19:38:43

人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:人


【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

「おはよう、さて今日も……
 ……まだこれだけかい? カウス達遅いな……」

まさか、と思いながら。
(3) 2021/04/26(Mon) 22:07:50

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>5:154 ラサルハグ

「あいつのことを、何かな。
 ちゃんと言いなよ、……君の気持ちなんだろう?」

視線と視線が交差する。
視線を外すことは許されない。
胸元を掴まれようとも、一歩たりとも動じない。
体力をすり減らし、寝不足の状態であったとしてもこの程度の力で動かされることはないだろう。

だから、貴方の頬を両手で固定してやる。
決して他所を見ないように。

「……キファは本当にここにきたんだな。
 俺は、彼女はどこかでなくなってしまったんじゃないかって……そう思ってたんだ」

真剣な目が、苦しげに歪んだ。
それでも、彼が死人が見えるというのには気づけない。
(6) 2021/04/26(Mon) 23:25:26

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

「…………。
 来ないのは、カウス、ゲイザー、ルヴァの3人……かな?」

重々しい空気の中、ホワイトボードに3名の名前を書いた。
キファと並べて、行方不明者の項目にだ。
(10) 2021/04/26(Mon) 23:53:03

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>12 ハマル

「ブラキ……そうだね、たしかに来ていない」

昨日あった時は元気そうだったけど。
表情を曇らせながら名前を追記した。
(13) 2021/04/26(Mon) 23:59:57

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>18 ラサルハグ(5日目)

「……そう。
 ……俺が人形ではないように、君も人形ではないんじゃないかな」

静かに手を離す。
ちりちりと何か胸を焦がしたけれど、気のせいだ。
一時の情であるのはわかっている。

「彼の名誉のために教えておいてあげるよ。
 俺のほうが彼に懇願したんだ。
”痛くていいから犯してくれ”
ってさ。
 
 ……。
 行きなよ、君たちはちゃんと話したほうがいい。
 気持ちを伝えたほうがいい…………
俺のようになる前に。

 君の大事な人はまだ、ちゃんと目の前に現れてくれるんだから」

悲しげに笑いそう告げる。
メレフにも伝えたことだ、
”祝福”
すると。
これがなにかの助けになるなら、それでいい。
(22) 2021/04/27(Tue) 0:30:01

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>14 メレフ

「俺に手紙を送ってたのかい?
 中を見ていいなら見てから捨てたいところだけど」

きょとん、とした顔をする。
その件についてはカウスとの大事な約束がある。
だけど、あなたはそれを知る由も無い。
自分もまた、内容が秘術についてなど思ってもいない。
(25) 2021/04/27(Tue) 0:45:00

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>17 ハマル

「ブラキとカウスがかい?
 それは……」

確かに自分も聞いた。
ブラキの件は自分がなんとかしなくちゃいけないと。
だから任せたのだ。
代わりに、ハマルの手助けは自分がしようと。
お互いの無事を祈っていたのに、彼に限って朝、姿を現さないなんてありえない。
だとするならば。

「……そう。
 ブラキによく話を聞くしかなさそうだ……」
(26) 2021/04/27(Tue) 0:47:53

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>30 ハマル

「ブラキに感じた違和感はちゃんと確かめないと」

昨日のような失態を晒す余裕は多分もう、ない。
キファのことを探したいけれど、サダルから聞いていた情報も無駄にはできない。
これ以上犠牲は絶対に出したくないから。

「もしブラキが……ブラキが犯人の一人だったとしたら、どうする?」
(32) 2021/04/27(Tue) 1:15:22

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>33 メレフ

「そうか、わかった。
 じゃあ届いたらそのようにさせてもらおう」

手紙が届いたら、中を確認するだろう。
その情報は後に彼にとってとても役立つものになるはず……だが。
自分自身の未来すら全てが不確定要素であることを、ヌンキもまたわかってない。
(35) 2021/04/27(Tue) 1:26:12
(a38) 2021/04/27(Tue) 1:33:34

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>36 ハマル

「よかった、俺も同じ気持ちだ。
 ブラキは……いい子だから。だからこそ……
 
止めてあげなきゃいけない


こくりと頷く。
どの道、もう立ち止まれやしないのだ。

俺は、皆を護る騎士なんだから。

「相手も複数、こちらは二人。
 絶対一人では行かせない、いいね?」

それは共に行こうとする貴方のことだって対象なのだ。
(38) 2021/04/27(Tue) 1:38:16

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

先程メレフと話していた手紙を開き、目を通す。
静かに、じっくりと。

「……なるほど。
 そういう……ことだったんだね」

捨ててくれと言われていたけれど、これは捨てるわけにいかなくなった。

何故なら、『流星騎士団』と『silly billy』には因縁があった。
『silly billy』の悪事を暴くため、数年前に立ち入り調査をしたことがあるのだ。ヌンキもまた調査に赴いた一員だったが、そこに幼いカウスがいたことを当時は知らなかった。
この会場で初めて顔を合わせたわけだが、ひょんな事で彼の秘密を聞いていた。

そして。

次に彼のような子供が『silly billy』にいた場合、保護することを約束したのだ。
だからこの情報は非常に大切なものだった。

子供を、救うために。
(42) 2021/04/27(Tue) 1:52:39

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>41 ハマル

「お互い様の話だったね」

ふふ、と柔らかく笑うと貴方の頭に手を伸ばす。
ふわふわの頭を撫でれば温かい体温が伝わってきた。

そうして少しの時間を過ごしたあと、二人それぞれ行動を起こすのだろう。
(44) 2021/04/27(Tue) 2:03:35

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

「よし……じゃあ、行こう」

感じた小さな違和感を確かめに。
カウスの行方を知るために。
(47) 2021/04/27(Tue) 7:43:47
ヌンキは、ブラキウムの部屋に向かった。
(a54) 2021/04/27(Tue) 7:43:59

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

【ソロール】

スイートルームの机の上。
悪趣味だと思った自分を象った人形と
2本のおそろいのペンと
白いカーネーションが置いてある。

その前に2種類のもらった手紙を置いて、息をついた。

ひとつはメレフからもらった大事な手紙。
もうひとつはラサルハグが代筆したというキファの伝言を記した手紙。

「探すな……か」

どこに行ってしまったんだろう、キファは。
サダルを置いていくなんて、ありえない。
何かを探しに行ったんだろうか?
いつか戻ってきてくれるんだろうか。

それともただ、俺には会いたくなかったんだろうか。
(48) 2021/04/27(Tue) 8:28:55

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>48

だとするならば、カーネーションを渡せる相手はもうどこにもいない。

……なんて、キファがいたとしてもきっと渡せやしない。
彼女には、サダルが居る。
自分でそう祈って、仕向けたことだ。

誰も傷つけたくないから、きっとまた大事な言葉は飲み込んでいく。

一番大事だと気づいても、会いたくても後の祭り。

「……どこに歩けばいいのかな……わからないよ」

何もかもが遅すぎた。

「…………
まもらなきゃ


それでも。

騎士として、成すべきことを成さねばならない。
信用してくれる、彼らのために――
(49) 2021/04/27(Tue) 8:30:47
ヌンキは、メレフを探している。(ブラキの部屋に向かったのとは違う時間)
(a58) 2021/04/27(Tue) 10:58:59

ヌンキは、ホワイトボードの死亡者一覧にルヴァを加えた。
(a59) 2021/04/27(Tue) 11:10:41

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>39 メレフ
時系列がめちゃくちゃでごめんなさい、ログが、追えてなかったの……!レス不要よ


「早い報告ありがとう、メレフ。
 ……ホワイトボード、書き換えておくよ」

ホワイトボードの死亡者一覧にルヴァとゲイザーを加え、行方不明者からは消した。
どちらも”シータ”の痕、あり。
これまでの死亡者全員についていることになる。

死因はばらばら。
決して、犯人が関わっていたわけではないだろうものまで、全てだ。

「……いつになったら」

終わるのだろう。

――その言葉は静かに、宙に消えた。
(50) 2021/04/27(Tue) 11:16:07

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>51 メレフ

「ヌンキだ、入らせてもらうよ」

彼が部屋にとどまってるのは珍しいと思いつつ、断りを入れてドアを開けた。

「ごめん。話すこと話したらすぐ出るから……えっと。
 さっきの手紙の話なんだが、あれ……カウスじゃない子供にも利用は可能かな」

少しなにかに遠慮した様子を見せつつ、早速話を始めるだろう。
(52) 2021/04/27(Tue) 14:37:37
ヌンキは、ホワイトボードにルヴァの詳細を書き込んだ。
(a69) 2021/04/27(Tue) 15:19:35

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

「もうこれに書き込むのも俺だけか」

何人見ているかもわからないが。
ホワイトボードを眺めながら息をついた。
(53) 2021/04/27(Tue) 15:21:32
ヌンキは、宿を出た。
(a70) 2021/04/27(Tue) 15:22:00

ヌンキは、貧民街へ向かった。
(a71) 2021/04/27(Tue) 15:23:03

ヌンキは、噂に耐えながら、時間がある限りキファを探している。
(a72) 2021/04/27(Tue) 15:38:14

ヌンキは、「もうこの街には居ないのかもしれないな」と思った。それでも探している。
(a73) 2021/04/27(Tue) 15:40:22

ヌンキは、なにか聞こえた気がしたが、よくわからなかった。
(a74) 2021/04/27(Tue) 15:51:43

ヌンキは、一瞬なにか気配を感じたが、何もわからない。
(a77) 2021/04/27(Tue) 16:17:33

ヌンキは、メレフになにか言いたげな目を向けた。
(a92) 2021/04/27(Tue) 21:42:36

ヌンキは、壁に持たれて聞いている。
(a100) 2021/04/27(Tue) 22:41:46

ヌンキは、あの二人の声もこんな風に聞こえてたっけ。と思った。
(a110) 2021/04/27(Tue) 23:00:17

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

話せば。
止めれば。
止まるんだろうか。

聞けるものなら聞きたかった、人を殺す理由を。
殺す気で相手が来るならば、こちらも殺すくらいの覚悟がなければ対応できない。
もう、後には引けないのだから。

「俺が命を差し出せば止まるっていうなら、差し出したって構わないのにね……」


人形はぽそりと呟いた。
(74) 2021/04/27(Tue) 23:14:24
ヌンキは、動けない。
(a119) 2021/04/27(Tue) 23:52:52

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

壁に持たれたまま動かない。
思考は深く、海の底。

「……正義を掲げたところで殺せば所詮、人殺しか……」

表情は、暗い。
――歩くための足がなくなったようだ。
(84) 2021/04/28(Wed) 0:14:17

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

五月蝿い。
たくさんの声が響いてくる。

俺に何を求めてるというのか。
生きてるものとして、何を成せというのか。

後ろ指はもう沢山だ。
何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も経験してきた。

経験して、死んで、また生きて。
何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も経験してきた。


心の蓋はどこだ?
わからない、塞いだはずなのに、また外れてしまった。

どれだけ痛かろうと。
昨日は耐えられたのに。

終わらせるために、守るために。
戦おうとしていたのに。

――心の闇が、くすぶっている。
(94) 2021/04/28(Wed) 1:04:51

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

【ソロール】

これは一人の男の人生だ。
       
データ

心に封じられた記憶。

男は伯爵位をもつ家に埋まれた次男だった。
父は厳格で厳しい人だった。
父に逆らうことは許されなかった。

礼儀作法、勉学、剣技、魔法

子供の頃からスケジュールはいっぱいいっぱいで空を見上げる余裕すらもなかった。

でもそれを疑問に思うこともなく。
何も思うこともなく。
淡々とこなし育ったのは一人の人形だ。
(98) 2021/04/28(Wed) 1:24:45

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>98 続き

12になった時、兄が恋人を紹介してきた。
綺麗で、優しくて、気さくで。
俺のことも弟のように可愛がってくれて。
そしてちょっとだけ意地悪で。
面白くて。

憧れになった。

いつかそれは、初恋のようになっていた……はずだ。

だけどその日は訪れた。

『あの女性はこの家には不釣り合いな方のようだ。
 お前の成すべきことをしなさい』


拷問のような命令だ。
直接的な言葉を使わないのが父らしい。

それでも明確に

”何をしてでも兄と女を別れさせろ”


と物語ってるのが男には理解できた。
(99) 2021/04/28(Wed) 1:27:08

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>99 続き

男は行動に移した。
言葉を免罪符に、少しばかりの嫉妬心を押し出して。
噂を流し、辱め、ついには――――

女は自殺していた。


噂は自分をも殺す凶器だ。
嘘は嘘を重ねる諸刃の剣だ。

男はいつしか後ろ指を刺されるようになった。
犯罪まがいのようなこともやった。

痛くて。

辛くて。

悲しくて。


いつしか殺して欲しいと願うほどになった。
父はいつの間にか俺を見なくなった。

見なくなった。

――そうして俺は断罪され、22で死ぬのだ。


それがいつもの人生。
何度も何度も訪れる人生。
何度も生き、何度も死ぬ俺の
ストーリー
だった。
(100) 2021/04/28(Wed) 1:29:22

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>100 続き

何度死んで生きたかなんて、心の奥の奥まで見たって数え切れない。
星の数を数えるようなものだ。

どうしてか外れたレールに乗って、今、俺はここに居る。
家から逃げるように騎士団に入り。
実力をつけ、騎士団のエースとまで言われるくらいになった。
後少し。
後少しがんばれば、個人で騎士以上の爵位を賜って自由になれると思っていた。

頭につけたバンダナは、兄の彼女から昔もらったものだ。
せっかく外れた人生では、同じ死に方はしたくない。
戒めのように頭につけた。
これを見れば、同じ事はすまいと思えた。

たった一度きりの逸脱した夢は。
誰かと誰かを恋で結んで、幸せにしてあげたかったのです。
誰かを守り、褒められる人生でありたかったのです。
(101) 2021/04/28(Wed) 1:36:59
ヌンキは、誰かに抱きしめられた気がした。
(a123) 2021/04/28(Wed) 1:40:08

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>97 ハマル

「……今、動かなきゃ……俺はまた死ぬのかもしれない。
 動いたら、俺はどうなるのかな」

だけど足が重いのです。
怖いのです。
動くことが。

でも、一度はもう動いた後なのだ、俺は。
ハマルとは違う、すでに俺は犯罪者だ。

守るために選んだ事が、今、なぜ選べない?

選ばなければ。
話を聞いて、それでも道が一つしか無いならば。

「……そうだね。
 ありがとう、ハマル。――
一緒に行こう


▷ヌンキは会議に参加しました。
(102) 2021/04/28(Wed) 1:47:20

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

「そこのキューの中にいる君」

「俺ははっきり言えば君が言ってることの半分も理解できてない。
 キューとの関わりも薄いしどういう子なのかもよくわかってないからね。
 成すべきことと言われても、察することができない」

「だけど、俺がやりたいのはこの事件の解決。
 殺さないと解決できないのであれば殺す覚悟はできているけど……できれば殺したくない。
 理由を聞いて、助ける方法があるのなら助けて、許せないかもしれないけど理解したいんだ。
 
 そして……全部終わったら、探したい人がいるんだよ」

出来る限りのことをしたい。
一番守りたかった人たちはここにはいないけど、騎士としてできることをやりたい。
何ができるのか、わからないけど。

【駒鳥は誰?】
(104) 2021/04/28(Wed) 21:25:39
ヌンキは、圧が凄い……と思った。
(a128) 2021/04/28(Wed) 21:46:25

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>108 ブラキ

「君と話がしたかったからだよ。
 朝は……聞きたいことも聞けなかったからね」

あなたとラサルハグの少し後ろを歩いてついてきてただろうか。
今朝のようなことになればまた話もできない結果になるだろうけれど、今は落ち着いている。
それに賭けたいと思ったのだ。
(110) 2021/04/28(Wed) 23:49:22

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>115 ブラキ

「そう。
 俺は真実が知りたかった、カウスが……君を救おうとして喰われたのなら、俺がカウスの代わりになりたかったんだ。
 カウスには、未来の事を頼まれていたからね……新しい【秘術】の被害者を救ってほしいって、そしてブラキのことは自分が決着つけるから任せてくれってさ……だから、俺が今度は、君を守りたい」

だめかな?
と言うと、貴方の隣まで来て目線の高さをあなたに合わせようと屈んだ。
(117) 2021/04/29(Thu) 1:04:20

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>116 メレフ

貴方の疲れた様子が気にかかった。
ラサルハグと何かあったんだろうか、と思いつつも、彼を焚き付けたのは自分だ。
今自分が何を言えるだろう。
そんな事を思いながら、はっとしたように言葉に耳を傾けた。

「そうか。
 実は……カウスとはギルド同士の因縁があったんだけど……色々あって、彼の事情を知る機会があってね。それで、カウスからは新しい【秘術】の被害者がいたら、助けてやってほしいって頼まれているんだ。だから……これがあれば、助けてやることが出来るかと思って許可がほしくてね」

そのカウスが見当たらない。
あの子に限って会議に来ないなんてありえない。
最悪の状態を考えて動くべき。そう思って息をつく。

「……カウスがもし、もうこの世にいなかったとしたら……
 俺が、あの子の意思を継いで行動しようと思ってるんだよ」

自分は、カウスが昨日どこに向かって何をしようとしていたかを知っているから。
(118) 2021/04/29(Thu) 1:16:48

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>120 メレフ

「俺の騎士団は治安維持が仕事の一つだ。
 あんな怪しい事件起こすようなギルドを放置するわけがないだろう?
 ……5年くらい前に捜査したことがあるんだよ、証拠不十分で検挙できなかったが……その時はもう、カウスが【宝物庫】になっていたんだ。それを昨日聞いた。
 ほんとに……不甲斐ない話だよ」

魔力反応を調べることはできたが、魔具などにも反応してしまうため役に立たなかったのだと話す。
そしてその時子供がいた事に、まだ新人だった自分は気づくことができなかったとも。

あなたの疲労の原因には気づかないまま、釘を刺されば素直に頷いた。

「勿論だ。俺だって非人道的な事をされるのは不愉快だし見過ごせない。
 この手紙の内容は、俺だけが保有しておく。被害者がみつかったら保護次第、俺がケリをつけるよ」

これは償い、そして約束なのだから。
(123) 2021/04/29(Thu) 1:34:40

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>125 ブラキ

「カウスは君が心配だったんだよ。そんな彼が君を嫌うはずないじゃないか」

貴方の言葉を聞いて、なるほどそういうことだったんだなと腑に落ちた気がした。
カウスとブラキが協力できていたなら、ここまで死者は出なかったかもしれない。だからこそカウスは、ブラキに関して責任を感じていたのだろう。

「ブラキ。君はずっと一人で頑張ろうとしてただろう?
 俺は戦う力があるけれど、一人だときっと直ぐに死んでしまう。だけど仲間がいるからずっと生き残ってこられたんだ。
 だからね……

 だから……一人は、寂しいよ」

避けられなければ、貴方の手を両手で握り込むだろう。
一人が寂しいのはヌンキもまた同じなのだ。
ここで色んな人と出会って、色んな事を知れたから。

「一人がだめなら、皆で頑張れば良いんだよ。
 ブラキが助けてって思うなら、俺が協力する。
 ハマルも、ルヘナも、そこのラサルハグやメレフだっているだろう?
 
キューも、君も絶対に助けるから


だから一人で抱え込まないで欲しいと語った。
(127) 2021/04/29(Thu) 1:58:00

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>126 メレフ

「そうだね……割り切るしか無いとわかってはいても、実際カウスみたいな子と出会うと悔やむよ。
 だから……、次は絶対に許さない」

それは騎士としての決意。
自分への新たな贖罪だ。

「とりあえず君の許可がとれてよかった。
 実は……カウスに、メレフが死ぬと自分は終わりだとは事情は聞いてたんだ。
 君とカウスは護らなきゃって思ってたけど……何か疲れた顔してるね。
 
 ラサルハグと何かあったかい?」

ラサルハグとの間にあった昨日のことも謝っておくべきだろうか。
そんな風に思いながら顔色をうかがうだろう。
(128) 2021/04/29(Thu) 2:12:31

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>130 メレフ

「あぁ……ハマルに俺のこと頼んでくれたんだってね。
 驚いたよ、彼とはそれまで接点がなかったから」

手抜きの仕方が下手なのは無自覚だ。どうにも不器用な男だった。
だからこそハマルには本当に癒やされたのだけど。

「何かって君……、まさかなんで怒られたかわかってないのかい?
 まぁ、俺もいらっとしてしまったのは悪いんだけど……」

むぅぅ、と渋い顔をして。
ラサルハグがキファの伝言を手紙でよこしてきたこと、自分を象った人形を手土産にしてきたことを話した。そして、カッとなってラサルハグを焚き付けたことを(>>149 >>151 このへん)

「君を、俺に取られたくないとかそんな風に思ったんじゃないのかい?それで君たちが上手く……いくなら、それでいいかと思ったんだ」

それが祝福になるのなら。

「もう、君に甘えられなくなったかなぁ」


小さく呟いて、苦笑した。
(131) 2021/04/29(Thu) 2:46:56

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>132 ブラキ

「助かる。
 絶対助ける」

この小さな手で、全てを一人で守ろうとしたのか。
もっと早く、知っていればよかった。

自分自身も視野が狭くなっていたのだなと思わざるを得ない。
それでは5年前、カウスを見つけ出せなかった新人の俺と同じだ。
なんのための会議だ?
皆で考え、不得手を補い、最上の方法を見つけ出すためだろう。

「皆で事件を終わらせよう、ブラキ」

もう一人も、欠けることのないように。
(133) 2021/04/29(Thu) 8:49:19

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>135 ブラキ

「よしっ、じゃあ一緒に頑張ろう」

不安そうな顔をしているのはわかっている。
だからこそ元気づけようと笑顔で、片手を小さな手から離して頭を撫でた。

きっと、何度もしてもらったんだろう。
俺も、ブラキに頭を撫でてもらった。

励ます時の儀式かまじないのようだ。

「日記を取りに行くんだったね。
 日記には何か気になることでも書いていたのかい?」

気を取り直して共に日記を取りに向かおうと、立ち上がった。
(136) 2021/04/29(Thu) 10:35:46

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>137 ブラキ

「そうか。
 シトゥラは色んな事を知ってるようだったし……何かいい情報が眠ってるかもしれないね」

この際だ、何でも使わせてもらおう。
全員で助かるためのものだ。命を落とした人もきっと、許してくれるはず。
扉が開かれれば、一緒に部屋に入るだろう。
(139) 2021/04/29(Thu) 11:51:49

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>142 ブラキ

「うわぁ、ブラキ字が上手だね……」

人の日記だ。
内容までは読まないものの、チラリと覗くと整った字が見えて驚いた。
下手な大人より綺麗な字だった。
カウスの名前が見えるとあの姿を思い出して悲しくなるけれど、顔には出さないように努めた。

「っと、読みながら歩くと危ないよ」

その後はブラキウムが転んだりぶつかったりしないよう注意しながら、会議室へ向かうだろう。
(143) 2021/04/29(Thu) 12:20:34

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>146 メレフ

「そういうのは……よくわからないんだ。
 
俺も、ひとりでいるのが当然だったし……


これまで何度厚意を無駄にしてきたのかわからない。
きっと何度もあったのだろうけど。

「なんだいそれ。
 二人共、お互いに嫉妬してるだけだろう。
 嫉妬じゃない、じゃなくて、嫉妬だよ。そんなの」

爛れてると言われると一緒にダメージを受けてしまうのだが。
あの時は、ただ痛みがほしかったのだ。
それをラサルハグに理解してもらおうとは思ってないけれど。

でも、もうメレフに甘えるのはやめなければ。
あれは一度限りの与えられる愛だったのだとちゃんとわかっている。

「ブラキのことは……こっちに任せてくれていい。
 あの子には聞きたいこともたくさんあるしね」

これ以上はここに居てはいけない。
用件を聞いたら元々帰るつもりだった。だから踵を返して帰ろうとするだろう。
(147) 2021/04/29(Thu) 13:02:43

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>153 メレフ

「うわっ。
 もう、人が気を使って帰ろうと……してるのに!」

肩を掴んで引き止められれば、その反動で振り返って貴方を見上げる。

「君、年長者なのにそういうとこだけは子供みたいな事言うね」

多少大げさにため息をついて貴方に近づく。
恋人でもなければ近づかない所まで近づいて背伸びをした。

貴方が避けたりしなければ、触れるだけの口づけを。
それが成功でも失敗でも、構わない。

「君のラサルハグが、ブラキや他の誰かとこんなことしてたら嫌だろう?
 自分がされて嫌なことは、自分もしちゃダメってことだ。
 ラサルハグだって嫌だって、思うだろうから」

少しだけ、悲しそうな笑みを浮かべた。
もっとちゃんと、笑いたかったけれどそれはできそうになかった。
そんな風に優しくするから人は誤解するのだと思う。

「そういうわけじゃないけど……
 俺、ラサルハグには嫌われてると思うよ。
 
好かれるようなことしてないし……。

 当て馬になる趣味はないんだよね」

結果的にそれしかしてない人生なのだが。そんな趣味はなかった。
それでも、貴方の申し出は嬉しくて、心のなかで素直に受け取れなくてごめんと呟くのだ
(155) 2021/04/29(Thu) 16:02:39
(a154) 2021/04/29(Thu) 19:19:51

(a155) 2021/04/29(Thu) 19:22:06

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>173

「完売じゃあ仕方ないね」

わかっていた結果だ。
成功したとしても不意をつけていただけ、だから残念でもなんでもない。
俺に出来るのはここまでだ。

俺だけの星……か。


そんな物は見つからない。
幾ら手に親愛の表現を受け取ろうとも、
漠然めいた確信だけがそこにある。

あの日、蓋が外れてしまった時からついてまわる夢は
何度も何度もレールを歩いた自分の人生。

たった一度限りのこの夢も、きっと。

それでもそれを告げるような真似はもうしない。
言えば否定されるだけ。
もうすぐ訪れるはずの無を、ただ静かに待つしか無い。

何もわからないのただただ、そう思うのだ。

「それじゃあ、俺はそろそろ行くよ。
 カウスを迎えにね」

そうして今度こそ、部屋を出ていくだろう。
(175) 2021/04/29(Thu) 20:47:11
ヌンキは、料理はできません。貴族なので。
(a174) 2021/04/29(Thu) 21:26:45

ヌンキは、領収書を受け取りました。
(a176) 2021/04/29(Thu) 21:28:57