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人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「僕の他にも誰か来た?
 よかったね。好かれてんだよ、あんた」

まあ良くないだろうけど。
親愛程度の感情で、満足するような奴とも思っていない。

「まあ、僕は例外かな。
 流石に目の前で倒れられたら世話を焼かずに居られないだけで。
 恩知らずにもなりたくはないしね」

枕元の袋に気付くと中を取り出した。
飲んだ方がいいよ、とはちみつレモンを見せる。
(-120) 2021/11/05(Fri) 10:11:36

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親

「……好かれてはいないよ。アイツは……何だろうな、俺も知らん。あっちも世話焼きが身にしみてるだけかもな」
上半身を起こしてはちみつレモンに口をつけて、この場にいない人のことを少し、話して。

「今朝から、おかしいんだよな。……俺じゃない誰かの、いろんなもんが入り込んできて、情報過多で頭が痛い。お前が言ってた、俺の“共感”の逆、になってるっぽい。
こん中にお前のもあんのかね……」
唐突に語り始める。薬の効果は強化のみならず、異能を変質させているらしい。
(-123) 2021/11/05(Fri) 11:02:37

【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「でも別に嫌われてるわけじゃないだろ。
 僕だって、嫌いな奴が熱で寝込んでても──​──」

世話を焼かないと、言い張れるか?

「……前言撤回。相手によるな」

嘆息しながら、傾くペットボトルを見ていた。

「触れてなくても、見つめてなくても?
 ……困ったね。それは。
 市販の異能抑制剤なら持ってはいるけど」

効くかどうか、と僕は肩を竦める。

色んな人の感情が流れ込んで、きっとシオンの頭の中は地獄の釜のようだろう。
僕の頭の中もいつもそんなもんだから、そう思った。

絶望も希望も諦観も不屈も癒しも痛みも、何もかも全て矛盾しながら僕の中にある。
だから僕は余程でないと表に感情は出さない。出せない。
そして激情なんかより、シオンの中の凪に安らぎを覚えた。
(-126) 2021/11/05(Fri) 13:53:08

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親

「いや」
口角が上がる。頬に差す朱の色は発熱のみによるものだろうか。目元こそ隠れているが、恍惚としているようにも見える。

「治したくない。
今まででいちばん……みたされてる、自分がここに存在してるって、気がする。胸の中いっぱいに、ギチギチに詰め込まれて、ズタズタに引き裂かれて溢れて、締め付けられるみたいな……。

でも俺のじゃない。薬の効果が切れたら、ひとつも俺の中には残らない」
は、と力ない笑いと吐息の中間のような声が漏れた。

「交換できればさぁ……よかったよな。“共感”じゃなくてさぁ……」
片や激情を求めて、片や空虚に安らぎを見て。ままならないものだと自らも含めて嘲笑した。
(-130) 2021/11/05(Fri) 14:50:03
シオン・グレイヴズは、熱のせいで妙な夢を見た。2足歩行の天馬が大勢でタップダンスをしている。
(c26) 2021/11/05(Fri) 15:17:50

シオン・グレイヴズは、異能が無軌道に変質している。アパートの下の住民が同じ夢を見た……。
(c27) 2021/11/05(Fri) 15:18:24

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ

うるせー冷蔵庫を閉じて。
お茶を拭きまわって。
ちょっとしてから戻って来る。

「まったく、人騒がせなやつ。
 多分俺が原因の一端でもありそうだけどさ」

その横とかに適当に座り込んで。
(-136) 2021/11/05(Fri) 16:05:06

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

顔は壁際に向いたままで、横に来た相手に向けないままだ。

くだんない日常とか青春はもう気にすることも無くなった
んじゃなかったの。
のみものほしい、しか言ってないぜ、おれは。どういう理屈で、どういう感情で、せわやきしてるわけ?」
そんな事を告げた。生気がない以外はいつもとおんなじ調子で。

自分じゃない誰かの感情や思考、感覚が流れ込んできている。それらは部分的だったり、どこの誰かもわからないことも殆ど。その中で一部だけ“聴こえた”。
でも、だから、なんでわざわざ自分なんかの世話を焼くのかわからない。わからないことは、知りたい。
(-139) 2021/11/05(Fri) 16:35:27

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ


「分かんないのか?」

ああそういや、コイツは。
コレでも人の気持ちには疎いんだった。
というか盗み聞きされすぎだろあそこの話。

「どうでもいいんだよ、どうでもよくなった。
 何に報われてほしいとか、上手くいってほしいとか、
 そーいうこと考えないようになった」

結局得た答えはそれだ。
緩やかな諦観。でも、確かに前向きなこと。

「だから
やりたいことをする。

 心が引かれる道を選んで、とりあえず走っていく。

 それで誰が得しよう損しようと関係ないわけ。
 理屈なんかない。感情も多分めちゃくちゃ単純なんだ。
 なあシオン。気付いてないようだから教えとくけど」
(-142) 2021/11/05(Fri) 16:46:38

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ


「人の心ってさ、よくわかんないものなんだよ
 自分のも言われなきゃ気付かないし、
 他人のものなんかとても分かったもんじゃない」

浮かべた表情は。確かに、初めに見せたそれで。
名前があるとするならそれは、暗く優しい『共感』だ。
何処か投げやりで、諦めがあって、親しみも込めて。

「輝くスポットライトが向かないんだったら、
 その分やりたい放題したらいい。俺はそうするんだ」
(-143) 2021/11/05(Fri) 16:50:32

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「……わかんないのか」

「わかんないのか。みんなわかんないもんなのか。わかんないけどこれはお前のやりたいことなのか」
繰り返した言葉はシオンの中で、決定的な気付きになるには足りなかったが、目の前の相手を理解するには少しだけ足りた。

「やりたいことの中に、おれってまだいるんだ。それはちょっとわるくないな……たぶん」
今の自分は誰かの色々なものが入り込んでいる状態だから、その“わるくない”も明日になれば消えてるかもしれないけど。
(-145) 2021/11/05(Fri) 17:09:21

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ


「今はそれでいいんだよ。
 お前の頭の容量余計なモンでいっぱいだろうし、
 調子悪い今は尚更難しいこと考えるな」

嫌がられないだろうか、なんて思いながら。
妹にするように、そっと頭を撫でようとした。
(-146) 2021/11/05(Fri) 17:24:22

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「ん……。お兄ちゃんヅラしてんなぁ……」
目は開かなかった。余計な異能の働き方をして、余計なモンがうつってしまったらめんどうだから。
額は怪我したばかりなので少し痛むかもしれないが、甘んじて御旗の手のひらを受け入れた。発熱しているので、酷く熱い。

「……もうひとつたのんでいい? その……」
珍しく歯切れが悪い。
(-147) 2021/11/05(Fri) 17:38:15

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「ぬれてきもちわるいので、体拭いてきがえさせて欲しい……んだけど」

数秒の間。

「むりだよなぁ……」
(-149) 2021/11/05(Fri) 17:48:37

【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「……そう」

こればっかりは分からないな、と僕は静かに思う。
今共感でもしてもらえれば、その喜びでも分かるのだろうか。
​──​──分かっても、やっぱり理解出来る気はしなかった。

「でも、分かるよ。
 自分の異能が少し違ってたら、って。
 そう思うこと、あるよね」
(-157) 2021/11/05(Fri) 19:40:11

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ

「…………………………」

難しい顔して葛藤。
やっぱり、難しい様子である。

「どれくらい自分でできるかにもよる。
 着替え持ってくるくらいならしてやれるけどさ」
(-159) 2021/11/05(Fri) 19:56:32

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「だよな」
わかってた。

「着替えだけでいいや…………着替えさえ出来ればたぶん、なんとかなるしょ……」
体を拭くのは諦めるらしい。「服、あっち」と部屋に積み重ねられた服をゆるゆると指差した。
(-160) 2021/11/05(Fri) 20:05:08

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親

「あ、引いたな今」
くつくつと笑っている。そこに理解が得られないことは、そう気にしていない。

「ま……最初からそんな“少し違ってた”異能だったら、こんな奴にはなってなかったんじゃないの。俺も、お前も。

……てか、なにか用事とかあったんじゃ? まさか、本当に見舞いにだけ来たってことはないよな」
あなたがただ様子見に来ただけ、とは思っていない。あなたにそこまでされる理由がシオンはわかっていない。
(-161) 2021/11/05(Fri) 20:30:20

【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「そりゃそうだね。
 結局このクソ異能も僕の一部だし。
 無い物ねだりしてないで、精々役立てる方法探すしかないんだと思うよ」

受け売りの言葉を、僕は告げる。

「​──ああ、何だっけ。
 そうだ、連絡先くらい交換しようと思ったんだっけ」

僕はスマートフォンを取り出す。
部活の連絡と、その他細々とした形でしか使われたことのないメッセージアプリを開いて。

「ついでに見舞いに来た感じ。
 迷惑なら、別にいいけど」
(-163) 2021/11/05(Fri) 20:42:17

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親

「……ごめん。今朝スマホ、水没した」
重苦しい口調で切り出されたのはそんな言葉だった。

「麦茶飲もうとして、あのアレ……ピッチャーっていうの……?アレ持ったまま倒れて気絶して……フタ外れて水浸しになって、そのまま……。
で、でんわばんごうなら教えれる。家の固定電話」
(-165) 2021/11/05(Fri) 20:46:08

【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「……水没。
 いや、今どき固定電話とかあるんだ……」

僕の実家はとうの昔に契約を解除していたように思う。

「そっちでもいいけどさ。
 でもそれなら、スマホ修理したあとまた交換する方がいいな。それより……」

周囲を見回した。
ピッチャーで麦茶が溢れた後、あるだろうか。
目が覚めた時自分で片付けたのか、こいつ。災難だな……。
(-166) 2021/11/05(Fri) 20:54:39

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親

「……?
あ、いや御旗が甲斐甲斐しく片付けてくれたから大丈夫。じゃあ、うん、修理したら声かける」
流し台の横に洗いたてのピッチャーが置いてあるとか、濡れた布巾が干してあったりとか、そういった痕跡は残っているかも。
(-168) 2021/11/05(Fri) 21:01:05

【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「……御旗?ああ、仲良いんだっけ?」

よく知らないけど。
何せもともと人と関わるつもりがなかった。
異能がバレた今、その必要もないだけで。

スマホについてはよろしく、とだけ言った。
(-170) 2021/11/05(Fri) 21:05:34

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 朝日元親

「たぶん……?」
なんとも要領を得ない返答だがさておき。

「……まあいろいろ、たすかった。帰り気をつけろよ」
と見送るのだろう。
(-171) 2021/11/05(Fri) 21:07:47

【秘】 朝日元親 → 俺 シオン・グレイヴズ

「……?」

本当に要領を得ない。
まあいいか、と僕は思う。
あんまり関係ない事だし。

「ああ、それじゃあ。ゆっくり休めよ」

急に部屋に来た僕が言うことでもないけど。
まあ、薬の作用ということならそのうち落ち着くんだろう。

​──​──シオンにとって、それがいい事かはさておき。

そんな事を薄ぼんやりと思いながら、僕はシオンの家を離れていった。
(-172) 2021/11/05(Fri) 21:21:03
シオン・グレイヴズは、今日一日だけは、ちょっとだけ、満たされている。
(c32) 2021/11/06(Sat) 0:28:15

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

着替えの為に布団の上で上半身を起こそうとして、起こして、「どぁぁ……」と謎の声を上げながら再度倒れ込んだ。

「むりだわ……。きがえ、むり。詰みですね……。のみものと片付けだけでも、たすかったし……」
諦め。
(-224) 2021/11/06(Sat) 2:31:53

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ

適当な服とタオルを持ってきて。

「ゾンビかよ。
 まあ無理なら無理すんな……

 でも濡れたまんまじゃ身体冷えるし、少しは吹いた方がいいか。脱がさんでもええところは拭いとく」

葛藤のうちに出た答え。多分これならまだギリ。
(-233) 2021/11/06(Sat) 4:37:33

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「うい……」
ぐ、と手足を投げ出した。脚は内腿辺りまで露出してる。がんばれ。
(-254) 2021/11/06(Sat) 8:45:57

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ

最大限葛藤しながら、一番気になるであろう首や背中周りをガシガシ拭いた。こいつはペット、こいつはペット(自己暗示)・・・
(-309) 2021/11/06(Sat) 19:19:57

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「いだだだだえ、うお、えっ?」
こすられて赤くなった。背中の時だけ黙った。

「背中は……良いのか……やーいへたれ童貞ってあおるつもりだったのに……」
終わった時の感想。
(-317) 2021/11/06(Sat) 20:32:58

【秘】 勝利への渇望 御旗栄悠 → 俺 シオン・グレイヴズ


「病んでる人間に妙な気起こしてたまるか……」

煽られんのも癪だったし。
病的な色気とかうなじとか自己暗示でクリアしてやる。
(-318) 2021/11/06(Sat) 20:36:49

【秘】 俺 シオン・グレイヴズ → 勝利への渇望 御旗栄悠

「あ、あぁ……うん。良識……」
あらゆる全てはクリアされた。綺麗さっぱりの体になりました。

いつの間にか開いていた目を慌てて逸らして、
「健康な時なら、起こす?とか、いつもなら言うところだったのに……。普通に無理だと思ってたから、反応、用意してなかった。ばか……ぼけ……」
布団にぐったり横たわりながらの弱々しい罵倒。
(-323) 2021/11/06(Sat) 20:46:59