21:25:02

人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


シオン・グレイヴズ人魚姫 透 静
楢崎大地人魚姫 透 静(ランダム投票)
市川 夢助人魚姫 透 静
御旗栄悠人魚姫 透 静
透 静人魚姫 透 静
若井匠海人魚姫 透 静
鏡沼 創 鏡沼 創
笹原絵莉人魚姫 透 静
白入 熊人魚姫 透 静
柏倉陸玖人魚姫 透 静
世良健人人魚姫 透 静
牛丸紗優人魚姫 透 静
尾関春歌人魚姫 透 静
織田真宙人魚姫 透 静
普川 尚久人魚姫 透 静

処刑対象:透 静、結果:成功

絶望死:シオン・グレイヴズ

後追死:笹原絵莉(絆相手:透 静

後追死:尾関春歌(絆相手:透 静

後追死:織田真宙(絆相手:市川 夢助

煽動:世良健人

[犠牲者リスト]
市川 夢助
世良健人

事件:幽界の歪み

本日の生存者:楢崎大地、御旗栄悠、若井匠海、鏡沼 創、白入 熊、柏倉陸玖、牛丸紗優、普川 尚久以上8名

【恋】 紫の苧環は咲く 御旗栄悠

「───なあ」

静かになったそこに、声をかける。

「この騒ぎに巻き込まれて、
 嫌だなとか、最悪だとか、思ったか?」
(?0) 2021/11/04(Thu) 21:03:12

【恋】 紫の苧環は咲く 御旗栄悠


「悪いな」

「俺は……最後まで走り切るって約束したから」

透明な袋に沢山の錠剤を詰めて。
また、内ポケットに忍ばせる。
それがどのような形で、みんなに及ぶかは分からないけど。

「もう、止まれない」

地に這う虫を見れば三十匹。そんな話もあったっけ。
(?1) 2021/11/04(Thu) 21:08:08

【恋】 紫の苧環は咲く 御旗栄悠


          まあ、できれば。

     これがハッピーエンドになりますように。

           そう願った。
(?2) 2021/11/04(Thu) 21:08:24

【人】 勝利への渇望 御旗栄悠


数刻、遅れて。歩いて学校に着く。

「はい、問題ありません。
 ……いえ、仲間がいてくれたおかげですよ。
 それより、今日は忙しくなりますから。はい、また」

どこかに連絡をかけながら、校門を通って。
流石にちょっと無理をしたので、今日は分厚い靴下。

「さて、と───
 今日は自習時間が多くなるだろうし。
 やれるだけ体育祭の練習に詰め込むか」

少しだけ。ほんの少しだけ吹っ切れて、
悪い子になったみたいだ。

多分先輩はそれでも寄り添ってくれるし、
後輩の憧れの目もきっと向いたまま。
信頼には前向きで、今日も張り切っていく。
(0) 2021/11/04(Thu) 21:15:50

【人】 鏡沼 創

>>+0 静
同じ様に車から降りて来たのは、何処にでも居る男だ。
「ありがとうございました」なんて、常よりは幾分か丁寧に
運転手に礼を言って、走り去る車を見送った。

「すっかりお世話になっちまいましたねぇ」

そう、傍らの透静に笑い掛けた。
(1) 2021/11/04(Thu) 21:25:09

【人】 保健委員 白入 熊

「寒くなってきたからねぇ……皆風邪引かないといいな〜。
 ぽかぽかしたいときはいつでも言ってね〜」

ふわふわの毛並みでのそのそ登校。
静かな朝にしょんもりしながら、
冷た〜い風で冷えた生徒を流れ作業で
ハグしては学校の中につめつめしていく。
朝の放送が聞こえてうれしい。
(2) 2021/11/04(Thu) 21:27:29

【人】 楢崎大地

聞こえてきた放送に安堵の笑みを浮かべ
今日も菓子パンをかじりながら登校した
(3) 2021/11/04(Thu) 21:30:31

【人】 勝利への渇望 御旗栄悠

>>2 白入先輩

「あ、俺も俺も〜!」

いつも通り列に並んでハグされにきた。
あったかいのは、大好き。
(4) 2021/11/04(Thu) 21:31:46

【人】 保健委員 白入 熊

>>4 御旗くん

「おはよ〜。今日もがんばろね〜」

もふもふ、ぎゅっ。
常連さんにあったかいのお裾分け。
(5) 2021/11/04(Thu) 21:35:31
勝利への渇望 御旗栄悠は、メモを貼った。
(a0) 2021/11/04(Thu) 21:35:41

【人】 楢崎大地

>>1 白入

「先輩、今日もハグ活お疲れ様です」

穏やかに笑って、今日ももふもふだなぁと
(6) 2021/11/04(Thu) 21:36:00
勝利への渇望 御旗栄悠は、メモをはがした。
(a1) 2021/11/04(Thu) 21:40:07

2021/11/04(Thu) 21:40:33

【人】 牛丸紗優

>>2 白入

「ぽかぽかしたい……」

どさくさにまぎれて冷えた生徒たちの列に並んだ。
朝の放送もいつも通りだ。
今日もいつも通りだといいなあ。
(7) 2021/11/04(Thu) 21:45:04

【人】 鏡沼 創

>>+2 透
「ええ、勿論でやがりますよ。
 それじゃあ、また後で」

「ばいび」と、いつかのあなたの真似をして。
鏡沼は、登校する生徒達に溶け込んでいった。
(8) 2021/11/04(Thu) 21:47:01

【人】 鏡沼 創

>>2 白入先輩
何処にでも居る男は、いつもの様に突然現れて
あなたをぎゅっとハグするだろう。

「あー、今日もモフモフでやがりますねぇ」
(9) 2021/11/04(Thu) 21:50:43

【人】 保健委員 白入 熊

>>6 >>7 >>9

「おつかれありがと〜。
 もふもふしてってね〜」

穏やかに笑う子をハグしたり、
順番待ちの子をハグしたり、
いつも居る子をハグしたり。

今日もぽかぽか、もふもふ、ふわふわだ。
(10) 2021/11/04(Thu) 21:58:05
若井匠海は、今日もウェーイ!
(a2) 2021/11/04(Thu) 22:08:37

【人】 綴り手 柏倉陸玖

 
──稲生学園は。

今日も今日とて騒々しい朝だ。
そう、今日も。生徒会副会長は、
日々何処かで何かが起きている事を知っている。

あらゆる異能者が集まるこの稲生学園に於いて。
ちょっとした隠し事を拾う目や耳など、幾らでもある。
誰も知り得ないような事は"知らない"けれど。

ずっと前からそんな気はしていたのだ。
ここ数日間続いている、『噂』による曖昧な不安は
一介の生徒に抑え切れるようなものではないと。

ここまで大事になってしまえば。学園側としても
真偽の程には関わらず、白を切り続けるのは難しいだろう。

つまるところ、終わりは近いのだ。

であれば、生徒会副会長のすべき事は変わらない。
今日も、いつも通りの仕事を始めよう。
(11) 2021/11/04(Thu) 22:19:44
柏倉陸玖は、憂鬱だ。
(a3) 2021/11/04(Thu) 22:19:50

普川 尚久は、同じく憂鬱だ。
(a4) 2021/11/04(Thu) 22:24:55

御旗栄悠は、申し訳なく思いながらも上機嫌だ。
(a5) 2021/11/04(Thu) 22:25:10

鏡沼 創は、怒りを感じている。
(a6) 2021/11/04(Thu) 22:29:15

【人】 楢崎大地

「なんか、憂鬱そうなのと上機嫌そうなの極端な気が……?」
(12) 2021/11/04(Thu) 22:49:39

【人】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海

「空気重めの人は体育祭の準備で大変なんしょ〜!多分!」
軽いウェイ
(13) 2021/11/04(Thu) 22:52:41

【人】 綴り手 柏倉陸玖

「職務の割り当て、立場の違い……ははは……」

三年生、忙殺されています。あ〜あ。
(14) 2021/11/04(Thu) 22:56:26
若井匠海は、不穏ノー根余裕外し✿エスケープ
(a7) 2021/11/04(Thu) 22:58:59

【人】 鏡沼 創

>>+6 静
あなたが泳げなくなったと聞き、プールへと向かう。
まだ、其処に居るだろうか。
居なければ、探す手段は幾らもあるけれど。
例えば、あなたが「“鏡沼創”に傍に居て欲しい」と願えば
それだけで、男は其処に現れる。
(15) 2021/11/04(Thu) 23:00:53

【人】 楢崎大地

「……これ以上のトラブルないといいよな」

フラグ
(16) 2021/11/04(Thu) 23:02:28

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>14 柏倉先輩
忙殺されるあなたの傍に、いつもの様にその姿は在った。
文字通り、拾う目や耳など、幾らでもありそうな男が
当たり前の様に、生徒会会計として其処に居る。

しかし、常にいつも通りである筈のその男は。
纏う雰囲気が、何処となく、いつもと異なっていた。

「どうかしちまいました? 浮かねぇ顔してやがりますが。
 流石の柏倉先輩も、過労気味になっちまってます?」

口調も表情も、いつも通りである筈なのに。
(17) 2021/11/04(Thu) 23:02:49

【人】 保健委員 白入 熊

「平和がいいね〜」

ポータルが実家の北極と繋がっていたので
校庭の日陰に小さめの流氷を飾っている。
頑張ってアザラシぽい形にしようと削った。

出来栄え:80
(18) 2021/11/04(Thu) 23:09:23
白入 熊は、かわいいアザラシができて満足。
(a8) 2021/11/04(Thu) 23:09:57

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+10 笹原
「あー……こりゃまた面白い事になっちまってますねぇ」

何処にでも居る男は、それこそ何処にでも居るので。
何処に通じているかもわからない、開いたままの扉を
実に悠々と潜って行こうとして、消えた。

そして即座に、少し離れた場所に現れた。
まるで、残機製のゲームの如き挙動である。

「……そうじゃねぇかと思ってましたが、これ僕が通るには
 一人じゃ出来ねぇですねぇ」
(19) 2021/11/04(Thu) 23:11:39

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>17 鏡沼
「ああ……どうも、鏡沼君。
 いえまあ、これだけ騒ぎが続きますと、ね。」

流石に、と苦笑していつも通りを取り繕う。
取り繕っているのは、きっとお互い様。
であればお互い、上辺のその下はわかり切っているのだろう。

「そちらも晴れ晴れ、とは行かないようですが。
 本当に無理してません?」

上級生は頼るものですよ、なんてまた一つ苦笑い。
(20) 2021/11/04(Thu) 23:12:41

【人】 鏡沼 創

>>+12 静
あなたの、泡が上る足に視線を落とす。

「…………それ、痛かったりはしねぇんです?
 逆に、感覚がねぇですって事は?」

表情こそ貼り付けた様な笑みだが。
纏う空気は、何処か重い。

人魚から、海を奪った者が居る。
その事実が、重く圧し掛かる。
この人魚が、今以上を求める筈も無いと知っているからこそ。

騙し討ちしか有り得ない。
(21) 2021/11/04(Thu) 23:26:05

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>20 柏倉先輩
「ええ。もう何が無理で無理じゃねぇか、わっかんねぇですよ」

それは本音の欠片か。
そもそも、この男に本音なんて在ったのか。

「早く終わってくれやがりませんかねぇ、こんな状況。
 でねぇと、僕も何しちまうかわかんねぇですよ」

声の調子は、いつもの軽口だ。
内容が少し、不穏なだけ。
(22) 2021/11/04(Thu) 23:31:36

【人】 楢崎大地

「…………」

深々と息を吐き

「嫌な予感だけする」
(23) 2021/11/04(Thu) 23:33:43

【人】 鏡沼 創

>>+15 静
「大事ねぇってんなら、構わねぇんですが」

────何が?

「……なら、取り敢えず髪でも乾かしてどっか行きましょうか?
 今、僕すげぇドライヤーしてぇ気分でやがりますんで。
 させてもらって構わねぇです?」
(24) 2021/11/04(Thu) 23:46:35

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>22 鏡沼
「ははは。本当に」

その一瞬だけ。
調子はそのままに、言葉に胸中を滲ませるあなたとは反対に。
この副会長は、言っている事こそいつも通りだけれど
その声色は随分とうんざりしたようなものだった。

「ねえ、鏡沼君。
 今に始まった話ではなく、きっと君は無理をしていますよ。
 随分慣れてしまって、それが無理なのだとわからないだけで」

それも束の間、いつも通り穏やかにそう切り出す。

「きっと君が必要と判断してそうしている事でしょうから。
 それを咎めるつもりは、俺にはありませんが。
 それでも、少しでも"上手くやる"為には。
 利用できるものは利用すべきと思いませんか?」

「放送室での一件もそう。
 後からでも、きちんと俺に話を通しておいてくだされば
 普川に便宜を図るくらいはしましたのに。」

根掘り葉掘り事情聴取を受けたかったのなら、話は別ですが。
一度言葉をそう締め括って、また一つ苦笑した。
(25) 2021/11/04(Thu) 23:47:21

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>25 柏倉先輩
「利用できるもの……でやがりますか。
 まるで、ご自分がそうみてぇな事言うじゃねぇですか」

いつも通りに、鏡沼は微笑んで────
否。
これは、無表情だ。
微笑みの形の無表情。

「根掘り葉掘り聴取を受けてぇだなんて、そんな気持ちは
 とんとねぇですよ。ただ、そうでやがりますねぇ」

   ▼
(26) 2021/11/05(Fri) 0:05:34

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>25 柏倉先輩
「利用って、信頼は兎も角、信用は置ける間柄でねぇと
 成立しねぇと思いやがりません?
 頼った先に引っ繰り返されんのも、利用しようとした先に
 寝首掻かれんのも、僕は
真っ平御免でやがりますよ


其処に在るのは、猜疑心と怒りだ。
陥れられるモンならやってみやがれ
と言わんばかりの敵愾心。

「何かに、誰かに頼りゃ“上手くやれる”だなんて、
 随分とまあ胡散臭せぇ話じゃねぇですか。
 世の中、そんなに甘めぇ訳ねぇでしょうが」
(27) 2021/11/05(Fri) 0:06:27
鏡沼 創は、誰の事も信用しない。
(a9) 2021/11/05(Fri) 0:07:56

御旗栄悠は、全てを余所に、今日もグラウンドを走る。
(a10) 2021/11/05(Fri) 0:22:13

御旗栄悠は、グラウンドを走る脚はやがて壁を走って。
(a11) 2021/11/05(Fri) 0:28:18

御旗栄悠は、前とは逆に、フェンスを乗り越えて屋上に登った。
(a12) 2021/11/05(Fri) 0:28:50

【人】 鏡沼 創

>>+17 静
「………………。」

物足りなさそうなあなたを見つめる表情は、いつも通りだ。
表面上は。


更衣室へ着けば、宣言通りにあなたの髪を乾かし始めるだろう。
昨夜は問題無かった。
今朝別れるまで、同じ物しか飲み食いしてない。
なら。
これ以上、何かを問う必要も無い。
あなたに、騙されたのだという事実を突き付ける気も。

誰がやったかなんて、もうどうでもいい。
(28) 2021/11/05(Fri) 0:31:13

【人】 勝利への渇望 御旗栄悠


「もう、ちょっと真面目な普通の生徒、
 なんて評価も無縁になっちゃうかな」

そも、シオン某の家に伺ったり、
薬の件に深く、深く関わっていたり、
学校を縦横無尽に動ける異能だったり、

そういう色々隠してたことが明るみになったら、
みんなの見る目も変わっていくんだろう。

体育祭までは、きっと大人や先輩たちが根回しする。
(シオン関連に関しちゃ別問題だけど。)

その日に何かが変わるか、って言われたら。
でもまあ、特に大きく変わりはしない気がする。
(29) 2021/11/05(Fri) 0:37:54

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>26 >>27 鏡沼
「おや、信用されていませんでした?
 ちょっとショックです。
 これでも日頃の行いは良い方と自負していますのに」

とはいえこれも偏に俺の不徳の致す所でしょうか、なんて。
眉尻を下げてそう呟いた。
柏倉は、その敵愾心を物ともしない。

「そうは言っても、それはそれ、これはこれ。
 ええ、頭から信用して掛からないのは賢明な事ですよ。
 俺だって、君に隠し事が無いわけじゃない」

そんな猜疑心を煽りかねない事を一つさらりと言って。
実際の所、柏倉の隠し事なんて幾らでもある。
それはたとえば、異能の事だとか。

「信用していないからこそ、ただ利用すればよろしい。
 もしも何かが、君の信用、信頼、期待に付け入って。
 全て引っ繰り返そうとするなら、寝首を掻こうとするなら。
 
その悪意さえも利用し返してやるという気概を持ちなさい。


「現実は実に残酷で、世の中は決して甘くない。
 何かに期待する事すら億劫になる事もありましょう。

 それでも俺達は、たった一人で全てを為せるほど
 時には気に食わないものでも、頼らずには居られないほど。
 決して強くはないのですよ。ええ、忌々しい事に。」
(30) 2021/11/05(Fri) 0:39:37
楢崎大地は、机に突っ伏してだらだらしている
(a13) 2021/11/05(Fri) 0:40:43

【人】 勝利への渇望 御旗栄悠


牛丸後輩は変わらず俺に無条件の憧憬をくれるし、
市川後輩は変わらず俺の考えに一番似た答えを出すし、
健人先輩は……変わらず待っていてくれるだろうし。

それに、この件があったからこそ仲良くなれた人も多くて。
仲間たちも、あっちの仲間たちだってそう。
それは確かにこの騒ぎが残してくれたもので。

でも別に、それらは人生が変わるほどでもなくて。できた縁も多分、力を与えてくれるなんてかっこいいものではなくて。

きっと俺はどこまでも凡才で、輝くようにはなれなくて。

(───ま。それでも)

スポットライトを独り占めする主役にはなれないけど。
群像劇でスポットをちょっと当てられる名脇役くらいなら。
まあ、なれるんじゃないかって気がした。

「加担した報酬は……
 ”加担しなかったことに”、にでもしよっかな」

体育祭の後も日々は続いていく。
勿論全力で、勝ちに行くつもりではあるけれど。

何も成果を出せなかったときのことを、必要以上に恐れる必要も別にないな。そう思った。
(31) 2021/11/05(Fri) 0:52:07
御旗栄悠は、かっこつけて屋上に登ったけど特にすることもない。部室まで降りなきゃ。
(a14) 2021/11/05(Fri) 0:52:50

若井匠海は、一瞬だけ窓に昔の光景が映った気がした。見ない振り。見ない振り。
(a15) 2021/11/05(Fri) 0:53:47

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>30 柏倉先輩
「柏倉先輩の行いがどうって訳じゃねぇですから、そこは
 安心しやがってください。
 僕の中には、最初から信用もクソも何も在りゃしなかったって
 だけの話でやがりますんで」

“鏡沼創”は、何にでもなれる。
何にでもなれるから、何者でもない。
或いは、あなたは“鏡沼創”に『こうなって欲しかった』のかも
知れない。
今の“鏡沼創”は、
あなたが言った通りの存在
だ。

「…………たった一人? 面白い事言いやがりますね。
 こんなに大勢居る“僕”に言う事じゃねぇでしょうに」

いつの間にか、あなたの目の前には
ざっと数十人の

“鏡沼創”が居た。

綺麗に整列している訳でもない。
よく見れば、各々が少しずつ異なる身体的特徴を持っていたり
別人にしか見えないほどに掛け離れた個体も居る。
現実には在り得ない、人の形さえしてないものまで。
けれど、
それら全てが“鏡沼創”だとわかってしまう
だろう。

「……ああ、でも。本当に僕以外誰も居なくなっちまったら
 僕の異能ほど無意味なものもねぇですね」

そんな言葉と共に、他の鏡沼創は一斉に姿を消す。
────さて、此処に居る“鏡沼創”は『本物』だろうか。
(32) 2021/11/05(Fri) 1:08:36
若井匠海は、人生を謳歌している!
(a16) 2021/11/05(Fri) 1:24:27

【人】 鏡沼 創

>>+19 静
「大丈夫でやがりますよ。僕がやっちまいますんで」

────何を?

ドライヤーを手に取り、あなたの髪を乾かしていく。
その手付きに迷いは無い。
自分は決して、優しくはないだろうけれど。
それでも、
受けたものをそのまま返す
くらいは出来るから。
(33) 2021/11/05(Fri) 1:27:31

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>32 鏡沼
「ははは。いよいよ俺の周りは同類ばかりらしい」

とはいえ決して他者を信用していないわけではない。
基本的に、人の言う事は信じる方だ。
それはそれとして、常に不測の事態に備える事を選びはする。
柏倉陸玖は、いつだって他者に期待しないだけ。

だから他者に対して『こうなって欲しい』などと思う事は無い。
ただ在るが儘に、在りたいように在れば良いと思っている。
自分に誰かの在り方を変えられるような力は無い。

「たとえお前がどれだけ殆ど無数に遍在できるとしても。
 それらには、必ず集約される先である『鏡沼創』がある。
 身体は増えても、精神は一つだけ。違います?」
(34) 2021/11/05(Fri) 1:50:26

【人】 鏡沼 創

>>+20 静
「お褒め頂いて光栄でやがりますよっと」

綺麗に乾かし終えて。

「僕も普段、此処まで早く登校しやがらねぇですからねぇ。
 どっか適当に散歩でもしちまいます?
 静は、授業サボったりする訳にいかねぇでしょうから
 あんま遠くには行けねぇですが」

規則正しく、家と学校を車で往復するあなただ。
近場であっても、それなりの冒険にはなるだろう。
(35) 2021/11/05(Fri) 1:51:01

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>32 鏡沼
「仮にそうだと仮定するなら、『鏡沼創』は一人だけだ。
 枝は分かれても、その幹は一つ。
 その上、枝の伸びるその先に関しては
 どうせ"観測"されていなければ干渉できないんだろう。

 その異能は結局の所、何もかも。
 
他者の認識に依存したもの
なんじゃないか?」

姿を現し、そして消える『鏡沼創』を見て、そう結論付けた。

柏倉陸玖の両親は、異能の研究を手掛けている。
そして異能戦闘で勝つ為に、ままならない自身の異能と
それより余程戦闘に向いた他者の異能との差を埋める為に。
自らあらゆる異能と向き合い、分析を続けた。

あなたはこれまでで、もう十分に手の内を明かしてくれた。
今はまだ、その全てを見抜けたわけではなくとも。
柏倉は、見せ掛けに惑わされてくれるほど優しくはない。

それはそれとして。
残ったものが、真実『本物』であるかどうかは関係無い。
今相対しているものもまた、確かに『鏡沼創』なのだと。
そう認識し、そして定義しているのだから。
(36) 2021/11/05(Fri) 1:51:36
柏倉陸玖は、他者に期待しようとしない。期待させたがる馬鹿は居るが。
(a17) 2021/11/05(Fri) 1:51:48

柏倉陸玖は、在るが儘と向き合い続ける。いつだって。
(a18) 2021/11/05(Fri) 1:51:57

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>34 >>36 柏倉先輩
「流石でやがりますねぇ。大正解でやがりますよ。
 誰かさんと違って、別に隠してた心算もねぇですがね。
 だって、垂れ流しじゃねぇですか。僕の異能なんて」

パラパラと、疎らな拍手を送る。
もっと大人数で盛大に鳴らしましょうか?なんて嘯きながら。

「ただ、精神が一つかどうかっていうのは微妙なトコですねぇ。
 確かに“鏡沼創”の情報は全部『本物』とでも言うべき
 僕にフィードバックされちまいますが。
 “生徒会会計の鏡沼創”も“風紀委員の鏡沼創”も
 それ以外の“鏡沼創”も居やがりますからねぇ。
 今みたいに、こっちから弄る事も出来ちまいますが
 基本的に僕は、相手の認識に沿わせちまってるんで」

あなたの推測は的を射ている。鏡沼創の異能は
『脳に干渉し“鏡沼創”という存在の認識を書き換える』
だ。
五感全てに干渉出来る為、例え其処に居なくとも
触れた感覚さえ再現出来る。
ただ、干渉出来るのはあくまで“脳”だ。
あなたなら恐らく、鏡沼が学園側からGPSの携帯を義務付け
られている事も知っているだろう。
(37) 2021/11/05(Fri) 2:25:37

【人】 鏡沼 創

>>+21 静
「そんじゃ、決まりでやがりますねぇ。
 コンビニは行った事あんなら、其処以外にしちまいましょう」

とは言え、特に目的地がある訳でもない。
気が向くまま、足が向くまま。
他愛無い話をしながら学園周辺を適当に回れば、すぐに
時間は過ぎるだろう。
あなたを、授業に間に合う様にクラスまで送って。

「……放課後、何かしてぇ事ありやがります?」

そう訊いた。
水泳に費やしていた時間が空いてしまうだろうと思ったから。
(38) 2021/11/05(Fri) 2:34:22

【人】 鏡沼 創

>>+22 静
「そりゃ何よりでやがりますよ。
 じゃ、また連絡お願げぇしますね。いつでも構わねぇんで」

さて、一体何が送られてくるのだろうか。
心待ちにしつつ別れを告げ、鏡沼もまた教室へと向かうだろう。
(39) 2021/11/05(Fri) 2:46:41

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>37 鏡沼
「可愛い後輩からのお褒めの言葉は一つで十分ですよ。
 隠すつもりがあるか否かと、隠せるか否かは別の問題ですが。
 俺の異能は幸い、隠し通す事もできなくはない。
 であればこんな異能、隠す事こそ義務と思いますけどね」

こんな異能、という言葉が指すのは自身の異能。
その性質は、随分と物騒なもので。
であれば誰にも知られぬよう葬り去るのが賢明というものだ。

「人間、誰しもTPOに応じた側面があるもので。
 "自分"が複数あるのは何もお前に限った話じゃないだろうよ。
 問題は、その場合それら複数を並行して行える事。
 その負荷でそれらの統合される先が潰れれば御破算だ。」

或いは、他の『鏡沼創』が新たに成り代わるのかもしれないが。
そうだとしても、『本体』にあたる統合先が
高負荷に陥れば、何処かで機能不全を起こしかねないわけで。

「だからその負荷を分散できる先をよそに作れ、と。
 その為に利用できるものは利用しなさいと。
 お節介な副会長はそう言っているんですが。
 大層器用で、そしてお強くいらっしゃる後輩さんには
 どうにもご理解頂けない理屈でしょうかね?」
(40) 2021/11/05(Fri) 3:00:50
普川 尚久は、落ちていたサッカーボールを見かけて、
(a19) 2021/11/05(Fri) 3:01:17

普川 尚久は、でも、“蹴れなかった”。あの日から、そして今も。
(a20) 2021/11/05(Fri) 3:01:55

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>40 柏倉先輩
「隠すのが義務でやがるなんて、随分ととんでもねぇ代物
 みてぇですね?
 少なくとも、ただ『傷を塞ぐ』なんて異能じゃねぇでしょう。
 分子間力でも弄れちまいます? 当てずっぽうでやがりますが」

「あー、普川先輩にも似た様な事言われちまいましたねぇ。
 僕にとっちゃ生まれつきなんで、普通の状態ってのが
 よくわかんねぇですが……、……。」

鏡沼の異能は『“鏡沼創”を知る人間』にしか効果が無い。
逆に言えば『“鏡沼創”を知る人間』には効果が出てしまう。
常に垂れ流しに等しい状態なのだから。
そしてその人数は、右肩上がりで増えていく。
幾ら鏡沼が、ある種神がかり的な処理能力を持っているとは
言え、
いつかは限界が訪れる。

その事に、鏡沼自身は気付いていなかった。
今、あなたに指摘されるまで。
明日も今日と同じ様に捌けると、当たり前の様に思っていた。

「──……仮にそうだとして、こんなのどう分散しろって
 言いやがるんですかねぇ?
 僕にメモリでも増設してくれちまうんです?」
(41) 2021/11/05(Fri) 3:36:27
若井匠海は、クラスメイトも居ないし、殿畑も居ないし、昼メンは数人減っていたが、暢気していた
(a21) 2021/11/05(Fri) 4:34:59

普川 尚久は、他者に期待しようとしない。期待しても互いに不幸になるから。
(a22) 2021/11/05(Fri) 4:45:45

普川 尚久は、ただ一人、例外がいたから。しようとしない馬鹿に期待を望む。
(a23) 2021/11/05(Fri) 4:46:14

普川 尚久は、望んだら叶えてくれるのをもう知っている。
(a24) 2021/11/05(Fri) 4:46:18

若井匠海は、安定の平常の大仰の通常運転だ。身振り手振りは嫌ほど大きい。
(a25) 2021/11/05(Fri) 4:57:46

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>41 鏡沼
「ははは。そんな大層なものならどれだけ良かったか」

決して、『傷を塞ぐ』だけではない事は否定しない。
それでも事実、そんな大層なものではないのだ。

「まあ、俺だけ教えて頂くのもフェアではないという事で。
 特別にお教え致しましょう。内緒ですよ?」

隠されるものには、隠されるだけの理由がある。
あなたはきっと、それがわからない人間ではないだろう。

そう考えて、一度声を潜めて囁いた。
(42) 2021/11/05(Fri) 5:03:45

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>41 鏡沼

「…それはさておき。
 そうですねぇ、一度それに慣れてしまえば…
 というより。君にとっては生まれつきそうであって
 その状態が"普通"なのでしょうけど」

それでも、異能抑制剤を使用してはいるのだから。
一般的に言う所の、『普通の状態』というものに
何も全く想像が及ばないという事もないのではないだろうか。
そんな詮無い事を思う。

「これまでその努力をしていなかった、とは思いませんが。
 根本的な解決を図るなら、制御を試みるしか無いのでは?
 自分に合った薬を探す、でも良いとは思いますが。
 あちこち首を突っ込むな、と言われてそうできるほど
 君は決して薄情者ではないようですし。」

何れにせよ、今一度、改めて制御の方法を模索するのであれば。
その為に適切な道を提示する事はできる。
何せ柏倉の家はそういう家系だ。

「それから、これは場当たり的な処置ではありますが。
 あちらこちらで抱えた問題を相談して頂けるのであれば。
 勿論、俺はいつだって力になりますけども。
 それもまた、ある程度は分散先の一つになりますでしょう?」

「つまり、結局の所。
 もう少し人を頼る事を覚えなさい、という事ですよ。」
(43) 2021/11/05(Fri) 5:05:10
若井匠海は、自分の世界に殉じたい。
(a26) 2021/11/05(Fri) 5:34:49

若井匠海は、「だからPresent for You !グットラックをおすそ分け❤」
(a27) 2021/11/05(Fri) 5:37:04

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>42 柏倉先輩
あなたの異能を聞いて、鏡沼は何を思ったかくつくつと笑った。
その顔からは、さっきまでの剣呑な雰囲気が消えている。

「……変なトコ似てやがるから、ビックリしちまいましたよ。
 仕方ねぇですね。じゃあ、僕の異能もオマケでちょい情報
 追加しちまいますね」

まあ別に、隠してる情報って訳でもねぇんですが。
そう、あなたへと耳打ちする。
(44) 2021/11/05(Fri) 6:17:56

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>43 柏倉先輩
実際、鏡沼も事情聴取時には、異能抑制剤を飲んでいる時の
『いやに静かで落ち着ける感覚』がそれではないかという旨の
発言はしている。『普通』の感覚が逆なのだ。

「自分が、力加減ド下手糞野郎だって自覚はありやがるん
 ですがねぇ。気軽に練習出来るモンでもねぇですし」

「薬を常用すんのは、今まで考えた事ねぇパターンで
 やがりますね。ただ『新薬』ってのは御免被りてぇです。
 唯でさえ手に余ってんで、強化とか変質は要らねぇですよ」

あなたの様に、何かしらのコネや伝手がある訳でもない。
鏡沼が普段使っている異能抑制剤は、メジャーな市販品だ。

「人を頼る事をでやがりますか。 ……ま、考えときます。
 そう言われて、今すぐ頼ろうってならねぇ程度には
 スレちまってるみてぇなんですよねぇ、僕」

他人に頼ろうとはあまり思えなかったし、自分に出来る範囲が
広すぎたというのもある。
鏡沼創は、正しく“天才”だ。


他者の認識の中に居る“自分”を全て知ってしまう異能を
持つが故に、人間の汚い部分はかなり見てしまっている。
其処に“鏡沼創”が混ざったなら、醜悪な妄想さえも
自身にフィードバックされてしまうのだから。

けれど、この男はそれでも人が嫌いになっていないのだから。
あなたの言葉に頷ける日も、いずれ来るだろう。
(45) 2021/11/05(Fri) 6:21:43
御旗栄悠は、期待されるのが嫌いだ。
(a28) 2021/11/05(Fri) 13:35:31

御旗栄悠は、期待しない人たちのことが好きだ。
(a29) 2021/11/05(Fri) 13:35:40

御旗栄悠は、期待なしに人々を肯定する。
(a30) 2021/11/05(Fri) 13:36:00

楢崎大地は、穏やかにおやつを食べている
(a31) 2021/11/05(Fri) 14:34:56

若井匠海は、全くの空想上の物を作ろうとし、"失敗"した。
(a32) 2021/11/05(Fri) 14:56:45

若井匠海は、目の前にある物の再現が一番得意らしい。
(a33) 2021/11/05(Fri) 14:58:43

若井匠海は、ふらっと自習中の教室に戻ってきて早速イヤホンをつけた。
(a34) 2021/11/05(Fri) 16:54:45

【人】 鼓動を鳴らせ! 若井匠海

「サボったツケの額、458円。」
これは授業抜けの口止め料として小分け袋菓子を買う男
(46) 2021/11/05(Fri) 17:27:57
鏡沼 創は、冬休み中は一人になるかもしれない。
(a35) 2021/11/05(Fri) 17:48:56

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+24 神谷
あなたが言う所の『余裕で体突っ込むやつら』の一人であり
一際おかしな挙動(>>19)を見せた男は、ふと振り返った。

「一体、何をそんなに悩んじまってるんです?
 この騒ぎを解決してぇって訳でもなさそうでやがりますが」

あなたに対して怒りを表さないのは、既に薬を服用した後だと
知っているからこそだ。
後悔し、自分に助けを求めて来たあなたは、犯人たりえない。
だからこそ鏡沼は、あなたに対していつも通りだ。
(47) 2021/11/05(Fri) 17:59:12
鏡沼 創は、何処にでも居るが、実は誰も居ない所には居なかったりする。
(a36) 2021/11/05(Fri) 18:48:45

鏡沼 創は、概ね、人の居る所に姿を現す。本当に一人で居る事があるとすれば、それは『本物』の鏡沼創だ。
(a37) 2021/11/05(Fri) 18:56:57

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼
「…どんな異能も、持ち主が制御下に置く事ができなければ。
 どうしたって、大小問わず困った事にはなる。
 それを克服する為に、日夜研究は進んでいるのですよ」

明かされた詳細に動じないのは、自分の異能の事もあってか。
或いは単純に、そんな事もあると理解しているからか。
ともあれ柏倉は。
ままならない現実に、素直に甘んじてやるような人間ではない。

「気軽に訓練のできる異能ではないのは重々承知しています。
 であれば、薬によってある程度弱めた状態から始めれば良い。
 この頃はそういったやり方もあるのですよ。
 少し専門的な所で行うものですから、
 これまでご存知無くとも仕方ありませんけどもね。」

幾度も突き付けられる現実に、内心唾を吐きながら。
それでも。みっともなく、見苦しく、泥臭く。
利用できるものは、全て利用してでも。
ここまで足掻いて来たのが柏倉陸玖という人間だ。

「どのような形であれ、君が克服する事を望むなら。
 俺はその為の道を模索し、そして提示し続けましょう。
 尤も、その道を選ぶかどうかは、君の自由ですが。

 利用するに値すると感じた時だけ利用なさればよろしい。
 俺というものは、結局。前途ある君達の為の
 引き立て役たる影であり、乗り越える為の試練であり
 そして君達に寄り添う相談役、なのですからね。」
(48) 2021/11/05(Fri) 19:00:38

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼

「とはいえあの薬はダメですね。
 いえ、それそのものは決して悪いものではないのですが。
 やり方も良くなければ、適切に対応できる用意もない。
 そういった条件下で異能を不安定にすれば。
 それは、こうもなろうというものです。」

そうは言ってもそれはそれ、これはこれ。
生徒会副会長というものは、連日の騒動に対処する側でもあり。
杜撰な体制にそれはもううんざりとしていたのだ。

「ねえ、鏡沼君。
 犯人探しは、やめておいた方が良いですよ。
 少なくとも今は。直接関与した人間達を止めた所で
 他の誰かが犯人になるだけですから。」

それはまるで自分が犯人ではないかのような口振りで。
とはいえ柏倉は、直接関与していたにせよ、していないにせよ。
結局は同じ事をするのだろう。そういう人間だ。

「それでも君が"できるからやる"と言うのであれば。
 俺は決して止めはしませんけどもね。
 何よりも、やり返してやるというのは胸がすくものです」
(49) 2021/11/05(Fri) 19:01:39

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>44 >>45 鏡沼

「けれど、今はもっと優先してやるべき事があるでしょう?
 だと言うのに無闇矢鱈と負荷を増やすというのは
 俺はあまり、得策ではないように思うのですよ。」

今のあなたには、既に随分と負荷が掛かっている。
そのように見える。
今まで生徒会役員として、それなりに接して来た中で。
これまで出す事の無かったボロを出してしまう程度には。

「真に是正すべきは、これを看過し続けた学園側。
 俺は実際の所、実に無力な副会長ではありますが。
 君に代わって苦情を届けるくらいは致しましょう。
 だから君は、今は知り合いの傍に居る事に注力なさると良い」

「幾ら君が、"何処にでも居る"としても。
 心ここに在らずというのは、寂しいものですよ。」
(50) 2021/11/05(Fri) 19:02:05

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>48 >>49 >>50 柏倉先輩
「……そういうやり方もありやがるんですねぇ」

克服したいという意志があったとは言い難い為、異能を
取り巻く昨今の状況については、決して詳しくない。
仮に調べようとしたとして、一介の高校生が知れる情報はそう
多くはないだろう。幾ら、目や耳が無数にあったとしても。

現実を、他人の認識を、在りのまま受け容れ。
抗う事すら知らず、流されるに任せ。
何処までが自分かすらわからない程に、透明な存在。
自分で足掻くという事を知らない──否。
足掻いている事さえ認識出来ないのが、鏡沼創という人間だ。

「望んでるかってのは、正直わかんねぇですが。
 制御出来てねぇってのが問題なのは、理解しちまいました。
 ……となると、公共の福祉に則って柏倉先輩が僕に異能の
 制御を提案するってのは、強ちおかしな話でもねぇですね」

結局の所、鏡沼創は。
道を示された所で、自分の意志で何かを選べる人間ではない。
もし選べる人間なら、実質“何にでもなれる異能”を与えられて大人しく一介の高校生で居る訳がないのだ。
となると、その判断基準は相手。次に公益性。

「信用も信頼も期待も、正直ねぇですがね。
 利用すべきって判断は下せちまいましたよ」

「柏倉先輩、アンタが『自分』ってのをそう定義しやがるんなら
 引き立てられる光やら、乗り越えてく人間やら、寄り添われ
 相談する側ってのは必ず要りやがるんじゃねぇです?」
(51) 2021/11/05(Fri) 21:10:21

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>48 >>49 >>50 柏倉先輩
「──犯人探し、でやがりますか?
 柏倉先輩には、僕がそういう事をする奴に見えちまってます?」

口調はふざけているが、声色は一段冷たいもので。
怒りを宿して尚、“鏡沼創”は透明だ。

「誰がやっただとか、やってないだとか。
 別に、どうでもいい話だと思いません?」

一言漏れた言葉にだけ、いつもの口調が混ざらなかったのは。
それが
嘘偽り無い本心だから
だ。

「僕はただ、
 
“鏡沼創”がやったんじゃねぇかだとか

 
“鏡沼創”ならやっててもおかしくねぇだとか

 
“鏡沼創”のせいになりゃいいのにだとか

 
“鏡沼創”がやってたらどうしようだとか

 
そう思う人間が居りゃ、
ご期待に沿っちまう
だけ
ですよ」

こちらもまた、自分が犯人ではないかの様な口ぶりで。

「……ああ、“鏡沼創”に飲ませてやりたいってのだけは御免
 被るんで、その時は流石に反撃しやがるでしょうがね」
(52) 2021/11/05(Fri) 21:12:21

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>48 >>49 >>50 柏倉先輩
「しっかし、いやに気遣ってくれやがりますねぇ。
 もしかして、僕に潰れられたら困っちまいます?」

言葉を切って、すっかりいつもの調子に戻る。
不自然な程の態度の切り変わりは、あなたの推測が的を射ている
何よりの証明だろう。

「代わってと言われちまいましても、どういう風に出しゃいいか
 サッパリでやがるんですよねぇ。
 学園側に言いてぇ事がある訳じゃねぇですし。
 柏倉先輩がそうすべきって思うなら、適当にやっちまっといて
 ください。僕の名前は、別に使っちまって構わねぇんで」

最後の言葉に、少し考える様子を見せて

「……そういうモンでやがるんですかね?
 ま、そこまで言ってくれやがるんなら、お言葉に甘えちまい
 ますかね。
 お気遣いありがとうごぜーます、って事で」

その場から、鏡沼は姿を消すのだった。
(53) 2021/11/05(Fri) 21:14:05
牛丸紗優は、今日のお昼はどでか肉まんだった。購買部にある数量限定メニューらしい。
(a38) 2021/11/05(Fri) 21:30:47

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>51 >>52 >>53 鏡沼
「はは、仰る通りです。
 手の掛かる子ほど可愛いとはよく言ったもので。
 こういう立場を選んだ以上、必要としてくれる人が居なければ
 結局俺の居場所なんて何処にもありませんから。
 つまり、こうして気遣うのは。結局は自分の為という事です」

柏倉は、日頃から必要とされる為の努力をしているつもりだ。
その為に副会長という立場を選んで、
その為に、誰もが頼れるものであるように振る舞っている。

「けれど、それと同時に。
 知り合いが困っていたら助けたいと思うのは。
 それって別に、誰しも当たり前の事だとは思いませんか?」

だからと言って、"自分"を蔑ろにしているわけではない。
寧ろ、それこそが自分なのだと開き直ってさえいる。
そう定義している。きっと誰もが呆れ返るほど頑固に。

「とはいえまあ、釘を差しただけですよ。
 世の中言われなかったからと好き勝手する馬鹿も居るもので。
 そう仰るのなら、こちらも"適当に"やっておきますとも。
 ですから鏡沼君も、"上手くやって"くださいね。」

そんな言葉と共に、いつも通りに姿を消す後輩を見送った。
結局の所。
たとえその理由が、周囲の為に、であったとしても。
総合的に判断し、去就を"選んで"いるのは、『鏡沼創』だろう。
柏倉陸玖は、そのように認識している。
(54) 2021/11/05(Fri) 22:07:38

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+33 神谷
「おっと、驚かせちまいましたかね?」

普通は人間がリスポーンしてたら驚くし、リスポーンしてた
人間が話し掛けて来たら更に驚くだろう。

「迷惑って言うほどの迷惑は掛かってねぇですから、別に
 気にしねぇで構わねぇですよ。
 しっかしアンタ、意外と普通に喋っちまってますねぇ?
 あん時は、例のアレで意識朦朧でやがったんです?」

「解決する気もねぇのに、入ろうとしやがってたんです?
 中々、正気じゃねぇ事言いやがりますね。
 何か理由でもありやがるんです?」
(55) 2021/11/05(Fri) 23:45:34

【置】 保健委員 白入 熊

「……貝く〜ん。聞いてくれる?」

ある夜。
寮の部屋で一匹、水槽に向かって話しかける熊。
透明なガラスの中で、ぷくぷく泡が立っている。
大きな身体を丸めて、隅っこで貝と一緒。
静かな夜を、大きな影と小さな影で分け合っていた。

「最近みんな静かでね〜、休んでる子とかもいて。
 凛子ちゃんが休み始めてからかな。
 そこから急に、お薬の噂が広がって」

異能が強くなる薬。
体育祭を前にしてかどうか、
強くなりたい子たちがたくさんいるらしい。
のんびり屋の自分には、闘争心ってものがわからない。
ちょっとだけ、その熱意に憧れる気持ちがあるのは本当だ。
(L0) 2021/11/05(Fri) 23:56:04
公開: 2021/11/06(Sat) 0:00:00

【置】 保健委員 白入 熊

「でもね、お薬がどんなものかわからないし、
 みんなには危険な目にあってほしくないんだよ。
 けれど、ぼくには難しいことはわからないからさ」

効果とか、副作用とか。そういうもの。
知らずに飲んだ子だっているだろう。
何かしたくても、ぼくのハグは
苦しくなった子にしか大きく効かない。
それがちょっぴり寂しくて悲しい。

「ぼくはみんなに元気でいてほしいなって思うんだ。
 だから朝も、玄関の近くで
 元気のない子をぎゅってするようになったんだけど」

ふわふわして、もふもふして、それで幸せが増えたらいいな。
朝のハグ活動は、そんな小さな願いから始まっていた。

「それからすぐに動物いっぱいの騒ぎが起きて…
 あのときに貝くんと会ったんだよね。
 仲良しのお友達ができて嬉しかったんだあ」

道でばったり出会ったきみと、ぼくはここまで仲良くなった。
日々の変化っていうものは、悪いことばかりじゃない。

良いこと、悪いこと。
それがミルクとコーヒーみたいに混ざり合ってる。
(L1) 2021/11/05(Fri) 23:56:28
公開: 2021/11/06(Sat) 0:00:00

【置】 保健委員 白入 熊

「ぼくの知らないところで、きっと色んなことが起きてる。
 わからないことは、わからないままなんだけど……
 それでもぼくにできることって、あるんだよ」

また光樹くんの手料理が食べたいな。
また陽菜ちゃんの放送が聞けてよかった。
また、みんなの元気な姿が見れればそれで良いんだ。

慣れないことをいっぱい考えた頭はふわふわしたまま。
ぷくぷく泡立つ水の中で、
貝くんがずっと聞いててくれるからほっとした。

「だから体育祭の準備を頑張って、
 頑張りすぎてる子をぎゅってして、
 最後はみんな笑って楽しいお祭りにできたら、
 とってもハッピーだよね」

そのために、ぼくが一番元気でもふもふしてなくちゃって思う。

「聞いてくれてありがと、貝くん。
 また明日も、素敵な一日にしようねえ」
(L2) 2021/11/05(Fri) 23:57:02
公開: 2021/11/06(Sat) 0:00:00
白入 熊は、今日も、明日も、明後日も。白くて、もふもふで、ふわふわだ。
(a39) 2021/11/06(Sat) 0:00:00

牛丸紗優は、そう信じているし、そうなるように祈っている。
(a40) 2021/11/06(Sat) 0:12:48

鏡沼 創は、まだ迷っている。信じるべきか、否か。
(a41) 2021/11/06(Sat) 0:30:51

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+37 神谷
「あー……、異能に頭取られてたから、ああいう喋りで
 やがったんですねぇ」

あなたの言葉に、納得を見せる。
実際に、鏡沼の異能も脳のリソースはかなり食う方だ。
そのせいで、実は寝起きがとても悪い。
自身は処理能力でごり押し出来てるとは言え、似た異能の
あなたがああなっていたのも、無理からん話だと。
加えて、我らが副会長が絡んでるとなれば、尚更だ。
きっと自分に焼いた様な世話を、あなたにも焼いたのだろう。
鏡沼からすれば、今の説明に不審な点は見受けられない。

「別に、咎める気なんてねぇですよ。
 何なら、同行しやがりましょうか?
 僕はこれ、一人じゃ通れねぇんですよね。
 空間系の異能じゃねぇんで、力にはなれねぇでしょうが
 一人じゃ踏ん切りがつかねぇんでしたら。
 普通に入ったら分断されちまう可能性もありやがりますが
 僕なら、それもねぇ筈ですし。
 無事帰って来られるって保証は出来ねぇですが、命綱の
 代わりくらいは出来るんじゃねぇですかね」
(56) 2021/11/06(Sat) 1:05:09
若井匠海は、先生から肩を叩かれる日を暢気に待っている。欠伸をしながら
(a42) 2021/11/06(Sat) 2:59:00

鏡沼 創は、焦った様子で走り出した。
(a43) 2021/11/06(Sat) 9:12:48

【置】 綴り手 柏倉陸玖

 
いつかは少々空っ風の吹き込んでいた教室。
割られた窓は、今や傷一つ無い。
修復に適した異能者の手によって、
おおそよ"完全"な姿でそこにある。

手袋を外して、それに触れる。
何も変化は無い。
この異能は、そこにある傷にしか影響を及ぼさない。


結局の所は、そういうものだ。
得てして直す、或いは治す異能というものは。
初めから"そうである"ものには対しては、
どうしようもなく無力でならないのだろう。

こんな身に余る大層な力をくださるのなら。
もう少し夢を見せてくれればいいのに、と思う。
世界というものはどうにも残酷で、現実は何処までも甘くない。
(L3) 2021/11/06(Sat) 17:33:06
公開: 2021/11/06(Sat) 18:00:00
柏倉陸玖は、無力な副会長だ。
(a44) 2021/11/06(Sat) 17:33:14

【置】 綴り手 柏倉陸玖

 
けれども、大人しくその事実を受け入れて
しおらしく諦めてやるほど、柏倉は殊勝な人間ではない。
異能が頼りにならないのなら、他の道を模索し続けるまで。
死んでも全てを諦めて泣き寝入りなどしてやるものか。

だから、手の掛かる、それでも諦めない人間が好きだ。

無力な自分に縋ってでも、現状から抜け出そうとする人間が。
心の底で理不尽な現実や気に食わないものに唾を吐きながら、
それでも利用できるものは何だって利用する。
たとえどれだけ傷を背負い込んでも、執念だけで立ち上がる。
そういう人間にこそ、手を差し伸べようと思うのだ。

そうしてみっともなく、見苦しく、泥臭く足掻いて。
いつか彼等がざまあみろと現実を見返してやれる時が来たなら。
その時はきっと、自分の努力も救われたような気になれる。
そんな自分勝手で独り善がりな希望。

結局の所、全ては自分の為の事。
あの薬は、あなた達の存在は、異能というものは。
憎たらしくも、忌々しくも。
それでも紛れもなく、自分にとっての希望なのだ。
(L4) 2021/11/06(Sat) 17:34:33
公開: 2021/11/06(Sat) 18:00:00
柏倉陸玖は、これからもそうなのだろうと思う。
(a45) 2021/11/06(Sat) 17:34:40

御旗栄悠は、薬を勧められた。
(a46) 2021/11/06(Sat) 18:43:51

御旗栄悠は、とりあえず悩むことにした。
(a47) 2021/11/06(Sat) 18:44:08

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+47 神谷
あなたの言葉を聞いて、鏡沼創はおかしそうに言った。

「あはは、殺される事はねぇんで安心しやがってください。
 僕は絶対に巻き込まれねぇですから。
 此処に居る僕は、分身みてぇなモンだと思ってもらえば
 話が早えぇですかね?
 納得出来ねぇってんなら、もうちょい説明しちまいますが」

           ・・・・・・・・・・・・・
「ん? そりゃアンタが止められてぇとは思ってないからじゃ
 ねぇですかね?」
(57) 2021/11/06(Sat) 19:13:23
鏡沼 創は、今日も何処にでも居る。 ……が、いつもよりは大分少ない。
(a48) 2021/11/06(Sat) 19:27:30

【人】 鏡沼 創

>>+48 神谷
「ま、ニンジャにもなれるって意味じゃ、間違いはねぇですね」

実にさらっと、とんでもない事を言って。

「テレパシーって言うよりは……あ。
 もしかして、神谷はわかんねぇんですかね?
 『自分が今、相手にどう認識されてるか』っての」

似た異能を持つが故に。
この男は至極当たり前の様に、あなたにもそれが出来るもの
だと思っていたのだ。
(58) 2021/11/06(Sat) 19:52:28

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+49 神谷

「えっ、わかんねぇんです?」


こっちはこっちで驚いている。
珍しく、普段細められてる目が開いて紫色が見える程度には。

「チートっつうよりは、増殖バグでやがりますが。
 見たり聞いたりは出来ちまいますね。
 尤も、何処にでも居られる訳じゃねぇですが。
 こん中にだって、一人じゃ入れねぇですから」

と、件の扉を指し示す。

「しかし、わかんねぇなら、そりゃ思う様にも出来ねぇですし
 薬の件がなくても日常に支障出まくりじゃねぇですか。
 ま、僕はそのせいで“自分”って言えるモンがほぼねぇんで
 してぇって程の事もありやがらねぇんですがね」

わかるという事は、アイデンティティの喪失に繋がりかねない。
出来る様になった所で、あなたの救いになるかは疑問だ。
(59) 2021/11/06(Sat) 20:11:41

【人】 何処にでも居る 鏡沼 創

>>+50 神谷
「……一応、『本物』って言えるモンはありやがりますよ。
 出来る事・出来ねぇ事ってのが異なっちまってるんで。
 記憶や経験は、全部その『本物』にフィードバックされて
 ますから、齟齬が出たりはしやがらねぇです」

それは、全てを並行処理出来る処理能力があってのものだ。
この処理能力も異能の一部なのか、必要だから開花した才能
なのかは、鏡沼自身にもわからない。
処理出来るのが、鏡沼にとっては当たり前というだけの話。

鏡沼創は知っている。
あなたに自分が
『気持ち悪い存在』として認識されている
事を。
(60) 2021/11/06(Sat) 20:34:34
若井匠海は、帰る間際、軽く振り帰って虚空に手を振った。「じゃ、また明日!」
(a49) 2021/11/06(Sat) 20:57:10