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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

「赤ん坊がこんなにでかいものか」

3人の内一番でかくなりやがって、と恨めしい目を送った。
一番とはいっても3人共団子のようなもので、その差は1cmずつではあるのだが。

「少なくとも組織ファミリーを名乗ってる事には変わりない。
 邪魔者を消すにも…………向こうに足掻く手段を与えてやる必要はないだろう」

特にボスを嫌っていたような古参の幹部共はずる賢い。
その気になれば本人が戦わずともこちらを潰しに来るような連中なのだから。

そんな者共に、幼馴染の命をくれてやる気は毛頭ない。

「まぁ……、分かってるなら良いがな。
 全く、それだけ調子が出たようなら大丈夫そうだな、安心した」

俺がそのようなことするはずがないと返す目は、満足そうに微笑っているだろう。
(-21) 2022/08/12(Fri) 1:53:06

【人】 風任せ マウロ

>>1:71 テンゴ
【三日月島:岬】

「……アンタか」
「此処は人が少ないからな」

ちらりとそちらに視線をやって、また何事もなかったかのように海に戻す。
知人が来ることが珍しいものだから、少しばかり予想外の邂逅だ。

「アンタもそのクチか?」
「感傷に浸るようなタイプでもないだろ」
(1) 2022/08/12(Fri) 4:30:31

【赤】 風任せ マウロ

「内も外も関係ねえ」
「おっさんの仇は片っ端から潰してやる」
(*0) 2022/08/12(Fri) 16:29:55

【秘】 花で語るは ソニー → 風任せ マウロ

【街中】

それは貴方が祭りの風景を横目に歩いていたときか、
それとも喧騒を避けてひとつ逸れた道を歩いていたときか。
どちらにせよ全く外の街路を歩かない、なんてことはないだろうから、
只々貴方にとっては運の悪いタイミングだった、というだけの話。

騒ぎ言葉を交わし合う人々の戯れの中からひとつあぶれて飛び出してきたものが、
瓶ビールを両手に持って、ひょいと貴方の前を横切りかけた。
それに対して警戒を向けるも、考えに耽りそれどころではないも、貴方の状況次第だろう。
けれど、

「おっとごめんよ! お兄さんも楽しんでる?
 そんなに渋い顔してないでさ、楽しもうよ! もうすぐレースが始まるって!」

明るく声を掛け、飛び出してきたそのままの勢いで絡む顔は陽気に笑っている。
男がアルバの傘下にあると知っているものはそうそういない。
その上で、貴方が目敏く耳聡いならばその情報が入っているかもしれない。
とにかく言えるのは、この場では両手さえも塞がっている男は、
ただ貴方を遊びに誘いたがっている、そう見えなくもない、それだけ。
(-50) 2022/08/12(Fri) 20:34:28

【秘】 風任せ マウロ → 銀の弾丸 リカルド

「分かってんなら、母親みたいな小言はやめるんだな」

小さい頃は抜かし抜かされ、身長一つで一喜一憂していたものだが。
この年になるともうその程度で優越感があったりすることはないのだけれど。
それは持っている者の傲慢な感情なのかもしれない。
だから、この口から出るのは自分のことを棚に上げた言葉なのだ。

「そりゃ困ったな。お前達にそん時は丸投げしてやるよ。
 俺は気を回すのが苦手なんだ」
「なんてな―――俺も無計画で動いてるわけじゃあねえ。
 情報の精査を得意な奴に任せるくらいのことはしてある」

一人じゃあ暴走して突っ込んで、次に君と顔を合わせる時は首だけになっているような性格だ。
短気で、考えなしの面がある事は多少自覚している。

「話はそれで終わりか?
 それなら、俺はそろそろ行くぜ。お前と話してちょっと落ち着いた」

煙を一つ吐き出してから、短くなった煙草を簡易灰皿にねじ込んで。
がたんと音を立てながら立ち上がる。行儀の悪さは、子供の頃から変わっていない。
(-69) 2022/08/12(Fri) 23:41:07

【人】 風任せ マウロ

>>2
【三日月島:岬】
「ハッ……あんたと変わんねえよ。
 海が見たかったから見に来ただけだ、悪いかよ?」

まだ誰の物でもないこの海は、罪に汚れていない。
少し自分には眩しいくらいだ。目を細めて、煙を吐き出す。
だからといって、それに特別な何かを感じられるほど感性豊かでもないのだけれど。

隣に来たことにも特に言及することはなく。
足元にいた猫は、新たなお客人の元に寄っていくのだろう。

「会議がああなるのは、もう慣れたもんだろ。
 トップがやられてんだ、どいつもこいつも腹ん中煮えくり返ってるだろうよ」
(29) 2022/08/13(Sat) 0:11:54

【秘】 風任せ マウロ → 花で語るは ソニー

【街中】
であれば、この青年は丁度愛車を降りたところ。
いつものように世話になっているバーへ向かっているところだったのだろう。
吸ってこそいないものの、煙草の匂いを纏わせて道を歩いていた。

何かが目の前を横切ろうとしたのが視界の端に映ったのなら、たたらを踏んで ぶつかるのを避けたことだろう。
それから、君の持つビール瓶を見てその選択が正解だったことを悟った。
そして、眉間に皺を寄せた。まさに君が言った通りの渋い顔。

「ああ…?
 レースなんか興味ねえよ、もっと祭りに乗り気な奴いるだろ」

例えば、古馴染みのナンパ男だとか。
言ったところで相手の知っている人間ではないだろうから、口には出さないのだが。
そして、青年自身も情報には疎い。
君のことは今ここでたまたま出会った者同士だ。

一緒にいても楽しませられるような人間でないことは見ての通りだ。
青年はそのまま断ってバーに行こうと、君を迂回してバーへ向かおうとするのだろうが。
声を掛ければまだ引き留める事は出来そうだ。
幸い、君の手には彼の求めているアルコールもある。
(-78) 2022/08/13(Sat) 0:53:22

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

「俺が言わなきゃ他に誰が言うというんだ、全く……」

それでも、最初に見たときより随分と顔色が良くなった貴方の顔をみて、こくりと頷く。
怒り任せでなければ、貴方は十分に理にかなった行動もできるという事はちゃんとわかっているのだ。

「丸投げなんてした日には、その分小言を覚悟しなければならんぞ」

苦手な書類作業でもさせてやると言って、くつくつと笑う。
こうして互いにクールダウンするのも、ぶつかり合ったりするのも常のことだ。
そしてそれは、これからも変わらないのだと男は信じていた。

「あぁ、終わりだ。だが、まぁ……、無理はするなよ。
 個々の力で成り立っているとは言え……俺たち3人位は協力くらいできるだろうからな」

全く、椅子くらいきちんと片付けないかと、ぶつぶつ言いながらも機嫌は互いに良さそうで。
貴方と共に会議室を出、それぞれの持場へと戻っていっただろう。
(-83) 2022/08/13(Sat) 2:33:17

【秘】 花で語るは ソニー → 風任せ マウロ

少し眠たそうな垂れ目は相手の顔を見て、二、三秒。
まるでさも、相手の面相に目を瞠ったみたいにいっそうに愛想をよくする。
それこそ改めて見初めたみたいに、ニコニコと笑いながら言葉を続ける。

「そう? 結構面白いと思うけどな。ルール無用の競馬レースだって。
 十頭が一度に並んで、騎手への妨害もアリの一斉競争、
 前回は騎手が落馬したまま一位を勝ち取ったチームがあったらしいよ」

実際の年の頃自体は相手とそう大きく変わるわけではないが、表情の幼さは一層男を若く見せた。
光の当たり具合によってはハイティーンと見込んでしまうくらいには、あどけない。
悪く言えばつまるところ、落ち着いたところが少しもないように見えるということだが。
さっさと先を急ぐ相手を追うように、背の低い男は後に追い縋る。脚の長さの違いを埋めるのは大変だ。

「ちょうど誘ってた相手にフラれてすっぽかされたところでさ。
 お兄さんさえ良ければ付き合ってほしいんだけど、どう、ダメ?
 ノッてくれるんだったら今晩呑んだぶんは全部奢っちゃってもいいけどな〜」

ダメでもともと、あれこれとオトクな情報を絡めて隣に並ぼうとする。
撒こうとすれば撒けてしまえそうにも思えるが、あともうちょっとだけは食い下がりたいようだ。
(-108) 2022/08/13(Sat) 14:53:53

【神】 風任せ マウロ

【ノッテアジト】
部下の一人から報告を受けて、ただ一言「そうか」と返す。
拍子抜けしたような顔の彼を、いつまでそこにいるんだという視線だけで追い払って。
懐に手を伸ばし、くしゃりとはこの潰れる感触だけが伝わってくる。煙草は在庫切れのようだった。

はあ、とため息をついて。
仇の情報が増えたと言えど、ほとんど痕跡の残らない鮮やかな手口だ。実行犯にたどり着くには時間がかかるだろうことを察して、眉間に皺を寄せた。

「……こんな早く逝っちまうなら…もっとあんたから、ちゃんと学んでおけばよかったよ。
 アウグストのおっさん……」
(G17) 2022/08/13(Sat) 21:05:55

【秘】 風任せ マウロ → 花で語るは ソニー

「へえ」

本当に興味がなかったから。
そもそも聖母に感謝するような人生を歩んでいないものだから、この祭りに興味を持ったことがない。
周りが浮かれている日だと、その騒がしさに機嫌を悪くしたことこそ多かったのだけれど。

「そりゃあ」
「面白そうだ。ルール無用のレースなんざ、なかなか見れるようなもんじゃない。
 酒の肴には持ってこいだろうな」

知らなかったから、君のその説明で少しばかり興味を持ったようで。
どうせ酒を飲むのであれば、レースを見ながらでも構いやしないだろう。
気を紛らわすにはちょうど良いに違いない。

つまるところ。
マウロは君の提案を利用しようというわけだ。
足を止めて、君の方を振り返る。険しかった表情は、少しばかり和らいでいた。
新しい煙草を懐から取り出して、火を点ける。そうしたのなら、君が手に持っているビール瓶の一つに手をのばすのだろう。

「その酒が無駄になるくらいなら付き合ってやる。
 その代わり、誘ったからには退屈させてくれるなよ」
(-198) 2022/08/14(Sun) 1:32:32

【秘】 花で語るは ソニー → 風任せ マウロ

「今じゃ祭りなんて体裁のいい悪ふざけみたいなモンだよ、
 カミサマがヘルメットと手綱だけ、鞍もつけない馬に乗ってヤバいレースをするのを、
 大手を振って歓迎して祝福してくれるわけないんだから。
 でもオレはそういうの好きだね。お兄さんも好き?」

盛事や典礼に関わる人間が聞いたら卒倒しそうな話だ。
少しの無礼も気にしないのは初対面の相手だからか、相手のノリを見極めたからか。
何にせよ、相手が乗り気の姿勢を見せたならば男の顔はいっそう喜色に満ちた。

レースを見下ろせる道まで案内する。遠景のレース場は街の建物とほとんど面していて、
誰でも入れる観戦席もあれど、高いところから建物の上から見下ろす人もあれば、
馬の走るドーナツ状の道の真ん中に作られた席も人がひしめき合う。
ビール瓶を一つ渡す、封はきちんとされている。若者なら飲み慣れたモレッティだ。
レース場を加工観戦席の近くまで相手を連れて行って、今から走り出す様子の馬を指す。

「ホラアレ、あそこの騎手が持ってる鞭。アレは他の騎手や馬に向けてもいいんだぜ。
 他の騎馬にタックルしてもOKなんての、F1より治安悪ぃ。

 どうせレースを見るんだったら賭けでもしようか? どの馬が勝ち抜くのかさ。
 何を賭けるかはソッチが決めていいよ」
(-243) 2022/08/14(Sun) 14:55:37

【秘】 風任せ マウロ → 狡兎 ツィオ

「ツィオ」

アジトに戻ってきた頃、どこかしらで君を見かけたのなら声を掛ける幼馴染の姿があるだろう。
ここ最近見せていたような仏頂面はそのままに、声は以前より君たちと話していた時と同じトーンだ。

調子はどうだ、だとか。様子は変わりないだろうかだとか。
そういったことを聞きたくはあるのだけれど、素直でない彼は声を掛けたまま暫く間を空けている。
君から口を開いた方が早いと思うくらい。それもいつものことだ。
(-260) 2022/08/14(Sun) 19:40:57

【人】 風任せ マウロ

>>36 テンゴ
【三日月島:岬】

「………」

ここ数日ノッテの連中には当たり散らした自覚があるものだから、バツが悪そうにして。
言葉は返さずに、吸った煙だけを吐き出した。

「……元々ここの祭りには興味ねえんだよ」
「それに……おっさんが死んだってのに、浮かれていられるか」

想定通りであろう答えを返す。
敬愛するトップが死んだから、というよりも 懐いていた親戚がいなくなってしまったかのような寂し気な声色。
思っているよりも、ずっとダメージを受けているようで。

「あんたこそ、行ってきたらいいだろ。祭り」
(91) 2022/08/14(Sun) 20:31:05
 




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