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![]() | 【人】 衝撃波 ポルクストレーニングルームに着きました、 ライブのお時間です! 風景は、テンガンから襲撃を受けた時の舞台と全く同じライブステージだ。演習ロボットは要らないだろう。ギャラリーならホンモノがいるから。 アンプとギターを繋ぎ。 マイクスタンドの前まで立ち、構えれば。 両手を高く掲げてギターへと落とす。 まずは"はじまりのFの音"で観客を迎えて。 (81) 2022/03/09(Wed) 23:24:53 |
ポルクスは、Fの音の後も、観客へ向けて両手を振っている。 (a38) 2022/03/09(Wed) 23:28:14 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス手を振った後は、その片方をマイクに向ける。 指先で軽くつつく。とんとん、と。 音もちゃんと響くだろう。とんとん、と。 その後に口を近づけ。 「あーあー、てすてす……、 オッケー 」マイクテストを終えれば、ぱっと笑みを浮かべる。 「 いえーい☆ なんて、調子よく挨拶をしつつ、耳を済ませるような動作をする。 緊張の様子はない。手慣れている。ファンサをするこの男を見た事がある人間ならば、もうそれも理解の範疇だろうけど。 「ウンウン、まずは来てくれた羽虫共サンキュな! 俺は元気! 気合い十分! ま、見ればわかるか」 「じゃ、早速演ろうと思うんだけど……演奏を始める前に! 俺の演奏を生で聞いてくれる羽虫共のために、改めて自己紹介しておこうか」 深く息を吸い、 (82) 2022/03/09(Wed) 23:32:28 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス「囚人ナンバー【F-104】! なんか色々の……なに? 損壊と窃盗と恐喝脅迫教唆強要ゥ……?ンなことより いずれ伝説になる男、ポルクス・ムヅィカによる ライブ、スタートだぜッ!!!!」 ……なんてな。 (83) 2022/03/09(Wed) 23:37:24 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス「――Matic Affection」 意味のないタイトルコールと共に音をかき鳴らす。 ギターは、いや音は、振動は、猛る。 軽快に、それでいて深く重く響くハードロック調の曲に共鳴するよう小さな身体でギターを大きく振るって。 大音響、それも 能力によって酷く正確に確実に奏でられる。 「 A ha? 魅惑の Babe 翻 しA ha? 気 付いた慕情に戸惑いA ha? でももう 鳴 り止まないA ha? A ha? A ha? ――♪ 」音も、音量も、音階も、 全てが美しいまでに完璧だ。 騒音というわけではない。この男の大声に比べれば。 普通のライブ会場にいるのと同じくらいの音響。 ……それでも、此処にいる者なら感じるのだろう。 空を切るような風圧と、心臓を揺さぶる大きな振動を。 (84) 2022/03/09(Wed) 23:45:09 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス地面を蹴る。衝撃波が起こる。 ギターを鳴らす。衝撃波が起こる。 「 揺れたのは確かだ 酷く乾き 感 じてまだ少し 傍 に居て 声にしても La La――♪ 」ギターにちら、と視線を送り。 ピックを持った手、顔の横で払うような動作をして。 「 抱 き締めてみたくて 手を伸ばしてみたり気まぐれに耳元で 愛 を囁く とか笑――♪ 」挑発的に舐め回すような目付きで観客に瞳を向ける。 見上げた顔は。 大胆不敵に嗤った。 (85) 2022/03/09(Wed) 23:50:20 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス「 置 いていかれたままの Matic じゃあ制御不能のままで 駆 けてくよ――♪ 」ああ、 生きている と感じる。ああ、 呼吸をしている と感じる。ああ、 鼓動は力強く 呼応している。なあ、俺はさ、お前の振動が一番好きだよ。 お前と共に振動を奏でるこの時間が一番好きだ。 ――……一番好き、だったんだけどな。 お前と共に振動を奏でていないとまるで死んでいるみたい、だったんだけどな。 「 淡 い記憶の残骸の Affection じゃあ止まれないよ 奪 っても いいの――?♪ 」歌と音が振動を生む。揺れを起こす。空を切る。 地面を蹴る。かき鳴らす。繕って笑った顔は。 満足出来やしねェけど。 それでも、心の臓は最大限に叫ぶ。 愛しの魚に焦がれていると。 (86) 2022/03/09(Wed) 23:55:23 |
![]() | 【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャあなたは音をかき鳴らす機械の姿を見ているだろうか。 あなたの方へと視線を送り。 目が合うことがあれば。 一瞬だけ。ほんの一瞬だけ。 柔らかな笑顔をあなただけに向けるだろう。 これは鳴動する機械が。 たったひとり、愛しの魚に向ける恋歌。 (-174) 2022/03/09(Wed) 23:57:49 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス「 柔く 揺 れる前 髪の隙間から僅か 仄 めかされ夢 見てた情景の熱と慈愛 にまた 崩 れていく――♪ 」ラストスパート、まくし立てるように音と歌声が 猛 る。「 Ringing 響き続けた 音 Heart 聴 かせてよこのままAffection 魅入られ 閉 じ込めたら不 可分の衝撞 A ha――!♪ 」嗤 う。嗤 う。喉をからからと鳴 らせば、 (87) 2022/03/10(Thu) 0:01:25 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス「 Ringing 鳴り止まない 鼓 動Matic 動 き出したのなら――♪」大 音響を轟 かせ。「 Affection キミだけが 欲 しくて離 れ難い衝撞 永遠に A ha――!♪ 」演 奏の終 焉を飾 った。斯くして、この宴におけるこの機械の演奏は終わる。 この歌で誰かの何かを揺さぶれたならいい。 演奏は終わる。演奏は終わらない。 命ある限り、高らかに鳴動し続けてみせよう。 出来損ないの機械 Matic Affection ――終演―― (88) 2022/03/10(Thu) 0:14:34 |
ポルクスは、聞いてくれた羽虫共、 Thanks!!!! (a44) 2022/03/10(Thu) 0:26:13 |
![]() | 【人】 衝撃波 ポルクス演奏が終わった後。 響く拍手には満面の笑みを向けるだろう。 ちゃんとその場に居る一人ひとりに目を向けて。 みんなそれぞれ違う音が鳴ってて。 それが伝わる。嬉しいんだ。 「愛してるぜ羽虫共〜〜〜!!! Thanks!!!! ん〜〜〜まッ!」ライブの一環だ、また調子よく投げキッスをして。 振動を奏でた幸せな時間は、そうして過ぎてゆくのだろう。 (89) 2022/03/10(Thu) 1:37:32 |
![]() | 【鳴】 衝撃波 ポルクス足音を一つ感知し、肩が ビクリ! と跳ね上がる。音で分かる。この歩き方の響き……怒ってるよ!! 「は、ハァイ…………!」 固まった身体のまま、怯えながら。ゆーっくりと振り返れば笑みを浮かべるあなたの顔があって。ひやり、背筋が寒くなる。 音でわかる。ぜんっぜん笑ってないよぉ!!!! 「 ごッ!! ……、ご、ご、ごごごごめんなひゃい!!!!!!!!!」 勢い良く頭を下げ……見上げた顔は大胆不敵に嗤ってるわけもなくクゥーン、になっている。もはや怯える小動物です。無力です。 だってそんな、最初にガブーいかれるとか思わないじゃん……!!!! (=1) 2022/03/10(Thu) 2:38:38 |
![]() | 【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ無礼講が終わりエリアが閉鎖されてしまう前。 あなたの姿を見つけることが叶ったのならば。 「あるれしゃ〜〜〜!!!!」 いつも通りひょこひょこ……よりはもう少しきびきびとした動きで、走って近寄るだろうか。因みに足は早い方です。 「終わる前に見つかってよかった、」 そして、駆けた勢いのまま両腕で抱きしめてしまおうか。 次はいつ拘束の無い腕でこれが出来るのかは分からない。 だから、無意識に腕の力が強まる。 「俺、アンタの傍にいられるように頑張るから。 …………だから、待ってて」 ▼ (-242) 2022/03/10(Thu) 17:46:33 |
![]() | 【秘】 鳴動の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ離した身体。あなたの顔をしっかりと見据えて。 「また迎えに行く」 へにゃりと笑みを、浮かべた。 アイツとの再会を果たし。 刑期が決まりでもして。 外に出られたとしても。 あなたの元に再び辿り着く。 愛しの魚を逃がす選択肢など、存在しないのだから。 (-243) 2022/03/10(Thu) 17:47:06 |
![]() | 【秘】 貴方の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ話を聞いていた。声を聞いていた。振動を感じていた。 担当を引き継いでもらってもいい、の言葉には心底、嬉しそうにしていただろう。 そこまでは大丈夫だったんだ。 そうして続く言葉と、あなたの笑った顔を見て、 「…………、っ、……」 じわりと熱を帯びる顔と、強く跳ねる心音がひとつ。 「あーあーあー……」 壁があるならこの魚を追い込んでやろうか。 片方の手と、肘とを、ピッタリ沿う形で壁につけて。 もう片方の手はあなたの頬に添えて。 これ、拘束されててもできるのかなあ。 あなたの唇と自分の唇を重ね。 誰か見てるかもわからないから。 少しの間だけな。 「――――……愛してる」 出来損ないの機械もまた、曖昧な顔で。 笑った。 (-252) 2022/03/10(Thu) 19:14:58 |
![]() | 【鳴】 衝撃波 ポルクス「怒ってる、怒ってるよぉ……!!!」 言うつもりはなかったが思わず小声でも口にした。 めちゃくちゃ鮮明に振動が伝わる。すごい。 俺、俺、今……心臓がヤバいよクロノ!!!! 最後の言葉にはこくこくこくこく、赤べこの如く頷いて。 「イエス……仰せのままに、女王様……」 なんて、ご機嫌取りになるかすらも怪しい言葉を贈り。 撫でられれば戸惑いつつも、嬉しそうにするのでした。 (=3) 2022/03/10(Thu) 20:46:42 |
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