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人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

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視点:


【人】 鑑賞用 リヤ




「ねえ」
(0) 2021/10/06(Wed) 21:14:23

【人】 鑑賞用 リヤ



「アタナシアス  どこに   い ったの?」
(1) 2021/10/06(Wed) 21:15:55

【人】 鑑賞用 リヤ


「ユーは  ……  ガルは  どうしたの?」
(2) 2021/10/06(Wed) 21:17:14

【人】 鑑賞用 リヤ



「あの 子  を  どこに  つれてったの」
(3) 2021/10/06(Wed) 21:17:37

【人】 鑑賞用 リヤ



「  ど  う して、  ぼく の 好きは
   欠けて          くの?   」
(4) 2021/10/06(Wed) 21:18:29

【人】 鑑賞用 リヤ

金糸雀はみんなが好きだった。
みんなでお仕事をするのが好きだった。
みんなで食事をするのが好きだった。
みんなでお喋りをするのが好きだった。

だから、みんなでたたかうのだって好きだった。

金糸雀は、敵を倒してたのしいとわらった。
金糸雀は、唐揚げを食べておいしいとわらった。
金糸雀は、褒めてくれる手が好きだとわらった。

金糸雀は、自分が愛したものが綺麗に残ることはないのだろうと思った。

金糸雀は、いなくなったあなたを探して囀りながら辺りを駆け回る。
駆け回る。駆け回る。駆け回る。駆け回る。駆け回る。
(5) 2021/10/06(Wed) 21:20:50
鑑賞用 リヤは、メモを貼った。
(a7) 2021/10/06(Wed) 21:25:48

【人】 鑑賞用 リヤ

「 だ  って、  ユーと、  アタナシアス  が、
  いないの  !  いない …… ん だよ! 」


スオに撫ぜられ、一度は足も囀りも止まる。
代わりとばかりに、大きな声が出た。
ユーが何をしたのか、アタナシアスが何をしたのか、そんなものは金糸雀の知るところではない。知らない。分からない。
ただ、いつもみんな揃っていた筈の穏やかな時間から、大切なモノが欠けてしまった。
それがどうしても嫌だった。嫌。 いやだよ。

でも、自分でも自分の大きな声に驚いてしまって。
バツが悪そうに視線を少し逸して、小さく頷いた。

「…… スオ  おっき…… な、 声 出して、
 ごめん  なさい。  ごはん、 ……た たべたら、
 ふたり を、 探してき  ても、 いい?」
(9) 2021/10/06(Wed) 21:37:51
リヤは、みかんにありがとうをして笑、 ……うまく笑えなくてくしゃくしゃになった。なんでかな。
(a8) 2021/10/06(Wed) 21:48:39

【人】 鑑賞用 リヤ

ルツ。ルツ?
そうだ、ルツもいない。あんなに優しくしてくれたあのこがいない。
あのこが、いない。
エマに宥められたのもあって、大人しく席に着く。
みかんの冷ましてくれたスープを、ひとさじひとさじ、……急がずゆっくり味わった。

「お  いしい、  みかん ……の 、 おりょうりは
 こんな に おいしい、  のに。
 ユーも、  アタナシアス も、  ルツ、……ルツも……
 たべない  の、 もったい ないな……」
(12) 2021/10/06(Wed) 21:51:02

【人】 鑑賞用 リヤ

「う …… ううん。 わ たし、 だ  大丈夫。
 お昼ご飯、  ちゃん と…… やる よ。
 ぼく  と、  スオと  で、出来るよ。  ね?」

お仕事は大事なこと。やるべきことをほったらかして すき を取り戻しても、多分、怒られてしまうから。
お仕事も好き。 だから、ちゃんとやって、みんなに褒めてほしいの。
みんなに。

「スオ、  …… あ  とでまた、 わたし  の、髪、
  みつあみ、 して ほしいな」
(14) 2021/10/06(Wed) 21:54:09

【秘】 鑑賞用 リヤ → 愛玩用 エマ

【これは 挟むのがちょっと心苦しい 三日目時空】

「……………………、  ……」

彼の言葉に、不自然な沈黙が挟まる。
視線は彼を見ず手元に落ち、彼の綺麗な手を見詰めてばかりいた。

「え  エマ、 ……の、  手 とても、 綺麗。
 わ…… たし も、 綺麗 に 作られた  け ど、
 わたしは、  エマの …… 手 の方が すき  だな。
 ね  ……エマ  エマ  愛玩用。
 エマ  ……は、  愛、 されて いた?」

自分の事を話すでもなく、金糸雀の興味は彼へ向く。
愛玩用と観賞用。少し用途は違えども、愛される目的であったのはきっと、同じ。
似ているのにすごく違う。そんな風に思って、彼の手をすりすりと指先で撫ぜながら羨んでいた。
ないものねだり。だよね。きっと。
そうやって愛でていた彼の手が抜き取られると、一瞬だけ寂しそうな顔をした ……んだけれど、
その手が着地する先が、自分の頭の上だったから。
そうして、撫でてくれるから。
直ぐに、笑顔が彼を見る。嬉しい、と、表情いっぱいに表現するのだ。

「 ふ ふふ、  いいこ、 …… うれしい!
 わ  たし、 明日も、 おしごと …… ある。
 がんば ……った、 ら、 エマ、 また褒めて、くれる?」
(-9) 2021/10/06(Wed) 21:59:10

【秘】 鑑賞用 リヤ → 愛玩用 エマ

【やっぱり三日目時空のやつ】

手渡されるご褒美に、それはそれは喜んだ。
こっそり行われるそのやり取りは、秘密っていう甘さも含んでいる。
内緒だね、って言いながら、薄桃色の唇の前に人差し指を立ててみたりする。

「これ、  あ …… 飴?  おいし そう! すごく!
 わ  たし、 大事に た べるね。 
 ああ でも、 我慢できる  か ……かなあ。
 食べたい時に、  た たべる。
 うれしい  ときに もたべて、
 か ……なしいとき  にも、 たべる。
 ふふ  ふ、  あり がとう、 エマ」

みかんが作ってくれて、貴方が渡してくれた飴。
二人分の気持ちが詰まってるみたいで、すごくすごく嬉しかった。

酸い味が喉に悪いだなんて気付かぬ侭。知らぬ侭。
きっと早速今夜、この瓶を開ける。
美味しくてたまらなくなって、ひとつぶ、ふたつぶ。
翌日、朝起きて、ひとつぶ。

――――そして、好きの欠けた分だけ、いくつもいくつも口に放っては喉を焼いただろう。
(-11) 2021/10/06(Wed) 22:04:41

【秘】 鑑賞用 リヤ → 勉学サポート型 スオ

【遅くなってしまってごめんなさいの 三日目時空】

「鎮痛剤。…… どこか、 いたい? 
  わたし  スオ ……が、 いたい の、 やだな。
 だいじょうぶ?」

落ち着かないとまではいかないけれど、それでもやっぱり心配な色は滲む。
ゆらゆらとしてた手を止めて、くいと引っ張る。
残ったお仕事やお手伝いをしに、戻ろうって。
そうして、戻りながら、彼の言葉へ。

「…… わ  たし、 ずっと  此処に、 いたいな……」

小さな声で、そう言った。
ここは現実ではない。分かってるんだけどね。
(-12) 2021/10/06(Wed) 22:08:18

【人】 鑑賞用 リヤ

「 !  ルツ! 」

思わず がた、と立ち上がる。
なんだか元気がないように見えたけれど、……でも、姿が見られただけでも、少し安心した。
ほっとしたら落ち着きのない自分が急に恥ずかしくなってきて、
ちょっと照れたみたいに笑いながら、もう一度座った。

「ルツ、  いた…… よかった」
(19) 2021/10/06(Wed) 22:16:40

【秘】 勉学サポート型 スオ → 鑑賞用 リヤ

【大丈夫ですよの 三日目時空】

「ああ…左肩が少し。少々余計なものが現実から引き継がれただけですし動く分に問題はないので安心してください。」

実際、時々痛むか激しい動きをすると痛む程度。何の問題もないと軽く左肩を回して頷く。
引かれるまま、歩幅を合わせて静かに歩くだろう。

「…此処の方々は優しいですし、気持ちがわからなくもありません。此処にいる時間を大切にしましょう。」
(-17) 2021/10/06(Wed) 22:18:49
リヤは、何かを叩きつけるような物音に、びくんと身体をこわばらせた。
(a10) 2021/10/06(Wed) 22:19:20

【秘】 鑑賞用 リヤ → 勉学サポート型 スオ

「 そ  …… そう? そ れなら、  いい、けど、
 む 無理 は、  しちゃ、 だめだか ……らね」

貴方だってきっと、わたしが無理をしたら心配してくれるでしょ。それはね、わたしも同じ。
ね、って念押しするみたいに言いながら、首を傾け彼の顔を覗き込む。

「 ……うん。 み  みんな、 やさしい。 だいすき。
 す  スオ、  もね。 すき」

覗き込んだ侭で、へら、と笑う。
そうして話しながら歩いて、歩いて、元の場所へと二人で帰って行っただろう。
(-29) 2021/10/06(Wed) 23:20:16

【人】 鑑賞用 リヤ

「…………、  ……る  ルツ、
 疲れ て、  る …… なら、 あ あんまり、 無理はだめ だからね。
 わ たしだって、  おしごと、頑張るよ。
 困ってる  当番 の、 ……こ、  いたら、
 お  お手伝いだって するよ」

そうして皆で笑ってたいな。 みんなで。
……みんなで。
足りない仲間の姿を思い浮かべながら、朝食を済ませたら一度席を外す。
昼食のお仕事の時間が来るまで、いない子を探す時間だ。

お仕事の時間にはちゃんと戻るから、心配しないでね。
(21) 2021/10/06(Wed) 23:24:02
リヤは、アタナシアスを探している。
(a11) 2021/10/06(Wed) 23:25:33

リヤは、ユーを探している。
(a12) 2021/10/06(Wed) 23:25:41

リヤは、アタナシアスとユーを、探している。
(a13) 2021/10/06(Wed) 23:25:52

リヤは、囀りながら駆けずり回っている。
(a14) 2021/10/06(Wed) 23:26:29

リヤは、少しばかり焼けた喉を抑えながら、囀り続けている。
(a16) 2021/10/06(Wed) 23:29:41

リヤは、アタナシアスの名を呼ぶ。ユーの名を呼ぶ。
(a17) 2021/10/06(Wed) 23:30:26

リヤは、飴玉を二粒、一度に口に放った。そうしてまた囀り、駆け回っている。
(a18) 2021/10/06(Wed) 23:31:44

【置】 鑑賞用 リヤ

何処を見てもいない。いない。いない。
部屋も、医務室も、拠点の中の全てを確認してもいない。
ぎゅう、と心臓の辺りが痛い。
頭の奥が、目玉の後ろが、ぐわぐわと揺れるみたいだった。
何処を探しても見つからないなら、外。
囀り続けながら流れるように拠点を飛び出て、塔の方へと駆けていく。
たったひとり。
塔の麓まで辿り着いて、高く聳える塔を見上げる。
翼をもがれた金糸雀には、余りにも。それは余りにも高く見えた。
それでも塔へと足を踏み入れよう と したのが――

やっぱり、ぴたりと足を止めた。

だって、お仕事がある。おしごとが、あるから。

捜索は、一旦中断だ。スオと一緒に、ごはんを作らなくっちゃ。
でも、ああ、 ああ、  だいすきなきみたち。


「あ  あ     あー…… 」
(L7) 2021/10/06(Wed) 23:38:26
公開: 2021/10/07(Thu) 0:50:00

【秘】 勉学サポート型 スオ → 鑑賞用 リヤ

「無理も無茶もしませんよ。」

大丈夫です。と頷く。

「ええ、有難うございます。俺もリヤの事は好ましく思っていますよ。」

無邪気に笑うリヤを見ると少し微笑む。
またすぐに何時もの表情に戻ってしまうが。
他愛無い談笑、何か尋ねられれば応答しながら歩幅を合わせたまま帰っていく。
(-32) 2021/10/06(Wed) 23:41:22

【人】 鑑賞用 リヤ

「 あ  ァ
                 あ

  ア   ぁ――――――――――――― ―――!!」


それはお世辞にも綺麗とは言えない唄。
唄と言うのも図々しい声。
金糸雀を絞め殺した時みたいな金切り声。
空を劈く程の声。

塔の入り口で放ったそれは、周辺に居た弱いエネミーたちの鼓膜を破り、地に伏せさせ、無力化しただろう。

――――…ちゃんと、お仕事を終えたら。
それから、また来ればいい。
気が済むまで大きな唄を謳ったら、金糸雀は引き返していく。
お仕事をするために、拠点へ帰って行った。
(22) 2021/10/06(Wed) 23:44:33

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

/*
これは一仕事終えて
完全に気が抜けていたうっかり皇狼丸にござるな。

ご希望とあらば襲撃ロール、全然やる気でいるんですが
カピバラ(あっさり)殿のご予定としてはどんな感じ…
と思ったけど探しに来る流れでそのままいけそうでもあるな…
いやどうだろう。何はともあれ日本国憲法第25条は
全面的にそちらに合わせたいと思います。でござるな
(-37) 2021/10/07(Thu) 0:41:47

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

/*
めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃに、素晴らしく良〜!!!なお仕事をお疲れ様でございます殿!
襲撃、やったー!なのですが、仕事の都合上平日まともに出来るのは大体夜の20時以降とかだったりします。
つまり、実質今夜だけ?……かもです。
リヤの予定としては恐らくこのまま探しに行くと思いますので、そこで邂逅頂けるかなあと。或いは日本国憲法第25条の理想の形があればそちらでも!にござる!
カピバラ(あっさり)としては遊べるだけでしあわせ〜ござる!よろしくでござる!
(-59) 2021/10/07(Thu) 7:31:26

【置】 鑑賞用 リヤ

拠点に戻った金糸雀は、そのままとたとた小走りに厨房へ飛び込んだ。
だってなんだかいい匂いがする。
一緒にお仕事をする筈なのに、全部作ってくれちゃったのかも、って慌ててしまって。

「す す、スオ   わ たし、遅くなっちゃっ  た?
 ごめん ね、 …………………………」

飛び込んですぐ、微睡むスオの姿を見つける。
ぱちぱち、数度瞬いてからキッチンを見回す。
殆ど終わってる。金糸雀の仕事もまだあるにはあるけど、それでも、大変な部分は大体やってくれてしまった、ってわかる。

「 ス オ……」

金糸雀は彼に寄っていく。起こさないようにそうっと。
椅子に座った彼の目の前にしゃがみ込んで、彼のお膝に両腕引っ掛け、顎を乗せる。
そうしてじ、と上目に彼の顔を覗いた。
触れたら流石に起こしちゃうかな。でも、起きないようなら起きるまで、こうして寝顔を覗いているつもり。
(L10) 2021/10/07(Thu) 7:43:13
公開: 2021/10/07(Thu) 7:45:00

【置】 鑑賞用 リヤ

「ス  オ、  ただい ……ま。
 ううん、  い  いの。 疲れ て、いない?
 ぼく、  あと、 なにし…… たら、いい?」

殆どを任せちゃったね。ごめんね、とありがとう、を、拙い声で続けて言った。
結って貰った三つ編みに触れて嬉しそうに笑んで、けれどその表情はすぐ、ちょっとだけ沈む。

「す   ……スオ、   メンテナンス  だって。
 だい、  じょうぶ? メンテナンス って、 いたいでしょ。
 ぼく、  わ わたし…… も、 よく、  ね
 だんなさま、に  ……メンテナンス、  してもらって たの。
 いたい、  の  心配」
(L12) 2021/10/07(Thu) 11:29:18
公開: 2021/10/07(Thu) 11:30:00

【置】 鑑賞用 リヤ

「ほん  と? なら、 よかっ ……た。
 ぐ、  ……グラタン! でき る、よ。 まかせて!
 疲れ てないよ。 だいじょ   うぶ」

撫でて貰えるなら、もっと元気が出ちゃう。
笑って、金糸雀はいそいそと動き出す。
結って貰った三つ編みを揺らしながら、お鍋でお湯を沸かしたり、お皿を用意したり。
スオから見たら危なっかしい所作かもしれないけど、なんとかミスはしてないよ。大丈夫。

「い  たく、ない メンテナンス ……も、あるの?
 みんな、  痛い…… の、 がまんして、る のかと思ってた。
 みんな  が 受けた メンテナンスも、
 痛くない ……や やつ、だったら  いいな。
 す  スオのメンテナンス ……も、 いたくない、といいな」
(L14) 2021/10/07(Thu) 12:10:31
公開: 2021/10/07(Thu) 12:15:00

【置】 鑑賞用 リヤ

メンテナンス、 痛くない? 本当?
金糸雀が受けたメンテナンスはいつだって痛かった。
**が受けたメンテナンスも痛そうだった。
最初の頃は、全然メンテナンスなんてされなかったのにな。

旦那様がわたしにしてくれるメンテナンスはいつだって痛かった。
あのこが受けたメンテナンスもいつだって痛そうだった。

旦那様はわたしに痛いことをしたし、**にもした。
***にもしたし、**にした。
***も**も、人間だったのに、メンテナンスが本当に必要だったのかなんて分からないけど。

みんなが受けたメンテナンスは、痛くなかったのかな。そうならいいな。
スオが今日受けるメンテナンスも、痛くないといいな。

ユーとアタナシアスをちゃんと見つけて、それで、明日はみんな揃って朝ご飯を食べたい。
昨日はどこ行ってたの?って聞いて気まずそうにする二人を見たり、
メンテナンスなんて大した事なかったですよって言うスオを見て笑ったり、
そんな風な明日が来たらいいな。


金糸雀は、色んなことに思いを馳せて、グラタンの支度をしながら、小さな声でずうっと唄を囀っている。
(L15) 2021/10/07(Thu) 12:18:16
公開: 2021/10/07(Thu) 12:25:00

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

/*
上手に踊れていたならよかった kiss...

こちらも結構夜型なので時間に関してはお気になさらず。
ちょっと話してサクッと畳むとかでも全然大丈夫です。
見ての通りユーは(PL視点では)もう堂々と腹の底を曝け出しているので
秘話でも表で普通に話し掛けて頂いても、どちらでもお好きな方を。

特に問題無いようであればこの連絡に対して返信は不要です。
対戦よろしくお願いしますでござるな、殿…
(-76) 2021/10/07(Thu) 12:28:02

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

/*
ア!!!さっきめちゃめちゃお名前を呼び捨ててしまっていました、ごめんなさい殿……
みかんちゃんとの会話と混線しそうな気もするので、秘話を飛ばすかもしれません。帰宅次第の様子でいい感じにさせてくださいござる。
対戦宜しくお願い申し上げますうおうおうおうお!!!
(-87) 2021/10/07(Thu) 14:11:59

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

/*
あっ本当だ(言われて気付く節穴丸)
お気になさらずでござるよ殿。
拙者の事、気さくに日本国憲法第25条って呼んで…

というのはさておき、諸々了解しました。
また夜にお会い致そう…
(-96) 2021/10/07(Thu) 14:40:00

【人】 鑑賞用 リヤ

□す   とれす値  チェ っく

 ここ に来てから緩やかに低下してい  た数値が
 仲間の欠けた 辺りで 急激に上昇。
 針は振り切り  時折やや下が   る程度で
 依然 高数値を叩き出  し  つづ  け
(40) 2021/10/07(Thu) 18:18:04

【人】 鑑賞用 リヤ

「 お んせん、 ……沢山のあたた た たたかい、お湯。
  みんな で、 行ったら  た たのしい?
 アメも、  スオ  も、  ルツも、 いる?」

金糸雀はグラタンを啄みながら、温泉というものに思いを馳せる。
知識として知ってはいるけど、体験したことのないもの。
あちあちのグラタンは直ぐに舌を焼きそうだから、念入りにふうふうしながら口に運ぶ。おいしいなあ。
今日のお昼当番は、わたしなのにな。 ユーにも、 アタナシアスにも、食べて欲しかったのにな。
美味しいって、聞きたかったな。
 
(42) 2021/10/07(Thu) 18:46:53

【人】 鑑賞用 リヤ

アナのことは、私が連れて帰ってくる。
ルツのそんな言葉に、うん、って頷いた。
彼女がそう言ってくれるのなら、金糸雀は信じるだけだ。
そうしてみんなで、温泉に行って、楽しいを重ねたい。

…――そうして食事を終えたなら、食器類をシンクに集めて、お水に浸しておいて。
後片付けは、その当番の人にお任せ。
小さなガラス瓶をひとつ持って、拠点を飛び出て駆けていく。

瓶に残る飴は、もう既に半分を切った。
(51) 2021/10/07(Thu) 21:02:46

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

金糸雀には力が足りない。
金糸雀には力が、圧倒的に不足している。
ユーを探しに塔に赴いたって、襲い掛かってくる敵を全て倒すなんてしてたら、あっという間に夜になってしまう。
だから、今は戦わない。
金切り声のような唄
を謳うと、敵は地に伏せ動かなくなる。
戦闘不能って訳じゃあない。
アーマーブレイクやら、スタンやら、そういうデバフオンパレードってだけ。
けど、それだけで十分。離脱して塔を駆け抜けて行くには、これ以上なく便利だった。

拠点に届いた貴方の通信を、金糸雀は聞いていない。
或いは聞こえていたかもしれないけれど、きっと耳の外に追い出してしまった。
何処にいるの、何処にいるの、何処にいるの。
金糸雀は手当たり次第に敵をねじ伏せ、唄を謳い、ただただ駆けていく。
一階層を抜けて、二階層へ。
謳い、囀り、跳ねるように駆けていく。

「 ゆ   ユー ……  !! 」

名前を呼ぶ。微かに焼けた喉が、探し人の名を高らかに呼ぶ。
ああ、だってもう二階層ももうすぐ奥にぶち当たる。
…――でも、だからこそ貴方に会えるのかな。
(-136) 2021/10/07(Thu) 21:24:51

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

金糸雀の囀り、悲鳴のような唄。
それはきっと遠くまでよく聴こえたことだろう。

捜し人はもうすぐそこに。
第二階層、その最深部に程近い場所。
あなたがその名を囀れば、翠の長い尾を揺らしてそちらを見た。

「──そんなに慌ててどうしたの、リヤ
一人でこんな場所に来るものではないよ。」

怪我はしていない?なんて
『ユー』は至っていつもと同じ様子であなたを迎えるのだ。
(-150) 2021/10/07(Thu) 22:14:11

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

「 あ!  ゆ  …… ユー! み 見つ …… け た」

やっと、やっと見つけた。
今朝から貴方が居なかった事が、アタナシアスが居なかった事が、とても寂しかったから。
だから、見つけた途端泣きそうにくしゃくしゃの顔になって、
けれど直ぐに嬉しそうに破顔したろう。
駆ける足を一度止め、胸に手を置き呼吸を整えるよな仕草。
それから たた、と小走りに、貴方の方へ寄っていく。

「さ   ……探し  てたん、 だよ。 ユー!
 ユー…… も、  アタナシアス も、 朝、 居なくて……
 わ  わたし、 心配  し…… したの。
 怪我  して、 ないよ」

貴方の様子が、余りにもいつも通りだから。
本当に、本当に安心してしまって。
何故 "こんな場所"に居るのかとか、
何故 朝居なかったのかとか、
そういう細やかな疑問を置いてけぼりにする。
両腕広げて貴方に近付き、止められなければ ぎゅ、と抱き着いてしまう勢いだ。

「…… か  かえろ。 みんな、 し…… 心配 し てるよ」
(-152) 2021/10/07(Thu) 22:55:26

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「…ああ、ごめん 朝はガルと一緒に居たものだから」

怪我が無いようであれば一安心だ。
『ユーサネイジア』は飛び込むあなたを拒まない。
その背に腕を回して、優しく撫でてやる事だってするだろう。
それから、病院のような、消毒液の臭いがする。

「帰るのは、もう少し後になりそうだ。
まだやらなければならない事があるし、それに…
ああ言ってしまった以上、今日の所はここで待っていなければ」

『ユーサネイジア』が入れた連絡は、一方的なものだ。
それを聞いて連絡を寄越した者は居たけれど、
誰が何時聞いたかまでは把握していない。
つまりは、あなたが何を何処まで聞いていたか
或いは聞いていなかったか、を知らない。
(-159) 2021/10/07(Thu) 23:13:39

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

「が、 …… ガル と? で  でも、 ガルは朝ご飯、  きたよ」

……あれ。おかしいな。朝のガルの様子はどんなだったっけ。
考えながら、ぎゅ、と貴方の身体に腕を回す。
返ってくる温もりがあるのなら目を閉じる。
貴方は甘いお菓子の香りはしないけれど、とても綺麗な香りがする。
その香りと腕に包まれながら、考えている。

「 ? や らなきゃ いけない ……事、 って、 なに?
 何、 ……を、  待つの? 
 誰か に、  伝言? 」

金糸雀はそれを"聞いていない"。
少なくとも聞いた意識はない。
だから、貴方の言葉にはそんな風に疑問ばかりが返る。
そうして疑問を投げる序に、今朝のドゥーガルの様子を思い出した。
抱いた腕を少し緩めて、顔を上げる。
近い距離から貴方の顔を見上げる。分厚い前髪を見る。

「…… ガル、 …… おこって、 ……た ように、 見えた。
 ユー   ユー…… なにか、 し  した?」
(-164) 2021/10/07(Thu) 23:26:13

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「今朝は起こすと約束したんだ。
起こして…そこで一度別れたから、その後の事はわからない
少なくとも、僕と居た間は気分を害した様子は無かった」

『ユーサネイジア』とあなたの身長には随分と差がある。
あなたの表情を窺う為に下を向いている事も手伝って、
至近距離から見上げれば、物憂げな紫水晶の瞳と目が合うだろう。
たとえそれを覗き込んでも、嘘の色は見受けられない。

それから、疑問ばかりが過るあなたの様子を見て
ああ、連絡も見ずに飛び出して来てしまったのだろうな、なんて
そんな事を心の内で思うのだ。

「安らかな死を望む者を待っている。
この場所に設えられた、不必要な苦痛を取り除きながら。
それが『ユーサネイジア』の成すべき事だから」
(-181) 2021/10/08(Fri) 0:25:04

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

貴方の言葉を疑わない。貴方がそう言うのならばきっとそうなんだろう。
だから、そうかあ、って言って、おしまい。
それでも見上げる顔が、貴方の目を ……初めて見たね、貴方の目。
その目を見つめている。
様子を窺うとかじゃあなくて、これは心配の色。

「ゆ   ユー、 かなし ……そう?」

金糸雀の手が伸びる。
叶うのならば貴方の頬に触れたがって。
気の所為ならばいいんだけれど。
金糸雀は、貴方と帰ってみんなで笑う為に来た。
……そう そのつもりだったの。
死 だとか言う貴方の言葉に何度も瞬き、金糸雀の手も唇も、全ての動きが固まった。
(-218) 2021/10/08(Fri) 8:25:26

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー




「……………… 死? 」
(-219) 2021/10/08(Fri) 8:26:38

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

声のトーンが落ち、表情が消え、金糸雀は刹那、リヤではなくなった。
いや、でもまた直ぐに笑う。
貴方のそばから全く離れず、笑っている。

「こ  ここに、苦痛 なんて…… あ ある?
 ぼ ぼく、  ここ、好きだよ。
 ずっと、  ……ここ に、いたい。
 ユー、  貴方も、 ずっと、一緒に」

本当だよ。誰も欠けずにみんなでここにいたいんだよ。
死だなんて、そんなこと。
金糸雀は貴方を見ている。まだ囀っている。

「ユー  ……ユーザネイジア   それ が、 ほんとの 名前?
 ユー    ユー………… 、
 死、 は …… くるしいことでは  ないの?」
(-220) 2021/10/08(Fri) 8:32:20
リヤは、囀っている。ずっとずっと。
(a31) 2021/10/08(Fri) 8:36:59

【独】 鑑賞用 リヤ

/*
これは気付きなんですが喋りが刃物の子に似てきた。リヤ、刃物の子だったかもしれん……
(-228) 2021/10/08(Fri) 15:19:24

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「死は、決して苦しい事ばかりではない」

『ユーサネイジア』は、死に伴う苦痛は否定しない。

生きる事の苦しみが、生きる事の喜びよりも大きい時

死は生きる苦しみから解放される為の手段の一つになる」

『ユーサネイジア』は、
それでも誰かが死に救いを見出す事を肯定する。

「この場所は綺麗な場所だ。
この塔にある、不必要に露悪的なものは受け入れ難いけれど
確かに君達と過ごす日々は快く、喜ばしいものだった。

それでもずっとここに居る事はできないんだ、リヤ。
だから君達が何かに傷付けられ、これ以上の苦しみを負う前に
たとえ仮初め、紛い物の安息であったとしても」

『ユーサネイジア』は、
この場所での死は一過性のもの、まやかしだと知っている。

「こうして君達が幸せな内に、安らかな死を贈る事が
それが僕の、『ユーサネイジア』にとっての救いだ」

『ユーサネイジア』は、
それでも、それらは決して無意味ではないと信じている。
(-231) 2021/10/08(Fri) 16:03:52

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

貴方が死について話している間でさえ引っ付いて離れなかった金糸雀は、
ずっとここにいる事は出来ない という言葉に動揺して、僅かに揺れる。
背に回していた手は離れ、行き場を失くしたみたいに宙空を彷徨う。彷徨って、落ちた。

「わ  ……たしは  みんなと、 ずっと  此処に、 いたい」

それでもそう言うのは、我が儘であり、願いであり、祈りであり――逃避。
やだな。帰りたい。帰れない。帰りたくない。還りたい。
囀る声に、震えが混じる。

「ぼく…… わ  わたし…… 死ぬ のは、 こわい。
 で も、  お屋敷 に、  帰る…… のも、
  ……ほん  とは、こわい」

微かに震える指先が、再び貴方を捕まえたがる。
抱き締めるわけじゃなく、ただ貴方の服を、縋るように掴みたがった。
(-245) 2021/10/08(Fri) 18:29:29
リヤは、金糸雀 の リヤ だ。
(a32) 2021/10/08(Fri) 18:29:44

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

「生きる  のも、  こわくて しぬ のも、 こわい。
 だ だから  わ……たし ここに、いたいと思った。
 みんな  と…… 一緒に……」

かつての、自分が迎えられた当初の、あの頃を思い出すくらい楽しかったから。
貴方に縋って、俯いて、まだ囀る。

「"あのこ" み  たいに な りたく、 ないの。
 みんな が、 "あのこ" みた  いになるの も、いや。

 ユー  ユー…… だれ  かを…… こ  ろした の?」
(-246) 2021/10/08(Fri) 18:30:09
リヤは、カナリヤ の リヤ だ。
(a33) 2021/10/08(Fri) 18:30:21

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー



「 ユー   ユー……
おねがい  か えろう  よぉ……」

まだ、まだ今なら。
何も聞いていない今なら、きっと。
(-249) 2021/10/08(Fri) 18:31:20
リヤは、囀り続けている。
(a34) 2021/10/08(Fri) 18:31:45

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「…いつかは帰らなければならない」

それは、あなたの二つの請願に対する答え。
『ユーサネイジア』は、あなたを捕まえようとはしない。
震える指先が縋るのならば、宥めるようにその背を撫でるだけ。

「『僕』の与える死が、真実のものであれば良かったのにな。

…リヤ。僕から君の『怖い』にしてあげられる事はあまり無い
ここから帰った後の君達の為に、
『僕』がしてあげられる事は限られている」

本当は、初めからわかっていた。
自分達の抱える問題は、真に治療されるべきものは
この場所で一時的に癒やされるような箇所ではなく、
自分達の帰るべき場所、在るべき場所の中にあると。

「それでも、自ら選ぶ死は時に救い足り得ると
それらの事実を、君達に
それでも、僕達は確かに生きる事に苦痛を覚えていると
それによって自ら死を望むという事の意味を
それらの事実を、人間達に
確かな形«検証結果»として残す事くらいはできるはずだ」

それでも『ユーサネイジア』は、自らの掲げる救いを信じている。
この場所での死が、無意味で無価値なものではなく
その後のあなた達にとって、意味あるものであると信じている。
(-258) 2021/10/08(Fri) 19:17:12

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「僕はみかんを殺した。
僕はドゥーガルを殺した。
僕はアタナシアスを殺した。
全て望まれた死、或いは同意の上での死だった。
何れも安らかで、眠るような死だったと"観測"している」

『ユーサネイジア』は、あなたを捕まえようとはしない。
誰かに安楽死を与えたその手は、ただそこにあるだけ。
誰よりも非力なあなたにだって振り払えてしまえるものだ。

「もしも君が死を恐れるなら、近付かない方が良い。
僕はユーサネイジア«安楽死»、
望む者全てに等しく安らかな死を与える者だ」
(-259) 2021/10/08(Fri) 19:17:44

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

貴方の言う事は、金糸雀には難しい。
問題とか、治療とか、検証結果だとか。
砕いて理解するには少し頭が追い付かなくて、何度も何度も瞬きながら、ゆっくりたっぷり時間をかけた。

それでも、貴方が殺したとして羅列する名前には、
直ぐに、反応した。
みかん。ドゥーガル。アタナシアス。
みかんもドゥーガルも、朝見たよ。だから、それは確かにここだけの偽りの死だったのかな。
でも、……

「 あ  アタナシアス、 ど どこにも、いない。
 し、   し  しし しんだ  の?
 ねえ、ユー   ユー……」

ねえ、ねえ。
ねえ!!!

「な  な  なんで、 なんで 欠けさせるの?
 どうして?   ねえ  欠ける  のは
 だ だだ だ   だ  め なんだよ!!!
 ねえ ――――――――――!」
(-264) 2021/10/08(Fri) 20:26:41
リヤは、空を裂く程の金切り声を上げた。
(a40) 2021/10/08(Fri) 20:26:59

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

貴方に縋る手に力が篭る。
ぎゅう、と強く強く、皺が寄るほどに強く握り締める。
高く高く、遠くまで届くような声をあげた金糸雀の喉は傷付いている。
けほ、と一度咳き込むと同時、少しだけ赤を吐き出した。

「ユー……」


それでも、名前を呼ぶ。貴方から、離れない。

「 ねえ、  じゃあ  ぼくたちを、ころしてよ。
 わ わたし の、中の  だいじなもの も、ころして」


金糸雀を。この中にあるふたつのこころを。それから、仲間をみんな。

「 救われたい  よ  ぼくだって。 
 なんに  も取られたくない   よ。
 一緒に   し  ……しのうよ  ユー。
 みんな   みんなで!
 みんなで  一緒 じゃなきゃ、 いやだ! 」
(-265) 2021/10/08(Fri) 20:27:38
リヤは、金糸雀のリヤだ。喉が裂けても囀っている。
(a41) 2021/10/08(Fri) 20:28:05

【独】 鑑賞用 リヤ

/*
設定、あるんですけど、お出しする機会がなさそう。
機会があればお出ししたい気持ちだけはたくさんある。
(-272) 2021/10/08(Fri) 20:43:20

【置】 鑑賞用 リヤ

リヤは、金糸雀のリヤだ。
リヤは、カナリヤのリヤだ。

今はリヤしかおらず、片割れはリヤの中に欠片だけ残っている。

リヤは、金糸雀だ。

リヤは、欠けることが嫌だった。
(L36) 2021/10/08(Fri) 20:52:21
公開: 2021/10/08(Fri) 21:00:00

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「……あの子がそう望んだからだ、今の君のように」

『ユーサネイジア』は、上着に皺が寄っても気にしない。
ただ、あなたの悲痛な叫びを聞いている。
ただ、あなたの悲痛な願いを聞いている。

「君がそれに救いを見出すのであれば
僕は、『ユーサネイジア』は望むままに与えよう」

咳き込むあなたの背をまた一つ撫でて、
『ユーサネイジア』は、一本の注射器を手に取った。
これまでに何度も同胞を殺めて来た、致死量の麻酔薬。

あなたに眠るような死を贈る為のもの。

誰かの命を背負うのならば、
『ユーサネイジア』は、もう迷ってはならない。

「君が信じるのならば、死はきっと救い足り得るだろう。
…たとえ仮初めのものだとしても、死の安息を経た後に
それが本当に君にとって、そして『みんな』にとって
救い足り得るものか、君が皆に与えたいと感じるものか
一度考えてみるといい。この場所ではそれが許されるのだから」

この場所での死は、結局は一過性のものだ。
消えたアタナシアスだって、
『ユーサネイジア』が殺したのは、その仮初めの身体だけ。
一度死の眠りに就いて、その安息を得て
それから再び死を見詰め直すという事が、この場所では許される。

「おやすみ、リヤ」
(-278) 2021/10/08(Fri) 20:53:28

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

 
██████とは█████薬物の中でモルヒネの1000倍に達する
最も高い鎮痛活性を持つ麻酔薬である。
あまりに活性が強すぎるため人間の治療には使えない。
また、動物を安楽死させるための薬として使用されることもある。


人間に使用した場合には皮下注射でも数分以内に
中枢神経系抑制による呼吸停止で死亡する。
そのため、██や████などでは獣医用としてのみ認可されている。
しかし、████年に██で鎮痛剤として人間への臨床実験が行われ、
通常のモルヒネよりも習慣性が少ないと主張されているが
諸外国では追試されていないため真偽ははっきりしていない
██では███年に麻薬指定されている。

生の苦しみへの特効薬は、安らかな死である。
『ユーサネイジア』は、そう信じている。
(-279) 2021/10/08(Fri) 20:54:37
リヤは、もう囀らない。
(a44) 2021/10/08(Fri) 20:58:40