120 【身内RP】森奥の工房 2nd【RP】
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[でも、あなたが肯定してくれて
必要としてくれるから
清らかな水が押し流してくれたかのように
今はとても爽やかだ。
悪戯っぽい笑顔で見つめられた瞬間
心臓のあたりが絞られるように
きゅっとなって
(あぁ…、 堪らなく好き
だ、)
唐突に自覚する。
もう、ずっと焦がれていたのだと。]
[気づいた途端、
爆発でも起こったみたいに
想いが一気に膨れ上がっていく。
その燃え上がる炎の中に
あなたが、愛している…と
深く真っ直ぐな愛情を注いでくれるから
更にもっと燃え盛り、
生まれた上昇気流に乗って
どこまでも炎の柱が立ち昇っていく。
知りたい
触れたい
愛したい
その想いを察してくださったかのように
手が導かれて
滑らかな肌に吸い寄せられる。
ああ、駄目だ。溶
ける。]
[そこに聞こえた言葉が
あまりにも予想外で───]
え、っ… 伴侶、?!
[思わず、眼鏡の奥の目をまんまるにして
聞き返してしまった。
いや、だって… こんな、こんな…、]
ツァカリ様のような
誰もが憧れを抱く魅力的な方と
私が、…だなんて、
そんな大それたこと… 本当によろしいんですか?
[思いがけない僥倖に、
更に訊ねずにはいられなかった。]*
[チューリップのように色づく彼は
一層かわいらしく
何日でも眺めていたくなった。
ほうら、また一つ見つけた。
彼はどれだけ自分を魅了したら
気が済むのだろう。
魅力的な人だと言いふらしたいし
自分だけが知っていたら良いとも思う。
恋とは不思議なものだ。]
[そんな浮かれた気持ちのまま
掴んだ手を引き、
厚く硬い胸板の上に導いた。
胼胝のある彼の掌は
それでも甘美で
酒が回ったときのように
ふわふわとした心地になるが────、
彼は訊ね返して来た。]
[パチパチと瞬きを繰り返す。
恋人以上しか触れぬ所へ触れ
恋人以上しか知らぬことを知りたいと
伝えていた。
彼もまた同じ想いと確認していたものの、
彼の中ではイコール婚約と
結びついてはいなかったらしい。
婚前交渉をしない我々とは
生まれた場所も価値観も異なるのだから
それも当然かもしれない。
────否、そもそも、
唇云々も正しく伝わっているのかどうか……。
ときに、挨拶でキスをする国もあるという。
彼の生まれが何処かまだ知らないが、
スキンシップの認識が異なれば
自分の想いが伝わっていなかった可能性はある。]
[彼の言葉は本心だろうか。
光栄なことを言ってくれているけれど、
何れにせよ、己は──……喜ぶことができない。
]
……
彼奴らが抱いているのは憐憫だ
[向けられる憧憬の全てを嘘だとは思わないが
ささくれた心が自嘲気味に小さく漏らした。
そうしながら、胸の上に置かせていた手を浮かせた。
必要以上に触れ合っていいのは
伴侶となることを認めて貰ってから。]
何も大それた事はない
貴殿と添い遂げたい
一人の人間が此処に居る
ただそれだけだ
同じものを食べ、口づけを交わし
共寝をして朝を迎えたい
死が二人を別つその日までずっと
貴殿はどうだ?
……俺をそういう目で見ることは出来ないか?
[目を真っ直ぐに見つめて告げるが
訊ねる表情は寂しげなものとなる。
魅力がないと袖にされるのならば良い。
徒人として扱われぬことにも慣れた。
ただ、想う人にだけは
そうされたくないと願ってしまう。]
[斯様なことを思う自分も存在したのだ。
つい先刻まで自覚したことがなければ
今も昔も
誰の目にも見せたことがない。
彼には全てを見せると誓った。
全てを愛して欲しいなどとは言わないが、
ただ、受け止めて貰えたなら────…。
こんな己を知られることが
怖くないと言えば嘘になる。]
[手首の辺りを掴んだままの手は
互いの顎の間にある。
込める力は最低限のもので、解くのは容易だ。*]
[驚く私を見て、
あなたも驚いているようだったから
慌てて、理由を付け加えたのだけれども。
それを聞いた途端、
雰囲気が変わっていく。
呟く声にも力が無くなってしまって、
(憐憫?…、って
え… どうして急にそんなことを?)
内心おろおろしながら、焦って考える。]
[彼らは慕い、敬愛し、
本当に大切にしている様子だった。
大事すぎるあまり過保護に関わろうとして
あなたに鬱陶しがられていたけれど、
あれは、憐れまれていると
感じていたからなのだろうか?
それとも、自分の知らない何かが……?]
[そこまで考えたところで
触れさせてもらっていた手まで外されて、
ますます狼狽しながら、
あなたの言葉に必死に耳を傾けた。
寂しそうな声と表情に
胸がぎゅぅっと締め付けられる。
先ほど感じたものとは違って、痛くて苦しい。
大切なひとを
傷つけてしまったことへの
後悔と、自分への怒りが渦巻くけれど
それは後だ。
もう、二度と失言はできない。
感情に任せて
言ってしまうのではなくて
もっとちゃんと考えなければ…、]
[大それた事ではないと
否定したのは
そう思われたくないからかもしれない。
でも、私は…
自分に自信がないせいで
無意識に隔たりを作ってしまっていた。
ツァカリ様とその他大勢。
その、大勢の中に自分が含まれるような
そんな言い方をしてしまって。
あなたは、
ひとりの人間として寄り添おうとして
手を伸ばしてくれているのに
自分は……、]
[決意を秘めた瞳で見つめ
あなたの心に届く言葉を懸命に探しながら
声にしていく。]
長くなるかもしれないですが、
どうか、最後まで聞いてください。
先程は、誤解させてしまうような
言い方をしてしまって、すみませんでした。
ただ、ただ、本当に嬉しすぎて…
どんな風に聞こえるのか
考えることもできないくらいに
舞い上がってしまって、
すごく大切なあなたを傷つけてしまった。
後悔で、胸が痛いです…、
私はツァカリ様の倍生きていて
もう32歳になるのですが、
お恥ずかしい話、
こんなに誰かを好きになるのは初めてで。
惹かれてしまってどうしようもないし、
いつも一緒にいられる
仲間の皆さんが羨ましくて妬ましくて
独り占めできたらと考えてしまうこともあるし、
あなたに触れる妄想を…
して、しまう時もあります。
なので、
あなたのおっしゃる”そういう目”で
ツァカリ様のことをずっと見ていたし
今も見ています。
結婚できるのは、本当に嬉しい。
自分は、家族と呼べる人と
過ごした記憶が、ほとんどないので…
あなたの伴侶になって
家族になって
命が尽きるその時まで共に過ごせるなんて
夢のようです。
あなたのその綺麗な目で見つめられたいし
私の目にも映っていて欲しい。
ツァカリ様は、神様が妬んで
腕を欠けさせたんじゃないかと思うくらいに
すごく魅力的です。
片腕を失わせたくらいでは
あなたの魅力を損なわせることは
出来ていないですけどね?
本当は腕なんか作らなくても
今のままで
十分すぎるほど美しくて、凛々しくて…
ああ、なんだか…言いたいことが多すぎて
まとまらなくなってきました。
とにかく、
あなたは私にとって
ものすごく特別なんです。
遠くから見つめたい特別ではなくて
誰よりも近くに居て
大切にしたい、たった一人のひと。
だから────…
[そこまで言うと、
そっと解いてあなたの手を優しく掴み
自分の胸元へ導こうとする。
少しでも望まないようであれば
無理に触れさせることはせずに自分の手だけを
己の胸に重ねて。]
ツァカリ様、
天に召されるその日まで
どうか、あなたを愛
させてください。
家族で営む生活も
恋しい人とすることも
本で読んだ知識しかないので、
最初は、理想的な伴侶では無いかもしれませんが
努力を惜しまないことを誓います。
[今度は私から、精一杯の求婚を。]*
[彼が狼狽していくのが見て取れて
胸がざわつくのを覚えた。
そんな顔をさせたかったわけではない。
仮令世界中を敵に回したとしても傍にいて欲しい。
そう思えるただ一人からの返事を静かに待ち、
長くなるかもしれないというそれに
ああ、と頷きを返すと、耳を傾けた。]
[彼の先程の言葉には、傷ついたというほどでもない。
大勢を助け頼られ手足を作ってあげられる彼だから
好きになったのではない。
言われてみれば、そんな彼を得たいと願う己は
とんでもない贅沢野郎なのかも知れないが。
彼が己に装具を作ってくれなくても、
彼が誰に頼られることのない人間だったとしても、
きっと己は彼を選んでいた。
他人からの評価など、どうでも良いのだ。
彼にとって価値のある人間でいられたなら、それで。]
[32、と聞けばパチリと瞬いた。
想像していたより上だ、勿論何歳でも構わないけれど。
それから、自分の耳を少し疑った。
Wこんなに誰かを好きになるのは初めてW
好き。好き。俺を好きだと言ってくれたか?
────言ってた。
ああ、なんて威力だろう、ヤバい。
バクンと心臓が跳ねて、飛び出してしまいそうだ。
頬が薄桃色に染まっていく。
しかも、はじめてと。
俺もそうだが、俺の倍も人生のある彼がまだ
誰にも心惹かれずに居たとは。
都合の良い考えだけれど、
自分との出逢いを待ってくれていたように感じてしまう。
否、WこんなにW好きになったというのが初なだけで
それより低度の好意はあったのやも知れぬが、
いまWこんなにW好いてくれているというのが重要だ。
嬉しすぎて、人の形を保っている自信がない。
この先の彼のW好きWが全部欲しい。
ああ、やはり俺は贅沢野郎だ。]
[惹かれてどうしようもないのは己もだと
叫びたくなったが、なんとか耐えた。
仲間たちが妬ましかったとは、驚きである。
家族であるから、好きも嫌いもなく
傍にいるのが当たり前なもので。
だが彼がそんな風に思っていただなんて、
かわいすぎて、愛おしすぎて、
どうしたら良いのかわからなくなる。
どうもせず、行儀良く話に耳を傾け続けるのだが。
物理的な独り占めとは考えたことがなかったが
悪くない気がする。あとでよく考えてみよう。]
[────俺に触れる妄想、とは。
……彼の頭の中を覗きたくなった。
想像の中で彼は、どんな風に俺に触れてくれたのだろう。
想像の中の俺は、どんな顔をしていたのだろう。
────…羨ましい。
想像した、彼の想像の中の自分には、妬けてしまうけれど。
今もずっとWそういう目Wで見ていると告げる
彼の視線の先で、全身が火照る。
……少し、気持ち良くなってしまって、瞳を揺らした。
ああもう、目線だけで、どうしてこんなに。]
[結婚できるのは本当に嬉しいと、彼は言った。
────結婚。できる?
結婚してくれる、らしい。
本当に? 俺も……、嬉しい。
彼には、家族と過ごした記憶がほとんどないという。
早くに亡くしてしまったのか、
いても関わって貰えなかったのか──、
何れにせよ、寂しい思いをしてきたのかも知れない。
小さな彼を想像すると胸が痛くなり、顔を歪めた。
俺は貴殿に何が出来るだろう。]
[綺麗な目なんて言われると照れてしまう。
ずっと見ていたいし、見ていて欲しいのは俺も同じだ。
神が妬んでこの腕を欠けさせたとは……、
彼は、なんてロマンチックで、
顔に似合わず背信的なことをいうひとだろう。
彼と出逢う機会をくれたのだから
その神は恋の神だろう。
けれど矢を射るのは俺の方が上手いし、
彼を射止めたのは俺自身だ。
神の好きにはさせない。]
[そうだな、だけどほんの少しだけ、
彼は間違っているかも知れない。
美しく凛々しいとは光栄だけれど
今のままで十分すぎると認めて貰えたからこそ
己はいまの肉体への執着を捨てられる。
俺の欲しい言葉をくれる彼こそが俺の神。
その彼に与えてもらってこそ
完璧で至高の俺が産声を上げるのだ。]
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