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【神】 アンネロズ[ 望んでいたことが、かなったんだと。 私はそう思っていた。 自分のいいように捉えてしまうのはきっと 誰だって、同じだから。 貴方がこちらに近づいてきて、 手を伸ばしてくれる。 私も貴方の頬に触れたくて 貴方と同じように手を伸ばしかけて……。 ] (G49) 2022/02/18(Fri) 23:48:09 |
【神】 アンネロズ[ ぴたり、と手を止めた。 触れるはずだった貴方の手がすり抜けたのを 見てしまったから。それは事実の再確認。 生者と死者。この関係は覆ることは無いのよ。 わかって、いたのにな。 もう、貴方の手が触れることは無い。 あたたかさを感じることは二度と、できない。 分かっていたはずなのに。 それを実感してしまうと、零れていた涙は 嬉し涙だけではなくなってしまうの。 目の前にいるのに。 貴方に抱きしめられたいって想いは もう、叶わないとわかってしまったから。 それでも、傷だらけの貴方の指先に気づけたのは 貴方をずっと見ていたいという想いがあるから。 貴方のそばにいたいと、今でも思っているから。 ] その、ゆび…… (G50) 2022/02/18(Fri) 23:53:33 |
【神】 アンネロズ[ どうしたの、と聞こうとして止めてしまった。 隠し事をしていた私に聞く資格なんて、 無いのかもって思ってしまったから。 それと……聞くのが怖かったの。 ピアニストの貴方が、指を気遣っているはずの貴方が、 そんなに傷だらけになるなんて。 理由がなければそうはならないと思ったのよ。 だからこそ。理由を聞くのが怖かった。] (G51) 2022/02/18(Fri) 23:56:11 |
【神】 アンネロズ[ 言いかけた言葉を飲み込めば聞こえてくるのは謝罪。] なんで、エドが……… 貴方があやまることなんて。なにも…… ぜんぶ、わたしが、っ…………。 (G52) 2022/02/18(Fri) 23:59:54 |
【神】 アンネロズ[ そう、貴方は何も悪くない。 隠し事をし通した挙げ句、 何も言わずに去ってしまった私が悪いの。 だから、そんな顔しないで。 アンネ、って私の名前を呼んで、 前みたいに、笑って欲しいの……。 ] ごめん、なさい……。 約束、まもれなかった……。 ねぇ、エド。 私の事、きらいに、ならないで……… (G53) 2022/02/19(Sat) 0:06:09 |
【神】 アンネロズ[ たった一歩離れてしまっただけなのに。 それがたまらなく不安に感じてしまう。 貴方を置いて逝ったのは私なのに 貴方に置いていかれるような気がしてしまうの。 嫌よ、もう離れたくない。 たとえ触れられなくとも、もうこれ以上……。] (G54) 2022/02/19(Sat) 0:08:48 |
【神】 アンネロズずっとひとりは、さびしいの…… [ へなへなと力が抜けて、座り込む。 涙は止まらない。 泣き続けていたら優しい貴方に 心配されてしまうと思うのに。 どうすればいいのかもわからず。 ] (G56) 2022/02/19(Sat) 0:12:09 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズそこまで言って僕は言葉を飲み込んだ。 たとえばこれが死者との邂逅だとして 生者に出来ることは死者の未練を晴らすこと。 けれど、未練を持っているのは僕もそうだ。 結局僕が何かをしようとも、 それは僕にとっての贖罪にすぎない。 僕がここで君に為すことに、 意味など......あるのだろうか。 (-28) 2022/02/19(Sat) 1:09:51 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ君が昔読んでいたあの本で 女の子が男の子のことを頑張ってデートに 誘っているシーンがあったね。 今ならあの子の気持ちが少しわかるよ。 いくつ歳を重ねようとも 好きな人との予定はワクワクするし 緊張だってするものさ。 (-29) 2022/02/19(Sat) 1:13:58 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ「ずっと、後悔していたんだ。 あの日君との約束を果たせなかったことを。 だから...わがままなのは承知の上で 君の時間を僕に分けてくれ。」 (-30) 2022/02/19(Sat) 1:17:10 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ触れられなくてもいい。 君が傍にいてくれるなら。 僕はすり抜けることを知っていながら 自身の指先を彼女の指先へと重ねる。** (-31) 2022/02/19(Sat) 1:18:45 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム[ でも、それでも貴方が 罪の意識を捨てられないのなら。 私と同じことを考えているのなら。 二人が抱える未練もきっと、重なっている。 あの日、果たせなかったことが、 心の中にずっと残り続けているのは きっと二人とも同じ。 ] (-32) 2022/02/19(Sat) 9:50:55 |
【神】 愚者 アンネロズ[ 瞬きすれば瞳に残っていた涙がぽろりと零れ落ちて。 あなたのその優しい一言で 止められなかった涙は止まった。 したかったことが、叶う……? ] (G66) 2022/02/19(Sat) 9:52:07 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム[ いざ叶うってなると鼓動がうるさく感じるのは 緊張してしまっているから、かな。 他でもない貴方と。どこかに行きたいと思ってた。 私が今着ている服が あの日に来ていたものと同じなのも 約束を果たすうえではちょうどよかったのかもね。 ] (-33) 2022/02/19(Sat) 9:52:58 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハムうん……凄く、嬉しい。 私の時間は、たくさんあるの。 あの日からずっと。 私はここに 独り だったから。 (-34) 2022/02/19(Sat) 9:53:50 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム[ それでも、貴方を呼び続けた。 貴方に逢いたかった。 今、こうして貴方がいるのは…… 私が、貴方を呼んだから……? ] (-36) 2022/02/19(Sat) 9:54:52 |
【神】 愚者 アンネロズ[ 触れられないとさっき分かったのに それでも指先を重ねようとしてくれるから 貴方の想いは充分に伝わってくる。 それ故に、触れたいって思いは 増していくばかりだけれど。 ] (G67) 2022/02/19(Sat) 9:55:15 |
【神】 愚者 アンネロズ[ 貴方と手をつなぐかのように 手を握りこんでから立ち上がる。 そして、涙の痕がたくさんついた頬を緩ませて にこっと笑って、貴方に話を促すの。 ] 前からあれだけ忙しかったのだもの。 今もピアノで忙しいんでしょう? (G69) 2022/02/19(Sat) 9:56:06 |
【神】 愚者 アンネロズ[ アンネロズの罪は、 貴方に秘密を打ち明けなかったこと…… だけではなかったのね。 私はこの世界にずっといたから知らなかった。 どれだけ現世で時間が経っているのかも。 貴方がどんな思いをして生きてきたのかも。 海へ向かおうと、病院からでようとしている時に 貴方へと振った話題は どう、思われたのかしら。 やんちゃしすぎた、なんて 貴方の言葉とその指先が 物語っていたはずなのに、ね。 ]* (G70) 2022/02/19(Sat) 9:56:53 |
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