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人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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視点:


【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「ありがとうごぜーます……?」

受け取った菓子をよく見ようとした所で、あなたからの視線に
気付き、首を傾げた。
そのまま待ち、出てきた言葉に笑いを噛み殺しつつ、菓子を
鞄へと仕舞って、その場に置いた。

「そう言われましても、そうやって顔隠されちまったら
 出来るモンも出来ねぇんですよねぇ。
 静が僕にキスされてぇんでしたら、その鞄もーちょい下げて
 もらって構わねぇですかね?」

そう、一歩あなたとの距離を詰め、目の前に立った。
(-122) 2021/11/10(Wed) 7:44:17

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「……あ、…………」
びく、と青年の肩が揺れた。
貴方の言葉に反応してか、そっと外された鞄の下にある顔は、林檎みたく真っ赤に染まっている。

「そ……そう、……言うの、なら…………」

鞄を足下へと半ば落とし置き、自身の上着の裾を掴んでじっと立ち竦む。
自分から求める言葉を言うのを躊躇い、羞恥で潤み色味の増した蒼眼は、閉ざした口の代わりに欲求と感情を滲ませている。
(-123) 2021/11/10(Wed) 8:00:54

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

言葉にこそされないものの、こうして鞄も下ろされ、強く欲求の
滲む様子を目にしてしまえば、あなたの気持ちは明らかだ。
逃げる心配をする必要も、逃がす心算も無い。
赤く染まった両頬に手を添えると、唇を重ねた。

「…………ん」

さて、『もうちょっと』というのはどれ程だろうか。
訊ねる様に、誘う様に小さく舌を出し、あなたの唇をなぞった。
(-124) 2021/11/10(Wed) 8:15:17

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

ひ、と短く息を呑む。頬に手を添えられ、それを振り解く必要も、それ以前に度胸も足りない青年は、ただ触れられた唇の感触に固まる。

「ぁ、や……」
ただ、あんな言葉を送って口に出して、そうして回りくどく求めたのも自分からで。実際に体験して、ぐわりと胸の奥で燻る熱が揺らめいた。

「…………足んねえ、」

低く呟いて、……そのまま抗われなければ、青年は貴方に深く口付けをしようとすることだろう。
本心が望むまま、欲しいものを欲しいだけ手に掴む子供みたく。
(-125) 2021/11/10(Wed) 8:37:09

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「っ、……!」

驚くほど低い呟きに、ぞくりと背を震わせる。
欲されている。
はっきりと伝わる欲に、ペースを乱されそうな危機感を覚えた
ものの、抗う理由も無く。
そのまま、深く口付ける。
貪欲に求められながら、自らも舌を絡めた。

────いいですよ、全部持って行っても。

あなたが離れるまで、満足するまで、自分から終わらせようと
する事はないだろう。
自分もまた、あなたを欲してるのだと気付いたから。
(-126) 2021/11/10(Wed) 9:02:44

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

足りない。足りない。おかしくなってる。
思っていたよりももっと、思考がぐらぐらして落ち着かない。
理性と欲求が噛み合わなくて、何一つとして固まらない。


「……っは、あ、」
そのまま暫く触れ続けて、混乱と知識不足で呼吸の仕方が分からず、それでも限界まで求めてから青年は漸く数歩離れた。

「や……だめ、やっぱり、オレおかしいよ、足んない……」
「こんな事考えたり、したいって頭一杯になんなかったのに。
 アンタとしてもいいって思ったら、ずっとしたくなる……」

息を荒げて赤いままの頬はそのままに、口元だけを今度は手の甲で隠して顔を背けた。
身体がこれ以上は限界だと呼吸を求めていても、頭の中はずっと別のことを欲している。
(-127) 2021/11/10(Wed) 9:40:04

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「……は、」

呼吸こそ出来ていたものの、流石に頬が熱くなり、息も
上がっているのを実感する。
ここまで情熱的に求められたのは、流石に初めてだったから。

「おかしかねぇですよ。僕はしてもいいって思ってますし
 静がしてぇなら、ずっとしたって構わねぇんです。
 僕は、静のものになっちまってるんですから。
 ……ただ、これで全部でも、終わりでもなくて。
 そういうの、全部教えていいかは悩ましい所でやがりますね。
 静がパンクしちまいそうですし」

顔を背けるあなたを、じっと見つめる。

「……今、どうしたいか聞いても構わねぇです?」
(-128) 2021/11/10(Wed) 10:05:26

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「は、え……? おわりじゃ、ない、のか……?
 これ以外、すること、あるか……?」

案の定というべきか何も知らなかった青年は、不思議そうに疑問符を浮かべている。
呼吸を落ち着けようとする中、貴方の言葉を噛み砕いて飲み込み、ようやっと口を開く。

「―― 全部、」
ほしい、と掠れた声が、思わず出てしまった。
どうなろうとも貴方の全てが欲しい。
それは青年の本心を直接流し込むような、熱と欲の滲んだ音。
(-129) 2021/11/10(Wed) 10:35:47

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「あるんですよねぇ、実は」

困ったな、と苦笑する。
教える心算は無かったのに、気が付いたら先を仄めかしていた。
先がある事を知れば、無垢なあなたはきっと。

予測は出来てた筈なのに、熱と欲に中てられたのか胸が脈打つ。
こうまで欲されては、逃げられない。
いや、違う。自分が逃げたくないのだ。
全てを与えたくて仕方がない。

「────わかりました。
 でも、流石に此処でじゃ色々とマズいですから。
 場所を変えましょう? 僕の部屋でも、静の部屋でも」

どっちだっていいですから、其処まで我慢出来ますよね?と。
子供を宥めるが如く、耳元で囁いた。
(-130) 2021/11/10(Wed) 11:01:08

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「あるんだ…………」

あるとは全く思ってなくて素で驚いている。
突然降ってきた未知の知識に、よくわからず首を傾げた。

「場所? ……びっ! や、耳元だめ、背中びりびりする!」
囁き声に慌てて自分の両耳を手で覆うと、ぷいと再び顔を背ける。
「じ、じゃあ、創の部屋行く。迎えの車、学校終わるまで来ないし……一回教室も抜け出したから、迎え来るまでは部屋にいる」
(-131) 2021/11/10(Wed) 11:22:18

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「耳元は駄目でやがりますか。
 こりゃ、先が思いやられますねぇ」

なんて、いつもの調子で笑ってみせて。
自分の鞄とあなたの鞄を纏めて拾うと、空いた手を差し出した。

「……それじゃ、行きましょうか?」

あなたが手を取るなら、そのまま自室へと案内するだろう。
(-132) 2021/11/10(Wed) 11:33:45

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「あ、鞄……ありがと……」
「……ん、うん、今度はオレがアンタの部屋行く番だな」

熱がある程度落ち着きはしたようで、幾許か好奇心で輝いた瞳を向けながら貴方の手を取った。

実家暮らしの身では寮に行くことも殆ど無く、貴方の後ろをちょこちょことついて回り、案内されて辿り着けばそわそわと緊張と興味で落ち着かない様を見せ始める。
(-133) 2021/11/10(Wed) 12:00:29

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

無邪気な様子を見せるあなたに、微笑ましげな視線を向けながら
一歩先を歩く。
そのまま案内を続け、自室の扉を開けた。

一見すると、普通の部屋に見えるだろう。
同室者は元より居ないのか、一人分しか使われてなさそうだ。
あなたの部屋の様に、一切の物を排してるという訳ではない。
教科書や参考書、筆記用具等。在るべき物は全て在る。
なのに、部屋の主の趣味・嗜好を読み取る事は困難だろう。
『比較的片付いている男子高校生の部屋』以上の情報が無い。

……その不自然さに、あなたが気付くかはわからないけれど。
部屋に入ると、鏡沼は荷物を下ろし、ベッドへと腰掛けた。

「普通は、飲み物の一つでも出すべきでやがるんでしょうが。
 別に構わねぇですよね?」

そう言って、あなたへと手招きした。
おいで、と言わんばかりに。
(-134) 2021/11/10(Wed) 12:19:56

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

自分の部屋と比べれば明らかな差に、目を瞬かせて興味深そうに室内を見回した。
一般的な学生の自室と、青年自身の環境はあまりにも異なっていて、その影響からか不自然だとは全く思っていなさそうだ。

「おー。すごいな、色々置いてある……。
 ……ん? なんだー?」
手招きされると、大人しく貴方の方へと近寄っていく。
(-136) 2021/11/10(Wed) 12:31:12

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

鏡沼は、近付いて来たあなたへ手を伸ばしたかと思うと
そのまま倒れる様にして、ベッドへと引っ張り込んだ。
どこか悪戯っぽい笑顔を向けつつ、抱き寄せようとするだろう。

「捕まえた、なんて。 ……冗談でやがりますが」

捕まったのは、きっと自分の方だから。
(-137) 2021/11/10(Wed) 12:44:47

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「わぷ……!」
ぼすんと倒れた痩身、青い眼が不思議そうに貴方を見つめる。

「捕まったぞー。……この前みたいに寝るのか?
 今度はオレが添い寝すんのか?」

ふと過去に自室で添い寝をしてもらった日のことを思い出したようで。
また首を傾げつつも、面白そうな子供っぽい笑みを浮かべた。……ころころ、ぐるぐる、青年は喉を鳴らして笑っている。
(-138) 2021/11/10(Wed) 13:08:44

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

無垢な笑みに、何だかそれでもいい様な気がして来た。
あの欲と熱が治まっているのなら、急く必要も無いだろう。

「……そうですねぇ。それでもいい気がして来ちまいました」

一度、触れるだけの口付けをして。
抱き締めたまま、あなたの後頭部へと手を伸ばし、ゆるゆると
撫で始めるだろう。
まるで、寝かし付けるかのように。
(-139) 2021/11/10(Wed) 13:23:53

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「っん……創、」
軽く触れた熱に、物惜しそうに僅かばかり蕩けた目線を向けはする。

……するのだが、青年はそうやって頭を撫でられ、寝かしつけられることに慣れきってしまっていた。

「んに…………」

くう、と小さく一鳴きして、そのまますぐに入眠。
他人の部屋であることもすっかり忘れ、望んだ相手の居室という感覚に包まれながら眠りに就いた。ぐっすり熟睡。
(-140) 2021/11/10(Wed) 13:38:48

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

あっさり熟睡してしまったあなたに、思わず苦笑する。
きっと、例の運転手からの連絡で起きるまで、このままだろう。
それでいいと思った。
熱が誤魔化せる内は、今のままの関係で居たい。
この先を望む気持ちと優劣が付け難いほどに、これもまた
素直な自分の気持ちだ。

うっかり自分まで寝入ってしまわない様に気を付けながら
あなたの温もりを享受する。
……きっと、これが“幸せ”というものなのだろう。
そんな事を思いながら。
(-141) 2021/11/10(Wed) 13:52:36
鏡沼 創は、此処に居られて幸せだ。
(a41) 2021/11/10(Wed) 13:53:14