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人狼物語 三日月国


85 王都グルームズの夏の祭典

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視点:


【人】 新妻 イクリール


じゃあ私はレモンシャーベットにしようかな。
さっぱりしてて美味しそうだし。

[ブラックパスタをあらかた食べ終え、
彼の言葉を聞きながらデザートを選択。

彼はなにか頼むのだろうかと視線を向ければ
不意に苦い顔をしていて
どうしたのかと首をかしげた。
話題に昇るのは春のお祭りでのこと。]

......あはは、そんなこともあったわね。

[あの日のことはもうなんだか懐かしいけど
今でも忘れることなく鮮明に覚えている。
お祭りを回っているときに彼が飛び出していって、
それで少しだけ微妙な空気になったのだ。

その後謝罪もあったわけだし、
自分としてはもう特に気にしていないのだけど
彼的にはまだ気にしているのだろうか。
懐かしみながら目を細める。]
(1) 2021/07/23(Fri) 16:44:27

【人】 新妻 イクリール


......でも、あの時はそこまで考える余裕なかったんでしょ?

たられば言っても仕方ないじゃない。
村のお巡りさんとしては別に間違った行動でもないしね。

[少し意地悪い響きになってしまっただろうか。
別に責めているわけじゃない、
と示すようにくすりと笑って。]
(2) 2021/07/23(Fri) 16:47:37

【人】 新妻 イクリール


あれで、私が拗ねたじゃない。
でも開き直ったりなあなあにしたりせずに
ちゃんと話を聞いて、受け止めてくれたでしょ。

その時、ああ私が好きになった人は
間違いじゃなかったなあって思ったのよ。
嬉しかったの。

これからもお互いにすれ違ったり
喧嘩したりすることもあるだろうけど、
きっとうまくやっていけそうだなって。

[夫婦になると言うのは
きっと綺麗なことばかりではないだろう。
時にはぶつかってしまうこともあるかもしれない。
だから大事なのはそういう時でも
お互いを大事にする気持ちを忘れずにいられるか、
だと自分は思う。]
(3) 2021/07/23(Fri) 16:54:05

【人】 新妻 イクリール



ふふ、言っておくけど私、
あなたが本気で口説いてくれるのをずっと待ってたんだから。
そう簡単に愛想つかしたりなんてしないわ。


[これは今初めて話す、秘密の話。
ずっと胸に秘めていたけど、
もうそろそろ時効かなって。
悪戯っぽく微笑んで、運ばれてきたお茶を口にした。**]
(4) 2021/07/23(Fri) 17:00:29

【人】 新妻 イクリール


……うん。

言っても私はあなたに甘いから、
大抵のことは許しちゃうけどね。
ちゃ〜んと見ててくれないと後が怖いんだから。

[なんて、わざと冗談っぽく言って。>>5]

逆に私が何かしたら、ちゃんと叱ってね。
テンガンの思ってることも受け止めたいもの。

[甘い、と言う意味では
彼の方が随分自分に甘いから。

間違いだった、なんて言う日は
きっと来ない気がするけど、
この先恋が穏やかな愛へと変わる日が来ても
今の気持ちを忘れずに居たいと、そう願う。]
(8) 2021/07/23(Fri) 23:48:53

【人】 新妻 イクリール

[続いた言葉は根耳に水だったようで、
驚いたテンガンががたんと椅子を鳴らす。
その様子にくすくすと笑いを零して]

あら、言ってなかったかしら?

[なーんてすっとぼけながらお茶を飲んでいたら
デザートも一緒に運ばれてきたので
スタッフに礼を言って。

向こうとしては看過出来ない言葉だったらしく
前のめり気味に聞き直す彼に
悪戯に目を細め、改めてその顔を覗き込む。]
(9) 2021/07/23(Fri) 23:49:54

【人】 新妻 イクリール


あはは。
今頃気付いたの?
実はあなたが思ってるよりずるい女なのよ。私。

[まあ、あの頃は彼への気持ち以外にも
都会への未練や周囲からの圧力、
色んな思いの間で揺れていて、
そこまで明確に意思があったわけではないけれど。

でも心のどこかで
そうしてくれたらいいのにな、と
思っていたのは確かだ。

それまでも彼が好意を抱いてくれているのは
何となく薄っすら感じていたから、
もし本気で自分を選んでくれるのなら
何の迷いもなく行く道を決められるのにって。]
(10) 2021/07/23(Fri) 23:51:39

【人】 新妻 イクリール


改めて言われるとちょっと照れるけどね。
でも、そういうこと。
初恋の男の子が男前になって帰ってきたら、
そりゃ意識しちゃうじゃない?


[これも話すのは初めてだったっけ。
レモンシャーベットを一口齧り、
嬉しそうなテンガンをにこにこと眺めていたけれど]
(11) 2021/07/23(Fri) 23:54:23

【人】 新妻 イクリール


………っ、


[続く直球な台詞には耳がぶわっと熱くなる。
それこそアイスじゃ冷やせないくらい。
周りに聞こえていないか思わず左右に視線を走らせた後、
彼をじとっとした眼差しで見つめる。]


…………… もう、
 
(12) 2021/07/23(Fri) 23:56:26

【人】 新妻 イクリール

......う。

そういうの、
不意に言ってくるのずるいと思う。

[軽い口調で言われた
「本気」にどきりとして、
うっすらと耳に色が乗った。]

何も手玉にとっていた覚えはないんだけどなあ。
......こっちこそ、そんなの聞いてないわ。
あれもこれも、私に意識して欲しくてやってたなんて。

[照れを隠すように
小さく頬を膨らませた。

そりゃまだ二人とも幼い頃に、
将来はお嫁さんにしてもらう、
なんて話をしたこともあった気がしたけど、
それこそ子供の頃の話だと思うようにしていたし。
お互い途中で他の人と付き合ったりもしたし。

彼が踏み込んでこないのは
そこまでの気がないからなんじゃ、って
自分の方からは思っていたから。]
(16) 2021/07/24(Sat) 16:40:25

【人】 新妻 イクリール


......悪い男ね。


[なんて、揶揄と観念を混ぜて呟いた。
実直で真面目で、悪さとは程遠い彼だけれど、
その些細な言動に乱されているのは今も昔も変わらない。]
(17) 2021/07/24(Sat) 16:45:19

【人】 新妻 イクリール

[真っ赤になっている自分を尻目に
彼がデザートをたいらげていく。

冷たいシャーベットをたいらげ、
紅茶を飲み干しても
体の中に生まれた熱は引かない。

......それでも、コンテストに間に合わなくなっても困るから。
我慢するつもりだった。
少なくともこのときまでは。

シェフにごちそうさまでしたと一言伝え、
手を引かれてレストランを出る。
ロビーを通り越し、一旦部屋に戻ると伝える彼に
え、と驚いたようにその顔を見た。]
(18) 2021/07/24(Sat) 16:48:20

【人】 新妻 イクリール

[お揃い、だなんてやり取りも
春の会話を思い出すようで少し懐かしく。
くすくす笑いを零す彼が吐く素直な台詞には
心臓がドキリと音を立てて
やっぱり狡いなって思ってしまう。

そんな風に自分を想ってくれていたと知って
嬉しいのは確かだけれど、
打算なんかなにひとつなくても
きっと彼に惹かれていた。

合間に尋ねられた言葉は
いつかの自分の言葉への意趣返しのようで、
ふ、と小さく苦笑じみた息を漏らした。
そんなの答えなんてわかり切ってるのに。]
(21) 2021/07/24(Sat) 21:23:21

【人】 新妻 イクリール



だぁいすきよ、ばか。



[絡めた指をきゅっと握り返せば
湿度の高い肌が絡みついた。

コンテストまであと約60分。
溺れるだけって分かっていても
悪い遊びがやめられないの。*]
(22) 2021/07/24(Sat) 21:24:56
新妻 イクリールは、メモを貼った。
(a1) 2021/07/25(Sun) 19:01:51

新妻 イクリールは、メモを貼った。
(a2) 2021/07/25(Sun) 23:27:29