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【独】 三月ウサギ/* お疲れさまでした〜 皆さんさてはえっちなことしてましたね?? トトはお付き合いありがとうー 村閉じまでには夜が明けるといい、、な、、、 (-19) 2021/07/13(Tue) 12:42:56 |
【雲】 三月ウサギ白く滑らかな手が、こちらの頬を伝う。 どくん、と心臓の音が跳ねたけど すぐさま続く言葉に上書きされた。 どくん。 トトの柔らかい唇が文字を形作る度に。 どくん。どくん。どくん。 耳を押さえたくなるような衝動が胸を打つ。 自身の中からあふれる音が、君に聞こえないか。 見当違いの不安を、笑い話にする余裕もなく。 奇遇という言葉で片付けるには、 まるで誰かの意図を感じるような物事の運び。 もしそうなら、その誰かはたいそう性格が悪い。 (D10) 2021/07/13(Tue) 21:31:29 |
【雲】 三月ウサギ…… ようやく、絞り出せたのは。 彼女に向ける、まるでその心に 寄り添うかのような言葉。 だけど響きには、甘さも希望もなく。 ひどく掠れた声を、無理やり空気に溶かせれば 無意識のうちに、繋いだ手の先 込めていた力が、ふっと抜けていく。 (D11) 2021/07/13(Tue) 21:32:28 |
【雲】 三月ウサギ「 0時を迎えたら、二十歳になる。 その瞬間、全てが正されて。 俺が大切だと信じ、守っていたもの。 その全てが過ちだったと断じられる。 それが素晴らしいことであると。 信じて疑わない声に祝福されて ─── 」 …… 勝手に、決めないで欲しかった。 明日を信じられない惨めな生活。 確かにこれまでの人生。 苦しいことの方が多かったけれど。 (D12) 2021/07/13(Tue) 21:32:49 |
【雲】 三月ウサギふっと、息を吐いた唇が歪む。 いびつなそれが、泣いているのか笑っているのか。 自身でもわからないまま。 「 …… 無理なんだ。 だって20年近く、俺はこっちにいたんだから。 今更そちら側に行けるわけがない。 だから君に会ってみたかった。 「そちら」の世界を生きる、誰かの声を聞いて ─── その空気に肌で触れて、 」 (D13) 2021/07/13(Tue) 21:36:05 |
【独】 三月ウサギトトはどんな顔をしていただろう? 意味がわからない? …… わからないと、いいな。 何を言っているんだと。 困惑した表情で俺を見て欲しい。 そうすれば全て奇妙な偶然で、 片付けてしまえるのだから。 だってもしも君が「そう」ならば ─── (-52) 2021/07/13(Tue) 21:37:22 |
【独】 三月ウサギ取り替え子(チェンジリング) ヨーロッパ民話に出てくる妖精の話。 人間の子供を攫い、代わりに身代わりとして 妖精の子供を置いていく。 悪戯好きな妖精が紡ぐ御伽噺。 だがひとたび現実の世界に置き換えれば。 それは、嬰児交換という 誰かの悪意が根付いた単なる事件。 (-79) 2021/07/13(Tue) 23:53:20 |
【独】 三月ウサギそんなことの、ために。 かの家の繁栄を、快く思わない。 もしくは奪い取ろうと目論む誰かの悪意で。 俺と、彼女は ─── (-82) 2021/07/13(Tue) 23:55:12 |
【雲】 三月ウサギ「 …… ごめん。 」 日の巡りと同時にするりと解けた指。 繋ぎ止めようとするように、ぱっと掴む。 「 ………… ごめん。 」 壊れた人形みたいに。 再度、謝罪の言葉を繰り返して。 (D22) 2021/07/13(Tue) 23:56:04 |
【雲】 三月ウサギ「 俺が間違っていた。 約束していたのに。 この部屋にいる間は。 この一夜の間は。 …… 夜が明けるまでは、 俺と君は大切な存在で。 ─── 何者でもない。ただのウサギとトトだ。 」 (D23) 2021/07/13(Tue) 23:56:22 |
【雲】 三月ウサギ単なる口約束に過ぎないのに。 縋るように、握る指先に力を込めて、 そのまま一番深い色の空を見上げれば。 終わりへのカウントダウンが刻まれる。 …… あの空が白むまでは、 せめてこの手を ─── (D24) 2021/07/13(Tue) 23:57:17 |
【雲】 三月ウサギ「 …… 話を、しようか。 俺は金持ちと会って話したかったけど。 今は、君の──トトの話を、聞きたいんだ。 」 そのまま手を引いてベッドに向かえば。 彼女は付いてきてくれただろうか? 願いが叶えば、未だ慣れないふかふかのシーツに、 背中合わせに腰を掛けて。 (D25) 2021/07/13(Tue) 23:57:40 |
【雲】 三月ウサギと言っても、いざ何を話せばいいか。 少し困るなと苦笑してから。 やがて俺は、ゆっくり語り始める。 俺の生きてきた、 君がいるはずだった 20年間を。変わる空の色を、惜しみながら。 …… 何をどこまで話したか。 ひょっとして途中で、 互いに眠ってしまったかもしれない。 ただ、一つだけ確かなこと。 「 …… トト。 」 (D26) 2021/07/13(Tue) 23:58:44 |
【秘】 三月ウサギ → トト「 …… 誕生日おめでとう。 」 長い長い、そして確実に終わりが決まっている話。 その、はじまりは。 たとえ悪意や運命に翻弄された生だとしても。 背中合わせに浮かべた笑み。 君に届くことはなくても。 紛れもなく、その誕生を祝福する言葉から。** (-83) 2021/07/13(Tue) 23:59:45 |
【雲】 三月ウサギ背中合わせのぬくもりは。 背を這う指、腕へと順々に形を変えて行き。 ─── プツン。糸が切れるように。 ふらり傾けば、ぽふと軽い音を響かせ そのまま重なったまま、シーツの海に沈んでいく。 このまま、堕ちていければいいのに。 無意識のうちに願っていた。 別の世界なんて関係ない。 …… 誰もいない、二人だけの世界へ。 (D35) 2021/07/14(Wed) 17:12:28 |
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