74 五月うさぎのカーテンコール
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[「がまんするから」なんて聞いたら、「しなくてもいいよ」と言いそうになる。
我慢しようとしてしきれないところが堪らなくそそるので、本当に出来なくなる時まで頑張りを見守っていたい。
決してサディスティックな性癖は持っていない筈だけれど、紫亜はどうにも男心を擽ることに長けている。]
指、後で絆創膏貼ろうな。
[切れていても切れていなくても、歯型は強くつくだろう。
噛むなと言っても難しいだろうから、堪えようとする潤んだ瞳を見つめながら、何度も彼女の胸で舌を遊ばせた。
時折先を軽く噛んでみたり、舌だけで舐め上げてみたり。
昂る熱を瞳の中に見つけた時、彼女もまた自分の慾を目の当たりにしたらしい。
薄い下腹がひくりと痙攣するのを指先が捉えた。
その奥にある器官が男を欲しがって迎えに来たがっているのを知る。]
あんま動かすと湯が入るかな。
でも紫亜は外だけじゃ足りなさそうだし……
[本当のところは知らない。
裡でも快感を拾えていると思い込ませる為に敢えて口に出すのだ。
洗脳、といえば聞こえは悪いが。
差し入れた指を動かすと、そこからの音は聞こえない代わり、腕がかき混ぜた湯がぱちゃぱちゃと波打った。
初めてという訳でもなし、そう長く拡げなくとも良いだろうがここで問題がひとつ。
彼女は薬を飲んでいるのだったか。
普段は気をつけて嵌めるようにしているコンドームを、風呂場には持ち込んでいない。
一度彼女を高みまで導いて挿入は我慢しようかと逡巡する間、裡に入れた指を付け根までぐーっと押し込んで、柔らかなクッションを撫で続けた。*]
[声をかけられて、ゆらりと意識が浮き上がる。]
……あれ、ごめん。今寝そうだった。
[正確には寝ていた。]
はは、それでも丈足んないか。背高いねぇ。
下がセットになってるやつだったらよかったけど。
[身体が冷えているとは知らず、湯上がりの温かさを想像して、クルタに隠れたボディラインに触れようと手を伸ばす。]
[ソファに寝ると言われれば、ゆるく首を左右に振って。]
もういい加減夏とはいえ、膝も見えてるまんまソファで寝たら風邪引くよ。
ちゃんとベッドで暖かくして寝な。
[こういうところ譲らない性格なのを、彼はもう身を持って体験したことがあるだろうか。
なかったら、今体験していってくれ。]
今にも寝そうなジンさんも格好いいですね。
遅くまでありがとございます。もう休んでください。
丈……クルタ、スースーして、開放感あります。
楽な感じでいいデス。ね。
[布地の心許ない膝を擦り合わせ。
ソファを譲らない性格に眉を八の字にした。]
でも……あっ
[持ち上がった手が、体に触れようとしてきているとわかって、
思わず手首を押し留めるように掴んだ。]
[ジンさんが熱い。と一瞬思って、間違えた。と気がついた。
急いで手を離す。]
じゃ、じゃあ、ベッド。
俺うんと端っこに収納するから……寝相、悪くないです、から。
[もういい加減夏でも、ちゃんとベッドで暖かくして寝て欲しい。風邪を引かれたりしたら申し訳なくて、もう来られなくなってしまう。*]
……ぅん、……ンっ…
[胸元で落ちる声に喉奥を震わせる。
頷きは喘ぎ声と混じり合って、これでは答えられているかどうかも怪しかった。
だんだんと余裕が無くなってきて、歯痕の着いた手を解いて、両腕で基依さんの頭を抱き込んだ。
縋るものが欲しくて伸ばした手は、もっとと求めているようにも見えたかもしれない。
散々弄ばれた突起はぷっくりと膨らんで、僅かな刺激すら敏感になりすぎて拾ってしまう。
丁寧にとろとろに溶かされて、は、と虚空に熱を逃した。]
[耳に入る音は聞こえていただろうか。
聞こえていても、熱に侵された頭では意味までは入ってこない。
溶け切った身体は胸元に預けきっている。
お湯の中で淫らに指が蠢いて、身体の内側にお湯とそれだけじゃない熱さが身体を犯す。
お湯に紛れながらも、内側からは蜜が溢れて彼の指の動きを助けてしまう。]
ぁ、ぁっ……だめっ、……おく、だめぇ……
[言葉とは裏腹に、身体は弄ぶ指をきゅうと締め付ける。
次第に指では物足りなくなって、抱き込んだ腕の内、短い髪を掻き乱す。
耳元に唇を押し当てて甘く駄々を捏ねながら、潤んだ瞳がもの言いたげに揺れる。まるで続きを乞うように。*]
[シフト、という単語に仕事脳だけ先に目が覚めて。
]
きょう、は…… ぁ ッ
[蓮司さんの視線につられて
意識が時計の方に向いた瞬間、肌をなぞられ
ぴく、と小さく体が揺れた。
普段触れられることのない肌を這う掌の感触に
ぞくぞくと肌が粟立って身を捩る。]
[体の奥にせつなさを覚えながら。]
ふ、 ぁ
[ゆるゆると味わうような口付けに、
裾を掴む指に力が籠り。
少しずつあがってくる掌に吐息を零しながら、
ぶつかる額に視線を戻せば、
覗きこんでくる熱っぽい目と視線が絡んで。]
…………、
[答える声は、塞がれた唇の中へ。]
[仕事脳が動いたことで、
微睡から徐々に思考が抜け出してくるけど。
灯った熱が燻り始めた体のせいで、
羞恥よりも触れそうで触れられないもどかしさが
勝ってしまう。]
シフト は、よる……だから……
[もっと、ふれてほしい。
裾を放した手を、彼の掌に重ねて胸の上へ。
指先が頂きをかすめれば、小さく息を飲みながら。
ささやかな膨らみの下、
期待に少し速くなっている鼓動は伝わるだろうか。**]
……それは、あんまり格好良くないポイントだと思うんだけど。
クルタいーよね、楽で。何も引っかかるとこない感じが好き。
[もう休んでください、には緩慢にうん、と。
TVを消して、このまま転がってしまおうか。シャワーは午前中に浴びればいい、と思ったけど。]
――!
[触れた指先の拾った温度がつめたくて、目を見張る。]
[さっと離れる手。向こうも、触れさせるつもりはなかったんだろう。
指先の温度につられるように、心のどこかが冷える心地。]
わかった。
それで君がベッドで眠ってくれるんなら、いいよ。
男二人で寝るのは、狭いと思うけど。
[それならこちらも着替えて、とっとと布団に入ってしまおう。
シャツに手をかけて、ボタンも外しきらないまま脱ぎ捨てる。
目の前にいる人間の感情面は、意識の外に抜け落ちていた。
雑に脱いだ服を洗濯機に放り込むと、昨日まで着ていたクルタに袖を通して狭い寝室へ。]
[ベッドとサイドテーブルと、そこに備えたライトくらいしかない、簡素な部屋。
元は父親の書室だったところを整理した、3畳きりのちいさな部屋に、彼は覚えがあるだろうか。]
狭いとこ、落ち着くんだよね。
[そういうのない? と他愛なく話しかけるのは、せめて空気が緩まないかと思って。
どれだけ効果があったかは謎だ。]
[布団をめくって、彼を招き入れて。
眼鏡を外してサイドテーブルへ。
誰かと同じ布団で眠るなんて、一体どれくらいぶりだろう。]
――おやすみ、 麦。
[冷たい身体に体温を移すことは叶うだろうか。
叶わないならせめて、端の方に寄りたがるいじらしい青年の方に、布団を寄せよう*]
だ、大丈夫です、こう、腕を縦にぎゅっとすれば俺、いい感じの棒っこみたいになれるんで。
[目を逸らせばいいだけなのに、服を脱ぐ姿を目で追ってしまう。
気持ちが、別々のふたつに分かれてしまったみたいだった。
甘やかさせてくれる彼にどこまでも甘えて、踏むべき段階も見失ってしまう自分と。
だめだよって震えながら囁いてる自分と。]
[寝室まで後ろをついていく。]
包まれてる感じがして、いいですね。
テントで寝るのも好きです。
[狭いところ、の声に頷いて、少しぎこちないかもと思い直す。]
昔も、ここに泊まりました?もっと広い部屋かと思ってた。
俺、デカくなったんですね。
[一生懸命答えて、捲られた布団にそうっと忍び寄る。
落っこちないギリギリに体を入れた。]