]
 
(58) 2022/12/18(Sun) 11:03:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 独白のように始まる彼女の説得>>28には、
 彼女自身の大切なたいせつな願いが込められいる
 ものだから、ささやかな微笑みと共に謝罪される
 のに合わせて苦笑いを返すしかなくて。 ]
  
  
  ……手厳しい、なあ。
  今だって頭痛で倒れそうな患者に、
  もう少し手心を加えてくれたっていいのに……

  そんな風に、言われたら………
  何もかも、なんて言えなくなっちゃうのに。


[ 貴女が仮に才能と性質を容れる器なのだとして、
 それらを取り払ったら何も残らないなんて。
 そんなことは絶対にないと言えるから。 ]
 
(59) 2022/12/18(Sun) 11:04:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ でもわからない。たとえそうなのだとして、
 今もこんなにかけがえのない思い出の筈なのに。
 他の誰かのもののように感じてしまうこれが
 崩れた後に残ったものなのだとして。
 彼にも私にも一体何の意味があるんだろう。

 私のものじゃない。私は私に何も許さなかったから。
 大事な借り物を抱いて一体何になれるというんだろう。
 考え事ばかりが増えてしまう。苦しいばかりなのに。

 やめてほしいのに差し伸べられた希望に縋ってしまう ]
 
(60) 2022/12/18(Sun) 11:05:19

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ どうしても諦められないものを、追ってしまう ]

 
(61) 2022/12/18(Sun) 11:05:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  …………世界は終わるのかな。


[ 屋敷にも漣のように広がる混乱は、
 今こうして立っていると感じられる。
 何かが始まり、終わろうとする足音。

 他の『証持ち』の選択は知らない。
 ただ漠然とそうなるものなのだろうと思っていたけれど。

 彼女は自暴自棄な私が選択しようとしているものを察して
 くれている。
 そして彼女自身は異なる道を選ぼうとしている。
 ……私が、まだ未練を残すその道を。 ]
 
(62) 2022/12/18(Sun) 11:06:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼の人物評にはちょっと笑ってしまった。
 素直ないい子なんだけどなあ。
 ……だから好きになった、とはちょっと違うけれど。

 きっとこの洋館で初めて出会って、縁ある証持ちである
 以上の繋がりがなくて、『恋人』と証の名で呼ばれる関係
 だったとしても、好きになっていたと思うから。 ]
 
(63) 2022/12/18(Sun) 11:07:12

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
  …………わかった。

  アリアが貴重な時間を傾けて話を聞いてくれたから。
  私がたとえ何を選んだとしても、
  アリアはそんな私でも友達だと思うのを許してくれる
  って、諦めないことにするね?
 

[ ちょっと狡いかな? なんてはにかんで。
 でも貴女はささやかな我儘もそうでないことも>>25
 許してくれたから。

 約束の印、といつかのように手を取ることを許されたなら
 押し頂くように握り締めて、祈る。>>2:173

 互いに一番じゃないなら想い合えないわけでもなく、
 唯一ではなくても互いに必要なものを分け合えるふたり
 だったのだと願っていたくて。 ]
 
(64) 2022/12/18(Sun) 11:07:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>36嬉しかった、と言ってくれれば、
 私も、とこの時間の全てに感謝を返した。


 去り際の彼女の言葉に、暫く揺れる蒼衣を見送ってから
 振り返れば、前科>>2:173のある愚患者への配慮>>2:127
 があって。
 ああ、やっぱり何でもお見通しだね>>2:236なんて
 場違いに破顔するしかない。 ]


  ……ありがとう。
   先生の処方は本当に優しいね。  *
 
(65) 2022/12/18(Sun) 11:08:02
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/18(Sun) 11:14:14



[ 彼女が大切にしているものを、

          どうか、奪ったりしないで。 ]


 

 
  わたしの退場を望む声が大きかったから、
  処刑される事が決まった。

  どうやら立ち回りを間違えたらしい。
  わたしは数の暴力と無関心に殺される。
  けれど、それでよかった。
  気紛れで、成り行きで、そんな半端な気持ちで
  あなた以外の『特別』や
  『その他大勢』になどなりたくなかった。

  友がわたしを止めるべく
  わたしを手に掛ける可能性だけを
  最期まで懸念し怯えていたけれど、
  あの子はわたしを最期まで信じていた。
  「最期まで信じてくれる」と
  信じられなかったわたしの事を。

 
『ほんとうは全部わたしじゃない』


  ほんの一言、泣き言を零せば
  生き延びる道もあっただろうか。
  共にこの結末に抗ってすらくれただろうか。
 

 
  何の縁も無いひとに
  何故だかいつの間にか焦がれてしまった。
  焦がれているだけで良いと思った。
  それしか赦されないと思った。
  だから最期まで口を閉ざして
  秘めたまま死ぬことにした。

  最初は何の形にするつもりもなかった感情は
  あっというまに抱えきれなくなって
  溢れそうになって初めて『太陽』にだけ打ち明けた。
  どうして『太陽』だったかはわからない。
  望む形で上手く受け留めてくれる気がしたから。

  『ある日、『悪魔』が
  『愚者』を殺してしまいました』
  衝撃を受けた。きっとみんなとは違う意味の。

  『愚者』最初に死んだ子『悪魔』最初に殺した子の関係に憧れた。

  欲しかったものが明確に形になった瞬間に感動すら覚えた。
  或いは叶わぬ望みを葬る棺を漸く見つけた
  安堵だったのかもしれない。
  ああ、これでやっと終わりに出来ると思った。
 

 
  話せないことの多い感情を無理に暴く事なく
  『太陽』は望むときにはやさしく寄り添ってくれた。
  誰にも内緒にしてほしい。
  その約束を守った侭あの子はいなくなった。

  『星』には如何しても言えなかった。
  友達だったからこそ。
  後ろめたい感情だったせいもある。
  けれどそれ以上に
  あのこはわたしにとってずっと一番の仲良しだったから。

  突然零番目ができてしまったその事実が
  わたしとずっと一番の仲良しでいてくれた
  あの子と積み重ねた時間を裏切るような心地がして。

  それまで話せない事なんかなにもなかった『星』にも
  誰にも、ずっと秘めていた。
  それが余計に苦しかった。
  それでも。
  『星』にだけはどうしても知られたくなかった。
  

 
  足掻けど結局、最期まで願いは何一つ叶わず、
  それこそがわたしにとっての絶対であると
  望む事すら否定された心地がして
  憤るより嘆くより悔いるよりらだ虚しくて。

  夢を見続ける努力にすり減った頃に
  寄り添ってくれるあの子を喪った。
  自分を慰める日々にもう疲れてしまって
  すべて投げ出してしまいたくって
  生き延びることなど叶わなくて良いと思った。
  きっと生き延びたとてわたしは諦めきれず
  性懲りもなく愚かな行いを繰り返す。

  たったひとりに殺される為に。
  叶わないと本当は解っている癖に。

  殺される事が叶わないと理解してしまったら
  それなら逆に、いっそこの手で、と
  望むでも、願うでもなく、
  無理矢理叶えてしまいそうな衝動から
  必死に目を逸らすのももう限界だった。

  終ってしまいたかった。
  終わりにしてしまいたかった。
  あの子が信じてくれる友だったわたしのまま。

  だからこれは自殺みたいなものだ。
  ある意味望んだ終焉のかたちだった。
 


 
  『だからどうか、きみだけは
  わたしの"望んだ結末"を否定しないで。
  理解出来ずとも受け入れてほしい。

  これでやっとらくになれるんだ。
  祝福してくれよ、友達だろう?』



  何を今更。
  たとえあの子が赦したってわたし自身が
  あの子をもう一度友と呼ぶことを赦せなくて。
  それでも最後まで友で居ようとしてくれた
  あの子の為にと自分自身を偽った。
 

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 「知ってた?」 >>72

  いつから?
  
 ……思い巡らすまでもなく、
 あの日>>1:83が切欠だったに違いなくて。

 崇拝のように愛していた『完璧』などないと知りながら
 偽物の一人芝居の傍に居て、
 それでも何も言わず傍にいてくれた ── ?


 どうしてかはわからない。
 けれどあの時>>1:298、“わたしたち”にと大事な決断さえ
 委ねて、差し出された手を振り払ったのに、
 今、“私”にもう一度その手を差し伸べてくれている。

 ベルナハト、それこそが彼の答えだ。 ]
 
(91) 2022/12/18(Sun) 18:17:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[  であるならば、
   向き合うのはベルであるべきだ ]


 
(92) 2022/12/18(Sun) 18:18:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>73ほぼ図星を突かれて、それでも決壊前の涙を
 無理矢理押し込めて、「泣いてない」と強がる。
 ノックの音、扉の先に指先を合わせるけれど
 こんな顔は見せられない。>>1:312
 

 ……深呼吸をする。

 一つの音、一人分の呼吸。 私だけがここに在る。 ]
 
(93) 2022/12/18(Sun) 18:18:31

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  ……箱庭には行かない。
  こんな風に作っておいて、
  生まれる前から絶望を与えておいて、
  愛してるだなんて言う人のところになんて
  死んでも行かない。


  …………世界も、どうなってもいいと思ってた。
  ナハトが箱庭を選んで嫌いな世界をなくしたいと
  思うなら、世界と一緒に消えたいと思ってた。
 
(94) 2022/12/18(Sun) 18:19:06

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
  …………駄目だね、私。
  こんなに近くにいたのに、
  あなたのこと何ひとつ見えてなかった。

  “わたしたち”も“私”も、
  あなたの優しさに甘えるだけで、
  ナハトに沢山の気持ちを貰ってばっかりで、
  あなたがどんな気持ちで私に向き合ってくれていたか
  知りもしないで傷付けてた。
  さっきだって、自分の為にあなたを傷付けた>>1:315
 
(95) 2022/12/18(Sun) 18:19:51

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ねえ、ナハト。
  完璧じゃなくて、嘘だらけでな私でもいいの?
  傍に居て、名前を呼んで、
  誕生日のお祝いをしてもいいの?

  ……私が『恋人』でなくてあなたが『悪魔』でなくても
  あの日を運命だったと思ってもいいの?

  
[ 迷い込んだ夜色の黒猫をナハトと呼んだあの日を。

 “わたしたち”はもういないけれど、
 あの日初めて感じた嬉しさですら本物じゃなかったけど。

 あなたが温かくしてくれた気持ちを分けたいと触れたのは
 それだけは本当だったから。 * ]
 
(96) 2022/12/18(Sun) 18:20:53
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/18(Sun) 18:23:09

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/18(Sun) 18:23:47



  …………え、


[ 初めに、鈍い衝撃があった。
 咄嗟に、己が過ちを悟った。
 焦燥が、刃を抜き取らせた。

  眼前が、赤く、赤く
まった。



     ぬるりと指先を伝うそれはひどく
あたたかく

     やがては錆びた鉄の狂おしい匂いに満ちて
     足元は瞬く間に
一色
で染め上げられ
     取り落とした凶器をも容易く呑み込んだ。]

 




   ──あ、  ぁ、あ

    
  あああああああああああああああ!!!!!!!




[ 蒼褪めた顔が此方を見つめていた。
 何事かを口にしようとして、動かなくなった。]

 



  どう、し、て


[ 殺めるつもりなどなかった。
 どれほど折り合いが悪くとも
 殺したい程に憎んだことは一度足りともなかった。

 語らえば語らう程に諍いを生じ
 近付けば火と油の如く反発し合う我ら
 であれば無理に接することもない。

 距離を置くことで平穏が保たれるのならば
 それもひとつの共存の形だと、]



  どうして…………!!!


[ 神様は、わたしに罰をお与えにはならなかった。]

 


[ そうして悟った。
 狂い出した歯車はもう止まらないことを。
 
 『愚者』が『悪魔』に殺された日から
 言い知れぬ怖ろしい予感があった。
 あのひとも、あの安らかなひとときも
 皆の揃う箱庭ももう永遠に戻っては来ない。

 ──ごめんなさい、神様
 ごめんなさい、『運命の輪』

 ごめんなさい、『隠者』


 わたしが生きていてはゆくゆく
 あなたにも災いが降りかかってしまう。

 わたしがもっと早くこうしていれば、
 わたしはもっと早く、こうする私を殺すべきだった。]

 





         
              ごめん、  ね



[ 天高く振り翳した刃を
 胸元へと、一息に振り下ろした ]**

 

[『平等』の定義がはっきりしていたならば。

 『正義』はあんなにも、迷わずに済んだことだろう。

 神は『正義』に、『平等たれ』という役割を与えたくせ、

 肝心の『平等』の定義を示しはしなかった。

 その『平等』を形作ることを、神は『正義』に求めた。

 ……そんなもの、
     神でもなければ定められようはずもないのに。]

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 黙想 ──



[ 言葉の一つ一つを、そっと息を詰めて受け取る。

 クロに叱られたらしいことに目を丸くしつつ、
 傷付いていたとしても許してる、>>135
 と言われれば今すぐにでも夜色の髪を撫でて何度でも
 謝りたいのに少しも動けなかった。 ]
 
(183) 2022/12/18(Sun) 23:11:37
 




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