23:28:56

人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:


サルガスを探している。

【人】 徒然 シトゥラ

>>+52 >>ルヘナ

「いつもの、ルヘナに聞こえる。
 なにか落ち込んでいそうだが」

 あなたのいつもを詳しくも知らない。
 知るためならなんだってする、
 何でもかんでも一口かじるそんなイメージだろうか。

ボクだってあなたのことが好きだ……?

 みんなが変わってしまって忘れてしまうことが嫌だった、でももしかしたら思ったよりも早く見れることもあるのかもしれな、いから希望は持ててきて……」

 妙な違和感を感じる、
 なにか大切なことを勘違いしているような。

「……、……それで手紙の件は。あー

 
……喧嘩を。

 上級生が喧嘩して朝食に派手な傷を作ってきたらみんな怖がったり心配するだろう、だから…しばらくはみんなの前で食事を取るのをやめようかと思っている。
 イクリールを驚かせてしま……
うかもしれないし


 途中までいって驚かないなと思ったが。
 その上今までも食事とっていなかったが。小さくうなずいて

「それだけだ」

 
(48) 2021/06/01(Tue) 11:59:54
ずっと復讐の事ばかりを考えてきた。

その結果の空回り。空回り。失敗。

間違っていたのだろうか?

自分は、姉さんの仇を取りたかっただけで。
その為に生きてきたのに。

それは間違いだったのだろうか。

―――やり方が良くなかったんだろう。分かっている。

 シトゥラ

「そりゃあ落ち込むに決まってるだろ。友人の好意をふいにして
 その上泣かせてもいるんだ、気分はあまりよくない。
 明日になったら各所に謝罪に駆け回るべきだろうか」

 結構本気ではあるが、そもそも自分の内情を打ち明けても
 特段自分を責めもしなかったお人好したちのことだ、
 しれっと許されてしまうんだろうなとも思う。

「……喧嘩で派手な傷を負う前提なんだな、
 
なるほど、なるほど。

 いいよ別に、それをお前の望んだことなら俺は止めない。
 怒りはするし不安になりもするけど許す。
 ただし死んだら本当に許さないからな。
本当に


 しっかりと念押しするくらいは自分にも許されていいだろう。
 あなたの全てを許すことと比べたらきっと、小さいことだから。

「それと、あー、と。これ絶対伝わってないなお前」

 他人に興味をあまり持たなかった同士、仕方ないかもしれない。
 自分からもあなたの頬に両手を添えてぐいと顔を近づける。

「俺の言いたい好きはそういう方向じゃなくて。
 愛してるのほうの意味で、言ってる」

シトゥラにキスをした。

【人】 徒然 シトゥラ

>>+54 >>c79ルヘナ

「……、うん。
 
(十中八九殺されるとだろうと言えないな)


 ルヘナにまで許されないのか、と念押しをされながら
 正直者の鳥はうそぶく

愛し

       」

 一瞬思考が止まったが塗りつぶされるような口づけで目が覚めていく、逃げも隠れもこれ以上はするつもりはなかったが反射で後ずさりそうになってあなたの体を支えた。

「…………
ありがとう?

 嬉しい、一方的かなと思っていたしすぐに次の人を知りにいってしまうと思っていた」

 何か、何かが明確にねじれて歪んている。
 あのときのような手応えを全く感じさせないし、欲が見えない。
 好意は伝わってもいるし伝えているつもりだが、真意が知らされているかは別問題。
 単に思考が全く他所に行ってしまっている場合を除くが、大惨事になったカウンターとか。

「でも、……この間のようなことをするなら時間がなくて。
 教えてあげたいのは山々なんだが、
 もう少し待っていてくれないか」

 近付いた瞳からはうっとりとしたような碧の双眸が覗く。
 それに相反して声も態度もいつもどおりの穏やかさだ
(49) 2021/06/01(Tue) 13:08:39
シトゥラは、口付けを受け入れる、そして『お腹が空いていた』
(a84) 2021/06/01(Tue) 13:15:36

シトゥラは、死んではいけない、約束の為にも死ぬつもりなどなかった
(a85) 2021/06/01(Tue) 13:16:28

 シトゥラ

「……シトゥラ、お前、今の返事
『味』がしなかった


 『味』がしないと思った最初はレヴァティの言葉だったか。
 それがあったからこそ彼に興味を持ち、
 あなたに相談を持ち掛けたのが始まりだった。
 ここで、ただ二文字だけの言葉で、『味』がしない理由は。

死ぬのか?
 誰と喧嘩して? どういう理由で?

 
それでお前は満たされるのか?
 ……それでお前はいいのか」

 あなたが歪んでいることなどとうに理解している。
 けれど、あの時のあなたは、自分を欲しがったあなたは、
 少なからず『人間らしい人間』であるところが見えたのに。
 満足いくまで『食った』ら離れてしまう自分が、
 散々互いに『食事』をしておいてなお留まり続けたいと思えた
 ……それがルヘナにとってのシトゥラだったはずなのに。

「これから『喧嘩』するならこんなところで体力を使うな。
 そもそもお前ってどれくらい動けるんだ……?
 ……お前のこと、まだまだ『食い』足りてないな俺」

 先程、絵に触れて指についた黒い粉末は
 あなたの頬を汚してくれていただろうか。

【人】 徒然 シトゥラ

>>+55 ルヘナ

「昼間は寝ていたから体力はあるか?
 お腹は空いているけど、明日まで大丈夫だし。
 ルヘナは何を気にしているんだ……」

 わからない、なんの言葉を続けていいのか。
 ルヘナの求めている言葉は何だろう?

 『味』に関しては、やらかしたと内心思った。
 嘘をついたほうがよっぽどルヘナは見逃してくれたのかもしれない

「死なないよ、誰かは内緒、その子の為に喧嘩をする、別にボクが満たされるためじゃない
――――……いや、
セキレイ
がしてあげたいことだ」

 いい子のボクがそうしたいらしい、
 それが誰かにとっては悲しいことで間違いだとしても。
 
「ボクなんかを殺して殺人犯になったら可哀想だろう、
 魔術師ならセキレイに怒りたかった人がいるのもわかるはずだ。
 その一人に会いに行く。
 ちょっと殴られるつもりなだけだから心配しないでくれ」

 黒が少し頬を汚して、擽ったそうに笑う。

「あの絵、結構うまくかけてるだろ。
 先生にも内緒にしていたんだ、みんながいる所を今度は描きたい」

 外から教師の足音はしばらくなかった、
 きっとあの騒音は見逃されてくれたのだろう。
 離して良いかと身体をよじりあなたから抜け出し立ち上がろうとした
(50) 2021/06/01(Tue) 16:30:04
 シトゥラ

「俺が気にするのはお前のことだよ馬鹿。本当馬鹿。馬鹿」

 誰かに興味を持ってもらうために、誰かを引き留めるために、
 そんな目的で言葉を探したことなんて全然なくて、
 だから何を伝えたらいいのかが分からなくて、揺れる。

 
俺が「行かないで」と言ったら応えてくれる?

 
俺がもっと求めていたら何か変わった?


 
伝えたいものは、ただ愛であったはずなのに。


 ……そうしてあなたが告げる言葉を聞いていれば、
 思い当たる人物の顔だってすぐに浮かんだ。
 『お前に殺されるのは痛そうだ』とあいつに話したな。
 ならきっと、とてもとても痛いのだろうな。

 感じる『味』がどれも
不味い。
クソ、クソ。

「お前からは俺がああ見えていたのか、と勉強になったよ。
 ……お前から見える皆はどういう姿なんだろう……
 描き終えたら俺に見せてくれ、ずっと待ってるから」

 静寂の中、立ち上がろうとしたあなたを引き留めるのは
 力のない指先が引っ掛けたあなたの服の袖だった。

「お前に伝えた"特別な望み"、
 いつ、叶えてくれるんだ」

子供だ。

「カストル、ポルクス、それにメレフ……
 どこにいるの…?」

携えた想いは、あと二つ。
届くべき先も、あと二つ。

或いは、屋上?
或いは、園芸同好会の花壇?
或いは…………

たとえやみくもでも足は止めない。
声を上げる事を、手を伸ばす事を諦めはしない。
大人に何度窘められようと、
傍から見れば気味が悪い程に優しく宥め賺され、諭されようとも。

その度に、我儘を言って屁理屈を捏ねた。
イクリールは大人にとって『都合の良い子』だったけれど
だからといって別に、良い子でなんかなかったのかもしれない。
初めから。

カストルとポルクス、そしてメレフの姿を探している。届けるべきものの為に。

【人】 徒然 シトゥラ

>>+56 ルヘナ

「………、………?」

 あなたからの特別な望み。
 果たして伝えられていただろうか、
 といくつもの記憶をさかのぼって。

「……??」

 どれを思いあたっても、
 それが望みだとは思えなくて

「………え?」


 随分味を持った困惑の言葉は僅かに図書室に響き渡り、
 ゆっくりと視線をそらすシトゥラの周りで霧散していった

 もしかして。
 随分と長く素っ頓狂な返答を
 彼にし続けていたような気がする。

「いつ……、それは―――」

 すべてのみこんで、今は道化でも。
 大人に褒められるいい子は
 そろそろ卒業しようとしていたところだ。

 引かれた裾を掴む手を包み込むように手を重ね
 口元だけ愉快そうに笑いかければ、その耳にそっと囁いた
(51) 2021/06/01(Tue) 17:41:27
 『カストルとポルクス』

「──ああ、よかった、ここにいたのね…
 ……この間?」

二人に謝られるような事をされただろうか。
記憶を手繰り寄せても思い当たる節は無くて、
それでも謝りたいという気持ちは受け入れたくて。
差し出された花を、素直に受け取った。

「……ありがとう、カストル。それからポルクスも…
 わたしも、あなたたちに渡したいものがあるの」

それから一歩、イクリールは歩み寄って
その小さな手に持っていたものを、『二人』に差し出した。

手紙を読んだ。嫌な予感がした。

 シトゥラ

「――――――――…………」

 たっぷりの沈黙の後に最初に吐き出したのは
 力のない吐息だけだった。
 こっちばかりがずっと勘違いして、届いていなくて、
 馬鹿みたいに苦しんで、泣いて、ああ、けれど。

 
やっぱりそう、なのだ。

 
愛の宿った瞳も、未来を望んでくれることも、

 
真実ではあってもそれだけだ。


 
知識を求めるだけの盲目で貪欲で愚かなままなら

 
きっとこんな思いも知らずにいられた。


『知りたいと思う情は飢えているものを満たす』


 
そう教えてくれたのもあなただったな、とどこか遠くで思う。

 
包まれた手の感触も、囁く声音も、全てが痛い。



「……ああ、わかった。
 それじゃあまた、次に会った時にでも『食わせて』もらうよ。
 引き留めて悪かったな」

 あなたに包まれた手に一度だけ、一度だけ強く力を入れて。
 それからそっと力を緩めた。

全ての手紙を届け終えて、そして受け取った。それから、まったくもう、とだけ呟いた。

ブラキウムの行く末を案じた。


「――あ……」

 彼を見送った後、改めて思い出だらけの部屋を見た顔からは
 自然と彼の余裕が、見得が、強がりが、剥がれ落ちて行く。
 若草色の瞳が滲む。『これから』を認識することを恐れた。
 両の手が震える。抑えようにも指先の感覚がない。
 呼吸が乱れる。息をすることはこんなに難しかったっけ?
 歯の根が合わない。おかしいな、まだ冬は来ていないのに。

 いやだ、みたくない、わかりたくない、うけいれたくない、
 だっておれは、おまえは、おまえの、

 
――――俺は、お前のものじゃなかったの。


 そう思いながらも思考を巡らせることはやめられない。
 よく慣れた行いで、簡単に心が追い詰められていく。

「――シトゥラ。シトゥラ……」
 
 呼ばれたらすぐ駆けつけると言ったのはお前だろ。
 それなのに、こんなに呼んでいるのに、お前は来てくれない。

 お前の手で大人のもとに連れて行かれた夜に、
 大人のもとに連れて行かれる前に、お前のものになった時に。
 俺のことをちゃんと見ててって伝えたし。
 
愛してる
って、お前に応えた、はずなのに。


それもすべて、届いていなかったの?

「……でも、いいよ」

 己のやるべきことは変わらない。

 『知識』を求め、大人を利用するために近づこうとした少年は
 己のことを"魔術師"と呼んだ。
 大人に従う意味、大人に従う事情、与えられるモノの真実、
 知る度に湧き上がる更なる興味と感情に振り回されながら、
 より多くの『知識』を求めて他者と関わり『情』を得て、

 ――――そうして、『いなくなった』。

 己が不和の種である事実は少年を苛み、
 苦痛から逃れるために情を捨てようとするもそれは叶わず、
 他者から差し出された手を結局は受け入れて未来を望んだ。

 自分の望む未来など訪れない。
 自分の心など変えようがない。
 そうしてたったひとつに追い縋り、
 
だからこそこの先にある『地獄』をはき違えて。


 ああ、けれど、そこで交わした約束を、
 少年は決して破りはしない。それも誠意と、愛のため。


「俺は全部許すから」

 
『情』を知り、『愛』を知り、動けなくなった愚者のはなし。

メモを貼った。

二通目の手紙を読んだ。誰も救えない、と思った。

 
「私が本当に救えた人はいる?」

 

心にヒビが入っていくのを感じている。

 




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