【人】 エガリテ[秋摘み茶葉のまろやかで豊潤な味わいと ベルベットのように滑らかな舌触り ……を、全て台無しにする勢いで 香辛料、ハーブ、マンドレイク、幼虫を煮たもの その他古今東西の抵抗力を高める材料と調合した 苦くて辛い茶というより最早薬に近いそれを 良かれと思って恋人に贈るのだが 果たしてそのリアクションはどうであったか。 教え子への誕生日プレゼントを 「センスがない」と指摘してくれた時のように 率直に「不味い」ことを伝えて貰えてたなら 多少、飲み易さを配慮して調合する様になったろうが そうでなければ鼻を摘んで飲む様な代物のままだ。 ────何分、空気が読めないもので。] (78) 2020/10/19(Mon) 9:58:37 |
【人】 エガリテ[簡易ながら包装し リボンは歪んでしまうが 自分なりには上手くできたと軽く微笑み。] 頼んだぞ [週末家で過ごしているだろう恋人たちへ 届けてくれる様 使い魔の梟を二羽飛ばした。 薬研や乳鉢を片付ければ 研究室を出て魔法史科の資料室へ向かう。 学園長からの頼まれごとがあった。*] (79) 2020/10/19(Mon) 9:58:41 |
エガリテは、メモを貼った。 (a11) 2020/10/19(Mon) 10:15:52 |
【人】 魔法猫 カザリ[にゃーは、にゃーであり。 にゃー以外の何者でもない。 よって『お土産にカエルは勘弁』とか『泥だらけにならないでね』など、下僕の言葉に耳を傾ける必要はない。 『なんでこんな夜中に?』なんて欠伸する下僕の顔へは尻尾ビンタ。抜けた毛が口に入ったのか、咽せてるのが見えたけど気にしない。 そのまま、しゅたっと窓から外へと飛び出せば] (83) 2020/10/19(Mon) 10:57:35 |
【人】 魔法猫 カザリにゃ、ふっ (お土産はバッタね) [カエルの方が食べる所は多いのに、なぜだか今日は『勘弁』らしいから。 たまには下僕の要望に応えてあげるのも、主人としての大事な役目。 尖った爪も牙もない、よたよた二足歩行のニンゲン──下僕の方へ一度だけ振り返り、そのまま夜の闇へ溶けて] (84) 2020/10/19(Mon) 10:58:08 |
【人】 魔法猫 カザリ ────ニャ、──ゥ ────ル、ミャ…… [唱えたのは魔法の呪文。 にゃー達『にゃんだーらっす』だけが知る特別な呪文。とはいっても、この魔法を実際に使うのはその中でも一握り。 そう。にゃーとかにゃーとか、つまりはにゃー一匹だけ。 下っ端が使うには魔力が足りないし、幹部(?)が使うほどの重要性もない。 そんな呪文をニャゴニャゴ、口の中で詠唱すれば] (85) 2020/10/19(Mon) 10:59:05 |
【人】 魔法猫 カザリ[いつも通り変身成功。 にゃーの辞書に失敗の文字はない。 クーリングオフ?そんなもの存在しない。 そもそも契約したこと自体、忘れてしまえば問題なし。 ただまぁ、意思確認だけはしないとフェアじゃないから、こうしてわざわざニンゲンの姿に化けてあげている。 皮の首輪をつけた、黒いワンピースの女の子の姿。 ふわっと裾の広がった短いスカートとか、胸を強調するように胸の下に巻いたベルトとか、ベレー帽からのぞく猫耳とか、ニンゲンが好む(?)らしいあれこれを身につけて] にゃぁ、にゃおにーさん♡ にゃーと契約して 下僕になって♡にゃ [婚姻届ならぬ契約書片手に尻尾ゆらゆら。 ベンチで酔い潰れてるサラリーマンへセールストーク。 ちなみにこの姿、触ればちゃんと人間としての質感はあるものの、テレビなどには巨大な猫としか映らない不思議**] (87) 2020/10/19(Mon) 11:05:28 |
魔法猫 カザリは、メモを貼った。 (a12) 2020/10/19(Mon) 11:09:51 |
【人】 怪物皇女 メイベル────ようこそ、私の根城に! [尊大な振る舞いと見下したような目付きで 銀の体毛の狼に運ばせていた客人に声を投げ掛ける。 狼の口に加えられていた客人──外見は人間の少女に見える── を狼がそっと床に下ろす。 やや唾液なりが染み付いているかもしれないが 牙を柔肌に食い込ませなかっただけかなり丁重に運んでいた筈。 私、メイベル・グレイ・バーラトゼフォンは 大きな蛇の身体の上に飛び乗るとそこに座る。 蛇は身体を動かし私の背もたれを作るように長い身体を移動させた。 蛇が作った椅子に座りながら 数段の石造りの階段の下に居る客人に再度言葉を投げる。] (88) 2020/10/19(Mon) 11:23:53 |
【人】 怪物皇女 メイベルこれからあんたに尋問を行うわよ。 ──皇女の領域に愚かにも踏み入った不埒物の 処遇を決めるためにね。 [見下ろす瞳には敵意と、そして確かな興味をないまぜにしながら。]* (89) 2020/10/19(Mon) 11:24:10 |
【人】 微睡む揺籃 アリアじ、尋問……? [私の上にいったい何が起こったのか、 まるで分からないままだった。 いつもと同じように仕事をしていた筈なのに。] あなた……は…… [ ふっ、と意識が途切れた瞬間は覚えていた。 落下する感覚。 気がつくと見知らぬ荒野に投げ出されていて、 そしてその直後、何か巨大な顎に咥えられてしまったんだ。] (90) 2020/10/19(Mon) 12:39:15 |
【人】 微睡む揺籃 アリア[ 私を捕まえたまま、だんっと地面を踏んで駆ける銀色の獣。 上下に揺さぶられるうちに目が回って、気分が朦朧としてきて、 そうして現在に至る。 石造りの冷たい床にぺたんと座り込んだ私は動く気力もなく、 顔色はきっと青ざめていたことだろう。] ……、っ、……もしかして……あなたは。 [ 長大な蛇の玉座からこちらを見下ろす容貌に、見覚えがあった。 何故、どうして、と疑問が渦巻く。 だって、彼女――メイベルは、] "万魔の皇女"メイベル、なの……? [ 創作の中の存在である筈、なのに。] (91) 2020/10/19(Mon) 12:47:51 |
【人】 微睡む揺籃 アリア[ でも見た感じ、彼女は夢でも幻覚でもない存在のように思えた。 だとしたら、私は、……もしかして、という想像。 これって異世界転生というやつ?] [ でも私は死ぬような目には遭ってなかったはず。 確か、そう、職場の書架の高いところから本を取り出そうとして、 バランスを崩して――] [ ――現実世界での記憶はそこで途切れていた。 何が引き金になったかまではまだ察し得ないけれど、 そうだとすれば少しは気が楽になるというもの。 考えている間に気力は戻ってきていたものの、 ひとまずは彼女の出方を見た方が良さそうに思えた。] [ メイベルが原作通りの存在なら、普通の人間にとっては 恐ろしく危険な相手であることは間違いないのだから。]** (92) 2020/10/19(Mon) 12:56:14 |
【人】 怪物皇女 メイベル──私の名も知らない愚者の線は消えたわけね。 それで? 皇女メイベルと知りながら あんたは私の領域に入り込んだ。 ……何が目的。 答えなさい。 嘘を付くことを禁ず あんた……私を殺しに来たわね? (93) 2020/10/19(Mon) 13:50:14 |
怪物皇女 メイベルは、メモを貼った。 (a13) 2020/10/19(Mon) 14:00:43 |
【人】 微睡む揺籃 アリア――「 嘘をつくことを禁ず 」[ 彼女が命じる口調で告げると同時に>>93 びく、っと背筋が震えてしまう。 極細の針か何かを首からすっと差し込まれるような感覚。 痛みがないのがかえって恐ろしかった。] い、いいえ。 私、あなたを殺そうなんて思ってません。 [ 大蛇と銀狼、二体の魔獣に挟まれて>>94身動きもならず。 小さく震えつつ答えた言葉は元より本心だった。 それに元より、創作内の存在を殺すことも出来はしないだろう。 現実世界の作品中にはいつでも、彼女は存在しているのだから。 たとえ……完結までの途中で死んだりすることがあったとしても。 ページを戻せば確かに、彼女が生きている場面を再現できるのだ。] (95) 2020/10/19(Mon) 14:21:52 |
【人】 微睡む揺籃 アリアだっ、だから。 [ こくりと唾を飲む。 喉がからからに乾いた感じがした。 ―― 「私を殺さないで!」 [ 指先がほんのかすかに、何か文字を記すように動く。 あるいはキーボードを打つかのように。 瞬間、虹色の煌めきが私の手の甲に宿った。] (96) 2020/10/19(Mon) 14:25:33 |
【置】 微睡む揺籃 アリア[ 『創世の聖筆』 この世界を最初に形作る時、用いられたという神々の遺産。 創造の後に聖筆は七つの欠片に分かたれ、 この世界を動かし得る存在を求めて散らばったという。 聖筆と呼ばれてはいるが、その形状は筆記具には限らず、 何らかの"しるし"として顕れることもあるという。 人間や魔族をはじめとした様々な存在の元に現れ、 歴史を動かしてきたアーティファクト。] [ 私の手に宿った煌めきがそれであるとはまだ知らず。 聖筆の命令権をメイベルへと用いたのだった。 ただ、「殺さないで」>>96 と。]** (L0) 2020/10/19(Mon) 14:33:29 公開: 2020/10/19(Mon) 14:35:00 |
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