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人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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【赤】 ディーラー サダル

ムルイジ! 今日がお前の命日だ!
2021/07/03(Sat) 20:00:00

【赤】 ディーラー サダル

鑑賞室。三人の共犯者たちが隠れ家として使う場所。
人払いは済ませてある。今ここに立ち入ることが許されるのは自分と二人の共犯者と、それから仮面をつけた者たちのみ。
隔絶された空間で、体を震わせるものが一人。

「……ぁは、あははっ」


「あはははははッ!!!」
(*0) 2021/07/03(Sat) 20:05:51

【赤】 ディーラー サダル

「私はこれがしたかった!だから自分はこの身を汚してでもどんな手段を使ってでもこの立ち位置を手に入れた!

自分より偉い人間、強い人間、穢れのない人間。
みぃんなみんな、妬ましい。妬ましくて仕方がない。
だから……自分は。私は。

皆等しく地に落ちるこの瞬間が見たかったんだッ!!!」
(*1) 2021/07/03(Sat) 20:06:21

【赤】 ディーラー サダル

「ああ、愉しい。最ッ高に愉しいよ!
こんなにも清々しい気持ちは久しぶり。自分じゃ到底敵わない地位や力を持った人間を私の土俵で打ち負かした時と同じくらい気持ちがいい!」

財産、権力、日常。
自分には無いものを持っている人間が妬ましかった。
それは共犯者の"暴食"に対しても例外ではなく。

憎悪、憤怒、嫉妬。
自分が持つものを持っていない人間が妬ましかった。
それは共犯者の"怠惰"に対しても例外ではなく。
(*2) 2021/07/03(Sat) 20:06:50

【赤】 ディーラー サダル

「ねえグラトニー、スロウス。……どうして私がギャンブル好きなのか分かる?

煌びやかな社交の場。本職を全うするだけでは決して巡り会えないような縁遠い者とも出会い、遊べる華やかな娯楽場。
皆が天に身を任せ、勝った負けたと一喜一憂する……ある意味で理不尽で、ある意味で公平なシステム!

……言い換えれば。
地位も力もないこの私が、本来顔を拝むことすら出来ない恵まれた奴の悔しがる顔を間近で見ることができるんだよ!


ぁは、あははははッ!これほど素敵なことはない!どんなに偉い奴も、強い奴も!皆等しく負けるんだ!何も持たない私の目の前で!ざまあみろ!!!あははははははッ!!!!!」
(*3) 2021/07/03(Sat) 20:07:24

【赤】 ディーラー サダル

仮面の下に隠してきた本性。長く、長く溜め込んできた嫉妬の思いが姿を現す。
もう止まらない。止められない。
ポーカーフェイスをかなぐり捨てて、"エンヴィー"は獰猛に吠えて、嗤う。

「見ているか、地に落ちた者たち!
私達はこれからも船の人間たちを裏切り、陥れ、引き摺り込んでいく!


さあ賭けろ!

Place Your BET!


チップは己の心身だ!
私達が消えてしまうか、君達が喰われるか!さあ、二人とも賭けるといい!
もうルーレットは止められない!もう誰も降りれやしない!
『個』を押し込められた仮面越しに、このゲームの結末をその目に焼き付けろ!!!」
(*4) 2021/07/03(Sat) 20:08:39

【赤】 ディーラー サダル

「…………ああ、そういえばさ。
私、色んな人間が妬ましくて仕方ないけれど……何より一番許せない人がいるんだよね」

先程までの態度とは一変。
ただ酷く極めて静かに胸中を吐露する。

「私は手段の為にギャンブルを選んだ。
でも、その人はもはや生きる意味そのものとしてギャンブルを楽しんでいる」

許せなかった。

「勝った数より負けた数の方が多いのに、すぐ自分の全てを賭けようとするほど馬鹿なのに。勝つときはいつも華々しい逆転劇で周りを巻き込んで。結果がどう転んでもいつも楽しそうで。多くを失って地に落ちてもなお輝いていて」

ずるい。ずるいよ。
どうしてそんな姿でいられるの?
羨ましい。妬ましい。
許せない、許せない。

「私……私さ」

艶めく唇が弧を描く。
怒りも苦しみも憧憬も喜びも。
全て嫉妬で包み込んで。
たった一人に、放り投げる。
(*5) 2021/07/03(Sat) 20:09:20

【赤】 あなたがいちばんだいきらい サダル


「世界中の誰より一番君が妬ましいよ、ムルイジ」
(*6) 2021/07/03(Sat) 20:10:03

【赤】 ディーラー サダル

「……"研修"の準備をしてくる。
グラトニー、スロウス。私の分は時間がかかるから、好きに動いてて」

それだけを吐き捨てて、"嫉妬"はくるりと踵を返してその場を去る。
カツカツと鳴らされる靴音は忙しなく、苛立たしげで。持ち主の今の気持ちを如実に表しているようだった。

「……全てぶち撒けたのに、どうしてこんなに腹が立つんだろう。

………………ああ、妬ましいなあ」
(*7) 2021/07/03(Sat) 20:10:28

【赤】 ディーラー サダル

/*カンカンカンカンカーーーン!
全員集合!お嬢様会議の時間ですわ!!

現在あがっている話題ですが、複数人での連絡の都合上、赤窓を使った方がスムーズかなと思ったのですがいかがでしょうか!
ちょっと空気ぶち壊しではなくって!?という感じでしたらわたくし引っ叩いてくださいまし!!!
(*11) 2021/07/03(Sat) 21:22:31

【赤】 ディーラー サダル

/*グラトニーによるナフとムルイジの希望の研修調査ロールと並行しつつ、こちらでドッキリ襲撃計画の進行もしておきますわね〜

という事で、ちょっと気になっていたことをナフから伺ったので代理で記載させていただきますわね

☆以下、ナフ側からの連絡☆

ロールは概要だけやり取りを済ませておりますわ!(ロール自体はペースがのんびりでゆっくり進めており全然終わってないので、合わせて変えていけるかとおもいます〜

対象者―――××様(魔術師じいやとムルイジPLさん誰が襲われるのかドキドキしながら待っててね)からは墓下に連れていっていただけるなら自由で大丈夫ですと頂いておりますわ!



とのことでした!
(*16) 2021/07/03(Sat) 23:39:19

【人】 ディーラー サダル

思いの外気に入っているのか、ディーラーは今日もレストランでご飯を食べることにしました。

「………………」

いつもと相変わらず背筋をぴしりと正し、涼やかな笑みを浮かべながらきびきびと歩いていましたが。今日はなんとなく歩く速さが控えめでした。
また、昨日までなかった手首まで覆う手袋もしていますが、どことなく煩わしそう。

「………………犬を飼うならきちんと躾してほしいものです」


恨みがましく小言を吐き、ぼんやりしていたので適当に注文しました。ヒスイパンfoodコーンポタージュdrinkが出てきました。
(26) 2021/07/04(Sun) 1:50:07
サダルは、鮮やかな緑色のヒスイパンを面白そうに見ながらフォークを使って食べていました。
(a12) 2021/07/04(Sun) 1:52:55

ディーラー サダルは、メモを貼った。
(a13) 2021/07/04(Sun) 2:01:07

サダルは、「あれが噂のボル族……?」と思わず反応してしまいました。
(a16) 2021/07/04(Sun) 2:08:54

【赤】 ディーラー サダル

/*今起きたエンヴィーですおはようございます赤窓ご覧いただいている皆様

グラトニーの研修最高すぎてわたくしのハードルぶちあがっていませんこと!?
一晩考えましたけどようやくまとまりましたわ〜ムルイジとナフ二人分あります!

でも研修二人分やると墓下組流石にロールするエネルギー的にも大変かな?と思うので悩みどころですわね……
その辺りはナフPLさんとムルイジPLさんのご予定も考慮しつつなんかこう……いい感じにやりましょう!(いきあたりばったり)
(*25) 2021/07/04(Sun) 10:02:01

【赤】 ディーラー サダル

「……エンヴィーだよ。入るね」

コンコンコン、と控えめなノック。
不動の番人を務めるスロウスに声をかけ、別世界とも呼ぶべき異様な熱を含み始めた鑑賞室に戻ってくる。

「自分の研修の手配は済ませてきた。いつでもいける……おや。
これはまた随分ドキドキするようなものが始まっているね」

逃げ道を塞ぐ蛇の隣に並び、ぴんと背筋を伸ばしたまま腕を組んで静観する。凛とした佇まいは表の仮面を被った時と同じままだが、その口元だけは嗜虐の楽しみにゆるく弧を描くように歪んでいる。
(*26) 2021/07/04(Sun) 10:40:44

【人】 ディーラー サダル

── おめでとう

 ──Nice win.」

凛とした通る声と共に勝者へチップを差し出します。
ディーラーは例え"抽選"があろうと何があろうと、己の身に何も起きないのならやることは変わりません。ただ自分のやる事を完遂するのみです。

「…………」

カードを集めている時。シャッフルをしている時。
人に見られる仕事柄、常に気を張らなければいけませんが、ほんの僅かな隙間を縫って時折素早く視線をカジノ内に向けました。
(41) 2021/07/04(Sun) 11:30:37
サダルは、誰かを探しました。
(a28) 2021/07/04(Sun) 11:30:51

サダルは、誰かを見つけられませんでした。
(a29) 2021/07/04(Sun) 11:31:02

【人】 ディーラー サダル

「…………」

昨日まで笑って賭け事に興じていたあの豪放磊落なギャンブラーの姿がありません。
野生的な部分のある、けれどカードやチップに触れる手つきは繊細な彼とは少々因縁がありました。

この豪華客船にいる間だけでも、結果だけを見れば良い勝負と呼べるゲームは沢山経験してきました。
けれど、勝負師としての心を燃え上がらせるようなゲームをしてくれる人はごく僅か。豊かな緑髪のあのギャンブラーはその僅かに含まれる者たちの一人でした。

どことなく胸に穴が空いたような心地を覚えましたが、ディーラーはその感覚を捨て置きました。今この場には不要なものです。
芽生えた違和感をおくびにも出さないまま今日もディーラーは沢山の客を相手にゲームを行います。

涼やかな笑みを浮かべたまま。温度のない笑みを浮かべたままで。
仮面を被るのは、慣れっこです。
(42) 2021/07/04(Sun) 11:32:55

【赤】 ディーラー サダル

「……」

一度、スロウスの様子を横目で見やり。けれどすぐに視線を異様な熱気に満ち始めた男二人の元へと戻して進み出る。

深い夜をそのままぶちまけたような暗い色の燕尾服。素顔を覗かれる事を拒むかのようなペストマスク。自分をひた隠しにするような姿をした共犯者は、この空間を見守る賓客たちに向けて優雅に一礼して見せる。

「我が同胞グラトニーが執り行うショーを先延ばしにしてしまったこと、心からお詫び申し上げます。
ですがお楽しみをすぐ食べるのではなく、後にとっておくのもまた一興かと。

またすぐにでもこの偉丈夫二人の睦合いが見れることかと思いますので、今は暫し私にお時間をくださいませ」
(*29) 2021/07/04(Sun) 12:07:05

【赤】 ディーラー サダル

「──さて!

代わりに私エンヴィーが行わせていただきます演目は踊り子とギャンブラーの魅力を活かした素敵なゲーム!従業員として躾ける為だけではなく、お客様達にも遊戯に興じることができるでしょう!
この非日常的な空間を観覧なさるお客様達も参加できる……特に踊り子の為に用意したゲームに至っては"乗船客"さえも巻き込んだ大規模なものとなっております!

ぜひ皆様、奮ってご参加くださいませ!」
(*30) 2021/07/04(Sun) 12:08:07

【赤】 ディーラー サダル

ぱん、と一つ手を打ち鳴らせば、すぐさま仮面の従業員達が躍り出てゲームのセッティングを始めていく。
放置された踊り子とギャンブラーは、折角決めた覚悟を嘲笑うかのように踏み散らされながら引き離される事だろう。

ギャンブラーはそのままステージの上に。
踊り子は仮面の者に連れられて舞台袖へ。
勝負師だけ残されたステージの上には、男にとって非常に見慣れた光景がみるみるうちに出来上がっていく。

カードを配るための大きなテーブル。集められたトランプ。積み上げられたチップ達。

「踊り子は"仕込み"があります故、一旦下がっていただきましょう!なに、出番が来る頃には非常に美味しい姿となっておりますので是非お楽しみに!

今ギャンブラーの彼に行ってもらうものは──

──そう、ブラックジャック!」

仮面を身につけた大男達に合図して、勝負師を無理やりテーブルの前に引きずりだすだろう。
ギャンブラーを連行する時勝負師として最悪の一手を取った"嫉妬"は、平然とした様子で再びディーラーとしての位置に立つ。
(*31) 2021/07/04(Sun) 12:10:58

【人】 ディーラー サダル

>>47 ニア様ぁ〜ん

「おや、ニア様。何かありましたか?」

品のいい涼やかな笑みはいつも通り。でもちょっと今日だけゆったりとした足取りで名前を呼ぶ貴方の元へとやってきました……が。

「ムルイジ様、ですか」

声も顔も、普段通り。お客様全てに向ける公平な態度はそのままでしたが、それでも、どこか纏う空気が重くなります。

「申し訳ありません、私も存じないのです。昨日までポーカーなど楽しんでいらっしゃったようですが。

……ムルイジ様は賭け事が大変お好きな方ですから、きっとカジノ以外のどこかで誰かとゲームを楽しんでいるのだと思いますよ。
"卓囲まなきゃ賭けが出来ねえほど、落ちぶれてねェよ"……なんて、豪語していた程の方ですから」

船に乗ってすぐ、ギャンブラーが貴方とハマルと一緒になって遊んでいた事をディーラーは話しながら思い出していました。
(49) 2021/07/04(Sun) 16:31:40

【人】 ディーラー サダル

>>51 お褒めいただき恐縮ですニア様

「いえ、パイは食べておりませんね。
先日は辛いものが好きでしたのでゲイザーさんのパイをいただきましたが、あんまり甘いのは然程食べられませんので……明日良さそうなパイが出てきたら食べてみますね」

とか言って辛いものが好きなわりに轟沈したわけですが。

「んん……。ですがムルイジ様はどれほど逆境に立たされていても、最後まで諦めない面白い方です。きっとまたどこかで周りを巻き込むほどの喧し……いえ、賑やかで華々しい逆転劇を披露なさっていると思いますよ」
嘘だ。彼はもう勝てない。私がそうした。

色々答えていましたが、ディーラーにとってなんとなく引っかかるものがありました。

「あの。ニア様はチップを賭けるのが不満なのでしょうか。どういったものを賭けてみたいですか?」
(52) 2021/07/04(Sun) 17:42:26

【人】 ディーラー サダル

>>53 ニア様

「宝石?ああ、ガレット・デ・ロワみたいで楽しそうですね、それ。遊び心があってワクワクします」

人の為に働く新人クルーらしい、と思いました。

「成る程、そういった類のものでしたか。
でもゲームのセーブデータの消去は人によっては後に人間関係の崩壊を招く恐れがありますから、やめた方がよろしいかと。


それ以外は……ふふ、可愛らしいですね」

ゲームのセーブデータ以外は茶目っ気ある悪戯だな、とにこやかに聞いていたディーラーでしたが。

「…………はい?私が?ムルイジ様のファン?
……………………………………」

(54) 2021/07/04(Sun) 18:33:16

【人】 ディーラー サダル

>>53 ニア様ったらお茶目さんですね

「面白い冗談を仰いますね」
(55) 2021/07/04(Sun) 18:33:36

【赤】 ディーラー サダル

>>ムルイジ


去っていく『スロウス』を一瞥し、すぐにショーへと視線を戻す。かの者らしいと思った。

「ディーラーは私エンヴィーが務めます!
互いにカードを引き、出た数字を合計して21に近づけていく非常にシンプルなゲーム!

それでは参りましょう。
まずはディーラーの1枚目から!」

そう告げてテーブルの上に乗せたシューからカードを引く。
……スペードのQ。絵札は全て10扱いとなる。

「さあ、華々しい活躍をするギャンブラーはどんな戦いを見せてくれるのか!それではカードをどうぞ!」

/*
(ムルイジ側のみ実際にミニゲームを行ってもらいます。なおディーラー側は数字が決まっている出来レースです。

[[/card]]で一枚引くレスの後、エンヴィーのレスを待たずに続けて2枚目以降を引いたりストップしたりして構いませんわ!オッケーそうならエンヴィーの2枚目のカード引きますわね!)
(*33) 2021/07/04(Sun) 21:45:40

【赤】 ディーラー サダル

>>ムルイジ


「そうですか。それでは、今度は私の番。
カードをめくりましょう──いざ!」

威勢のいい掛け声と共に明かされるディーラー側の2枚目のカード。その中身は──

──クラブの7。
ディーラー側の合計は17。ルール上、17以上となった場合ディーラー側はもうカードを引くことができない。

ディーラー側は17。
プレイヤー側は20。
なんてことない、ギャンブラーの余裕の勝利だ。

(*34) 2021/07/04(Sun) 22:09:57

【赤】 ディーラー サダル

>>ムルイジ


── おめでとう

──Nice win!

おめでとう!貴方の勝利です!いやあ余裕すぎたでしょうか?
それでは配当を出しましょう。華麗に勝利を収めた貴方にはこちら!」

ディーラーはぱんと手を叩いて合図する。
(*35) 2021/07/04(Sun) 22:10:34

【赤】 ディーラー サダル

>>ムルイジ


ギャンブラーの前に現れたショットグラス。
本来テキーラなどアルコール度数の高い酒が注がれるはずのグラスには、下品なピンク色の液体が注がれていた。

「即効性の媚薬です。20の数字を出したので、20本用意いたしました。これら全て貴方のものです!独り占め!よかったですね!


それでは祝いの美酒ならぬ媚薬を召し上がっていただきましょう!折角ですので、手を使わず狗のように!」

エンヴィーが言うや否や、大柄な仮面の男性従業員がギャンブラーを囲んでその両腕を後ろで拘束するだろう。
つまり、口でグラスを咥え、上を向いて呷って飲み干せと言う事らしい。
(*36) 2021/07/04(Sun) 22:11:03

【赤】 ディーラー サダル

>>
ムルイジ


「──誰が勝手に果てていいと言いました?」


力強く靴音を響かせて男の元にエンヴィーは遠慮なく衣服の下に隠れた男根めがけて平手打ちを一つ。

その衝撃で絶頂してもしなくても、まるでどうでもいいと言わんばかりにディーラーはくるりと踵を返す。
20本も飲んだのだ、1度の射精だけでは高ぶりなど静まるはずあるまい。

「──さて!ここからが皆さんが参加できるゲームです!
従業員の皆さん、お願いします!」

軽やかにそう告げてもう一度手を鳴らす。

(*37) 2021/07/04(Sun) 22:43:42

【赤】 ディーラー サダル

>>ムルイジ


合図と共にギャンブラーの体が従業員たちによって卓上に乗せられる。そして男の様子などお構いなしに服を次々と剥いていくだろう。

そうしてギャンブラーの裸体を客人たちに見せるようにした後、両腕両足を金属製の器具で固定する。

あろうことかテーブルの上は片付けられていないままだ。ギャンブラーが出した会心の数字のカードたちも、カジノでよく見るチップたちも、道具は全てテーブルに乗せられたまま。
このままではきっと汗や精液で道具が汚れてしまうかもしれない。


「それでは今度は皆様がゲームに参加する番です!
今から従業員たちに愛撫されるこのギャンブラーが次は何分後に絶頂するか、賭けていただきましょう!

なお、10分経過してからは1分ごとに同じ媚薬を飲んでもらいます。いったいギャンブラーはどこまで耐えるんでしょうか!楽しみですね!」
(*38) 2021/07/04(Sun) 22:44:50

【赤】 ディーラー サダル

どれだけ憎悪が膨れあがろうと、どれだけ殺意が芽生えようと。
ギャンブラーの心境など関係ない。そんなものディーラーの知ったことではない。

"嫉妬"が陵辱しようとしているのはその肉体だけじゃない。世界で一番許せない男の魂もだ。


エンヴィーは仮面の下で吐き捨てる。

──さっさと堕ちてしまえ。


「さあどんどんお賭けください!いやあ愉しいですね、ギャンブラーもなかなか耐えている様子!」

ギャンブラーはいつ果てるだろうか。
もし10分以上耐えるようなら、"嫉妬"自らが同じようにショットグラスに入った媚薬を飲ませていくだろう。
(*39) 2021/07/04(Sun) 23:23:04