14:30:16

人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


【人】 オリト シア

―― SASANKAへ ――

[旅行から帰ってしばらくは仕事に追われた。
旅先で買ったお土産は、同僚たちにはまずまずの反応を貰って。
「旅行どうだった?」と尋ねられたら「
すっごく楽しかった!
」と間髪入れずに応えた。
留守の間に溜まった書類をこなしていく。

SASANKAへ行くようになってから外食費が嵩んでいるから、
残業は前よりも少し多くするようになった。

いくらかの軍資金を貯めて、書類の山となっていた束も崩せた頃。
今日は久々にSASANKAに顔を出せそうだという旨のメッセージを彼に送る。

SASANKAに行くのも、彼に会うのも旅行以来だから心が弾んだ。]
(76) 2021/05/26(Wed) 14:11:47

【人】 オリト シア

[残業もそこそこに切り上げて、私服に着替えてSASANKAへと向かう。
旅行中に付けられた首筋の痕は、大分目立たなくなった。
おそらく注意してみないと気づかない程度には。

夏が近づいているから、蒸れる首元を出したくて。
髪を纏め直して、サイドに束ねて蝶に巻きつける。
今日も紫の蝶が、髪に揺れている――。

SASANKAまでの道なりを、逸る気持ちを抑えて歩いて。
ようやく見えてきたうさぎのシルエットに「久しぶり。」と再会の挨拶を。
迎えてくれた感謝に指先でしっぽを撫でてから扉を潜った。*]
(77) 2021/05/26(Wed) 14:13:56

【人】 オリト シア

[店内に入れば、すぐに彼が見つけてくれた。>>79
久しぶりに聞いた彼の声が相変わらず優しくて目尻が緩む。]

 こんばんは。

 え、そうですか?
 最近、ちゃんと食べてなかったからかな……。

[彼に言われて頬を抑える。
確かにここ数日、帰りが遅かったからスーパー残り物になったお惣菜や、チンするだけの冷凍パスタなんかで食事を済ませてしまっていた。
体重計にも毎日乗っていたけど、最近はサボっていたから体重の変動には気づけない。
見た目に出る程だったら困るな、と眉尻が下がる。]

 今日はいっぱい食べるので、大丈夫ですよ。
 ハンバーグ、大好きです。

[ぐっと両手を拳に作り変えて笑って見せながら、ブラックボードへと視線を移す。]
(80) 2021/05/26(Wed) 15:33:50

【人】 オリト シア

[ブラックボードに書かれた食材は今日も好きなものばかりが並ぶ。
中でも野菜は特に。トウモロコシもスナップエンドウも、人参も食べたい。]

 あ、あとトウモロコシで。
 一品お願いしてもいいですか?

[トウモロコシの黄色は、彼が選んでくれた淡い色のスカーフを思い出す。
スツールに腰を掛けて、そんなリクエストを一つ。]
(81) 2021/05/26(Wed) 15:35:19

【人】 オリト シア

[カウンターへと視線を移せば、先に入っていた常連さんの姿が見える。>>70
嵐さんの隣にランさんが居たから眼を丸くして驚いた。>>62

 こんばんは、宇張さん、嵐さん。

[少し離れたアキさんには手を振って。>>27

 宇張さんは今日はお客さんなんですね。
 デートですか?

[ちょっぴりひやかしも交えつつ、にこにこと笑って尋ねる。
宇張さんの指に光るダイヤが>>42、ホールを彩るライトに反射して輝いた。*]
(82) 2021/05/26(Wed) 15:36:21

【人】 オリト シア

[嵐さんに髪型を褒められたなら>>86、照れ臭さに髪を弄る。]

 暑くなってきたので、
 纏めてみるのもいいかなと思いまして。

[蝶に触れたらサイドに取った後れ毛が、はらりと束になって落ちた。]

 宇張さんはショートカット、お似合いですよね。
 髪、伸ばさないんですか?

 ショートカットもお似合いですけど、
 髪を伸ばした宇張さんも見てみたいです。
 
 ね、嵐さん。

[そんな話題を振りながら。
カウンターに有村さんの姿が見えたから、洋ナシのノンアルコールシードルを頼む。
以前、飲んだ時に美味しかったから、同じものを。
その内、ノンアルコールじゃなくて、アルコールが入っているのを作って貰うのもいいかもしれない。*]
(91) 2021/05/26(Wed) 16:29:26

【人】 オリト シア

[基依さんに自分でも気づかなかった身体の変化を指摘されて、よく見ているなぁとしみじみと思う。
ちょっとしたことで見られる体重の変化は、悩みの一つでもある。
太ってお肉がついちゃうのも嫌だけど、あまり痩せ過ぎて骨ばった身体を見られるのも抵抗がある。ほら、抱き心地がどうこうって聞くし。

此方の様子を伺う彼を安心させるように笑って。
これからの食事に気を配ろうと誓いを立てた。]

 わぁ、コーンスープ好きです。
 お店の味? どんなのだろう。

[ハンバーグのソースは耳慣れないもの>>87だったから、小首を傾げた。
彼の腕なら、おいしい以外のものが出てくるはずもないので。そこはおまかせすることにして。

水に口をつけながら、いつものようにカウンターキッチンに向かう彼の姿を眼が追いかけた。]
(93) 2021/05/26(Wed) 17:43:36

【人】 オリト シア

[ホールをメインに働いていた彼も好きだったけれど。
厨房に立つ姿を見るようになってからは、垣間見える真摯な眼差しにどきどきして、やっぱり厨房で働く彼が好きだな、と実感する。
野菜を器用に剥く指先も、大きな鍋を持つ力強い腕も。何もかも。

その器用な手が、力強い腕が、私に触れるのかと思うと―――、
止めよう、これ以上考えたら胸の高鳴りが収まらない。

注文したドリンクが届いて、半分ほど量を減らした頃。
ふわりといい香りが漂ってくる。>>89

コーンスープの甘い香りに、お肉から滴る赤ワインと玉葱のソース。]

 わあ、……おいしそう!

 ラップサラダもいいですね。
 スナップエンドウもにんじんも好きなんです。

[両手を組み合わせてはしゃいで、まずは料理の見た目を堪能する。
ハンバーグが好きな兄に自慢しようと、スマホでぱしゃりと一枚収めて。
冷めない内に、いただきます。と両手を合わせてからナイフとフォークを手にとった。]
(94) 2021/05/26(Wed) 17:44:24

【人】 オリト シア

[シャリピアンソースはステーキに掛かっているのを何度か見かけたことがあった。
ナイフでハンバーグに切れ目を入れて、一口サイズにして。
みじん切りされた玉葱がお肉に絡む。脂が浮かんでいるのはお肉の脂だけではなさそうだ。バターと赤ワインの豊潤な香りが鼻孔を刺激した。

口当たりは牛肉で作られたハンバーグよりもさっぱりしているのに、玉葱がそこに絡むから甘さが残る。]

 ん、おいしい

[口の中でお肉の脂がとろけてなくなる。
トルティーヤチップスでエスプーマを掬えば、泡がたっぷりとチップスの上に乗る。
歯を立てたら、さくりと音がして触感がいい。一口だけじゃ飽き足らず、二口、三口と口にしてから、コーンスープへと移る。

コーンスープと聞いたから温かいものを想像していたけれど、出されたものは冷たかった。
スプーンで掬って口元へ運べば、コーンのまろやかさが沁み渡る。コーンだけではないのか、溶けた玉葱と崩れたじゃがいもも見つかった。
十分に煮込まれた野菜がほろほろと口の中で溶けていく。]
(95) 2021/05/26(Wed) 17:45:12

【人】 オリト シア



 ん〜……、お腹も満たされるけど、
 気持ちも満たされる〜……おいし……

[ほわり、美味しさに表情が緩んで。幸福感でいっぱいに満たされた。]
(96) 2021/05/26(Wed) 17:45:34

【人】 オリト シア

[苦笑混じりに響いた嵐さんの声は柔らかい。>>92
聞くからに本心と分かるそれ。
表情から滲み出る、ランさんへの愛おしさに思わずランさんを見た。
ランさんの反応はどうだっただろう。
すこし照れているようにも見えたかも。

茶化すのも野暮な気がして、ただ目を細める。]


 ふふ、そうですね。
 好きになった姿が、一番ですね。


[二人の様子に微笑ましくなる。
その様子を眺めながら飲むノンアルコールは、
お酒も入っていないのに、二人の熱を移されたみたいな味がした。*]
(97) 2021/05/26(Wed) 17:46:21

【人】 オリト シア

[美味しいからついつい食事が進む。
半分ほどお皿を空けたところで、カウンター越しから食べっぷりを指摘されて、頬を染めた。]

 う……、だって美味しいんですもん。
 お腹も空いてたし……、ついついお箸が進んじゃう。

[久しぶりのまともな食事。
それがお店であろうとも彼の手料理となれば食べないはずもなく。
好物とあってラップサラダまで追加注文してしまった。

ハンバーグをフォークで刺して、口に含んで。
幸せそう>>109と言われれば、ふにゃりと様相を崩す。]

 
 そりゃ、好きな人が作ってくれた
 ご飯を食べられるんですから。
 幸せです。


[完食したお皿は、ソースも残らずに綺麗に空になった。]
(113) 2021/05/26(Wed) 20:57:37

【人】 オリト シア

[ナフキンで口元を拭って、グラスを傾ける。
早くも懐かしい味は、甘い洋梨の香り。
すっきりとした味わいが喉元を過ぎていく。

不意に彼の口から、おめかし。なんて言葉が出てきて。
意図が分からずに「ニョッキ?」なんて尋ね返した。
ニョッキとおめかしの共通点が見つからないけれど、
誘われたなら断る理由もなく、はい。と頷く。]

 
 ニョッキって確かじゃがいものパスタ? ですよね?
 じゃがいももパスタも好きです。

 いつになりますか? 


[ちょうど夏に向けて、
サマーワンピースを買おうと思っていたところ。

食事中に服を汚してはいけないからとずっと避けていたけれど、思い切って真っ白なワンピースに手を出してみるのもいいかもしれない。

なんて、考えながら。
また一つ増えた約束事に、心が踊った。*]
(114) 2021/05/26(Wed) 20:58:12

【人】 オリト シア



 えっ? 何か不味いこと言いました?


[手で顔を覆った基依さんの表情は見えない。>>120
隣から向けられる温かい視線にも。>>118

何か狼狽えさせるようなことを言ってしまったのだろうか。
おろおろして様子を見守ったけれど、
隠しきれない耳朶が赤く染まっているから、
悪い方向ではないと信じたい。

自分の言葉が彼を一喜一憂させてることに気付けるのは、
まだもう少し先の話。]
(127) 2021/05/26(Wed) 21:43:19

【人】 オリト シア

[ニョッキにそんなに種類があるなんて知らなかった。]

 わぁ、どれも好きです。
 チーズもあるんですね。

 ソースは? トマトソースですか?
 生地から作るの、面白そうですね。

[両手を打ち合わせて、「楽しみにしてますね」と、微笑んで。
早速スマホを取り出してアプリのスケジュール帳を確認する。

いくつか候補を上げて、予定が合いそうな日を二人で選んで。
予定が決まったら、うさぎのアイコンをその日に設定した。
来たる未来にわくわくしながら、胸にスマホを抱く。]

 じゃあ、この日に有休取っておきますね。
 朝に一緒に出かけられるの久々だから、嬉しい。

[前もって予定を立てて、おめかしして欲しいなんて注文まで入るということは、何かしらきっと特別な日になるだろう。
サプライズ?まさかね?
膨らむ期待にそわそわして落ち着かなくなったけど、彼が私を喜ばせるために考えてくれたことなら、何だって嬉しい。*] 
(128) 2021/05/26(Wed) 21:44:18

【人】 オリト シア

[お客さんとしてカウンターに座るランさんは、
いつもと少し雰囲気が違う。
それが見慣れない普段着から来るものなのか。
それとも彼女の隣に嵐さんが居るせいかのか。

はにかむ姿>>125はいつも毅然と対応している姿よりも随分と女性らしく見えて、とても綺麗だった。

髪の長いランさんはちょっと見てみたくはあるけれど、
二人の様子を見ていたら、>>126>>131
これは暫くはランさんの髪は短いままだろうな、という想像は容易い。]


 わぁ……、ごちそうさまです。


[思わず口から漏れた。
お互い様だなんて言葉は知らない。*]
(134) 2021/05/26(Wed) 22:05:18

【人】 オリト シア

[リマインダには頷きを。
忘れない内に指を滑らせて、送っておくことにして。]

 秘密?
 当日のお楽しみ、ですか?

 ジェノバソースってバジルですよね。
 それもいいなぁ……。

[顎元にスマホを当てて、トントンとリズムを刻みながら、歯切れの悪い彼>>140をじっと見つめる。
まだ彼は全てを明かす気はない様子。
それならそれで先の楽しみとしてとっておこう。

一度、失敗したプロポーズに出されたビーフシチュー、
パーティの時に出してくれた二人の色が彩られたデザート。

料理に意味を持たせる彼のことを知っている。
何気なく出されたニョッキにもきっと、彼なりの思惑があるのだろうと予想して。]

 基依さんが驚くくらい、
 めいっぱい、オシャレしてきますね。

[今は深くは触れないようにして、笑いかけた。*]
(150) 2021/05/26(Wed) 22:50:20

【人】 オリト シア

―― *** ――

[久しぶりの有休は奮発して2連休。
昼過ぎに自宅を出て、まずはネイルサロンへ寄って指先を彩ってもらう。
カラーは薄いピンクにグレーを混ぜて。
散りばめらたラメと白い花が指先で花開く。
指に彼のカラーが添えられて、両手を開いて眺めて表情が緩む。

その後は、美容室にも寄ってメイクと髪を整えてもらった。
髪を編み込んでもらって中央で束ねて、ハーフアップにしたら薄紫のリボンで留めて、アクセントに彼から貰った紫の蝶を踊らせる。

メイクは白いドレスに合うように甘めのピンクベースにしてもらった。
ふわふわしすぎないように、口元は鮮明なピンクのリップを引いて引き締めて。

肩口まで開いたオフショルダーのドレスは少し奮発した。
めいっぱいおしゃれをしていくと言ったから、多少大胆なデザインでも許してもらおう。]
(173) 2021/05/27(Thu) 0:57:03

【人】 オリト シア

[その日のブラックボードには、おすすめ料理にニョッキが並ぶ。>>163

料理をしながら語られる彼の言葉に耳を傾けて。
時折相槌を打ちながら、応える。

普段の何気ない「いつも」を特別と言ってくれることが嬉しくて。
「毎日」が欲しいと望む彼と同じ気持ちであることを伝える。]


 私も、毎日一緒に居られたらいいなって思います。


[彼の家に通うようになってから、彼と別れて自宅に帰ることが寂しくなった。
仕事を終えた彼を迎える日は、ねぎらいの言葉を掛けて彼を癒やして。
仕事に向かう彼を送り出す日は、いってきますのキスをして見送る。

そんな日が、毎日続けばいいと心から思う。]
(175) 2021/05/27(Thu) 0:57:28

【人】 オリト シア

[締められる言葉と共に、眼の前に出された料理は。
私の好きなじゃがいもがたくさん詰まっていて、紫のじゃがいもにグレーのソースに彩られていた。
お皿の中央でうさぎが笑っている。

「これからの人生」に「紫のうさぎ」それを意味する言葉に胸が詰まる。
料理と、基依さんを交互に見比べて、その言葉が間違いでないか確かめるように。何度も彼と眼を見合わせた。

手を取られて、薬指を指し示されて。
ストレートに言い直された言葉に、間違いはないと知る。

感極まって、胸が打ち震えて。
じわりと目尻に涙が浮かぶ。

答えなどとうに決まっていた。

ずっと、ずっと一方的に視線が追いかけていたその姿が。
今は、真摯に眼差しを返されて私の姿を映し出す。]
(177) 2021/05/27(Thu) 0:58:58

【人】 オリト シア

[目尻に浮かんだ涙を指先で払う。]


 ――――――はい。
 私を、幸せにしてください。

 貴方じゃないと、だめなんです。


[これからは、大好きな人とずっと――、
「いただきます」と「ごちそうさま」を、「毎日」一緒に。**]
(178) 2021/05/27(Thu) 0:59:23