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【秘】 ザ・フォーホースメン マキアート → 天使の子供 ソニー役に立ててる気分になれるから、身体を求められること、求められた分だけ返すことが好きだ。 その間柄に偽りのない愛情がこもっていれば申し分ない。 腰を導かれる間、切羽詰まった声で何度か名前を呼んで。散々愛撫で翻弄された尻穴に熱いものが宛がわれると、本能のもと待ち侘びたとばかりに咥え込んでいく。 音にならなかった喘ぎを荒々しく吐いては、今度は浅い呼吸を繰り返し、視線を下に落として表情を窺う。見るまでもなく心地よさを感じてくれてるのだろうけど、それでも。 「あ───……入っ、ぁ゛、 気持ちい、ソニー……キミも、オレの中……イイでしょ?」 額に触れるような口づけを何度かしたり、包むように両腕を回して肌を触れさせたり。こちらが辛くないように、という気遣いを細々としたところに感じると、人懐っこい笑みを零す。 陽物が抜けていく動きに合わせ絡みつくように肛を締め付けて、それから奥まで抉ってもらえるように緩める。客を喜ばせる為に覚えたことを、己が満足の為に卑しく行って。 でもそんなちょっとした余裕は、動きが速まるのであればぐちゃぐちゃにかき混ぜられ、やがてされるがままに。 (-16) 2022/08/25(Thu) 18:58:58 |
【秘】 ザ・フォーホースメン マキアート → 家族愛 サルヴァトーレ「嘘は怒られるからつくものなので」 ちょっとお道化て言う。正直に生きていられるならそれに越したことはない、表情を偽ることが良いものだとは思っていない。 役に立つためだ、全部。役に立てなきゃ怒られるし、褒められるのはとても嬉しい。怒られてもあまり気にするたちではないのだが。 ただその中で、正直に振舞っていても何も言われない場というのは気が抜けて有難いものだった。友人にしろ、後輩にしろ、今目の前にいる彼にしろ。 そこまで思ったところで身体が引かれるまま傾いて───頬に柔らかい感触を遺す。きょとんと眼を開いて、そして続けざまに後輩のことを聞かれればぱちぱちと瞬きを繰り返した。わかりやすいのかも、オレって。 「よくできた後輩ですよ。オレにはもったいないくらい」 「賭博の技能は及第点以上として……何より、温かみがある。 冷酷なことはできるけど、非情になりきれないような、ね。 大事だと思うんです。 いくらこんな世でも、人らしい気持ちを持つことは、とても」 (-20) 2022/08/25(Thu) 20:13:14 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ザ・フォーホースメン マキアート少なくとも男にとって、君はいつだって可愛い家族だ。心配こそすれ疑うことなんて何もない。もしかしたら騙されていたって気にしなかったのかもしれない────それは少し、顧問として頂けない態度ではあるけれど。 でも今だって、瞳の色をころころ変える様子は素直そのもので。 だからこそ言うのだ、偉いね、と。素直な君にその仕事は負担ではないかと。信じていないわけではないけれど、心配になるのは親心。 「そう。そうか」 「温かみ、ね。それはいい。非情が悪いとは言い切れないけど、そうじゃない方が喜びは多いもの」 (-30) 2022/08/25(Thu) 23:49:05 |
【秘】 天使の子供 ソニー → ザ・フォーホースメン マキアート小さな椅子の基部とクッションとが、重みで引っ張られて軋んだ。よく働いてくれるものだ。 きし、きしと小さく耳に立つ音に合わせるように、喉奥から弾む息が漏れる。 呑み込まれる感覚にひく、と眉を動かし、喘鳴のような声が絡むように混じった。 直接的な快ではなくとも、額に柔らかな感触を受けると幸福感で腹筋に力を入れる。 「んァ、やば……も、出しちゃいそう。 もちっと、格好つけさして、よっ」 相手が貴方とあっては、自分のペースに合わせて余裕綽々にとはいられない。 すねたような文句を飛ばしつつ、腰に巻き付けた腕を引き寄せてホールドする。 辛うじて伸ばした爪先を起点に、自分の体を持ち上げるようにして下から突き上げる。 締め上げられるたびに耐え難いものに縋るように引きつった声を上げ、上がってくる何かを塞き止めた。 汗の絡んで柔くなった髪が、互いの体が跳ねる度にくしゃくしゃになって揺れる。 「すっげぇ、気持ちい。死んじゃうかも」 今の状況にあっちゃ縁起でも無い言葉だ。 自分で言ってしまってから自覚したのか、なんだかやけに可笑しくて笑ってしまった。 椅子の軋む音がどれだけ続いたか自分自身ももうじきの限界を感じ始める。 左の下腕で抱いた腰の重心を任せ、顎で胸板を押すようにちょっとだけ隙間を作る。 腰の動きだけでぐ、と神経の先に感じるとっかかりを引っ掛けるように刺激し続けながら、 余らせた手で相手の性器を包み、追い詰めるように扱き上げる。 息が弾む。まだイカされないうちにと、自分に相手を追いつかせるように前後から責めたてて、それで。 (-35) 2022/08/26(Fri) 6:43:46 |
【秘】 ザ・フォーホースメン マキアート → 家族愛 サルヴァトーレ「非情な人間のみで世を埋め尽くしてしまったら、 何かを分かち合う喜びが失われてしまいます。 奪うことも、時には必要だけど…… 与えることだって人の営みには大切なので」 金を吸い上げてばかりの賭博場なんて、 いつか枯れて立ち行かなくなってしまう。 むしろ多少は人の気持ちに寄り添えた方が良くって、故に今自分がやっていることを向いてないと思ったことはない。自信ありげな笑みはその表れだ。 「いつかこの島で幅を利かせて争うような真似が起こらなくなったら、オレも安心して……もっと穏やかな暮らしを始めるでしょう。 ブルーノ……彼のように、 誰かと子を育むのも悪くないかもしれませんね」 困り眉でありつつも、そうなるなら楽しみだという表情をとる。 相手は考えつかないが。何せ生まれてこの方家族としての親愛ばかりで生きてきたもので。 (-59) 2022/08/27(Sat) 2:15:56 |
【秘】 グッドラック マキアート → 天使の子供 ソニー「こんな、ッ!ことで─── ハァ、死んだら、恨むからな……」 なんてことを口走るんだ、と叱るようなニュアンスを込めて。つられて苦笑をするものの、力強い突き上げに耐えかねて直ぐに表情はだらしなく崩される。 アナル全体から奥の一点まで甘い痺れを訴え始めたころ。散々嬲られたところを包み込まれる感触がすると、ひゅ、と息を呑む音がした。 腰を逸らそうとしても今度は杭のように突き込んで前立腺を擦るそれが許してくれないどころか、より一層絶頂へと押しやってきて、肌を打ち付け合うたびに気が狂うような射精欲が込み上げてくる。 「んはァッ、あっ、あぁ゛! わか、った、わかった、から……ぁン!」 天を仰ぎ、甘い善がり声で鳴かされる。こんなの直ぐにどうにかなってしまいそうだ! ただその中で、意図をなんとなく察する。向こうも限界が近いのだろう、背中に整えられた爪を突き立てたり掻き抱いたりして、一身に受ける快感への抗議としておいて。 けれど相手の顔を立たせるべく、抗わず瞼を閉じて腰から全身までに駆け巡るエクスタシーを懸命に拾い上げようとする。 蕩けきった声で名前を呼び、イキそうなことを何度も伝え、情欲に突き動かされるまま可愛らしく吠えた。 (-71) 2022/08/27(Sat) 19:55:49 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → グッドラック マキアート君の言葉に男は目を細めるだろう。 君はいつだって素直で、優しく、そして聡明だった。マフィアという組織はどうしたって暴力的な側面を孕んでいる。法を嘲笑い、倫理に抵触し、時には道徳に砂を掃きかけもする。 そんな中にあって、いつまでも擦れてゆかない君のような人間は貴重だったのだ。もちろん多少要領がよくなったり、隠し事が上手くなったりはしているのだろうけど。 「へえ、それはいいね」 こちらも同じく、楽しみだという表情を。 「その時は何でお祝いしようかな、君はあの子ほどお酒も好きじゃないし……」 「君が何を選んでも、僕は応援するよ。何でも言うといい」 未だない先を想うのは、生者の特権だ。 少なくともこの時二人は、無責任な明るい未来を絵図に描いていた。それくらい、穏やかな夜だった。 (-82) 2022/08/27(Sat) 22:45:43 |
【秘】 天使の子供 ソニー → グッドラック マキアートケラケラと笑う声は気の緩みのせいかもしれない。笑って喉が震えるのが耐えられず慌てて息を整えた。 ひとりで取り残されるのはいやだ。だから、相手にも手を伸ばす。 時折鼻を抜けてくうくうと鳴く声が、背伸びして振る舞いきれずに甘く空気を揺らす。 こうした行いの為よりかは仕事のためだろう爪が掠るのを、ため息のような喘ぎが迎え入れる。 「、は。……カフェえ……」 そのくせ返す声と言ったらなんとも弱々しくて、すがりつくみたいにしようもない。 この男はよく名前を呼ぶ。甘えて、追い縋って。狂おしく感じているのを知らせるみたいに。 わかりきった患部を何度も押し込むようにぐりぐりと責め立て、均整の取れた体を掻き抱く。 どちらもおそろかにせずにというのは難しくて、それでも男なりに頑張ってみせる。 姿勢と身長差のせいで顎下ばかり見える視界、その先を柔く唇が吸い上げる。 その頃にはちょっとばかし気遣いも頭の外に追いやられて、夢中になっているかもしれない。 押し返すように、包み込むように陰茎に刺激を与える中の蠕動に眉を寄せて、 捉えた快感を逃してしまわないように身をよじらせて。 「っ、ふ……!」 ひときわ弱々しい声を上げて、背筋が震えた。薄いゴムの中へと精液が放出される。 幹の中を通り開放される感覚に息を途切れさせながら、振れてしまいそうな呼吸を整えて。 何度か腹筋にぐっと力を入れてからようやく体を脱力させた。 なんだか、悪いことをしたあとの子供みたいに瞼を絞り、おそるおそる相手を見る。 (-85) 2022/08/28(Sun) 0:00:26 |
【秘】 グッドラック マキアート → 天使の子供 ソニー気遣いとか、そもそも身体の動かし方から何も考えられなくなってきて、ただ目の前の男との交わりに同じく夢中になり、目の前がちかちかとしてくる。 より快楽を貪ろうと、気づけば右手の人差し指を自分の乳頭に這わせて弾いて。腸内を圧迫されるたびに喉を使った嬌声がそのまま押し出されていく。恥ずかしくて抑えよう、なんて試みようとすることももうない。 「は、ソニー、いい、もっと……」 顎に舐るような感触にじわとした熱が胸に籠る。歪な形ではあるものの、赤子をあやすような心地でより一層抱きしめたくなって。 だけどせめてもの矜持で邪魔はしないように力は込めず、けど、離れたくはなくて縋りつく。 「あ゛、イッ、……は、ぁあ゛、!」 咳の混ざる、微かに枯れた喘ぎののちに全身を強張らせて精を吐き出した。 そのまま汚れるのも厭わずしな垂れかかり、余韻に浸って。 やっとの思いで身体を離したかと思えば眉間に皺を寄せて、ポーズではあるけれどあからさまに怒ってる、みたいな。とはいえ仕方ない奴だな、という受容の姿勢も見せている。 いちど、深々とため息を吐いて。けれど慈しむような口づけを、額にまた落とした。 (-98) 2022/08/28(Sun) 20:05:29 |
【秘】 天使の子供 ソニー → グッドラック マキアートそろそろと息を吐いて、もたれかかる体を急かして起こすようにあちこちにキスをする。 痕がつかないくらいの戯れだけど、後戯を欠かしたくないくらいの感慨はあるらしい。 やたらに派手にではないにしろとくとくと騒ぐ心臓が落ち着いた頃に相手も離れ、 そして叱りつけるような目線と交差したなら、逃れるみたいにぎゅっと目を瞑った。 「ごめんってば。仕事邪魔した分はなんか払う、なんか奢る。 駅前んとこにあるパン屋でさあ新しいしょっぱい系のデニッシュ出たからそれで許して……」 相手も了承済みの戯れであるとはいえちょっとやりすぎたのは否めない。 ふにゃふにゃと言い訳じみたことを宣いながら、だらけたみたいに腕をだらりと垂らした。 相手が退いてくれれば最低限服を着て片付けはする、ただすぐにそうとは言わないだけ。 気の済むくらいまでもうちょっとくっついていたいことを、わざわざ口にはしないだけ。 「……ここシャワ〜ってどう通ってけるんだっけ……」 余韻もそこそこに口をついて出たのは、色気もなんにもありゃしない質問だった。 相手が全く考えもなしに、対象的に考えなしの話にノッてくれるわけはないので、 多分手頃なところに都合よく身支度を整えられる場所はあった、はず。 萎えた男根が自然と抜けて解放されたなら、ゴムも縛って撤収準備だ。 建物の外、街を囲む喧騒とは一切無縁の、お互いにとってはわりかしありふれたやりとりだ。 何を見るわけでもなくちらりと扉の向こうを見てから、額へのお返しにと肩口にキスをする。 「なんか。なんも変わんなきゃいいのにな」 本当はそう言う口の呑気さとは裏腹に、どこかに無力感を抱え続けていて。 けれどこの時間のうちだけは忘れられていた。貴重な時間だったのだと思う。 足首にボトムと下着の引っかかった間の抜けた格好をして、椅子にだらりと体を預けて。 そんないつかの、まだ何も起こっていなかったうちの日々の話だ。 (-112) 2022/08/28(Sun) 23:21:49 |
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