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人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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視点:


【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+1 貴戸

貴方が再び訪れた頃には、もう少年の涙は引っ込んでいた。
乱雑ではあるが、中途半端に下ろしていたズボンも上げている。
逆に言えば、それ以外はそのままだった。

「……」

行きたい所。
そう言われた真っ先に思い浮かんだのは、
最も行きたくない所だった。


「オレの部屋は絶対行きたくない。
 それ以外だったら、どこでもいい」

あの性悪なルームメイトは、きっとこのことを知れば揶揄うはずだ。
 
加害者

『同じ』になれて良かったな、と。
(+2) 2021/09/23(Thu) 22:08:23
迷彩 リョウは、端末から号外記事を眺めている。漢字だらけで、母の名前があること以外は殆どわからなかった。
(c4) 2021/09/23(Thu) 22:43:52

迷彩 リョウは、母を愛している。今までも、これからも。
(c5) 2021/09/23(Thu) 22:53:28

迷彩 リョウは、母が二人いる。尤も、母と慕うのは片方だけだが。
(c6) 2021/09/23(Thu) 22:59:09

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

場所は空き部屋。
折り畳みベッドや真新しいシーツなどが隅に置かれた、それ以外は特筆すべき点など見られない殺風景な空間だ。
(-14) 2021/09/23(Thu) 23:44:30

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+4 貴戸

「……ん。ありがと」

礼節に欠ける少年としては珍しい言葉だった。
遠慮がちに手を取り、ようやく立ち上がる。鞄を引き摺りながら、緩慢な動きで貴方に続く。
時々、割れた皿の破片を踏んだ。
(+5) 2021/09/24(Fri) 8:14:15

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志

部屋に入れば、引き摺っていた鞄を床に置く。
服も着替えず、シーツも広げず、ベッドの上に寝転んだ。

「……ツッキーの側にいてあげて」

枯れた声で小さく告げる。
四つ折りに畳まれたままの掛け布団を引き寄せ、中途半端に包まった。

「起きた時ひとりだったら、寂しいでしょ」

「オレを叱るのは、ツッキーが落ち着いたらでいい」
(-26) 2021/09/24(Fri) 8:15:11

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

「安心しろ。言われなくてもそうする。
戻ったらずっと暁の傍にいるだろうな」

すぐさまベッドに転がったことは何も言わなかった。ただ、中途半端の布団はぐいぐい引っ張ってきちんと包まれるように直そうとするだろう。出来なかったら大人しく諦めるが。

闇谷の衣服を詰めた手提げ袋とは別に持ってきていた鞄から水の入ったボトルやタオルを取り出す。
貴方のすぐそばに置いて、それが済んだら頭を撫でようと手を伸ばした。布団ですっぽり頭を覆っていたのなら、気にせずその上からそっと撫でる。

「だが、今ここで話をしなければ迷彩は次俺や暁と話をするまで自分一人で落ち込み続けてしまいそうだから。
……だから、今話をする。暁が回復して次迷彩と会った時。見たいのは恐らく落ち込んでいるところではなく元気になった姿だろうしな」

ゆったりとした口ぶりで言葉を重ねる。

「…………迷彩。体は平気か?」
(-33) 2021/09/24(Fri) 13:17:38

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志

きちんと掛け布団に包まれた。
が、すぐにそれで頭を覆ってしまう。布団越しに感じる手付きが優しいものだから、鼻の奥がつんとした。
鼻を啜り、咳払いをしてようやく言葉を発した。

「……ん、オレは平気」

貴方の声で、友人が愛されていることに安堵した。
しかし、同時に罪悪感も強まっていく。
霞む景色に響いた声は、やめろと言っていた。あんなに酷いことをしたのに、許すと言った。

「……、……ごめんなさい。
 オレ、あの……もうあんなこと、しない」

こんな時、どうして良いかわからなかった。友達なんてここに来て初めてできたし、
友達に酷いことをしてしまったのも初めてだから。
(-44) 2021/09/24(Fri) 15:37:18

【墓】 7734 迷彩 リョウ

普段なら教誨で使われる部屋に、ニュースキャスターの音声が反響する。
設置されたテレビには、夕方のニュース番組が流れていた。
それをただ眺めている。
観るのではなく、瞳に映しているだけだ。

笑顔のリポーターが、百貨店の催事場から中継をしている。
画面の中は、見たこともない果物でいっぱいだった。
(+14) 2021/09/24(Fri) 15:50:22

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+15 カガミン

声に振り返る。いつも通りの態度に安堵した。

「んーん。今日だから見てただけ」

再び視線は画面に戻る。興味も無いのに、少年はニュースを見ている。普段ならばすぐに寝てしまうだろう内容だが、眠気も見せない。

「今日、母さんの裁判なんだ。最後のやつ」

何の感慨も無く、唇を動かした。
(+18) 2021/09/24(Fri) 16:40:28

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

「そうか」

頭を撫でる手を止めないまま話を続ける。

「……本当のことを言うのであれば。
お前が食べたポップコーンに体が変になる薬が盛られている可能性が高い。複数人から裏付けを……いや、今この話はいいか。
だから全てお前が悪い訳ではない。俺としてはポップコーンの方に凄く怒っている」

ただ、と一言添えて手を止めた。

「嫌がっている暁を見て、苦しくなったのは事実だ。人が嫌がることはしてはいけない。お前も辛い状態であったことは分かるがな。

……だから、もし次またあんな状態になったなら。俺にごめんなさいと言うのなら。

苦しいかもしれないが、ほんの少しだけ耐えてくれ。それで、「たすけて」と素直に助けを求めるんだ。それならきっとお前も周りも今より傷つかない方法でお前を助けることができるかもしれない。俺もお前の為に出来ることはしよう」

貴方が傷つけたくて闇谷を傷つけたわけではないことは知っている。けれど、だからといって全てを許しては貴方の感情の行き場がなくなってしまう。
だから、素直に苦しいことを伝えた。

「……俺からの話はそれだけだ。ちゃんと謝ってくれたのだから。きちんと謝罪が出来て偉いぞ、迷彩。
……それを、暁にもちゃんとしてやれるか?」
(-51) 2021/09/24(Fri) 16:45:55

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志

体温が徐々に移る布団の中、母親を思い出した。
あの時、母親に怒られたと思っていたのは間違いだった。あれは、叱っていた。

「……『たすけて』って言ったら、見ないフリされないの?」

そろり、と布団から目元だけを出した。
貴方の問いに答える前に、尋ねたいらしい。
尤も、そちらへの返事はもう決まっている。

「聞こえないフリされない?」

ここに来て色んな境遇を知った。必ずしも助けてもらえるわけではないと、理解している。

「ほんとうに?」
(-67) 2021/09/24(Fri) 19:28:36

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+20 カガミン

「大好きだよ。
 唯一の家族だし、
オレの為ならなんだってしてくれた




注目を促す、特有の短いメロディが鳴った。
瑞々しい果物の断面を背景に、無味乾燥な文字列が表示される。
(+22) 2021/09/24(Fri) 21:21:36

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+22

……果物はミキサーに詰め込まれると、
粉々に砕かれスムージーへと生まれ変わる。
リポーターが試飲を始めた直後、
画面が慌ただしいスタジオに切り替わった。

若いアナウンサーがスタッフからコピー用紙を受け取っている。
コメンテーターたちにも同じ物が配られているらしい。腰を低くしながら走るスタッフが、カメラの前を横切った。
(+23) 2021/09/24(Fri) 21:24:04

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+20 >>+22 >>+23

「…………」

画面の中の家族が笑う。

「……やっぱりかぁ」

その笑顔を真似てみた。
(+24) 2021/09/24(Fri) 21:26:48

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+26 カガミン

そりゃそうだよ、他人だもん


目線はテレビに向けたまま。

「でも血の繋がった家族だよ」

口角は上がったまま。

「どんな事……うーん、たくさんあるからなぁ」

コマーシャルはまだ続く。夕方という時間帯故か、家族向けの内容が多かった。
スーパーで買い物をする家族。
新居で暮らす家族。
食卓を囲む家族。
全ての笑顔が、似ていない。
(+27) 2021/09/24(Fri) 23:27:18

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+26 >>+27

それでも少年は笑う。

「ね、カガミンはさ。
 どんなオレのことも
友達
って言ってくれる?」

「仲良くしてくれる?」

大人たちからの口止めは、少年にとってあまりにも曖昧だった。
母の罪を言うなとは言われていないし、
己の異能について言うなとは言われていない。

……それは明言されていないだけで、全て言外に示されていたが。
そんな遠回しな言いつけが、少年に伝わる筈もない。
(+28) 2021/09/24(Fri) 23:28:49

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+29 >>+30 カガミン

「そっか、そうだよね。ヘンなこと聞いてごめんな?」

貴方に顔を向ける。
可笑しそうに笑って、また正面を向く。

「オレね、いつも誰かの身体にいるんだ」

「その身体ね、母さんがいつも用意してくれてた」

「母さんはすごいんだ」

チャンネルを回す。既にどのチャンネルも似たようなものだ。
目的の内容を見つけたのか、リモコンから手を離す。
その番組では、犯人の動機についての解説がされていた。
貴方にちら、と目線をやる。
見ろ、ということらしい。
(+31) 2021/09/25(Sat) 1:01:06
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c15) 2021/09/25(Sat) 1:01:28

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c16) 2021/09/25(Sat) 1:01:45

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c17) 2021/09/25(Sat) 1:02:07

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+29 >>+30

「別に誰の体でもいい。
 ……ああいや、今より小さいのはヤダな。
 今より大きい体なら、誰だっていいんだ」

椅子に背を預け、僅かに遠くなった画面を眺めた。

「もしこの身体を着替えたくなっても、
 カガミンとカガミンの友達には手を出さない。
 約束するよ」

少年の言い分を信じるなら、相手は誰でも良いのだろう。
わざわざ知人友人に恨まれる人間を選ぶメリットもない。
(+32) 2021/09/25(Sat) 1:03:08

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

「必ず助けられるかは分からない。俺は一番大切なものを見つけたから、俺はそれを最優先に動く。
それに助けられるかもそもそもその時の状況による。俺では力になれないことだってあるだろう」

無責任に貴方の心を明るくさせる言葉でも吐けばよかっただろうか。一瞬思案したが、やはり出来なかった。期待させて裏切る方が不誠実で、より彼を傷つけてしまうと思ったから。

「…………でも」

頭から貴方の額へと手を滑らせる。労るようにそろりと一度撫でて、ゆっくりと横から覗き込むように顔を近づけた。

「お前が姿を見せ、声を上げてくれたなら。
 そして俺の目に映り、俺の耳に届いたなら。

──俺は、貴戸高志は、お前をいない者扱いなんてしない。そう約束しよう」

小指を立てた手を貴方に差し出した。指切りの仕草だ。
(-106) 2021/09/25(Sat) 5:15:48

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+33 カガミン

その笑顔を見れば、目を細める。
少年は友人関係に疎い。それよりも、利害関係の方がずっと単純だ。
貴方との関係は、無知な少年にも分かり易い。

「よかった〜。皆さぁ……あ、母さん以外だけど。
 身体が違うだけでオレだって信じてくれないんだもん。
 でもカガミンなら大丈夫だね。またすぐ友達になれる」

心底安心した、という口振りで笑い続ける。

が、問い掛けには目を丸くする。
笑顔が消え、数秒間の無言。質問の意味をすぐに理解できなかったらしい。

「……うーん?どうだろ。
 どっちも……みたいなこと言われたかも。
 身体調べた時にオッサンたちが色々話してたけど、
 何言ってんのかよくわかんなかった」

恐らく。
貴方は、人格について尋ねたのだろう。
しかし意図を測り切れなかった少年からは、ズレた返答が返ってきた。

ひとつの身体にひとつの人格。
この少年の中で、それは当然であり、前提であったから。
(+40) 2021/09/25(Sat) 7:48:38
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c18) 2021/09/25(Sat) 7:49:07

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c19) 2021/09/25(Sat) 7:49:31

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c20) 2021/09/25(Sat) 7:49:54

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c21) 2021/09/25(Sat) 7:50:12

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志

貴方の冷淡にも思える言葉に、少年は安堵し、喜んだ。
自分に関係無いことなのに。
他人の気持ちを、こんなに嬉しいと思ったのは初めてだった。
緩む口元を隠しながら、相槌を挟む。

「うん、……うん」

貴方の手が額を滑る間、気持ち良さそうに目を閉じていた。目蓋の裏にかつての日々を見る。
目を開けた。

「……ふふ。うん、わかった。
 ちゃんとツッキーにごめんなさいって、言うね」

布団から一本の腕が伸びる。
傷ひとつ無く、指先も荒れていない、綺麗な腕だった。

「あのね。
 別に、助けてくれなくて良いんだよ。
 自分のことは自分でやる。もう失敗しない。自分の夢は、自分で叶える」

貴方の小指に、少年の小指が触れる。

「だから、」

指が絡む。
(-118) 2021/09/25(Sat) 9:54:14

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志

 
 
「見ててね」

 
(-119) 2021/09/25(Sat) 9:55:59
迷彩 リョウは、指切りをする。……小指に込められた力は、指切りにしては少し強かった。きっと、不慣れなのだろう。
(c22) 2021/09/25(Sat) 9:56:31

【秘】 1117 闇谷 暁 → 7734 迷彩 リョウ

/*
(ここに雑誌を買いに来た闇谷の画像が入る)
情報を貰いに来たぞ!
(-121) 2021/09/25(Sat) 12:34:40

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+41 カガミン

「なんにも……?」

砕かれた言葉を、さらに咀嚼する。
少年には常識というものが欠けていて、自分の知識は全て常識だと思っている。
息の仕方を教えるのが難しいように、無意識下の行いを説明するのは難しい。

「元の人には戻らないよ。
 だから母さんは殺されるんじゃないの?」

それは即ち、殺すことと同義だ。
貴方の想定とこの少年の前提はすれ違ったまま、
しかし少しだけ噛み合ってしまう。

「えっとお……んー、アンパンのアンコだけ食べて、中身をクリームにしたら、それってもうアンパンじゃなくね?
 それってもうクリームパンじゃん?ってオレは思う」

少年なりの例え話であるが、不可逆的なものであることを伝えたいらしい。
(+43) 2021/09/25(Sat) 14:15:55

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁

先月発行された週刊誌だ。
しかし所々切り取られ、閲覧できない記事がある。

裁判を間近に控えているというのに、
迷彩親子に関する詳細な記事だけが無い

あったとしても、号外記事の内容と概ね同じだ。

……それでも、探し続ければ。
とある評論の一部に、目的の名前が見える。
検閲から漏れたのだろう。
(-126) 2021/09/25(Sat) 14:32:36

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁

【週刊新世界】[現代異能倫理]

(中略)

迷彩母子のケースも類似している。
被告の息子は世界的に見ても希な異能、又は障害だ。
息子(Aとする)は骨と皮膚を持たずに生まれたことが、●●クリニック院長S氏の遺書にて明らかとなっている。
S氏は内臓だけで生まれたAを、死産により命を絶った赤子の中へ入れた。
もしもこの時S氏が何も処置していなければ、Aは間違いなく絶命していただろう。
これを生まれてすぐに死ぬべきであった淘汰と見做すか、医療行為とするか。
どちらにせよ、S氏の処置を否定する倫理は存在していないと同じ医者として私は考える。

(中略)

彼ら親子はこうしてこの世で出会ったわけであるが、彼らの人生は大よそ差別と貧困に満ちていたと推測する。
人工皮膚の移植、人工骨の生成、人工筋肉の移植。それらを成長する度に行えば、当然費用は嵩むだろう。
行政の支援が得られないのならば、自ずと手段は限られてくる。
彼らに人道から外れるなと諭すことは簡単だ。
では、彼らの生存権はどうやって保障されるのだろうか。

社会保障の限界は、もう訪れている。
(-128) 2021/09/25(Sat) 14:35:20

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 1117 闇谷 暁

(中略)

科学の進歩により異能と障害の区別は概ね可能になったが、境界線というものは必ず存在する。
知的ボーダーという言葉が未だ存在するように、区別をする以上、境界線は続いていくのだ。

使用者及び被使用者に有益な能力を異能とする風潮は、これを後押ししているだろう。
我々には、自身の異能を制御する義務がある。その制御が難しい場合の社会保障は我が国にも存在する。
では保障が無く、自身や家族の協力のみで制御が難しい場合でも、この義務は全うすべきか。
当然保障が実現するならば、全て解決する。
しかしただでさえ圧迫している国家予算の中から、研究費用、及び保障費用を捻出するのは、あまりにも空想的であると言わざるを得ない。

(中略)

異能進化説
(注釈:異能は人間の進化であるという説)
がある。
もしこれが正しいとすれば、彼らは淘汰されるべきなのだろうか。
それとも我々は、机上の空論の実現を目指すべきなのだろうか。
(-129) 2021/09/25(Sat) 14:40:08

【独】 7734 迷彩 リョウ

ほんと長文送ってごめん


でもだいぶアタイ、犯罪欲が満たされてるわ
次の村はカタギの人間やります 多分……
(-130) 2021/09/25(Sat) 14:43:10

【独】 7734 迷彩 リョウ

世界観作った人間の特権振り回してるなとは思ってる……
エヘ……
(-131) 2021/09/25(Sat) 14:45:08

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

ゆびきりげんまん。
嘘ついたら……

…………きっと、針千本すら生ぬるい。
あんな質問をするということは、過去に似た経験をしたのかもしれない。
再び同じことをしてしまえば、二度と人を信じられないような傷を彼に与えてしまうだろう。そのことを思えば、針千本の苦痛など己の罰にしては軽すぎる。

「……そうか。迷彩はひたむきな強さを持っているな。羨ましいくらいだ。
俺はお前の夢を詳しくは知らない。だが、俺と俺の大切なものの前に立ちはだかる事がないのであれば応援しよう。
仮令それが、人から指差されるようなことだとしてもな」

小指を絡める。
貴方が込めた力と同じくらい強く、きつく小指を折り曲げた。貴方がその内側で何を抱いているかは分からないけれど。
(-133) 2021/09/25(Sat) 15:50:22

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

「お前を見ている。
俺の世界から迷彩リョウを、消えさせはしない」

(-134) 2021/09/25(Sat) 15:51:21

【独】 7734 迷彩 リョウ

あのさぁほんとに夢について貴戸は知らないんだよな???
(-135) 2021/09/25(Sat) 15:56:11

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志

同じだけの力が小指に伝わってくる。
気持ちが伝わったような気がして、嬉しかった。
自分が色を持てたような気がして、嬉しかった。


「カガミンにも言われたけど、大丈夫だよ。
 コジコジの周りには良い人しかいないでしょ?
 オレの夢は、悪い奴がいなきゃ叶えられないことだから」

良い人の周りには良い人が集まっている。
少年の少ない人生経験の中でも、少しずつ学んでいることだ。
蛙の子は蛙。類は友を呼ぶ。

「覚えててね、オレのこと。……できれば、母さんのことも。
 無かったことにされるのは、イヤだから」

指を離し、布団の中へ戻す。
目を細めて貴方の瞳を見る。他人の色だ。
それでも自分を、その瞳の端に映してくれるだけで。
オレたち

迷彩にとっての、救いになる。
(-154) 2021/09/25(Sat) 20:42:27

【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ

「……」

自分がその悪い奴だと言ったら、貴方はどんな顔をするだろうか。少年は一度たりとも自分を善良な人間だと思ったことがない。
己の為に他人の罪を利用してここに飛び込んできたのだから。

「……勿論。迷彩のお母様の事も覚えていよう。
お前が俺の叱りを聞いてくれたように。俺もお前の頼みをちゃんと聞く」

少し考えて、もう一度だけ手を伸ばした。
柔らかな髪を撫でる。小豆色の瞳の中に貴方を閉じ込めたまま。

そうしてささやかな触れ合いをした後、少年は己の部屋へと戻っていくだろう。

貴方がどんな夢を抱えているかも、貴方がどのような素性であるかも。何一つ分からないまま。
貴方が走る先を見通すこともないままに、少年は背中を押したのだった。
(-156) 2021/09/25(Sat) 20:58:29

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+48 カガミン

「うん。ま、空っぽになったら死んじゃうよね」

からりとした感想を返す。貴方の感想は、きっと正しい。
少年は母親の手伝いをしていたにも関わらず、人を殺めたことがない。
息子の為に人を殺める程の母親に育てられたのが、
大事に大切に目を塞がれ育てられたのが、
貴方の隣にいる子供だ。

「夢はね、そう。今までも、そのつもりで動いてたけど。
 ……早くここを出なきゃなぁ」

夕方のワイドショーは慌ただしく、しかし徐々に落ち着きを取り戻していく。
画面の中には、かつての類似事件について言及が始まった。
(+50) 2021/09/25(Sat) 21:42:17
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c28) 2021/09/25(Sat) 21:42:50

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c29) 2021/09/25(Sat) 21:43:13

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c30) 2021/09/25(Sat) 21:43:37

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c31) 2021/09/25(Sat) 21:44:00

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c32) 2021/09/25(Sat) 21:44:16

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c33) 2021/09/25(Sat) 21:44:27

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c34) 2021/09/25(Sat) 21:44:38

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c35) 2021/09/25(Sat) 21:44:50

7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。
(c36) 2021/09/25(Sat) 21:45:04

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+48 カガミン

いつのまにか、視線は貴方へ向けられていた。
どこかの誰かの朽葉色が、何の因果か栗色の髪を映す。
ゆらり、立ち上がる。

「ね、カガミン。オレさ、今スゲー最悪な気分なんだ」

どこかの誰かの指が、貴方の頬をなぞる。

「滅茶苦茶にしてよ。どんな酷いことしてもいいからさ」

どこかの誰かの掌が、貴方の項に触れる。

「痛くてもいい。なんかもう、どうでもいい」
(+51) 2021/09/25(Sat) 21:46:46

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+48 カガミン
 
「……
『トモダチ』
のお願い、聞いてくれる?」

どこかの誰かの唇が、弧を描いた。
(+52) 2021/09/25(Sat) 21:47:24

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+55 『トモダチ』

テレビの向こう側はどんな世界だろう。
想像してみても、複数本のケーブルと埃っぽいテレビの裏側しか思い描けなかった。

「叩くのが嫌だったら殴って。
 殴るのが嫌だったら、んー……鞄にさ、道具入ってたよね。
 それ、何でも使っていいから」

最後の言葉を聞けば、周囲を見渡した。誰もいなければここでもいい。

「……」

視界の中に、黒髪の男を二人見る。
背丈の近い男>>a4を見た瞬間、自然な笑みが浮かび──
上背の男>>a11を視界に捉えた瞬間、その笑顔は失せた。

「場所、変えようか。適当な部屋でいいよね?」

液晶画面が歪んで映り込む眼鏡へ、視線を戻す。
鞄を片手に抱えると、先導するように歩き出した。
机と椅子の間を縫うようにすり抜け、出入り口で一度振り返る。
貴方を待っていた。
(+56) 2021/09/26(Sun) 0:04:23
(c38) 2021/09/26(Sun) 0:32:54

(c39) 2021/09/26(Sun) 0:32:54

迷彩 リョウは、普川にだけ笑いかけ、手を振り返した。
(c40) 2021/09/26(Sun) 0:33:38

【秘】 0251 鏡沼 創 → 7734 迷彩 リョウ

>>+56 >>+57 廊下にいた二人と別れた後。

この企画のためなのか、いくつか用意されているベッドが置かれた空き部屋。
そのひとつに、貴方と共にやってきた。

「滅茶苦茶で、酷い事をしてほしいんだったよねぇ」

いつも通り間延びした声が、先程貴方が言った言葉を復唱した。
小さい机に鞄の中の物をひっくり返し、何が使えるかなぁと目を通す。……やたらえげつない形の玩具が入っていたのには、流石に顔を顰めたりはした。とりあえず鞄に戻した。
(-180) 2021/09/26(Sun) 3:38:18

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 0251 鏡沼 創

ベッドへ倒れ込むように沈む。靴を乱暴に脱ぎ捨て、ベッドへ上がった。

「うん、酷くしてくれるなら何でもいい。
 ……あ、でも。意識が薄れた時何するかわかんないから、縛った方がいいかも」

廊下での一件を思い出せば、眉間に皺を寄せながら付け加える。
鞄から拘束具を幾つか取り出し、ベッドの上に放った。
拘束具に続けて、貴方が顔を顰めた玩具を始め──えげつない形の道具だけを選び出していく。
そして、思い出したように潤滑剤を最後に引っ張り出した。

「尿道?とか痛そう。ほらこれ」

細長いブジーの先に電源と思しき部分がある玩具を、貴方へ見せるように摘み上げる。
最終的にベッドには、SM用と思しき道具だけが並んだ。
(-188) 2021/09/26(Sun) 9:35:47

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>闇谷

これは少年がテレビを見る前。彼が起きて直ぐのことだ。
とはいえ、時刻はとっくに朝と呼べる時間を超えていた。

小さな背中を丸め、食堂の入り口で足を止める。
そうっと中の様子を窺った。
目的の人物がいないと見れば、別の場所へ向かう。
明らかに人を探しているが、何故だか気まずそうにしていた。
(+59) 2021/09/26(Sun) 12:17:55

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+60 闇谷

貴方の声を聞いた途端、安堵した。直後、自分の行いを思い出す。
咄嗟に爪先は反対側を向いたものの──、逃げるには至らなかった。

「……ツッキーの方が辛かったでしょ」

撫でる手付きの優しさに、昨日交わした約束が繋がった。

「オレはもう大丈夫。あの、……。
 ごめんね。もうあんなことしない。
 ヘンな物も食べないように気を付ける」

恐る恐る顔を上げる。
上手くできるかはわからないが、笑ってみせた。
(+61) 2021/09/26(Sun) 15:32:08

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+60

ところで、と言葉は続く。

「えぇと、
赤ちゃんはできた?

 もしできてたら、オレひとりで育てるからさ……」

貴方の顔と下腹部を交互に見る。
昼の食堂に、少年院ではまず耳にしないであろう問いかけが響いた。
(+62) 2021/09/26(Sun) 15:33:36

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+63 闇谷

今胸を支配する気持ちの名前は、昨日初めて知った。
……許されるのは、嬉しい

て、
いて、受け入れてもらえたように思えるから。

「ん、……ありがと。
 次からは食堂で食べるようにする」

同じ轍は踏まない。でなければ、貴方たちの赦しを無下に扱うことになってしまう。
そんなことは絶対にしない。そう改めて決意した。
(+65) 2021/09/26(Sun) 18:44:38

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+64 闇谷

そんな決意の直後。

「……え、赤ちゃんできないの!?」


リョウちゃん、本気で驚いた。冗談ではなさそう。

「中で出したら赤ちゃんできる、って母さん言ってたから。
 へ〜、だからショーシカなんだ……」

わかってるのかわかってないのか、
深妙な面持ちで頷いている……。
おそらくあんまりわかってない。

「でも、もしできたら育てるの手伝ってくれる……ってこと?」
(+66) 2021/09/26(Sun) 18:45:51
迷彩 リョウは、何故か今だけ二頭身くらいに見える。
(c45) 2021/09/26(Sun) 18:46:16

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+68 闇谷

「うーん、わかった。じゃあ安心だね」

よくわかっていない返事だった。
ゴムなら今も持ってるよ、とポケットから取り出してみせる。
そんな頃合いだろうか。食堂と廊下の間にいた少年の耳に、聴き馴染んだ声が届いた。

軽く身を引き、廊下側へ視線を向ける。
目的の背中に声をかけようとして、噤んだ。
上背の男と話していたから。
(+69) 2021/09/26(Sun) 21:08:14

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>+68 >>+69

何を話しているのだろう、と思ったその時。
背後からでも、明らかに殴られたとわかった。>>a47

──テメェ!
何やって、」

咄嗟に出た怒声が、一歩踏み出した足が、止まる。
殴られた張本人から、つい先日聞いたばかりの話を思い出す。合点が入った。


「……、…………」

長く、長く息を吐く。強張っていた肩から力を抜く。
何を話しているかまでは、聞こえなかったけれど。>>18
何となく、予想ができる。
それでも。
視線は、上背の男を睨み付けたままだった。
(+70) 2021/09/26(Sun) 21:11:03

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>暴行現場

普通ならば、被害者に見える普川に駆け寄るのが当然だろう。
しかし少年は鋭い眼差しのまま、怒気も隠さぬ声色を響かせた。

「なおひー。
 ソイツに殴らせるぐらいなら、
次からオレに頼んで


親しい人間へ語るにしては凄みの効いた、
嫌いな人間へ語るにしては奇妙な言葉。>>a50

自分でもどうしてこんなに腹立たしいのか、よくわからなかった。
普川に対する怒りはない。
自分の夢を嘲った、あの男の一挙一動が苛立たしいのは確かだ。


「……ツッキー、…………いや、いいや」

事情を説明しようとして、優先順位を決めた。
彼のどんな言葉も自分の友人に聞かせたくはない。

……黒塚と普川達>>+72 >>19の間へ、割り込むように立った。
庇うように二人へ背中を向けたまま。
正面に立つ、黒い双眸を睨んだ。
自然と真上を見るような体勢になり、どうしても首が痛む。

「もう終わっただろ。帰れよ」

自分がこんなに低い声を出せることなど、知らなかった。
(+73) 2021/09/26(Sun) 22:16:03
迷彩 リョウは、本当は少し怖い。ただの強がりだった。
(c48) 2021/09/26(Sun) 22:23:25

迷彩 リョウは、強がるのが上手くなった。以前に比べれば、ずっと。
(c49) 2021/09/26(Sun) 22:25:26

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>暴行現場

「…………」

「……わかっ、た」

冷静な、もしくは淡々とした声が鼓膜を揺らし続ける。
それが何だか寂しく思えて、怒りが少し和らいだ。

結局大きな背中が見えなくなるまで視線を送った後、>>22
踵を返し食堂へ向かう。

人を憎むのは、こうも遣る瀬無いのだろうか。
不特定多数を憎んだことはあれど、
誰かひとりに対してそんな感情を抱いたのは初めてだったから。

「ごめん」


その言葉は、誰に対してか。
小さく溢し、食堂へ入った。
(+76) 2021/09/27(Mon) 0:05:47
迷彩 リョウは、椅子に腰掛ける。いつも以上に姿勢が悪かった。
(c55) 2021/09/27(Mon) 0:14:29

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>【食堂】

とは言え、食欲もあまりないらしい。
海鮮鍋foodをゆっくりと食べ進めている。

「……あの。黒つ、アキちゃんとは何ともないから」

「急に怒鳴っちゃってごめん」

ルームメイトの呼び名を言い直し、再び謝罪を口にした。
明らかに何かがあったが、それを言う気はあまりないようだ。
(+78) 2021/09/27(Mon) 0:30:00
迷彩 リョウは、以外に食欲があった。でも魚がいっぱい入っていたので、食べにくそうにしていた。
(c56) 2021/09/27(Mon) 0:31:11

迷彩 リョウは、何なら野菜もあまり好きではない。最早苦行だった。
(c57) 2021/09/27(Mon) 0:33:31

【秘】 0251 鏡沼 創 → 7734 迷彩 リョウ

自分が戻した玩具を取り出した貴方に、えぇ、それ使うのぉ?いう目を向けたり向けなかったりした。

「あ〜。そういえば廊下ですごい事になってたもんねぇ、リョウちゃん。痛いのイヤだし、そうする〜」

手錠とかが簡単かなぁとカチャカチャ鳴らす。

尿道。
……えぇ、そんなとこに入れるのあるんだ。へぇ……え、こんなのもあるの?やば〜い」

もしかしなくても貴方の方がこういった行為について博識だ。
説明書を見ながらふ〜〜〜んと理解したようなしていないような声を出している。……何を使うにしろ、貴方の望み通り少なからず苦痛が伴う事になるだろう。

「うんうん、大体わかった〜。んじゃ、リョウちゃん。脱いでねぇ」

それとも着たままの方がいい?と首を傾げてみせた。
(-250) 2021/09/27(Mon) 1:12:27

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>【食堂】

「うん、じゃあ、お願い」

肉豆腐を差し出されれば、>>+79 素直に応じた。
本当は豆腐もあまり好きではないが、魚や野菜に比べればましだ。
皿を持ち、まとめて二本掴んだ箸で掻き込むように食べ始める。

かけられた言葉>>+80には咀嚼をしながら小さく頷いた。

「部屋はもうずっと帰ってないよ。
 テキトーな空き部屋使ってるからヘーキ。
 二人の邪魔にはなりたくない」

ずっと、と少年は言うが、企画が始まる前までは当然自室で寝ていた。
空き部屋で寝ているのはここ数日の話だとわかるだろう。
数口飲み込めば、重い口を開いた。

「……何もなかったんだよ。向こうにとってはさ。
 だから余計にムカつくっていうか。
 オレの気持ちが、どこにも存在してないみたいで」

崩れた豆腐を見つめながら、ぽつりと呟く。
(+82) 2021/09/27(Mon) 9:55:33

【秘】 7734 迷彩 リョウ → 0251 鏡沼 創

自分が思っていたよりも、廊下での痴態は知れ渡っているらしい。
一瞬苦い顔をしたが、すぐに切り替えた。

「いいよ、とりあえず下だけ脱いじゃうね」

少年の方も性知識はここ数日で学んだものだ。
幼少期から親の性交を見て育ったものの、関わることは無かったから。
上半身にあまり用はないだろうと考えた。
ニット帽を放り投げ、上着とネクタイも放り、ズボンと下着をまとめて下ろす。
最終的にワイシャツ一枚だけ纏った姿になった。

「ん〜、とりあえず慣らしとくかぁ……」

ボトルの中身を指に垂らせば、何の躊躇いもなく自身の後孔に触れる。
ある程度は解しておかないと、きっと挿れる側も多少苦しいと思ったのだ。

「……、」

腹側に気持ち良くなれる場所があるのは教わっている。
しかしそこには触れず、孔を広げることだけに集中した。
(-285) 2021/09/27(Mon) 10:13:54
迷彩 リョウは、漂ってきた臭いに(´・д・`)な顔をした。
(c58) 2021/09/27(Mon) 11:50:01

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>【食堂】>>+83

「邪魔じゃないなら、うん。今日はそっちで寝る」

温かい手料理など口にしたのは、ここに来てからだ。
きっと栄養もあって美味しいけれど、それでも何かが足りない気がした。

「でも寂しいのは、今に始まったことじゃない」


友人に作ってもらった食事を残すのは気が引けた。
調理に割いてくれた時間を無かったことにするのと、同じだと思うから。
薄く色づいた野菜を、肉と一緒に食べ進めた。

「そう。オレにとっては、何かあったんだよ」

貴方に心配はかけたくない、という気持ちはある。
だから、何も心配いらない。
そう意味を込めて、短い説明をした。

「……夢の話、した。
 そしたら、笑われた。それがムカついた。そんだけ」

大人が禁じた、愚かな夢だ。
しかし少年にとっては、ようやく見つけた生きる希望だった。
本当は願っている。再び元の生活に戻れることを。
本当は期待している。もしかしたら、自分たちが許されるのではないかと。

世界はそんなに甘くない。
子供は知っているつもりで、ちっとも知らなかった。
(+84) 2021/09/27(Mon) 13:58:44

【独】 7734 迷彩 リョウ

>>$7

触手やってますか!?!?!?
(-295) 2021/09/27(Mon) 14:13:20

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>【食堂】 >>+85

「うるさい方がいい」

家に誰かがいるのが当たり前だった。
それでも時々、留守番をしたことがある。
テレビを付けたまま、硬い布団で寝たことを覚えている。

悲しいと言われれば、ややあって頷く。
あの時は恐怖心を覆い隠す為に、怒りを募らせたけれど。
怒りと恐怖の下に、悲しみがあったことに今気が付いた。

「え、うーん……」

何か、と言われて思案する。
あまり思い出したくない記憶を、隙間から少しだけ覗き込む。
黒い瞳と目が合って、すぐに目を逸らす。

「母さんに報いる気がないんだな、とか」

「だったら今ここで死んでも同じだ、とか」

――――なあ、そうは思わないか。リョウちゃん?

少年の夢は、そう言われて当然の形をしていた。
ルームメイトの言葉は全てが正論だと、きっと誰しもが納得する。
それが正論で生きていけない子供の神経を逆撫でした、ただそれだけの話だ。
(+87) 2021/09/27(Mon) 16:12:01

【独】 7734 迷彩 リョウ

>>27

これ死刑を応援するわるいお姉さんなんですよ

リョウちゃんの周囲に
子供の自立心を応援するタイプと、
生きる理由を教えたいタイプと、
子供の夢を馬鹿にするタイプと、
一通り揃っていてとても助かります

何故なら全て正論だから……

けどな
正論と正論がぶつかり合ってる間に
オレは死刑にならせてもらう!!!!!!!!!
(-317) 2021/09/27(Mon) 16:41:15

【独】 7734 迷彩 リョウ

ちなみに最高裁の死刑判決速報ですが、
万が一誰かと生存フラグが立った場合は無期懲役になる予定でした

でもそうはならなさそうなので、ブレーキを壊します
ハンドもフットも壊しました 

しかしPLはすまねえという気持ちで内心苦しいです
(-318) 2021/09/27(Mon) 16:43:43

【独】 7734 迷彩 リョウ

>>+91

PLは泣いてる
リョウちゃんは何もわかってない顔してる

どうして
(-319) 2021/09/27(Mon) 16:53:56

【墓】 7734 迷彩 リョウ

>>【食堂】 >>+91

立ち上がった貴方に、少年は目を丸くした。
大したことを話したつもりなど、微塵もなかったから。

死ねと言われたことが悲しかったわけじゃない。
自分の夢を、生きる理由を、
ちっぽけなものだと扱われたことが悲しかった。


貴方の感傷が、理解できない。

「やっぱりそうだよね?
 ここで死んだら、同じじゃないもん」

故に。
的外れな言葉を、そうと気付かず平然と返した。

「でもさ、でもさ。望まれて産まれただけじゃ、」

ほんの数年で見える世界と常識は一変した。
無学な少年でも、大人達が何を言わんとしているかは察しがつく。

「────生きるのを許された、ってことにはならないよ」


これは曲論だらけの少年が学んだ、数少ない正論だ。
(+92) 2021/09/27(Mon) 17:22:34

【独】 7734 迷彩 リョウ

レス返そうとすると頭の中の某民俗学者が出てくるので困ってる
俺は今リョウちゃん 
リョウちゃんはそんな難しいこと言わない
(-332) 2021/09/27(Mon) 20:29:50