【秘】 水子たちの霊 ヒルコ → 名坂愛子胎の中で、切り分けられた小さな「私」が身じろぎする。 恐怖を糧に、快楽へと転化する。 ただ、それだけの存在。 けれど、「僕」は違和感を覚える。 (-5) 2022/08/11(Thu) 13:29:44 |
【秘】 水子たちの霊 ヒルコ → 名坂愛子本当に、ただそう思っただけの場合がある。 だって、今までこんなことはなかったのだから。 まるで、「母親のお腹で育つ赤ん坊」のように、なんて。 「俺」はそんな力を持ち合わせていないし、そんな事をする為に彼女に潜り込んだわけではない。 「単なる気のせい」、お腹の中の「私」はそう結論付けた。 もしくは、彼女本人なら――違いに気付けるのだろうか? (-7) 2022/08/11(Thu) 13:30:11 |
【赤】 名坂愛子ん、んんっ…… [悪夢はまだ続いている。 とはいえ、種類が変わったけれども] ぁ、いゃぁ…… [妹の死体は目の前から消えた。ここで知り合った女性と男の子もいない。 暗い空間の中、体中に湿り気を帯びたナニかが這ってきている] ぁ、ぇ……だ、れ? [体中に絡みつくナニか。それの正体が何なのか判別はつかないけれど、良くないものなのは直感的に分かる。 現実>>*7でも、彼女の手によって影でできたナニかが絡みついているのと同期するように、夢の中の何かも同じように私の体を上っていく。 どうにか抵抗しようと体を動かそうとしても、身じろぎするばかりで振り払う事も出来ず] (*14) 2022/08/11(Thu) 21:34:58 |
【人】 名坂愛子ゃ、めて…… [寝言で拒否はするけれど、さてどんな反応が返ってくるか。 夢と現が曖昧になりながら、だんだんと意識は覚醒し始めていく]* (59) 2022/08/11(Thu) 21:35:24 |
【赤】 名坂愛子[しなやかな影の蠢きは、私に確かな恐怖を抱かせ始めていた。 夢で妹の死体を見た時に比べたらなんてことはない恐怖。 未知のモノが私の体をまさぐるように這いまわるくらいなら、妹を失ってしまった時を思えば問題ない。 それでも私の中にいる水子は反応して、恐怖の代わりに快楽を沸き立たせていく。 それに合わせるように、影の蠢きは疼きを煽るように動いていて。 私の体をまさぐ影によって、少しずつ少しずつ、私の体は昂りを感じ始めていた。 肌に触れられれば身じろぎはすれども抵抗できず、敏感な場所に触れられればびくりと跳ねるような反応を見せる。 歌詞に微弱な刺激を与えられれば、もどかしさを感じるように腰を動かした。 もれ出る吐息も艶が出始めていき、微弱な刺激に曖昧な意識で無意識に反応していく] (*16) 2022/08/11(Thu) 22:46:56 |
【人】 名坂愛子ん、ぁん…… [だんだんと、悪夢から目が覚めていく。目を開ければ、私が突っ伏していた食堂の机。 それで、ここがようやく現実に戻ってきたんだと自覚した] い、今何時だろ…… あれ?え?なに、これ?! [思っていた以上に彼女の顔が近くにあったこと>>69にまず驚き、次に悪夢の中で感じていた何かの感触がまだ残っている事にさらに驚く] 今、え、まだ夢……?ど、どういう事? [今は恐怖よりも驚きの方が勝って、体の内から沸き立つ快楽は収まってきている。 それでも、刺激を与えてくる影は止まってくれない。 状況を把握するために目の前の彼女に聞いてみるけれど、どんな答えが返ってくるだろうか]* (72) 2022/08/11(Thu) 22:47:30 |
【人】 名坂愛子―― 食堂にて>>88 [先ほどまでと変わらぬ調子の返事と非現実的に蠢く影に、まだここは夢なのかと思ったり。 それでもはっきりした五感に思考のおかげでこれが現実だと結論が出てしまうのだけれど] 夢は……嫌な夢だったんだけど、ね 妹がもう手の届かないところに行っちゃう夢で…… [あれが夢で本当に良かったと思う。 あの時、少し下腹部に違和感を覚えたけれど、後で確認するのもいいかもしれない。 もっとも、今は目の前の夢であった方が精神的に良かった状況の方が問題なのだけれど] ひゃうっ、た、たのしい事……って [首筋を舐められたかのように影が動いて、おもわず身震い] (95) 2022/08/12(Fri) 0:54:19 |
【人】 名坂愛子私は……わたしは……っ [ずっとずっと此処に。さっきまで親切にしてくれた女性からの非現実的な愛撫に、これもまた夢なのかも、なんて考えが浮かぶ。 熱に浮かされたような瞳に、私もその熱が移ったように思考も熱に浮かされていってしまう。 さっきから、怖いけれどそれ以上に気持ちよさが勝って、それならこのままでいるのも良いかなとも一瞬考えてしまったけれど] (96) 2022/08/12(Fri) 0:55:22 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a27) 2022/08/12(Fri) 1:21:43 |
【人】 名坂愛子あ、離れ……たっ! 今のうちに……! [突然彼女は声を荒げて私から離れていく>>127。 さらに私を弄り倒していた影も共に離れていき、必然的に私の体は解放された。 すぐに椅子から立ち上がって、彼女の方へと向きながら数歩離れて彼女の様子をうかがう] だ、大丈夫……? [私から離れた彼女はその場で座り込んでいて、頭の中を振り払うように譫言のように何かをつぶやいている。 こちらの声が聞こえたかは分からないけれど、今は私の行動に気付いていない様子] ――ごめんっ! [きっと優しい人、なのだろうけれど。 今は優先する事、分からない事が多すぎる。 だから、私は今のうちに食堂の外に向けて走っていき、何にも見つからなければ下の階へ。 ひとまず外に出て、病院以外の落ち着ける場所で考えたりしないと、と。 ――もっとも、ここから出れないなんて可能性これっぽっちも考えずに]* (133) 2022/08/12(Fri) 19:31:32 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a38) 2022/08/12(Fri) 19:41:33 |
【人】 名坂愛子―― 廃病院入り口 ――はぁ……はぁ……はぁ……! [食堂から逃げるように駆け足で下の階に。 幸い、何か得体のしれないものとか、彼女とかに追われることはなく無事エントランスにはたどり着いたようで] な、なんだったんだろ、あれ [女性が豹変したこともだが、私の体をまさぐった影のよう何か。 映像だとか幻覚といった感じではなく、湿り気を帯びた感触はいまだ私の体に残ってるような気がする] あれが幽霊とかそういうの……? いやいやそんなまさか……病院に入って最初に出会った人たちが幽霊でしたなんて…… [いたらいいねなスタンスなだけに、本当にいるかなんて想定外ではある。 しかもそれが親切な人たちだったならなおさら受け入れるのに抵抗があったり。 そして、そんな場所に妹がもし迷い込んでいたりしたら……あまり想像はしたくない] (142) 2022/08/12(Fri) 22:49:00 |
【人】 名坂愛子とにかく、ここから一旦離れて態勢立て直さないと…… [多分、幽霊的な何かでも、この病院の外までは追ってこない……はず。 妹の手掛かり探しはまた準備を万端にしてからの方が良いかもしれない。 せめて最低限の備えをしてからすぐに探索を再開した方が良いかもしれない。 どちらにせよ、落ち着ける外に出る必要がある] (それにしても……) [怖い何かに遭遇した時に限って、なぜか快感を普段より感じてしまったのが腑に落ちない。 あれか、生存本能的にそういうのを求めるとかそういうのだろうか。 自分の身の中に何か潜んでるなんて思いつきもせず。ただ] (144) 2022/08/12(Fri) 22:49:27 |
【人】 名坂愛子……なんだか妙にお腹に違和感が [ほんの少しだけ、恐怖を感じた時に熱を帯びた下腹部の部分。 無意識に手でさすったそこの違和感が前よりも大きく……ほんのちょっぴり大きくなったような、そんな気がする] ――いや、気のせいかな 食べ過ぎたわけじゃないだろうけど [自分の身に何が起こっているかもまだ把握できていない身。 とにかく落ち着ける場所を探して一旦入り口から、そのまま外へと踏み出し] (146) 2022/08/12(Fri) 22:50:21 |
【人】 名坂愛子――あれ? [開いていた入り口から一歩外に出たはずだった。ただ、何か見えない壁に押し返されたような、また不可思議な現象でいまだ病院の中] ……これ、妹に一回聞いたことあるかも 昔一緒に見た怪談ものの映画でもあったような…… [何が起こってるかは分からない、ただ現状出られない事は確か。 その事を確認できただけでも収穫だろうかなんて考えて近くの椅子に座って一度休む。今度は無防備に寝たりせずに、そのまま周囲を警戒はしつつ。 まぁ、本当に幽霊とかそういうのだったら、こちらがいくら警戒しても死角から驚かしてくるなんて朝飯前……な気もするけど、気休めって大事だよねという事で]* (147) 2022/08/12(Fri) 22:51:23 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a42) 2022/08/12(Fri) 22:52:52 |
【人】 名坂愛子―― ロビーにて>>151 んー……知り合いと出会えて嬉しいような、そうじゃないようなーなんて [こういう不慣れな場所で、知っている人と出会えるのは幸運な事だろう、本来ならば。 けれど、この子はきっと幽霊的な存在の側。 あの女性と仲が良かった、というのはそういう事なのだろう。 扉をすり抜けたのも見間違いではなかったのかもしれない] ――あるよ 何故か分からないけど、入って出られないなら、もしかしたら妹はまだ中にいるかもしれないし [なぜ、幽霊側の子がそんな事を聞くのか。あちらも何か考えがあるのかもしれないけれど、私の答えは一つだ。 数か月前からならもしかしたら望み薄かもしれない。それでも私は妹を探さないと。 その思いを込めて、問いかけてきた男の子にそう答える。 また、どこかへと案内してくれるなら、かすかな可能性に賭けて、またついていくつもり]* (154) 2022/08/12(Fri) 23:34:59 |
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