05:37:35

人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

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視点:


【人】 矢川 蛍

  あ! 上原さん!


[お店の外に出ていてくれた上原さん。>>0:101
 その目のまでで前のめり気味に立ち止まると、
 軽く呼吸を整えながら笑顔を見せた。
 けど、心配してくれる言葉にすぐにそれは引っ込む。
 神妙な顔になってチラッと後ろを振り返った。
 そこにあいつは私からは見えないところにだがいたようだ。
(1) 2021/03/01(Mon) 7:35:17

【人】 矢川 蛍

[だから、私は気づかない。
 ホッと肩の力を抜いて上原さんに向き直る。]


  多分、大丈夫です。
  直ぐに飛び出してきたし。
  体力的には平気!

  ……て言うかほんと、すいません。


[昨日の今日でお世話になりすぎの自覚はある。
 けれど大事にしたくない自分としては
 やっぱり学校の外の人は有り難かった。
 親をあまり頼りにしないからもある。
 もう一度だけ辺りを見渡してから
 私は荷物をよいしょと持ち直した。]


  えっと、商店街のお店で良いと思うんですけど……。


[行きましょうか、と。
 何もなければ自転車屋に向かうつもり。**]
(2) 2021/03/01(Mon) 7:39:15

【人】 矢川 蛍

  ……うーん。


[いやと言うわけじゃない。
 だけど無警戒な訳でもなかった。
 多分上原さんは信用できる人。信頼できる人。
 自転車に関しての懸念も教えてくれたし>>3
 これからどうすればよさそうか、道を提示してくれる。
 それに思い付いたのはカラオケ。
 個室ではあるけれど、ちょっと怖いのは本音だった。
 あそこでは万が一があった場合。
 上原さんではなくて、あいつがきてしまった場合。
 トイレとか、そう言う一人になった時に
 周りの音でかき消されて気づかれない危険がある。

 だから私は少し考えた後、頷いた。]


  カラオケ……じゃなくて、
  上原さんがよさそうと思う所なら。


[だからきっと辿り着いたのはカフェバーだろうし
 見慣れぬそこに少し緊張した面持ちは隠せない。]
(5) 2021/03/01(Mon) 14:42:58

【人】 矢川 蛍

  ……未成年、入って良いの?


[コソッと小声でそんなことを質問する。
 聞かれたら退店をお願いされたりするんだろうか。
 なんとなくパーカーのフードをかぶってしまったのは
 こう言う場所に入る後ろめたさから。

 お酒もタバコも、まだ知らない世界だからだ。**]
(6) 2021/03/01(Mon) 14:43:19

【人】 矢川 蛍

[個室で席に着くと渡された冊子>>9に軽く目を通す。
 ストーカーに関する冊子で、確かに今の私には
 必要なものだろう。
 "警察に気軽に相談を。"
 そんな一文も、大事にしたくないとはいえ
 しっかりと胸に刻みながら。]


  こうして見ると、本当にあいつは
  ストーカーなんですね……。
  つきまとい、交際の要求、乱暴な言動、
  名誉を傷つける、性的羞恥心の侵害、
  及び痴漢……ってとこですね。
  現行犯で突き出した方が良いんでしょうか?


[相談する際には証拠、みたいな一文もある。
 それに私は眉を寄せつつため息をついた。
 現行犯は、ちょっと怖い。
 どちらにしても事前に相談しておいた方が
 良いとは思うけれど。ただ。]


  同じ高校、なのがネックなんですよね……。


[相手に転校を求めるのはやりすぎだと思うし
 逮捕などになればそうなってしまうだろう。
 そうすると逆恨みされてしまいそうな相手であるし
 自分の所在はばれやすくなっている。]
(10) 2021/03/01(Mon) 16:57:33

【人】 矢川 蛍

  相談しにいく時、一緒に来てもらえますか?
  男性が一緒だとちゃんと話を聞いてくれるって。
  女子だけだと、ちゃんと聞いてくれない人もいるって
  聞いたことあるので……。


[しかし相談は確かにした方が良い。
 だから、そんなふうに尋ねてみた。
 一人で行動したくなかったのもある。
 巻き込んでしまって申し訳ないとは思うけれど
 他の誰かにバレて欲しくはなかった。
 今以上に心配かけたくない気持ちがあった。**]
(11) 2021/03/01(Mon) 16:57:49

【人】 矢川 蛍

  ……正直参ってはきてます。
  でも、あんまり騒ぎ立てても……。


[私だって。いつも誰かにそばにいてほしい。
 安心して学校に通いたい。
 守ってくれる誰かに横にいてほしかった。
 でも、そんな時に頭に思い浮かぶのは幼馴染。
 けど今度こそ迷惑かけたくなかった。
 振られたからってそんな演技と恭介は思わなくても
 他の誰かにそう思われて恭介まで貶められたくない。
 自分の安全と彼の幸せと。
 やはり天秤にかけて、彼の幸せを邪魔したくない。
 そう思ってしまうから、ダメだった。
 無性に人肌恋しくなる。
 すり、と自分の腕を軽く指で擦った。]


  確かに。……お店の常連さん、くらいですもんね。
  たまたま助けてくれた人、くらい?

  ……一人で頑張ります。


[確かに説明に困る。
 だから諦めて肩をすくめた。
 こんなふうに甘えて相談させてもらっているのが
 不思議なくらいの関係。
 警察でもその方が不審に思われるかもしれない。
 ミルクココアを頼んでそっとため息ひとつ。]
(14) 2021/03/01(Mon) 17:45:18

【人】 矢川 蛍

  がん、ばる、から。

  ……また。こうして話……、


[聞いてくれますか。そう言おうとしてやめる。
 きっと聞いてくれるとは思うけど。
 それだけじゃやだな、なんて我儘な気持ちが少し出てきて
 私はそっと視線を伏せた。

 つんと鼻の奥が痛んで、
 どうしようもなく指先が痺れるのを感じた。**]
(15) 2021/03/01(Mon) 17:45:49

【人】 矢川 蛍

  ………………………ふぇ?


[突飛な提案に涙が引っ込んだのは初めてだった。
 ぱち、と目を瞬かせて彼を見る。
 上原さんはどんな顔をしていただろう。

 私も突飛な提案をしていた。
 けれど、それはフリ、演技の上での話。
 でもそうじゃない提案の仕方。
 でもきっと、同情や憐憫からなんだろうなあ。
 そう思う。
 それだって、私にとっては有り難かったし
 私だって打算で昨日の提案をしていた。
 
 それとも、……、なんて。
 そんな都合の良いことは考えられない。]
(17) 2021/03/01(Mon) 18:54:42

【人】 矢川 蛍

  それは、……本当に良いんですか?
  確かに、あいつの前歴から考えて
  恋人がいれば諦めて離れていくだろうし
  警察への相談もしやすい、ですけど。

  その、…………。


[嫌じゃない。有難い。
 でも自分が返せるものが何もない。
 それはこうして相談している最中もそうだけれども
 恋人、として好きを返せるか、分からなかった。
 恋人、は、どんなことをすれば良いのかも。
 いろいろ悩んで、考えて。
 両手で頬を押さえる。顔が赤くなっているのがわかる。
 店員が注文の品を持ってやってきただけで
 ビクッ、と驚いて身をすくめた。
 そうして、店員が立ち去った後。

 私はか細い声で、応える。]
(18) 2021/03/01(Mon) 18:55:00

【人】 矢川 蛍

  え、えっと、お付き合いの関係にするなら。
  ハーモニーで出会って? に、しますか?
  色々あって助けて貰って?
  バレンタインの後から……ということに?


[その辺、口裏を合わせた方が良いと思う。
 けどなんだか照れ臭くて、
 みじろぎして姿勢を正しながら
 ちょっと早口になってしまった。**]
(20) 2021/03/01(Mon) 20:43:52

【人】 矢川 蛍

  独り身なのに気づいて、それなら、
  お付き合いして見ませんか。
  コレですかね?


[それならだいたい辻褄も合うしほぼ史実。
 ココアに手を伸ばしてふう、と息を吹きかけた。
 一口飲むと、ここのココアは濃くて美味しい。
 生クリームも使ってるのだろう。
 ホッとする味だった。]


  この間が初めてのデートで。
  今回が2回目? かな。
  ……ああでもそうなると、
  デートらしいデート、したいですね。


[このまま本当にお付き合いが長引けば
 自然とするものなのかもしれないけれど。
 学生と社会人。人生経験も何もかも違うから。
 そんな提案も一つしてみるのだ。

 恋人らしい提案の仕方かは、さておき。**]
(22) 2021/03/01(Mon) 21:25:37

【人】 矢川 蛍

  うう……、慣れます。
  だから呼び捨てで良いです、隆司さん。


[思えば確かに随分年下になってしまうのだから
 呼び捨ての方が妥当なのかもしれない。
 そう思うと渋々ながらもそれを受け入れて、
 頭を撫でられる甘さに心が緩んだ。
 これも、年下だから、なんだろうか。
 だから普通に撫でられたんだろうか。]


  ……頭は、たくさん撫でて欲しいです。


[元クラスメイトに何もないのに頭を撫でられそうだった時は
 自然と避けてしまったのに今は全く忌避感がなかった。
 むしろ心地よかったから、そんなお願い事を、ぽつり。
 少し緊張が緩んだからか。
 恋人、が前提になったからか。
 このくらい、よい……だろうか。]
(24) 2021/03/02(Tue) 6:03:39

【人】 矢川 蛍

  デートらしいデート……。


[いいながらスマホで検索する。
 あんまりいい答えが出てこなかった。
 確かに今のままでは打ち合わせに等しい。
 でもこれも、デートに入るような気もするし。]


  ……ですね。
  それで諦めてくれたら、野放しにはしてしまいますけど
  一番穏便に済みそうですし。

  だとしたらお外デート。
  ……どこか良さそうな場所、あります?


[こちらは特に思い浮かんでない。
 ネモフィラ畑は気になるけれど少し遠かった。
 元々文化部インドア派。
 家でまったり過ごす方が得意なのだ。
 でも。]


  流石に自宅に入ってしばらく出てこない、とかは
  まだ早いですよね?


[想像させて、勝手に終わらせる。
 そんな手段がふと、頭をよぎった。**]
(25) 2021/03/02(Tue) 6:04:04

【人】 矢川 蛍

  ん……。


[蛍、と低い声で呼ばれるのにはまだ慣れない。
 けれど彼の手が心地よくて、おとなしく撫でられていた。
 頭を撫でられるのは好き。
 ギュッとして甘やかして貰いたい。
 そんな気持ちはいつもあったけれど
 その相手が誰でも良いはずはなく。
 嬉し恥ずかし、照れ臭い。
 でも嫌じゃない。それは、本当だった。]


  デート。本人たちにその意識があれば確かに。
  ……でも初デートはちゃんと
  お付き合いを意識した、次回からが良いです。


[今回は相談に来たのだから、と
 変な拘りをいいながら少し唇を尖らせる。
 前回は前回で、今回も今回で。
 デートにも少し夢を見たいお年頃なのだ。]
(28) 2021/03/02(Tue) 14:29:11

【人】 矢川 蛍

  ジャズバーとか、行ってみたいですけどね……。
  その中なら水族館かな?
  隆司さんは私とやりたい事あります?


[ジャズバーは完璧に趣味。
 プロのサックス奏者が来ないかな、と言う期待だけ。
 隆司さんが挙げてくれた中なら水族館が
 楽しそうかつ健全に思えた。
 けど、隆司さんの唸った理由>>27
 ゾッと背筋に冷たいものが走る。
 思わず悲鳴めいた声になった。]
(29) 2021/03/02(Tue) 14:29:28

【人】 矢川 蛍

  うわあぁぁ、イヤー!
  私だって人を選びますー!
  誰でも良いって事はありません!
(30) 2021/03/02(Tue) 14:29:47

【人】 矢川 蛍

  って言っても、聞かなそうだし……。
  夕飯ご馳走してただけだよ、とかもダメそうですね。
  これは、もう少ししてから、というか。

  ……実際にそう言う事になるまで、やめときます。


[そっか、本当につきあうなら。
 その延長線上にあるだろう出来事に気づいて
 少し気まずくなって目を逸らした。
 気まずさを誤魔化すようにココアをごくんと飲む。
 けど、離れる気はなくて、ずっと隣に座っていた。

 むしろ、ぴったり、くっついた。
 お付き合いって、そう言う事……だよね?**]
(31) 2021/03/02(Tue) 14:30:06

【人】 矢川 蛍

  うん、じゃあ、今度水族館に行きましょう。
  ジャズバーは、好きな奏者さんがいるか調べて……
  ほら、私バリトンサックス担当なので。
  いろんな人の演奏聞きたいんです。

  それと、今日はこの後警察に。


[指折り予定を数えてみる。
 そこまでしたならきっと大丈夫と
 少し希望が見えてきた気がしていた。]


  ……まあ、あんまりうちに親いないかな。
  忙しい人たちだし、恭介も彼女いる時は来ないし。
  隆司さんの家に作りに行っても良いんですけど。


[夕飯のお裾分けをしたり、
 風邪をひいたときにお互いに頼ったりをしてきた
 自分の幼馴染のことを思う。
 お互いの家に行き来するのは今は控えているけれど
 それだけ距離が近かったことも事実で
 隠す気もないまま。

 けれど、少し嗜められた気がして
 んー、と小さく声を漏らす。]
(34) 2021/03/02(Tue) 15:40:20

【人】 矢川 蛍

  今は、特別にしといて欲しい、かな……?
  もう近づいてきてないけど、もう一人いて、
  その男子は学校の先生の弟だったから
  先生たちにも相談できなくて。
  で、アイツ。
  ……正直誰に助けを求めて良いか分かんなくて
  大ごとにしたくないし、恭介に頼りたくないし、
  でも絶対好き勝手にされたく無かったから。

  すごく、……ホッとして、緩んじゃった。

  だから、もうちょっとだけ、……甘えさせてください。
(35) 2021/03/02(Tue) 15:40:49

【人】 矢川 蛍

  うーん、ゆっくり行けないのは残念だけど
  平日、放課後の方が目撃されやすいのは良いかも?


[そこはとても打算的になってはしまうけれど
 先ずは危機から脱することが最優先だった。
 それが終わったら?
 お付き合いも終わりになるのかな、と
 チラッとおもうけれど仕方がないのかもしれない。

 これは恋じゃない。
 ただとても感謝はしてる。とても嬉しい。
 恋に変わる事はきっとあるとはおもう。
 でも、やっぱり、それは未だだった。

 手を差し伸べてくれている大人の人。
 今の段階では、隆司さんのことを私はそう捉えている。]
(39) 2021/03/02(Tue) 18:42:56

【人】 矢川 蛍

[そうして、暫く頭を撫でてもらった後、
 お店を後にしたら交番に向かう。
 手を繋ぐか迷って、やっぱり繋がない。
 と、思っていたら店の前にいた例の彼の姿に
 思わず隆司さんの服の裾を握ってしまった。
 すごい顔で睨みつけた後、ハッ……、と
 どこかバカにするような顔を浮かべて去っていく。
 そんなアイツに、やっぱり気持ち悪さが募ってた。]


  偶然……?


[だと良いのだけど、現実は甘くないかも。**]
(40) 2021/03/02(Tue) 18:43:53

【人】 矢川 蛍

  ……デスヨネ。


[飲み物の支払いの時にはお財布を出したけれど
 支払ってくれたのできちんとご馳走様を伝えて。
 でも、偶然じゃないだろう、と
 ストーカーを見て私も苦い思いを再び抱えていた。

 でも、握りしめた手を離させるための手は>>41
 私を元気つけるために手を繋ごうとしてるんだと
 そう思ってしまったから、きゅ、と掴む。
 拒まれたり振り払われたりはしなかったから
 嬉しい、より、安心してしまう。けど。]


  ……それはご遠慮願いたいですけど……。


[だってやだもん、これ以上深入りしたくない。
 そんな気持ちでため息をついた。
 そんな私たちの事をストーカーは
 視認できる距離でついてきていた。
(42) 2021/03/02(Tue) 20:34:39

【人】 矢川 蛍

[そこから歩き始めたけれど、
 背後からすごく視線を感じるのは気のせいじゃない。>>42
 嫌だ気持ち悪い泣きそう。
 警察署に入ろうと言うのに、また建物の前にいる。
 ……正直とてもゲンナリだ。]


  隆司さん、言霊ってあるんですね……。


[そんな事をげんなり言いつつも、
 相談できる場所を探す。
 手早く相談先を見つけたなら
 ストーキングされてること、
 今も建物の前にいること、
 正直色々あったことを告げて
 私たちは事情を聞かれることになっただろうし
 アイツは……事情を聞かれ終わるまでいたら
 おそらく口頭注意はされるだろうけど。

 その頃までまだいたらしい。**]
(43) 2021/03/02(Tue) 20:40:31

【人】 矢川 蛍

[相談窓口で話したこと。

 脅迫めいたラブレターに付き纏い。
 通学のバスで背後を取られて触られたこと。
 いくらなら? なんて聞かれたこと。
 昨日の……上原さんとのデートの最中に
 肩を掴まれ睨まれたこと。
 今日もここまでついてきていること。
 そんな事を、隆司さんの言葉も付け加えながら>>44
 婦警さんに相談する。

 状況はかなり悪質とのことで
 早速口頭注意をしてくれるようだった。
 痴漢の方の証拠は残せなかったけれど
 手紙と言われたことの録音、それに
 建物前に今いる事実がかなり効いたらしい。
 
 これで、少しは懲りれば良いのだけれど。]
(46) 2021/03/02(Tue) 21:38:26

【人】 矢川 蛍

  一時避難や引っ越しも有効、らしいですけどね。
  あとは学校にも相談して、相談実績作って、
  せめて来年同じクラスにはならないように……とか。


[こちらも安心しきってるわけではない。
 なんでこんなに執着されてるかわからない。
 けれど、今は一度気持ちを切り替えた。
 改めて隆司さんの顔を見て頭を下げる。]


  今日はありがとうございました。
  ……とてもありがたいですけど、それやると
  私とても噂の的になりそうですね?


[なんて、思わず茶化してしまう。
 だって、年上の男性と学校に来たら
 部活仲間やクラスメイトに根掘り葉掘り聞かれそうだ。
 聞かれた方が、きっと噂も広まって
 あの男が諦める一手になるとは思うけど。

 警察に注意されたことが強い抑止力になってほしい。

 また、隆司さんの手を繋ぐ。]
(47) 2021/03/02(Tue) 21:38:43

【人】 矢川 蛍

  でも、嬉しいです。
  ……ありがとう、隆司さん。


[だから自然と微笑むことができた。**]
(48) 2021/03/02(Tue) 21:39:09

【人】 矢川 蛍

  いえ? 私は困りませんけど。
  ほら、高校時代は恋人とか諦めてましたし……。


[そう言う意味ではないのだろうか。
 それ以外では全く困る要素はない。
 年上の恋人ができた、それくらいで。
 ……物珍しさに色々聞かれはするだろうけども。
 だからきょとんと目を瞬かせてしまう。
 こんなに助けられて、実際助かってるのに
 何か困ることがあるだろうか。
 いや、自分よりもむしろ。]


  あの、もし噂されて上原さんが困ったなら
  ちゃんと相談してくださいね。
  私は、大丈夫ですから!

[例えばとても素敵な誰かに出会ったとか。
 自分と"お付き合い"する事で
 社会的に何か問題が生じるとか。
 迷惑になるならきちんと説明するし、
 いざとなったら身を引く覚悟は今はあるから。
 そう力強く宣言はしたけれど
 隆司さんの微笑みも、手の温もりもとても安心して
 また頭を撫でてほしいな、なんて欲が出る。
 そして帰り道、登校時間の話や
 学校までの道のりの話をしていたけれど
 家に着くと、ちょっと待ってて、と玄関で待ってもらう。
 足早に中に入って紙袋を一つ持ってきた。]
(51) 2021/03/03(Wed) 1:13:25

【人】 矢川 蛍

  あの、もし嫌じゃなければ。
  ココアパウンドケーキ、焼いてたので。
  ……食べてください。


[そう言って差し出す。
 お菓子を焼いても一人では食べきれないし
 部活に持っていくくらいしかないから。

 受け取ってもらえたら、嬉しいな。**]
(52) 2021/03/03(Wed) 1:13:44

【人】 矢川 蛍

[相談に対しては>>53ハイ、と笑って
 ちゃんと対処していく約束をする。
 助けてもらったのに迷惑なんてかけられない。
 そう思ったし、もし迷惑でないなら
 作った物を持っていって欲しかったのも本当。

 元々、ちまちま作ったりするのと音楽が好き。
 出来れば家でも思い切り演奏できれば良いけれど
 生憎そこまでの装備を揃えてないから防音的にバツ。
 だからストレスを料理にぶつけることもあるけれど
 思い切りチマチマ餃子を作ったりすると食べきれない。
 冷凍するにも限界がある。
 そんな時は焼き菓子が適当なのだ。
 無心で混ぜて、混ぜて、混ぜて。
 その中でもパウンドケーキは結構雑でも良いし
 甘みを抜いて肉じゃがなどオカズを突っ込んでも良い。
 それでもきちんとした甘味にするのは
 日をおいて良し、学校でみんなに食べてもらうに良し、
 運びやすいと言う点からも優秀だからだった。
 だから彼に……、と言うわけではなかったけれど。
 昨日食べていたクッキーにチョコが入っていたから
 ココアを混ぜてみたのは本当の話。
(55) 2021/03/03(Wed) 7:48:58

【人】 矢川 蛍

[頭を撫でられている私はすっかり真っ赤になって>>54
 両手で顔を覆いながらこく、と頷いた。
 ちゃんと時間も確認してたし
 ちゃんと明日の朝目覚めれば良い。
 バタバタとそこから逃げるようにして
 さっさと玄関の扉をあけて滑り込んだ。

 うう、私は誰でも良いんじゃない。
 良いんじゃないのに、甘えすぎな気もする。
 気もするけど、喜んで貰えたのなら嬉しい。]


  ……やだ、顔、にやける。


[扉の内側で、顔の赤みが消えるまで
 一人座り込んで悶えてる姿なんて
 見せられない。*]
(56) 2021/03/03(Wed) 7:49:36

【人】 矢川 蛍

[そんな訳で、その日の晩は
 また色んな感情を消化するための作業祭りだった。

 刻んで、刻んで、刻んで。
 炒めて、冷まして、混ぜて。
 捏ねて、捏ねて、捏ねて。
 下拵えをして、焼き菓子を作って。
 そして翌朝、続きを作る。
 主に作っているのは自分のお弁当。
 だけどチラッと欲が湧いて、二人分。
 ううん、……結局四人分くらい?
 両親と私とでそもそもが三人分。
 ハンバーグにブロッコリー、いりどりにミニトマト。
 それと卵焼き。我が家の卵焼きは甘い派。
 胡麻塩とゆかりご飯のおにぎりが一つずつ。
 タッパーに詰めたのはごめんなさい。
 急な思いつきと衝動だったから。
 だから、翌朝の荷物にお弁当が二人分。
 自分の分と、隆司さん……が迷惑じゃなければ。
 夜勤の両親はまだ帰ってきてない時間、
 二つの包みを持って顔を出す。
 隆司さんが、きてくれてたなら
 「お弁当……、要りませんか?」
 そんな風に聞いてみるんだ。**]
(57) 2021/03/03(Wed) 8:01:49

【人】 矢川 蛍

  あの、昨日、ケーキ喜んで貰えたみたいなので……。
  両親の分も作っておいておくので、
  もし良ければって作ってしまったんですけど……。

  あ、アレルギーとか大丈夫ですか?
  それともし要らなかったら大丈夫です、
  私の夕飯にしますから!


[大丈夫。食材は無駄にしない主義だ。
 それに今回は肉じゃがを再利用したコロッケなど
 いかにも、な使い回しメニューは入れてない。
 タッパーに入れてあるのは申し訳ないけど。
 だから断ってくれても良い、と言いながら
 もし断られたら一度冷蔵庫に入れるために引っ込む。
 断られなければ、そのまま出てきて施錠して
 スタパの紙袋に入れたお弁当の包みを渡すつもり。]
(60) 2021/03/03(Wed) 8:51:58

【人】 矢川 蛍

  これでも、料理するのは好きなんです。
  両親があまり居ないから必然でもあったけど。
  今日は二人とも夜勤明けだから
  帰ってくるのはお昼くらいなんですよね。


[大変ですよね、と笑いながら歩き始めよう。
 多分お隣さんはもう少し後に出て来るはず。
 若しくは、彼女の朝練に合わせて早く出たかも。
 どちらにしろ今はそんなに気にしないで、]

  隆司さんは花粉、大丈夫ですか?


[そんな当たり障りのない話を始めちゃおう。
 隣にいるのが恭介じゃないから、
 学校に近づけば近づくほどみんなが
 不思議に思うかもしれないけど。**]
 
(61) 2021/03/03(Wed) 8:52:26

【人】 矢川 蛍

  あ、良かった。
  隆司さん、チョコ系好きなのかなって。


[それに家にある珈琲に合ったなら良かった。
 お世辞かもしれないけれど思わず顔が綻んでしまう。
 それにお弁当も受け取ってもらえてホッとしていた。
 ホッとしたついでに機嫌もかなり上向きになる。]


  そうなんです。でも仕事が好きらしくて。
  中学くらいからは私も家事に慣れてきたから
  心置きなく仕事してるみたいですよ。
  恭介……、幼馴染のお隣さんはもっといなくて
  よく出張しては出払ってるから
  纏めてご飯作って食べる、もよくあったんです。
  だからか、料理は必要ですしたくさん作るの楽しいです。


[だから、一人分くらい増えても手間じゃなかった。
 むしろその分楽しかった。
 恭介に恋人ができるようになってからは
 そんな機会もぐんと減ったし、避けていた。
 だから久々に作れて嬉しかったのもある。]
(64) 2021/03/03(Wed) 10:36:49

【人】 矢川 蛍

  私も無いです。お互い良かったですね!
  この時期、辛そうな人は本当辛そうで……。
  料理の好き嫌いとかも教えてくださいね。
  またお弁当作りたいですし……、
  あ、でも、仕事の日は辞めた方が?


[今日は休みだと聞いていたし、来てくれたから。
 あっさり渡せたし、何の気兼ねもないだろうけど
 仕事の日の朝まで早起きさせるのは可哀想だし
 現状、私が届けにいくのも危ない気がする。
 それに会社では会社の世界があるだろう。
 外で食べる必要があるとか、
 仕事柄取材とかもあるだろうし。]
(65) 2021/03/03(Wed) 10:37:08

【人】 矢川 蛍

   先ずは、お弁当もお口に合えば良いんですけど。


[何よりはそこだ。
 基本的なことは出来ているはずだけれど
 家庭の違いは文化の違いとも言うし
 友達のお弁当の卵焼きの味に驚いたこともある。
 ほうれん草入れちゃうんだ、みたいな。
 そんな風に話しているとあっという間だった。
 あんなに気が重かった学校への道のりが。
 チラチラ、視線は感じるけど
 校門が見えたあたりで足を止める。]


  ここまでで大丈夫です。
  ありがとうございました、隆司さん。
  ……また、後でね?


[そんな、言い方になったのは。
 「帰りもよろしくお願いします」なんて言い方は
 少しよそよそしいかな、と思ったから。
 だから少しでも距離を詰めるために
 詰まってるように見せるために
 そんな言い方をして、軽く手を振るけど。

 ……うん、やっぱりちょっと恥ずかしい。
 照れ臭くてほっぺが熱かった。**]
(66) 2021/03/03(Wed) 10:37:38

【人】 矢川 蛍

  進路は……まあ悩んではいます。
  管理栄養士とか慣れたら良いですけど。
  楽器は趣味で続けたいなあって。


[去年はバリトンサックスでのソロパートを任されたが
 それはそれで、プロの道を目指す……とかはあんまりだ。
 確かにそれはとても魅力的な世界だけれど
 そこまで自分が没頭して練習できるかと言えば
 わからない、と言うのが本音だった。
 たまに"吹いてみた"で動画を上げるくらいが丁度良いし
 それに見合う実力くらいは身につけたい。
 ちなみに、まだそうしたことはしていないけれど
 去年ディープ・パープル・メドレーを演奏した
 その時の動画はネット上にアップされていたりする。
 でも仕事にするなら、親の健康も考えて
 食事に関することかなと思っていたのだ。]
(70) 2021/03/03(Wed) 13:57:33

【人】 矢川 蛍

  じゃあ、休みの日はまた作って良いですか。
  今度はお弁当箱も用意しますから。


[仕事の日はやはりちょっと、らしい。>>69
 だから今度はまた休みの日に、と提案して
 少し赤い顔のまま学校に向かった。
 後ろで顔色悪くなってる隆司さんに気づいたなら
 もう謝り倒していたとは思うけど
 あいにく、それには気づけないまま。]
(71) 2021/03/03(Wed) 13:57:50

【人】 矢川 蛍

[その後、先ず自分に質問してきたのは友人の凛だった。
 例のストーカーの、前の被害者でもある。
 お付き合いを始めたといえばなんだかとても喜んでくれて
 ほたるには年上の方が合うと思ってた、だって。
 他に質問してきたのは部活の仲間。
 朝の人は? と昼休みに聞かれたから、同じように。
 室井くんとできてると思った、だって。
 室井くん……つまりは恭介と。
 恭介は幼馴染でお隣さんだよ、と笑う。
 振られたまでは言わなくて良いよね。
 そんな中、遠くから睨みつける姿はあった。
 あったけれど、友達や仲間がそれとなく傍にいてくれて
 一人になる時間がなかったのは有難い。
 ありがとね、とお礼を言ったなら
 今度はマカロンで良いよとか、チョコチップクッキーとか。
 うん、今度焼いて来るねと穏やかにいられたのは
 昨日からの出来事が一番大きかったと思う。]
(72) 2021/03/03(Wed) 13:58:06

【人】 矢川 蛍

[でも、凛と二人でいるときに
 あいつが一度だけ此方に近づいてきていた。
 少し怖かったけれど、怯んじゃいけないと
 警察でも指導されたようにキッパリ拒絶しないと、と
 私は頑なな姿勢を崩さないでいられた。]


  私は君のこと何にも思ってないし
  むしろ迷惑です、これ以上構わないで!
  お付き合いしてる人もいるし、もうやめて。


[真っ赤になって、何か言いたげに口をモゴモゴさせていた。
 そんなアイツは、私と凛とを纏めて罵倒して
 背中を向けて去っていった。
 あの言い分が合っているなら、
 彼方から願い下げだそうだから、もう来ない……
 と、いいな……?

 今の会話も録音したし、ホッと肩の力が抜ける。
 凛も怖がってたから纏めて証拠にしてしまおう。
 ごめんね、と凛にも謝っておいた。
 凛の方が可愛くて胸も大きいし
 ちゃんと好き合っての恋人がいるんだから
 守ってあげないと、……だよね。

 ……一先ず、このまま収束していく事を願ってる。]
(73) 2021/03/03(Wed) 13:58:29

【人】 矢川 蛍

『ほたるです。
 他の子といる時に接触があったけれど
 彼方から願い下げだ、この○○○との言質を得たので
 たぶん離れていくんじゃないかな……?

 甘いですかね?』



[待ち合わせの時間と場所を決めるときに
 そんな情報もチラリと送る。
 ○○○は好きな文字を入れてください、の気分。
 普通に挨拶して勘違いされるだなんて
 恐ろしい世の中だなとは思ってた。**]
(74) 2021/03/03(Wed) 13:58:53

【人】 矢川 蛍

[今日も部活はないから、放課後に早めに帰路につく。
 待ち合わせ場所は学校からほど近い本屋前。
 流石に帰りは自分が待たせる側なのもあって
 校門で待ってもらうのは申し訳なかったのだ。
 掃除も終わり、足早に待ち合わせ場所に向かおうとする。

 ストーカーの加害者は警告や口頭注意を受けると
 その約8割から9割の人はストーカー行為をやめるらしい。
 学校では文句を言われたけれど身に覚えはないし
 あいつもこの大多数の枠に入っていれば良い。
 辺りを注意しながら玄関までやってきて
 靴を履き替え、下駄箱に何もなかったことに安堵しつつ
 学校の外まで出てきた。
 その先でも少し緊張したけれど
 今日は、追いかけていないみたいだ。
 私が知らないだけだけど。
 思った以上に緊張しながら約束の場所に向かう。
 隆司さんの姿が見えるとホッと肩の力が抜けた。]
(81) 2021/03/03(Wed) 17:29:38

【人】 矢川 蛍

  隆司さん!


[姿が見えたところで声をかけて手を振った。
 顔が綻ぶのがわかる。
 隆司さんの前まで駆け寄って小首を傾げた。]


  お弁当、お口に合いましたか?
  何かリクエストがあれば教えてください。
  ……あと、隆司さんのお休みの日って
  曜日決まってるんですか?


[つまり、次に作れる日はいつだろう? と。
 今日が比較的平和に終わったし
 ここは自分が安心して良い場所何だって分かってるから
 私はきっと、昨日までよりも
 肩の荷が降りた穏やかな笑顔だったと思う。**]
(82) 2021/03/03(Wed) 17:30:00

【人】 矢川 蛍

  ですよね、とは言っても私も
  母の味はあんまり覚えてないんですけどね。
  今は美味しければ良いのかなって感じです。
  お正月におせち食べた記憶もないし。
  お刺身とお雑煮とレンコンサラダなんですよね、うち。


[お雑煮もコンソメ味だったりする。
 それは、父が好きだからそうなったらしい。
 レンコンサラダは定番かと思いきや、
 そうでもないと知ったときには本当に驚いた。

 スタパの紙袋を受け取りつつ>>84
 隆司さんの休みを大まかに把握する。]


  でも、美味しいって言ってもらえたから嬉しい。
  作り甲斐があるってもんですね。
  じゃあ、基本的に水曜はお弁当作ります。
  ……朝、大丈夫そうですか?


[時間とか、体力とか、そんなもの。
 実際今日は学校まで来てもらったし
 朝も家に来てもらったが、大丈夫だろうか。
 あんまり甘えてはいけないような、
 でも今のところは安全優先で甘えたいような。]
(85) 2021/03/03(Wed) 19:24:22

【人】 矢川 蛍

  無理はしないでくださいね。
  休みの前の日って飲み会とかもあるんでしょう?
  残業とかもあるだろうし……。


[本当に、良いのだろうか。
 そんな想いが不意に迷いを生む。
 少しだけ視線を伏せて言葉を濁らせた。
 確実に隆司さんに負担はかけている。
 それをどうにか軽減はしたいけれど
 自分ができることは何だろう。

 ……積極的自衛、だろうか?

 悩んでもあまり良い考えは浮かばない。
 浮かばないなら、積極的に
 恋人、お付き合い、で良いの……だろうか?]
(86) 2021/03/03(Wed) 19:24:42

【人】 矢川 蛍

  あの、今日はどうします?
  どこか行きますか?


[水族館とか、映画とか?
 一般的なデートコースを頭に思い浮かべる。
 少し手を伸ばして、けど、
 その手を降ろしてスタパの紙袋を持ち直した。

 ……どのくらいの距離感が。
 お付き合い、にちょうど良いのかな?**]
(87) 2021/03/03(Wed) 19:25:02

【人】 矢川 蛍

  うん、レンコンサラダ。
  年末になると大量に茹でてマヨと塩胡椒で。
  ……なんでか、お正月の定番なんです。

[あれこそは矢川家の味だと思う。
 あれを食べないとお正月な気がしないし、
 お正月にアレがないと何だか物足りない。
 けれど、その他のものは確かに自分の味かもしれない。
 いや、コンソメ味のお雑煮も矢川家、か。
 けれどだからこそ変えることに抵抗はない。
 驚いたりはするけれど、美味しいなら良いかなと。]


  どちらかって言うと、私が作りたいんです。
  たくさん作るの楽しいし、
  美味しいって言ってもらえると嬉しいし。
  私の楽しみの一つ……ではダメですか?


[両親のことを考えて作るお弁当は、普通だ。
 そして特に感想ももらえない。
 最近は話す時間もかなり減っている。
 だから。もし嫌でなければ、と思ったけれど。
 私の負担ではなくて、私の楽しみにしたくて。
 でも隆司さんの負担になるなら……。
 と、躊躇いながらそう尋ねてみる。
 もちろん、口に合わない時はそれもそれで言って欲しい。
 誰かを思って作るご飯は、楽しいのだ。
 だから自分が作るのが楽しいからなのだと
 控えめながらも主張はしておく。]
(91) 2021/03/03(Wed) 22:29:29

【人】 矢川 蛍

  ……ぁ。


[頭に伸びてくる手。>>89
 その手に自然と頭を寄せようとしてしまったけれど
 その手がすぐ離れてしまった事に残念そうな声が漏れた。
 人目のある場所だし、学校も近いから
 仕方がないと言えば仕方がないのだけど。
 
 デスヨネ! 人の目がありますもんね!

 そう、頭ではわかっているのに
 つい自然と甘えた仕草をしてしまった自分に気づいて
 かあっと頬に赤みがさす。
 その上、優しい言葉をかけながら真剣な眼差しで
 見つめられたものだから、恥ずかしくて。]
(92) 2021/03/03(Wed) 22:29:52

【人】 矢川 蛍

  それなら……、良かった、デス。


[つい、とそこから視線を外してしまった。
 外してしまったけれど、そっと手を伸ばす。
 隆司さんの指先を繋ごうとした。]


  疲れてはいませんけど、肉体的には。
  精神的にも昨日よりすごく楽ですし。
  ただ、特別にどこか……となると、あんまり?
  でも、もう少し隆司さんといたいです。

  …………、何て言うか。


  …………。
  …………………。


[今のこの想いを、何と伝えたものか。
 口を開いては噤んで、噤んではまた開いて。
 少しの間それを繰り返したあと。]
(93) 2021/03/03(Wed) 22:30:23

【人】 矢川 蛍

[隆司さんの頬が赤くなる。>>94
 それに気づいて私もさらに赤くなった。
 アレ、いま、そんな赤くなるようなことを言っていた?
 私にはその自覚はない。お弁当のことだけだったのに。
 それとも私が頭を寄せようとしたから?
 それに気づかれたんだろうか。
 それとも、一年後までこの関係が続く前提のお話?
 私にはよくわからなかったけど。


 私のお願い事に戸惑う声。>>95
 ああ、やっぱり甘えすぎたかな。
 そんな風にちょっと我に返って気持ちが凹む。
 もちろんこんな人前で甘えるつもりはないけれど
 歩き始めたその理由がどちらなのか測りかねて
 私のでは隆司さんの指先を掴むのをやめていた。
 それでも、歩き始めたその横にいる。
 手は、……繋いでくれたなら嬉しいけれど。]
(97) 2021/03/04(Thu) 6:09:47

【人】 矢川 蛍

  ……。


[申し訳なくなってしゅんとする。
 自然と言葉少なになった。
 遠回しに断られたのか、違うのか。
 移動自体に不服は全くない。
 けど、どうしたら良いのかわからなくなって
 私はただその足取りについて行く事にした。**]
(98) 2021/03/04(Thu) 6:10:10

【人】 矢川 蛍

  だって、よく考えたら水族館って
  基本的に閉館時間早く無かったですか?
  16時とかでしょ? 放課後は厳しいです。
  だからどうせならゆっくり行きたくて。

  ……ジャズバーなら、うん。行きたいです。


[ストーカーはまた背後を追い始めた。
 私はあいつがどうしているかなんて
 気付くことはなかったけれど。

 約束事を一つ一つ重ねていく。
 重ねながら帰路につく。
 それが、ふわふわと浮き足立つような
 多幸感を覚えさせていく。]


  調べたら、19時半入店、20時から演奏で
  結構値段かかるんですよね。
  ドリンクだけならそうでもないんですけど、
  演奏聴きたいと3000円くらい……かな。
  でも、それは私の希望なんでちゃんと払うので!
  だから、うちの親が夜勤の日で、
  隆司さんと一緒に行ける日、かな……。


[いつになるかな、なんて話しかけながらも
 私の家までの距離は近づいていく。**]
(100) 2021/03/04(Thu) 19:39:31

【人】 矢川 蛍

  えっと、それじゃあ……来週の金曜日?
  私の家に荷物置いてから行きませんか?
  ふふ、楽しみ!


[細かく日程を詰めていきながら
 その楽しみに顔が綻んだ。
 背後にいるストーカーは徐々に距離を開いていく。
 手を繋いで嬉しそうに話しながら歩く私の姿を見て
 諦めてくれたら良いのに。どうなのだろう。
 背後から見られていたことに気づいてない私は
 家まで送ってもらうと両手で隆司さんの手を握りしめた。]


  今日も有難うございました。
  ……また。時間が合ったら。


[でも、その前に。
 隆司さんの手を自分の頬に添えて
 その手のひらの暖かさに目を細めた。

 少し名残惜しいけど。
 そうしてから、やっと言えたの。**]


  隆司さん、またね?
(102) 2021/03/04(Thu) 20:41:29

【人】 矢川 蛍

[私がふわふわした気持ちで家の中に入って行った頃、
 ストーカーは諦めたのか帰って行った。
 それはともかく、どうしよう。
 ウキウキと手帳にデートの予定を書き込んで
 一人浮かれてしまっていた。
 お金もおろして、ああ、服もどうしよう!
 どんな服が好きか聞いても良いかな?
 それともそこは自分で考えるべきなのか。
 私はストーカーのことも気になってはいたけれど
 家に着いたからかどうにも能天気で
 だからこそ狙われやすかったのかもしれないとは
 気づけないままだった。
 恭介が他に恋人が出来たからとも、
 それまでは笑顔で普通に挨拶していたからとも、
 私がストーキングされた始まりだなんて
 知らないままなのだった。]
(106) 2021/03/04(Thu) 21:44:48

【人】 矢川 蛍

[それからは、比較的平穏な日が続いていた。
 朝は出かける時におはようのスタンプと
 行ってきますのメッセージ。
 学校に無事つきました!のメッセージの次は
 お昼休み、放課後、下校時、帰宅時とが
 だいたい定期的にメッセージを送るタイミングだった。
 あれから、あいつはこちらに近づいてこようとしない。
 登下校中に気配を感じることもなかった。
 ちなみに、水木の登下校の付き添いが要らない?>>105
 そんな事はない! ので、きて欲しい。
 必要性がなくなっていたのだとしても
 せめてお弁当は作りたくて、食べて欲しくて
 朝のどこかで待ち合わせて渡したがるんだ。私は。
 何か食べたいものは? とも、聴きたがるし。

 だって、……一緒にいたいじゃない?]
(107) 2021/03/04(Thu) 21:56:06

【人】 矢川 蛍

  ……会える時は、会いたいです。


[だからどこかで、そんなことをぽつりと呟いた。
 落ち込んでいて、ストーカーから守るために
 繋いでくれた縁だとは思うけど。

 ……もっと。

 そんなことを思う私は、わがままかな?**]
(108) 2021/03/04(Thu) 21:56:23