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人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 フィアンメッタ




―――馬鹿ね、言ってくれるわけないじゃない。



  
(301) 2022/05/22(Sun) 0:26:36

【人】 預言者 フィアンメッタ



  神の言葉を預かる。
  この力を持つ人たちが
  何をどう預かってきたのか
  私は知らない。
ただ、多分同じなのだと思う。


  未来の夢を見る。それが答え。

  手を伸ばせば触れられそうな
  空気の温度まで分かりそうな

  何処までも現実味のある、夢。

 
(302) 2022/05/22(Sun) 0:27:30

【人】 預言者 フィアンメッタ




  
私は
を見た。

  
     
―――――セシリーが死ぬ夢だった。



  
(303) 2022/05/22(Sun) 0:28:24

【人】 預言者 フィアンメッタ




知っていながら、私は何も伝えなかった。*
   

 
(304) 2022/05/22(Sun) 0:29:34

【人】 預言者 フィアンメッタ



  今日知り合ったばかりなのに
  
いや、だからこそか。


  深いところまで触れない会話は
  人が隠し持つ秘密をなぞらずに済む。

  キンウに合わせて流れる会話は
  普段のそれよりは遅かったし
  ゆっくりと進んだことが良い方に働いたのかも。

  程よい距離感で、進む会話は
  私にとっても心地よかった。

  
(315) 2022/05/22(Sun) 1:07:22

【人】 預言者 フィアンメッタ



   「……お兄さんか。奇遇だね。

    私にも聡明な姉がいる。」
            
いた。



  
セシリーはもういない。

  でも過去形には出来ず、誤魔化して。

 
(316) 2022/05/22(Sun) 1:07:47

【人】 預言者 フィアンメッタ



   「そう、新参…って程でもないけど
    長くはないよ。」


  私の言葉の真意を
  一呼吸遅れて理解したキンウの笑みは眩しくて。
 
  
太陽みたいにあたたかいな、と思った。


 
(317) 2022/05/22(Sun) 1:08:28

【人】 預言者 フィアンメッタ



   
「……言わなくても、わかるでしょ。」



  そう、眩しかったから。
  
照れたからじゃない、違うし。


  ふい、と目をそらしたけど
  頬の色までは誤魔化せない。

 
(318) 2022/05/22(Sun) 1:09:03

【人】 預言者 フィアンメッタ



  私は出来損ないだと、セシリーを喪った日以来
  ずっと思い続けてきたから。
  キンウのその反応は……

       喜んでくれたみたいで。

 
(319) 2022/05/22(Sun) 1:09:35

【人】 預言者 フィアンメッタ



  それが錯覚だとしても、嬉しかったんだ。
  この感覚は久々に味わった気がするから。*

 
(320) 2022/05/22(Sun) 1:10:15

【人】 フィアンメッタ


―― 道案内→その後 ――


  私には崖登りの技術はない。
  だから近くまで行って、
  あとは此処を登るだけかな、って案内を終えた。
  見守っていたほうがいいかとも思ったけど
  まあ、一応ギルドにも顔を出しておきたいし。
  もう一つ、行きたい場所もあったから。
  
  ただ、何もせず立ち去るのもどうかと思ったし
  崖を登る前のキンウにちょっといい?
  と声をかけて。
 
(321) 2022/05/22(Sun) 1:18:01

【人】 フィアンメッタ



  了承を得たなら、
  手をかざして魔法をかけた。
  それは身体が軽くなる魔法。

  戦いにおいては、
  対象に攻撃を避けられることを減らし
  逆に攻撃を避けやすくなる、
  命中と回避の魔法。
  普段より反射神経がよくなってる
…はず。

  自分自身にかけても
  さして動かないから実は効果のほどを
  実体験したことはなかったりする。


  これが崖登りにどこまで効果があったかは…
  彼女だけが知っていること。
  もしかしたら後日聞く機会も
  あったかもしれないけどね。


 
(322) 2022/05/22(Sun) 1:18:59

【人】 フィアンメッタ



  キンウと別れた後、向かったのは
  
ギルド……ではなく。

  霧の夜にだけ開くという酒場。

  本当に今は開かないのか、
  そもそも本当にあるのか

        気になったから、確かめようと。

  
(323) 2022/05/22(Sun) 1:19:40

【人】 フィアンメッタ



  噂の場所を探せば、酒場は見つかった。
  ぼろぼろの看板がかかっていたから
  此処で間違ってもいないと思う。
  中は真っ暗で何も見えないし、扉は開かない。

  
   
「……ここが本当に酒場になるの?」
 


  ぼそりとつぶやいた声が風に流される。
  あの時舞っていた青いバラが
  服の裾についているのに気づかないまま
  私は足元に落ちていた石を拾い上げ―――

  
(324) 2022/05/22(Sun) 1:20:35

【人】 フィアンメッタ




窓に向かって思いっきり投げた。




   
(325) 2022/05/22(Sun) 1:21:34

【人】 フィアンメッタ



  
窓は割れなかった。

  なんとなくそうじゃないかと思っていたから
  割れなくてほっとしたまである。

  
弁償を請求されたら嫌でしょ。


  それこそ誰か中にいるのだとしたら
  怒られても文句は言えないこの行為は
  さあ、誰かに見られてたりしただろうか。**

 
(326) 2022/05/22(Sun) 1:22:21
フィアンメッタは、メモを貼った。
(a31) 2022/05/22(Sun) 1:28:23

【人】 フィアンメッタ

  ***

  失せ者探しの占いはよく承る。
  失くし物のレパートリーの多さは
  
一周回って聞いてる側としては面白さが…
  
  
いや、これは誰にも言えないことだけれど。


  ともかく、結構相談としては多い部類。
  大抵、探している人は焦っているから
  占いにまで頼ろうとするわけで
  その捜索の目は曇っていることが多い。
  だから、休んで、と言えば
  たとえ占い結果が外れていても
  見つけられるだろう、と。
  実際にそれで感謝されたこともある。


   「外れてた時に洒落にならないお代を取ると
    逆上されても面倒だから。
    足りないと思うのなら
    今後もごひいきにしてくれたらいい。」


  と、あっさりと言った。
  それに軽い気持ちで試せるお代の方が
  案外みんな来てくれるものだったりするから。

  ちなみにジェラートは貰えるなら貰った。    

 ***
(418) 2022/05/22(Sun) 20:27:15

【人】 フィアンメッタ



   「占いが役に立ったのならよかった。

    一致してたのは偶々。
    迷惑というか…
頼る所を間違えてるというか。


    ……お礼?楽しみにしておく。」


  お代はもう貰ったから…とか断ることも出来たけど
  生憎一介の冒険者の懐事情は
  騎士団の人よりも余裕はないし。
  気持ちは有難く貰っておこう。
  そうしてその場は別れたのだった。
 
(419) 2022/05/22(Sun) 20:27:58

【人】 フィアンメッタ


  話を聞いてほしい、そんな人も時々来る。
  基本相づちを打って話したいことを
  全て話させてあげれば
  そういう人は満足してくれる。

  羽毛に悩むその人は…
  とりあえず症状を抑えるとかすれば
  多少は楽になるかな、とか思ったから
  治癒師を探せば?と言ったわけだけど。

  まさか悩みの方向性が変わるなんて
  今の私には想像もつかないこと。*

  
(420) 2022/05/22(Sun) 20:28:17

【人】 フィアンメッタ

―― MiraggiOの前 ――


  言い訳してもいいだろうか。
  私は所詮、非力で慎ましやかな>>367
  ただの一般女性だ。
  私が持って投げられる程度の石の重さも
  投げる速度も、いくら全力で投げても
  たかがしれているというもので。
  それに、私程度の力で割れるのなら
  とっくにそこらの悪ガキが割ってると思う。


  つまるところ割れない可能性が高いと思いつつ
  興味に負けたというか。
 
(421) 2022/05/22(Sun) 20:29:33

【人】 フィアンメッタ


  霊感があるわけでもない私は
  近くにいた魂だけの存在も見えず。
  まさか石がゴーストの頬を掠めたなんて
  知る由もなくて。>>352
  
流石に見えてたらこんな暴挙には出ていない。


  割れなかったな、と窓の方を見ていれば
  突然、落ちていた石ころが
  私の目の前で文字を成していく。
  吃驚して尻餅ををついてしまった。
  きょろきょろと周りを見て
  魔力の元を辿ろうとしても
  誰もいない…
ようにしか見えない。

 
(422) 2022/05/22(Sun) 20:30:08

【人】 フィアンメッタ



   「み、みてた……
見てましたか……。」


  メッセージを見て、まず口にしたのはそれ。
  思わず敬語に直したのは、罪悪感というか……。
  こんなことするなら夜に来い、と。
  そう言われているように聞こえて。

 
(423) 2022/05/22(Sun) 20:31:06

【人】 フィアンメッタ



   
「すみませんでした……」



  立ち上がると、
  何処にいるかもわからない存在へ頭を下げた。
  
多分石に頭を下げるおかしな構図になってるけど

  
それはこの際気にしたら負けだと思う。



  謝ると、石が当たった窓の方へと向かって。
  もし、石に当たりそうになった存在が
  場所を移動してないなら
  すれ違ったり、したのかもしれない。


  ヒビがはいっていないことを
  指先でなぞって確認してから。

 
(424) 2022/05/22(Sun) 20:33:40

【人】 フィアンメッタ



   「今度は夜、来ます……」


  小さく言うと駆けてその場を離れた。
  急いでたから、髪に飾られたバラに気づくのは
  離れてから暫く後の事。


    そして、慌てていたから。
    尻餅をついた拍子に水晶のブレスレットを
    落としてしまったのに気づかなかった。
    それは今はもういない人から貰った物。**
           
セシリー


 
(425) 2022/05/22(Sun) 20:34:43

【人】 フィアンメッタ

***


  暴挙に出た私がブレスレットを
  何処かに落としてきたのに気づいたのは
  帰ってからのことで。
  何処に落としたか分からない、でも。

  
   
「あの時、か……。」


  酒場に行ったあの時の可能性が高い気はする。
  一応キンウと行った崖の可能性もあるけれど。
  
  ……あんな暴挙を見られてたらしいのに
  
また行かないといけないのか…

  珍しく頭に手を当てていた。
  
勿論、自業自得だが。

  
(492) 2022/05/22(Sun) 23:52:54

【人】 フィアンメッタ


  目玉でも落とされてたら>>438
  それはわかりやすく声を裏返して
  悲鳴を上げて逃げだしていただろうし。
  ガキ扱い?今回に限っては返す言葉もない。>>427
  
  元々、霧夜の酒場には行こうともしていたし、
  別にW連れて行かれるWのは怖くないけれど。

  …………行って歓迎して貰えるはずがないのでは?
  
まさか、昼間も誰かがいるとは思わなかった…。

  
  とはいえ、見てた人(?)にあえるのなら
  もう一度謝る機会も得られるかもしれないし。
  
(493) 2022/05/22(Sun) 23:53:51

【人】 フィアンメッタ



  あのブレスレット未練の証を探さないといけないから。


  
(494) 2022/05/22(Sun) 23:54:15

【人】 フィアンメッタ




      持ち主は気づいていないことだが。
      優秀な魔法使いなら、
      落とされたブレスレットには
      魔法が込められていると気づくだろう。
      最愛の妹を守るための、加護の魔法が。

 
(495) 2022/05/22(Sun) 23:54:50

【人】 フィアンメッタ



   「……そういえばこの
青バラ
…。
    いつの間に……?

    何故…………???」

  バラに気づいたのも帰ってから。
  仮にも石を投げるような女に
  なんで花を?と首をかしげるのは仕方ないと思う。
  そういえばキンウといるときも、青バラが…。

  あの時と、同じ……?
  招待、されてる?

     そう考えている人は、私だけじゃなく。
     まさか酒場で見知った人に
     会うことになるとは、今はまだ知らない話。

 
(496) 2022/05/22(Sun) 23:55:26

【人】 フィアンメッタ


―― 回想:占い ――


   『以前見かけた人にひとめぼれした。
    もう一度、会いたいけど場所がわからない。
    逢える未来は、あるだろうか。』


  そんな相談をされたのはいつのことだったか。
  まさか、私の占いを見ている
  存在が居るとは思わない。>>406


  あの時、私はなんて助言したのだったか。


   「貴方の未来は―――――。」


  もう、覚えていないけれど。
  ただ、覚えているのは。
  私は百発百中の占い師なんかではないということ。*
 
(497) 2022/05/22(Sun) 23:56:10