151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「よかったな」
「先に殺しといて」
どういう理屈かはしらないが、今まで聞こえていた声は届かない。
エラーだか何だかは知りやしないが、どこかしらに通じてるのだけは理解したから、淡々と伝える。
た際の感触が、
どれだけ経とうと消えやしない。
『チュリリリ』
『ピッピ』
『チュ』
鳥は少人数の特別ライブの話を覚えている。
持ち主が開催しない事はないだろうとの楽観視をして約束を取り付けてくれなかったから、伝える事が出来なかった日の為に、こうして歌を練習している。
あなたが悲しむだろうから、鳥はその部屋に行かない。
持ち主もそれは理解していた。
だからこうしてあなたがロビーに置いた帽子の上で、これが必要になる時が来るまで守っているのだ。
あなたの歌が好きなのに、それを歌う喉も、手も今失っていることを鳥は知らない。
『ピ、ピ』
『ジュリリ』
『ちゅぴちゅぴ』
鳥は知らない事だらけだけれど、
知っている事がひとつだけある。
持ち主は、直接人を殺した事がない。
正確には、"止めを刺す"と言う行為を行った事がない。
それは実力とタイミングもあったが、彼の意図がそうしているのを知っている。
最も大切な
が隣で崩れ落ちた時も、敵を討つことができたのに。
最後まであの人は銃口を引かなかった。
鳥は、彼の引き金がどれだけ重いものか知っている。
だからこうして、あなた達の慰めに、
鳥はあなた達にだけ聞こえるこの歌を歌いたい。
「つかドゥルドゥル床作戦さ〜ミズガネをハメね〜?」
死んだ直後の相手にやる鬼の提案だ!
作戦名もダサい!
「
」
まだ声出ないけど神妙な面持ち。
「
私は無差別派なのですが、たまには……
」
しかし全然止めない。
「んじゃ決まりな!」
あ〜あ〜決まっちゃったよ!
「もうアイツのこと許したし〜遊ぶのに丁度いいよな!」
う〜ん逆効果。
「
多分ミズガネさんも私と同じ感性だと思いますがねぇ…
」
果たして遊びと捉えてくれるかな!?
「しかける方やりてぇかな?でもさ〜3人でやんのは多くね?」
仕掛ける側のほうが好きそうかもしれないけれども。
「
そういうことではなく
」
「
あぁいやでも……
」
「
他の方に仕掛けた方が、洗えるから楽しいんじゃないです?
」
こっちもこっちで、多分違う。
「たしかに!」
「んじゃオレはデロデロ係、オマエは絵の具係、ミズガネは洗い係!
丁度いいじゃねえか!」
丸くおさまった。たぶん。
もう団子持ってこよう団子。
もちもちしながら悪巧みしよう。
「ミズガネさんには計画を話さなくてもきっと洗ってくださいますし……私達で進めればいい話ですね」
the・不親切。
「どの辺に仕掛けましょう?人が沢山通るところがいいですよねぇ」
ここはもちもち部屋となった。
ミズガネに相談なしは頷き賛成。サプライズが大事だよな!
「ロビー前だろそりゃ!メシ食うやつもあのへん通るしよ!」
めいわく!
もぐ……としているときは喋らない。飲み込んでから喋る。
よって、テンポ悪め。
「やっぱりそうなります?私もよく通りますし。
ただ、仕掛けるタイミングが難しいですよね。誰もいないとき、誰にも見られず……」
もぐ……しているときもフニャフニャ喋っているが、結局言い直すことになっているのでテンポが悪い。
「いないとき〜……ものすげー夜?ものすげー朝?そのへん?
見られねぇようにあのへんまでの廊下通せんぼしとくか?」
ラップバリケードでも植物バリケードでもいいけど、この先になんかありますと言っているようなもの。
もち……もち……因みにこれは紫color団子。
「皆様の活動を考えると、物凄い朝の方が人通りは少ないでしょうか。
通せんぼ……バレそうですねぇ……片方見張りにして、もし人が来たら世間話で時間を稼ぐ、とかの方がいい気がします」
せっかく二人いるんだしね。
ではふもそぢごが食べているのは灰color団子。
「ダメか〜〜!
んじゃあ見張りで時間稼ぎ作戦!オレ時間稼ぎ得意だぜ!見張りやってやろうか!」
ほんとかなぁ。
「何味ですかそれ。黒胡麻?」
「
本当ですかぁ……?
」
この男、貴方のことを乗せられやすそうな人だと思っているので、時間稼ぎに信用ないぞ!
「……と言いますか、よく考えたら、貴方じゃないとドロドロできないじゃないですか。貴方設置役ですよ必然的に」
「石だと思うぜ」
んなわけない。がこの監獄の調理場のことだからなぁ。
「
ホントだって!
えーでもドロドロ係やんなきゃか。じゃあモンクロおしゃべり係になっけどさ〜いける?」
「石食べるんですか貴方」
でもこの監獄にいるしな……食べる子もいるしな……。
「勿論ですとも、口は達者な方ですよ一応。
最悪、強制的に睡魔を与えます
」
本当に最悪。
「は〜?石は食わねぇよ、石味っつーことだよ!」
喜んで食べそうな子もいるね。
「天才じゃね〜!?ガンガン寝かそうぜ!」
最悪だろうと絶賛する。
囚人トークでしかないよ。
「いつやる?つかもうやろうぜ、どいつもこいつも寝てんだろいま!」
「それはそれで、石を食べたことあるんですか?になってしまいますが……」
あるんですか?
「今ですか、……時間的にはいいですね、しかしミズガネさんまだ死んでるのでは……?」
生き返ったことを知らない。顔を見てないので。
「……
まぁいいですか、やりましょう
」
「……そう言われりゃないな?たぶん」
すべてをフィーリングで話す男。経験すらもあやふや。
「えぇ〜〜アイツまだしんでんの???
まあ
洗いてぇやつ出てきたらつられて生き返るんじゃね?
」
知らないけど、つられて生き返ってほしいと思う。
「よ〜し!位置につけ!オレは……
隠れてやるぞ!
」
バレたときはバレバレになるぞ!
「適当ですねぇ……」
石味も、つられて生き返るのも。
「ハイハイ、見張りしますね。誰か来たら……まぁ適当に合図します」
がんばろう!
『あとドロドロするだけ!』
もうすぐできる!もしくはできた!
なんと最初の犠牲者もしくは足止めはミズガネになりそうだ!(好きな時間にしてね。)
『お早めにお願いします。終わったら速やかに連絡のちお隠れくださいね』
あ!誰か来たような口振りだぞ!
『もう終わる!』
使っている植物をペキペキ折る音がそっちにも届いてる!
『ちょっと、音聞こえてますよ、異音ですよそれ!
もう少し静かにできません!?』
仕方ないね。
『終わったら速やかにお隠れくださいね!』
もう一回言った。念のため。
趣向を変えて和の鳴き声。
「…今回は、派手にやったみたいですね。問題ありませんよ、主命を果たしていれば」
自分も元気よく遊んだし…との内心を見せずにカップを傾ける。
『かくれたぞ!』
隠れることに関しては大丈夫!ばっちり!
仕掛けもやらかした!
「
」
貴方の優雅さを真似てみたけど、なんか違う感じになったかも。
さておき。
「えへへ、たのしかった! 次は、トリガーあそぶばん?」
「……はぁ……酷い目に遭いました」
髪がびたびたしっとりのまま。
タオルは肩にかけてるけども。
「投票、どうします?……そろそろごきどばぉさん危なそうな気がしますよ」
「ん〜〜オツカレ!大成こ……」
ぜゅあぇふはもちろん頭は自然乾燥派。
デロデロになったけど大変楽しかったので、もうそれはそれは大満足の様子で……
「とうひょう……………………………………………、
投票!!!!
」
明らか忘れていた声を上げた。このまま何もいわれなかったら自分に入れちゃってたよ。
「
やべー!!!
どうしよ!なんも話してなくね?
どこ票はいんのかぜんぜんわかんね!」
ふぃおへでさんの髪、セットがすごく難しそうだよね、と思ったとかなんとか。
「
忘れてましたね?
……確かに何も話してません。
今生存が7人……私達の2票じゃ心許ないですし、どこかに便乗できればそれに越したことはないんですが……」
「前回は割とルヘナさんに入っていましたが、今回入るかと言われると微妙でしょうし……うぅん」
実は毎日苦労している。それでもこの形だけは守っているのだ。
「…………………」
沈黙が答えだ。
「ルヘナ集まんねーかな?なんかこう〜〜集まり顔……」
「あ?生きてるやつ少なくね?
なんか……ヴェルクとかいつ死んだ?」
そしていまさら生存者リストを確認している。
これまで処刑しか確認していなかったので。
「つかオレ死んだら明日終わるかもしんなかったりする?だいじなとこ?」
のこりの狼の数、ぜんぜん知らない。ウサギさんが生存者にいるかどうかも知らないしね。狼が生きててウサギさんも生きてるともしかするんだけど。
ポリシーなんだな……そう思うことにした。毎日同じ髪型なので。
「ヴェルクさんは…、2日目、初めの襲撃で。
……そうなんですよ、狼さんの数は分からないです。ただ、宴運営……看守長様辺りから誰を殺さないように、という指示もないですので、下手したら2体とも生き残っておりますね」
ぽつぽつつらつらと呟いて。そして。
「ただ狼が全て残っていたとしても、
明日終了はないです
」
この男、兎が誰か知っている。
/* 日付ガバガバマンよ。最初の襲撃は3日目だわ。心の目で修正して頂戴……!!
「
ないかぁ!
」
はっぴーになった!
「終わっちまったらヤだもんなぁ!オレ死ぬのもヤだけどさ!
じゃーなんも考えねーでびんじょー先考えりゃいいわけか。
…………………」
あっ、話がはじめに戻った……
「……集まりそうなやついなくね?」
自分を客観視していないので自分は除いていた。
「……つか死んだのマジで気づかなかった……もっとギャーッ!て叫んで死んでくれ」
/*最強の心の目を持っておりますわ!安心してくださいまし!
「できるだけ長く遊びたいですもんね。せっかくですから」
「………どうしましょうか。本当に」
困ってしまった。集まりそうな人がわからない、本当に。
「
レヴァティさん危なくないですか?
」
一人以外は、心当たりがない。
一人以外は。
「……まぁ、確かに、死んだのがわかりやすい方が……いいですかね」
ほんのちょっとだけ、歯切れ悪かった。
「
オマエも危ねぇんじゃねえの!?
」
生存者ひいてはオレたちのピンチ度は平等のはずだろ?と言いたいのだが、現実は……
「だいこんニアは!?だいこんだぞあいつ!」
一回だけね、一回だけ。
「私は一度も相談時に名前を挙げられていませんので」
自信、割とある。
確率は、同じでも……。
「ニアさんは……嫌がってましたねぇ、一度お薦めしてみたんですが」
本人の妨害に遭いそうな。
「なぁんでェ」
たぶん主謀者か?と聞かれて答えるか答えないか、そういうとこに運命の分かれ目が存在している。
「ニア言わねぇと集まんねぇか?でも言ったやつ
殺す
とか言い始めるぜアイツ。
ルヘナもいれるっつったら言ったやつに入れそうだよなぁ?
もしかしてさぁ……あっちにしろとか言うと逆効果なんじゃね?」
十分にこの可能性はあるし、観察から得た学びがある。活かせないだけ。
「じるばふださんが素直すぎるんですよ」
もっと別な理由はある気はするんだが。
そう、この男も意地は悪いのだ。隠しているだけで。
「そうですねぇ……こっちに敵意向けられては困ります。でも相談に全く口を出さないのも、ですよね。
シャトさんであれば私、理由のでっち上げ出来ますよ。個人的な感想になりますが……」
口先だけはそこそこ達者な男である。
「そうしましょう。また遊んで決めてもいいのですが…」
「そういえば、反乱分子がいましたね。あの方にしましょうか」
投票先の候補に自分を挙げていたキエを選ぶ。
「えー素直……」
やっぱりピンと来ないのだった。
「ふんふん……ん!
できんの!
頼む!
んでシャトにいれたらいい!」
そして作戦は頼り切りになる。
「……シャトさんを話題に出すより、これニアさんに乗っかっちゃって良くないです?
しれーっと投票しちゃいません?」
あ!話し合いに乗り遅れた人だ!
「なんなら私ずっとニアさん推しですし……」
「いや、シャトさんも推せるんですけど……」
凄く嫌な推し方!
でも処刑は派手な方がいいと思う。
「それより、私そろそろ狼さんにガブッとやられそうで怖いんですよね……もし一人になっても頑張ってくださいね、
ぱむさでしさん」
「丁度いいじゃん!ニアな!」
「てかオレ、シャトつられて欲しかったんだけどなんだっけ……まあいっか」
指食べられたからだよ。思い出したら恨み再燃する。
「え!一人じゃ作戦練られねぇじゃん!
気をつけて避けろ!
」
無茶を言う。
「はい、ではニアさんに投票……完了しました」
「おや、そうなんですか?次二人とも生きていたらシャトさんに入れましょうか」
恨みは全然全くこれっぽっちもないが、投票はできるぞ!
「狼さんに狙われた時点で終わりですよ。無茶言わないでください。
まぁ貴方が吊られる可能性もなくはないんですが……
」
がんばろうね。
「………ヴァレット、聞こえていますか」
「万が一に、私が彼らに選ばれ、そして殺されるとなったら…」
「貴方を呼びます。私を喰らいなさい」
「…大丈夫、もしもの話ですよ」ふ、と穏やかに笑む。
「なんかあっちこっちバラけそうじゃね?平気かもしれねぇな!」
死者が加わってるからそう見えるだけかもしれない。
がんばろうね!
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