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7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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セレン。
君が俺を知る事で何が変わるかは分からない。
だけれど、君が眠りにつく前、話をしよう。
巻き込んだ私が唯一君に出来る罪滅ぼしだ。
[ 男の勝手な事情を少年に押し付けた代わりに
男は彼の願うひとりぼっちじゃない夜を提案する ]
それに私にとっても悪い話じゃない。
先の見えない漠然とした生よりも
ほんの僅か光る粒を手にする方が、幸福だから。
[ 彼にとっては何気ない発言であっても
人の子により赦される可能性を男は見出し
どうしようもなく賭けてしまっていたから ]
紅茶、美味しかったよ。
薔薇に苦い記憶ばかりだったけれど
ほんの少し懐かしい気分だった。
今日はもう部屋におかえり。
君も来たばかりで疲れているだろう。
ゆっくり、おやすみ。
[ その言葉を皮切りに大人しかった狼が立ち上がる。
彼の表情は見えなかった
ただ、静かに全てを察したように狼は彼に連れ添い
男はゆるりと別れ際に嘯いた ]
……セレン。
君の気持ちは嬉しいよ。
君は優しい人だと、思う。
それでもどうしても、駄目なんだ。
生きたいとは、思えない。
……忘れられないんだ。
[ 薔薇の香りが立ち込める場所で
自分の顔を覆って、瞼を閉じる。
扉が閉じられるその時まで ]**
[眠った彼は随分と扇情的な格好だ
自分はというと、日本人だというのに
きっちりと眠るとき用のカッターシャツを着込んで
長ズボンも身に纏っているが
一方彼はというと。健康的な焼けた肌、
鍛えられた筋肉が浴衣の間からちらりと、
いや割と多めに露出している。寝相が悪いから仕方ないね
そんな恋人を見て、何も考えずに
無心に眺めていられるほど、枯れてもいない享年20代
だから。指だけでいい
触れたらあとは1人籠って妄想で熱を散らせばいい
そう考えて、君の指を咥える
金属を扱う、指腹分厚いひとさしの指
含めばぞくぞくと背を駆ける、背徳感
愛し気に舐めて、ちゅ、と音を奏でて離したなら
その場を去ろうとしていた。トイレに向かうために
夢とうつつを彷徨う、眠っているはずの彼
それに気づかれぬとばかり、思っていた
思って、いたのに
]
[ 聞こえた声に。つかまれた腕に
一瞬、悲鳴を上げそうになった
気づかれた。氷塊が落ちるような心地だ
体の奥が疼くことなんて
後回しになるほどの、動揺だ
ただ。行くなということばに
抗うことなどできはしない
その言葉は、本心か?寝ぼけているだけではないか?
不安はある。自分とて女を抱いたことはあるが
男は初めて、なのだから
正直本(小説)でしかやり方は知らない
今川のにもうちょっと聞けばよかったか
戦国武将って一部の例外覗いて、衆道は嗜みらしいし
彼自身が異性愛者でも、部下の体験談とかで
知ってそうでは、あるし
などと現実逃避しかけても、
彼の口から零れ落ちる本音を聞けば
嫌が応にも隠し切れない慾が、鎌首を擡げるのだ]
まって、クガネ。それ以上。
それ以上煽られたら。私は。
[お前に無体を強いてしまいそうで怖いのだ
大事だからこそ、かくして、押し込めていたし
姿形などささいなことで、
無理というより、君を抱きつぶさぬかに心配はある
浴衣の君に欲情している時点で
無理かもという心配は杞憂なのだけれど
言質はとったとばかりに、背に投げかけられし言葉に
振り向き、君の体の上へと
自身の体を移動させようか
所謂、褥に押し倒したような格好に]
――― 耐えておったと、いうのに。
ほんに、君は誘い上手、だ。
[時間をかけてとは考えていたけれど
それすらできぬほどに、思いが通じ合ったのなら
触れたくて暴きたくて貫きたくてたまらぬ
そんな男の性に、気づいてほしくはなかったが
受け止めてくれるような声聞けば
それを見せてしまうことに、惑いはあれど
止めることなどもう、できはしない
潤んだ瞳を晒す眦に口づけて
小さく、教えてあげよう。と囁く
水泳の時の様に、君自身が快楽を感じて
乱れ啼くまで
だからほら、視線をもとに戻せとばかりに
浴衣の襟元より武人の手は彼の胸元へと侵入する
慎ましい飾りを、指で捏ね、先端を摘み
芯をぷっくりとがらせるまで、指の腹で擦って]
”これ”よりも
君にとって恥ずかしいことを、しても。
良いのなら。
教えてあげる。
[煽られた慾は、封を切られて
潤んだ眼と対照的に、此方はぎらりとしたものを
孕んで、煌々と輝いている
ちらりと見える鎖骨に口づけ
足の間に体を、割り込ませた私は
もう片方の手で彼の雄へと、下履き越しに触れる
西洋人のものだ、更に2メートル超す巨人のものだ
とても、でかいだろうが(基準は日本人のモノである)
それがいとおしい、といわんとばかりに
掌で、そっと撫でるのだ**]
[ 彼がどれほど己の欲を、心をオレのために
殺していたのか。
"愛"の自覚がオレよりも早かった分、きっと
長く焦らし、待たせてしまったかもしれない
今宵、オレが無垢であったなら
貴方は遠慮なく自分の欲を押し殺す方を選んだのだろう ]
[ ――そんなの、公平な"愛"じゃない
己が未知を前に怯えて良い理由にはならないのだから
(知らない自分へ作り変えられるような予感を、怯えを
力の限り、抑え込んで)
]
[ 確かに寝ぼけてはいた
でも、それは逆に言えば、理性で押さえつけられていない
心からの欲望の発露でもある。
彼の迷い、思い巡らすその背を
己は自分の意志で、確かに押したのだ。
――大事にしたい、という想いと
己の欲のまま染め上げたい、という願い
一見理性的にたじろぐその瞳>>Dに
隠しきれない獣
の色を覗き込めば ]
( 嗚呼、ぞくりと身体が歓喜に震える )
[ 今この瞬間、皆に慕われる先生は
ただオレだけのものだ。オレだけを見てくれている
……"独占欲"なるものの名を
己が知るのは、もっと後の出来事だ
]
へへ、しろさんに褒められた…
[ 丁度押し倒されたような形で
暗闇の中でも慣れた目ではっきり、彼の狙い定める瞳に
嬉しそうに笑みもしたか
――今まで随分、我慢させてしまった。
だから、彼の心の赴くままにして良いのだと
眦の口づけに擽ったそうに身じろぎながら思うのだ。]
んっ、それ、くすぐってぇ……
[ 羞恥に逸らした意識は、胸元に突如走った
くすぐったいような感覚に強制的に引き戻される
――膨らみが特にないような胸でも
突起は男にだってついている。
それでも気持ちよくなるのか?と当初は疑問に思うばかりだった。
実際は……やはりくすぐったい。
くすぐったいのに――その中にぞくぞくとした
仄かな快楽を見出してしまう。
それをごまかしたくて、必死に声を抑えようとする ]
[ ただ、その抵抗も快楽の前には儚すぎるものだ ]
は、はずかしいの、か……?
[ どんなに逸らそうとしても
そのぎらぎらとした眼光に魅入られれば何もできない
――これ以上はみっともない姿を見せてしまう
完全に覚醒した意識で、理性的に迷うのは一瞬 ]
ひっ……!
[ 鎖骨に柔い衝撃
そして、己の下腹部に電撃走るような
ぞくぞくと欲促すような衝撃を
己のモノを、まさか愛おしげに撫でられるとは思う筈もない!
]
う、あ……
[ 確かに大きさで言えば巨人族なこともあって
普通の人以上のものではあるだろう
――それ以前に、こうして誰かに触られたことなど全くないのだ。
ダイレクトに快楽へ直結するような場所に触れられてしまえば
……元より、本能に生きる快楽主義的な怪物が己の半分だ。
理性の壁が保たれる方が、ずっと難しい ]
う、ん。
シロさんの知ってること、全部教えて、
ほしい
[ こくり、と頷き
どこか熱に浮かされたような表情で
また、彼からの教授を、愛を、欲を
すべて受け入れようと、手を広げて *]
![](./img/closure/107.png) | ふは、そうだろ? 昔は施設の庭の見えにくい場所に 秘密基地とか作って遊んでたな。 院長先生にはバレバレだったけど 知らないフリしてくれたりして。 [懐かしいな、と目を細める。 年頃になってくると、弟達は 妹達と遊ぶのをやめていたっけ。 それで喧嘩をしていたこともあった。 全部懐かしく愛おしい思い出だ。 それが自分のせいで全て焼けて失われても 自分を責める思い出にはならなかったのは 幸いとも言うべきことだろう。 ] (73) 2019/04/13(Sat) 16:24:38 |
![](./img/closure/107.png) | それは俺も思ってた。 ここはそういう店なのかもしれないな。 初めて来たし、よく分かんねぇけど。 ま、そんなことはいいじゃん? つうか、最上さんはあんま 好きじゃないかもしんねーけど、 雪って名前、俺はいいと思うよ。 綺麗だと思うし。 [軽く笑いつつ、そう告げる。 名前ってのは自分が気に入るかどうか みたいなところもあると思っているし、 あまり女性的だとかそういうのは 気にすることじゃないと思う。 >>@7萩原さん、そう呼ばれれば”悠人でいい”と返す。 それは苗字は捨てたと思っているから。 知らない人の苗字を便宜上名乗っているだけだ。 かの恋人に教えなかったのが良い例だろう] (74) 2019/04/13(Sat) 16:24:51 |
![](./img/closure/107.png) | [そして話は彼女の悩み相談へ。 結婚する、という発言には少しだけ目を見開いた] へぇ、若そうだと思ってたけど 結婚するような歳なんだ。 呼び方は自由って言っても流石に 嫁入り前の女性を名前では呼べないな。 [思ったより歳が上なのか、 それとも早くに結婚するのか。 定かではないが、話した感じ しっかりした印象もある。 どちらかと言えば前者のような気がした。 それにしても、聞けば聞くほどに 彼女の弟と幼馴染みは黒だな と思う。 誕生日にラブホ、なんてのは 定番すぎるくらい定番だろう。 おそらくその”まーくん”の誕生日祝い だったのではなかろうか。] (75) 2019/04/13(Sat) 16:25:06 |
![](./img/closure/107.png) | 聞いた感じだけど、まーくん?って 割とモテてたんでしょ? それでも幼馴染みを優先したり 甘やかすのは、そうしたいからじゃない? 俺も、下の子達が多かったから分かるけど 世話焼きはすぐ甘やかしたくなるんだよ。
まーくんだってそんな馬鹿じゃないだろうし 自分のことはちゃんと自分で決めるんじゃない?
[これでどうか誤魔化されてくれないだろうか。 と思うのは、やはり2人が彼女に 何も告げていないのが理由だろう。 折を見て告げるかどうかまでは分からないが あまり探ってやるなと思ってしまう。
ついつい弟クン達の味方になってしまうのは 自分も恋人が男だからだろうか。 でもあの子は気にしない気がする。 なんて思考を巡らせつつ。]
(76) 2019/04/13(Sat) 16:25:23 |
![](./img/closure/107.png) | ……年下なんてそんなもんだよ。 昔はただのお姉ちゃんが、 いつの間にか大人のお姉さんになるんだ。 態度だって変わるだろうし、 いつまでも無邪気に呼んではいられない。
[寂しいのは分かるけどな、と 頭に手を乗せようとしてやめた。 この人も子どもじゃないんだから。
うちの歳の近い弟妹達もいつの間にか 呼び方が悠兄から悠人くんに変わった。 それは、成長の証だと思っている。
しょうがない。 されどそれで済ますのもちょっと寂しい。 兄姉なんてのはそんなものだろう]
(77) 2019/04/13(Sat) 16:25:39 |
![](./img/closure/107.png) |
[話をしたら少しすっきりしたようで、 悩む顔がなくなった姿に目を細める。 そして代わりにとばかりに聞かれた悩み事。 うーんと首を傾げて考える]
俺は、特にないかな。 恋人も可愛いし。
[出した答えは特になし。 さらりと惚気も混じえてそう告げれば、 最上さんは?とそちらに話題を回した]*
(79) 2019/04/13(Sat) 16:26:04 |
[ ひたひたと続く足音に追従する獣の気配は、
酷く冷たい城内では優しく、故に孤独を知った。
おやすみ、と続いた言葉に笑えただろうか。
少なくとも不出来な表情ではあったと思う。
強張っても、歪でも、笑うことに意味があった。
扉を閉める間際の悲哀に彼の為だけの希望を残してから、
過去に縫われた男の前から姿を消すことに ]
ねぇ
[ 囁きを灰色の狼へ落とす。
狼を恐れることなく寄り添いながら双眸は遠くへ、
居場所のない城の中を歩く足音も、消えそうな程に儚く。
言葉を理解するとは知らないまま、
部屋へ辿り着くまでは問いの言葉を宙に浮かせていた。
勿論、狼を部屋から追い出すことなど在ろうはずもなく、
招き入れ、クロゼットの前へと歩きながら ]
化け物だから殺すだろうって……
ニクスさまはぼくがそう思うって考えたのかな。
[ それとも生き残るためになら、だろうか。
生き延びるために何でも――
想像し得る限り、どこまでもする心算だった。
齟齬は恐らくそこなのだろう。
贖罪のために殺されることを望んだ彼と、
この手で誰かを殺すことまでは浮かばなかった、
世間知らずで無価値だった己との、絶望的な差 ]
もしぼくが彼を殺せて、ひとりになって。
それからきみはどうなっちゃうの……?
[ 古城の主が消えたと知れれば大人が群がり、
そこに富があるならそれを得ようと、
贄の代価とばかりに奪いに来るのは想像に難くない。
居場所がない子供など大人にとって無力なものだろう。
けれど村の悪辣さを知り得なかった夜の怪物に、
それを知らせることなどはしないと決めている。
眼と、声と、たったそれだけ。
それだけが誰かに似ているらしい我儘な生贄に、
あんな忠告をする優しい主には決して。
どうでもいいと投げ捨てられるならともかく、
これ以上、塵であっても彼の重荷となるのを避けるために。
少なくとも、今それを伝えても意味がないのだと、
忘れられないと溢した想いの重さを知れば当然で ]
森に帰るのかな。
それともあの人が死んじゃったら、
きみも死んじゃったりする……?
[ 借りた上着を脱いで皴を伸ばし、
衣装掛けに吊るして選んだ夜着は一番シンプルなもの。
バスローブも脱ぎ捨て夜着に袖を通して、
それでも未だ夜の空気は冷たくて小さく震えながら]
おいで。名前を、あげる。
終わりまでの間だけだけど、きみの名はね……
[ 柔らかな寝台へ滑り込む。
燭台の灯はつけたままベッドの隅に寄って、
狼を空いた場所へと誘って、その首に腕を巻き付けて。
毛皮に顔を埋めて無防備に瞼を閉じた。
人ではない気配も、鋭い牙も恐れないどころか、
その感触に安堵の息を漏らし、稚くくすくす笑う ]
[私の愛は献身に似ている
自分よりも相手が幸せであればいいと
唯、ただ思って。触れたいのに触れられず
いとおしいのに、それを伝えるのに時間を要して
心を殺すことも慣れているので
そこを気にする必要など、なかったのに
公平さ、なんて求めていなかった
ただ。君が何時か手を伸ばしてくれる日が来ればよい
そんな風に思いながらも、触れることだけでも
許してほしいと思って、いた
だから多分。私の中の獣は飢えていた
悟られたくなくて抑圧するほどに、強く強く
君を求める様になっていて
嗚、自分の心なのにままならぬ]
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