242 『慰存』
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[酒が全てではないが殻を破ろうとした時に酒ほど頼もしい味方はいない。どうやらその恩恵は葉山自身よりも彼女にあったようで、店に来るまでとは雰囲気もかなり柔らかくなっている。
ご機嫌な様子の七海と、それを微笑ましそうに見る自分。
誰一人として疑わない美しい面の奥、腹の底では狂気が熱暴走を引き起こす。]
入稿したら君には先に見せてあげようか。
そういうファンサービスがあってもいいでしょ?
[家の前に辿り着くと空気が乙女色に染まる。
その香りを放っていたのは葉山ではなく、彼女のほう。
これまでの事を忘れてはいないと言いたげな切なげな顔がその言葉に嘘偽りがないことを教えてくれる。
首筋に寄せられた口付けは褒美を強請る猫のようだ。
部屋の前で別れの挨拶をして、また日常へと戻ろうと、そんな当たり前の他人行儀をついに彼女から手放す様を見せられてしまえば悦びが背筋を伝う。
家の中へと手を引くと、部屋に入るより先に玄関でその唇を奪ってしまうのだった。]**
[抱きしめる力を緩めながらも逃がさないように首の後ろに手を回したまま、片手をスカートの中へと忍ばせると、下着越しに秘部を撫で回し始める。
これまで何度も混ぜあった秘部に送る刺激は、今からするのだという信号の代わりだ。
今度は奥まで、その事を七海の身体にも指し示すように。
焦らすように控えめな刺激を送っているうちに、今まで滅多にみせていなかったどろどろの感情が溢れ始めた。]
嬉しかったなぁ
あんなに熱烈なDMをくれたファンと
いいなと思っていた女の子が同じ人で
まさか俺にストーカーしにきてくれるなんてね。
[抑えきれなくなった感情の濁流を乗せた指先が次第に激しさを帯びる。
下着越しに撫でていた指先は下着をずらして直接秘部の入口を啄み、まだ男を受け入れたことがないその淫華の中の媚肉を堪能するように、蜜を指へと馴染ませていく。
散々玩具や指で花開かされた熱裂も、こうして見ればいつも異物に驚いたかのように強い締めつけを感じさせる。
穢れを知らないはずの姫巫女の園、無理矢理開かされる華の妖美な様はとても言葉じゃ言い表せない。]
[七海にかける優しい言葉とは裏腹に行為はひどく独善的だった。相手を労るよりも快楽に沈めら方を求めて、仮に七海が絶頂に果ててしまったとしても無理矢理足を支えて立たせて、続けてしまう程に強く、強く。
それが終われば何も告げずに七海を姫抱きしながら部屋の中へと入る。
いくらカメラが仕掛けられているといっても死角は山ほどあるのだから、その実態は七海がみていたそれよりももっと狂気的であったかもしれない。]
[彼女を部屋に招き入れると、カメラ越しにも見えていたような空間が広がっている。監視カメラの視野角では全てを映すことは出来ないだろう。
死角に七海の日頃の生活を切り取った写真が貼られていることも、通った学校のアルバム写真も、七海の通っている大学のプロフィールが紙にまとめられて貼られていることも。
そしてなにより、本当に大事なものは、パソコンの中に眠っている。
そして今はこの時のために用意していた三脚と、そこに設置されているカメラが三台。パソコンと連動させてプロジェクターの電源をつけて映像を反映させると、壁一面に映るのは一枚の紙のデータ。
そこには七海の性格の分析などが描かれていた。]
[あまりの悦びに顔がにやけてしまう。
姫抱きしていた七海を膝に乗せてベッドに座ると、甘ったるい空気の中、ちょうど正面と左右の三方向から、カメラのレンズがこちらを捉えていたことだろう。]*
………いいんですか?
!
発売前に読めるなんて
すごく贅沢してる気分ですね!
[ファンサービスの話には
目を輝かせて食いついてしまいました。
血腹妖の小説を一番楽しみにしてるのは私なんですよ?
先に見られるなんて、これ以上に嬉しいことなんて
そんなにないんじゃないかってくらい、
私にとっては魅力的な提案でしたから
ぜひ見たい!と子供のようにせがんでしまうのです。]
何処にカメラがあるかなんて確認してません。
ただ、”約束”するなら
私がそれを破らないかどうか確認すると思って。
[服越しじゃなくて直に触って欲しいと訴えるように
潤んだ瞳で見上げながら、
身体が密着すればあの日に刻まれた快感が
じわじわと蘇ってくるようで。
私からも背に手を回して抱きつきました。]
[いつ、と聞こうとしましたがそれは叶いません。
下着越しに這う手が送ってくる刺激に
今までお預けで焦らされていた身体が
いともたやすく反応してしまったからです。
私が感じやすい、のでしょうか
それともあなたが私の身体をよくわかっているから?
どちらかなんてわかりませんが。
焦らすような刺激でも蜜が溢れて
それが下着を少しずつ濡らしていく。]
[直に秘部を触って欲しい、
下着越しのもどかしい刺激は絶頂まで導かれないから嫌。
そんなことを思っているのは
焦れて身体が揺れていたから筒抜けだったでしょう。
蜜で好きな人の指を汚していることが
好きな人の指が中に入り込んでいることが
たまらなくうれしくて、気持ち良くて。
それでもまだ、異性を受け入れたことがないせいか
指でさえひくひくと誘うように締め付けてしまう。
あなたを受け入れたらどうなるんだろう
期待も重なって私の身体は早く欲しい、と
訴えるように蜜を溢れさせて、太ももを伝っていく。]
[確かに運命かもしれません。
分かっていて私を誘い込むような人が
ストーカーの対象だったなんて。
深く考える暇なんてないまま、
身体に与えられる快感に翻弄されて
導かれた絶頂は久々のものでした。
余韻に浸る隙も与えられず、力が入らない足を
無理矢理支えられて続く快感に拒みこそしないけれど
声を抑えることなんて出来なくて。
まだ玄関扉の近くだという事も考慮できずに
嬌声をあげてしまうのです。
誰か通ったら聞こえてしまうかも、
今の私は、そんな考えさえ興奮に変えてしまう。]
[ようやく解放されたかと思えば
姫抱きされて思わずぎゅうっとしがみつきました。
いつもより高い視界からは見覚えのある部屋と、
カメラの死角にあって見えなかったものたちが見えて。]
[カメラか何かで見られているとは思っていました。
盗聴もされていてもおかしくないとは思っていました。
合鍵で侵入されているのだからいくらでも
それらを設置する機会はあっただろうと思うから。
ただ、それは私の動きを見張るためのものだろうと、
まだどこかで甘い考えを持っていた私は
日頃の生活の瞬間を切り取った写真や、
何処から見つけてきたのか、アルバム写真や
大学のプロフィールまで貼ってあるのを見れば
流石に目を丸くしてしまいました。]
[あなたの好意は確かに本物なんだ。
嬉しい、私のためにここまで調べ上げてくれたなんて。]
[あなたがいい、じゃない。
あなたじゃなければだめで、
他の誰も代わりは務まらない。
あなたが、あなただけが、私を受け入れてくれる。
どんな好意も受け入れてくれる。]
[悦びに思考が溶けていく。
倫理観なんてもとより私達にはなかったのだと
それが分かったことで私が気持ちを伝えることを
躊躇う理由も消えてしまいました。
だって、あなたに嫌われないとわかったのですから。]
―――――撮る、の?
[頬を緩ませて、甘えるように
あなたにもたれかかりながら、カメラをちらりと見て。
意図が分からなかった私は少し首をかしげて
あなたの方を見つめるのです。]*
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