情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラ/* ごきげんよう!暗殺者(役職)です。 この度、ランダムダイスでラウラさんが襲撃対象となってしまいました…! つきましてはご連絡と、いくつかヒアリングをさせていただきたく思い、 秘話の方飛ばさせていただきました。 Q1.暗殺RPを希望されますか? (他のやり取りで忙しいという事であればなしでも大丈夫です!) Q2.暗殺される際のシチュエーションのご希望はありますか? (狙撃であっさり、銃撃戦、毒殺、など) 尚暗殺の理由としては、『モブ上司から、ラウラさんが他組織のスパイであるかもしれないため処罰せよ』という命令を与えられ、赴いた、という形になるかと思います! 突然のご連絡申し訳ありません。よろしくお願いいたします。 (-283) 2022/08/19(Fri) 19:18:14 |
【秘】 piacere ラウラ → 暗殺屋 レヴィア/* 御機嫌よう、暗殺者様! タイミングの良さに楽しくなっております。おやつはたい焼きです。 以下に問いへの解答失礼致します。 Q1.暗殺RPを希望されますか? → 暗殺者様にご負担がなければ是非。 Q2.暗殺される際のシチュエーションのご希望はありますか? → 特にはございませんが、託された事がございますので多少何かを行える時間はいただきたく存じます。 とはいえ暗殺者様の不利になるものではなく、死ぬ前に独り言に何かを残せたらいいな程度ですが。 また暗殺の理由につきましてはそちらで特に問題ございません。 ご丁寧にありがとうございます! お手隙の際にご確認よろしくお願い致します。 (-284) 2022/08/19(Fri) 19:42:55 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラ/* こちらも表のロールを見ながら襲撃対象ダイスを振ったため、 おい!!!!!!!!!となってしまいました……… ロールご希望、ありがとうございます! こちらも出来ればやれたらいいなと思ったため、嬉しいです! シチュエーションに関しても了解いたしました! でしたら、ラウラさんがお一人になったタイミングで 話しかけ、これから殺すことを伝え、最後に猶予を与えるような 形にするか、あるいは死に際に少しだけ行動できる程度の 怪我を負わせるか、といった形にしても大丈夫でしょうか? 殺害宣告に抵抗してこちらに対し発砲をする、等のロールを して頂いても大丈夫です!ご自由にどうぞ! 大丈夫そうなら、改めて秘話を送らせていただこうと思います。 (お返事は少しゆっくり目になります!申し訳ありません!) (-289) 2022/08/19(Fri) 20:07:28 |
【秘】 piacere ラウラ → 暗殺屋 レヴィア/* 順調にフラグを積んでおりましたので、 そろそろ来るのではないかと感じていたところでした! 初日処刑回避からきっとそういう運命だったのです… レヴィア様とはお話出来ずにおりましたので、 こうした機会でも接触できることを嬉しく思います! またシチュエーションに関してありがとうございます。 こちらは託された写真立てを何とかしてツィオ様かリカルド様にお渡ししたく。 置き手紙なりを利用してレヴィア様との秘話に繋げようかと! 念の為死ななかった時を考慮しての内容にする予定です。 猶予をいただける場合には無抵抗ですので、 置き手紙を利用する場合そちらの方がスムーズに行われるかもしれません。 お返事速度に関しましてお気になさらず。 無理のない範囲で楽しく遊びましょう……!! (-291) 2022/08/19(Fri) 20:39:01 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラ/* 了解しました〜〜〜! こちらもお話の機会に恵まれ、嬉しいです! では一人でいる所に声をかける形で秘話を送らせていただきます! また、殺す前に猶予を与える方向性で行こうと思います! ヒアリングありがとうございました〜〜〜! よろしくお願いいたします! (-295) 2022/08/19(Fri) 20:48:23 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラさて、どこかの時間帯。 貴方は独りになる機会はあるだろうか。 それはアジトの中か、あるいは路地か。 どこか、誰かの家であるかもしれない。 貴方がどこに居たとしても。 貴方が独りで居る時に、パンプスの足音が響く。 「ごきげんよう、Signorina.」 ゴシックな服に身を包み、頭にリボンをを付けた、 まるで人形のような可憐な容姿と、温度のない顔をした女が、 貴方の傍に現れる。 偶然会った、という風ではない。 明らかにあなたを探していたのだという風に、 貴方に向かって、ゆったりと歩いてくる。 (-297) 2022/08/19(Fri) 20:54:13 |
【秘】 piacere ラウラ → 暗殺屋 レヴィア上司の姿が消えてから、随分とひとりで行動することが増えた。 三日月島の岬で、埠頭で、路地裏で、あるいは自室で。 紫煙の香りを纏わせながらそこに居るだろう。 響くパンプスの音に視線を向ける。 耳にしたことのある音だ、その主が誰か理解するまでそう時間もかからない。 「……………レヴィア 様、」 偶然というには貴方の反応として違和感を覚える。 それに、こちらが見かけることは多くとも話をする機会など殆ど無かったはずなのだから。 何の用かは分からない。 ただ、少しだけ。 ほんの少しだけ──嫌な予感がした。 「…何か、ラウラにご用事 でしょうか」 (-304) 2022/08/19(Fri) 21:32:04 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラではそこは、路地裏であったはずだ。 女は仕事をするとき、路地裏を好む。 光の届かぬ細道では、誰がいなくなろうとも気づく者はいない。 夜鷹が連れ込まれ殺されるのなど日常茶飯事なように。 ここでは死体一つ転がっていても、何ら不思議ではないから。 片手に黒い日傘をステッキのように持ち歩き、 貴方の前に立つ女は、夕闇の瞳で貴方を見上げる。 「年下にも様付けするのね。」 他愛のない会話。 貴方と話した事なんてほとんどないのに、 そんな世間話を今ここで。 する、はずもなく。 「私の役割はご存じかしら。」 用事、に対する答え。 何一つの色もない、無機質な声を響かせる。 それは、万象の鐘が鳴り響くかのような。 "終わりを告げる宣告"に等しかった。 (-314) 2022/08/19(Fri) 22:16:40 |
【秘】 piacere ラウラ → 暗殺屋 レヴィア組織の中で己よりも背丈の低い者はあまり見ない。 だからか、見下ろす形になることにはあまり慣れていなくて。 「……ラウラとレヴィア様は、お立場が異なります から」 いつものように真っ直ぐに双眸を向ければ、互いに交ざり合う。 不思議な気分だ。見つめていることが不安になるほどに。 世間話であれば、どれほど良かったのだろう。 表情に変化はない。見えるものに変わりはない。 何ひとつも咎められるべきを行った覚えがないのだから。 けれども、その意味を理解できないほど愚かではない。 「……………理由を お伺いしても、よろしいのでしょうか」 凡そは考えつく。理由なんて、それくらいだ。 それでも問わずにはいられない。…大切な約束が、あるから。 理不尽に死ぬことは受け入れ難い。今は、そう考えてしまう。 けれどきっと、逃れられないことも理解している。 (-328) 2022/08/20(Sat) 0:52:50 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「じゃあ、死んだ人間を見たくはないんですね。」 平然と返すのは、意趣返しのような言葉ひとつ。 殺しもすれば、殺されもする。 死体を粗末に扱えば、死体を粗末に扱われる。 Chi la fa l'aspetti. その報いの先は自分だけとも限らない。 そのやり取りに感傷の色は無く、互いに考える事は同じだろう。 「あんたに商売っ気があったとは知らなかったな」 続く言葉は、その後に投げ掛けられた問いに対してのもの。 それは遠回しに、客として来たわけではないのなら。 つまり他に用向きが無いなら帰れという事なのだろうけど。 「そうですね。なら、時計を一つ買う事にします」 「ただし、選ぶのはあんたです。 壁掛けや置き時計は遣り場が無いんで、 持ち歩けるものにしてくださいよ。 その中から、あんたがこの店で一番気に入ってるものを。」 無いならせいぜいこれから悩んでください。 実に適当で書類も介さない注文は、結局はやはり口約束だ。 「買いはしますが、取りに来るまでは預かっといてください。 今使ってるものが壊れるか、 あんたが死んだら受け取りに出向きます。」 (-330) 2022/08/20(Sat) 1:24:38 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラ「私は気にしたことはないけれど。」 「窮屈ね、組織というものは。」 深く、沈み込むようなアメジストの瞳。 全ての光を飲み込んで、一つも返さないかのような。 暗い、昏い眼を向け続けて。 中指をくい、と伸ばせば、そこについた透明な糸に 繋がれたものが、袖口から手のひらに収まる。 改造された小型拳銃。殺傷力と装弾数を落とす代わりに、 違和感なく袖に仕込めるようになった、暗殺用の銃。 「貴女が、敵組織の間者だと判断された。」 「だから指示が出た。それだけよ。」 誤情報だとか、誰かの陰謀だとか。 あるいは、本物の間者の策略だとか。 きっとこうなった可能性は山ほどあって、そして……… その全てに、女は"興味がない"。 ただ、指示されたとおりに仕事をするだけ。 それ以外の価値など、自分にはないのだから。 「恨み言はあるかしら。」 殺しのプロである女は、標的を絶対に逃がさない。 だから、抵抗しないでほしい、と思う。 抵抗されれば、その分だけ死体を汚くしてしまうから。 銃口は、まだ貴女には向けられない。 女は、貴女に猶予を与えている。 (-331) 2022/08/20(Sat) 1:31:44 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「死体を見たい人間がいるのかしら。」 淡々と返す。 何故見たくないか、の理由は言及しない。 聞かれる事もきっとない。貴方は興味がないだろうから。 「そう。私、商売人なのよ。」 だから冷やかしなら帰ってくださる?と、 遠回しだったそれを、今度は近道に言う。 しかしてどうやら、貴方はお客様でもあったようで。 「アンティークは自分で選ぶから楽しいのよ。」 馬鹿ね、と告げながら、席を立つ。 こつ、こつとカウンターから出て、一つの時計の元へ。 少しだけ錆びついた鉄の蓋がついた、無骨な懐中時計。 お世辞にも奇麗とは言えないそれを、手に取る。 「一番古い時計。いつ壊れてもおかしくない、 死にぞこないの時計。」 「明日には止まっているかもしれないわ。」 「でも。」 「今、懸命に動いている。」 死を看取るのが、貴方の仕事でしょう、と。 女はそれをもって、カウンターまで戻る。 「早めに取りに来ることを願うわ。」 「踏み倒されたら癪だもの。」 (-332) 2022/08/20(Sat) 1:43:57 |
【秘】 piacere ラウラ → 暗殺屋 レヴィア首をゆっくりと横に振る。窮屈などと感じたことは一度だってない。 これでいいと思っていたし、今もそう考えている。 逸らされない視線を真っ直ぐに受けて、僅かに目を細める。 淡々と語られるそれらに納得はいかないものの、理解は出来た。 そして貴方が"それだけ"が理由だとしても、間違いだとしても。 どのような可能性でも……命である以上完遂するだけなのだろう と。 女もそうだった。命令に忠実で、けれど違うのは上司の存在。 あるいは周囲の人の存在……なのかもしれない。 貴方がそうではない、とは限らないが。 「…………託されたものが、あります から。 出来れば少しだけ……時間を、くださいません か」 恨み言はない。けれどやるべき事がある。 だからそれだけはどうにかして誰かに繋げたい。 約束が叶わないのは昔からだ。あまり、意外だとも思わない。 最初から最後まで、そうあり続けるだけ。 男が守れない約束をするなと、ツィオ様は仰っていましたが。 それはわたしも一緒。…謝る時間は、ないのでしょう。 出来ればそれだけは叶えたかったのですが……仕方がないこと、です。 恐れは感じなかった。本当は"あの日"死ぬはずで、次は"あの時"。 その全てを回避してきたけれど、"いつか"はやってくるものだ。 (-336) 2022/08/20(Sat) 2:40:48 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア【路地の店】 ふと、足があなたの店に向く。 石畳をごつごつ鳴らして、カップを傾けながら。 今は昼を過ぎ、夕刻が近づく頃か。 店の扉に目をやった。 開いていなければま、そりゃそうかと踵を返すだけ。 開いていれば、軽く覗いてみるくらい。 さて、店は開いているか、否か? (-345) 2022/08/20(Sat) 4:25:15 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラ"それだけ"が理由だ。 女にとって人を殺す理由はそれだけで良かったし。 それ以外の理由を求めることは許されなかった。 命令通りに仕事をするお人形。 求められるのはその役割だけだった。 女は、殺しのための道具だった。 「そう。」 「興味がないわ。」 貴方の嘆願を、冷たい言葉で切り捨てて。 …だというのに、銃口は未だ向けられることは無かった。 「人に会うことは許さないわ。」 暗殺の仕事は、誰にも知られてはいけない。 だから知った人はみんな、殺さなければいけない。 先日、現場を目撃した街娼の少年をそうしたように。 だから、人には会うなと。 それは、それ以外の行動については許容するという言葉でもあった。 死までの時間はあと僅か。 さて、あなたは溶け切る蝋燭を前に、 何を成そうと言うのだろうか。 (-347) 2022/08/20(Sat) 6:51:38 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ女は、店にて。 今日はいつもより早い時間から、鎮魂歌を演奏していた。 気まぐれか、何か理由でもあるのか。 なんにせよその音は、扉の前に立てば鮮明に聞こえてくるはずで。 「いらっしゃいませ。」 と、顔を出した貴方を一瞥もせずに、 淡々と告げるのだった。 (-348) 2022/08/20(Sat) 6:54:05 |
【秘】 piacere ラウラ → 暗殺屋 レヴィアラウラはあの日、 許されてしまった 。好きにすればいいと、だから今尚ひとりで行動していた。 泣くことも、想うことも。呪いすら残して。 ただのアソシエーテではなく、ひとりとして……。 興味が無いと口にする貴方から、ラウラは目を逸らさない。 だから向けられない銃口にも、それ以外であれば許容してくれるのだろうという言葉の裏にも直ぐに気が付けた。 感謝は口にしない。貴方にはするべきではない。 きっとそれでいい。ラウラはそう判断して。 肩から提げたバッグに手を伸ばす。ゆったりとした動作だ。 敵意など微塵も感じられない、相手にも正しく伝わる程に。 取り出したのは 預かった 写真立て。それを腕に抱えた後にバッグの中身をひっくり返した。 財布、連絡用端末、メモ帳にペン。それからペーパーナイフ。 それらが地面に散らばりしゃがみ込んで、必要な残りの3つに手を伸ばす。 「……一筆だけ、失礼致します ね」 何を残すべきか。…なんて、既に決めている。決まっている。 迷いなくメモ帳から一枚を切り離し、ペーパーナイフで半分に。 続いて写真立てを膝に置き、ペンを握る。 空中では書きづらいものだからメモ帳を下敷き代わりとして、半分にしたメモに何かを書き込んだ。 貴方に見せるように言われなければ、そのまま"したいこと"を続けるだろう。 (-349) 2022/08/20(Sat) 8:01:10 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア音を聞けば遠慮なく。扉を開けて、顔を出す。 「ciao。昼間に空いてるとは思わなかった」 熱気が家具に当たる前に、さっさと入り込む。 また、前に来た時と同じように家具を眺めていく。 「なんとも、嫌な感じだねここ数日は」 (-360) 2022/08/20(Sat) 11:21:36 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → piacere ラウラ好きにすればいいと言われたその言葉で、 一人の時間を多くしたというのなら。 一人でいたために殺されてしまうことを、 果たしてその人はどう思うのだろうか。 吐いた言葉を後悔するだろうか。 あるいは殺人犯を、蛇蝎の如く恨むだろうか。 …どちらでも、興味のないことだ。 自分の仕事は、指示通りに殺すことなのだから。 「ご自由に。」 冷ややかな言葉。 貴方の行動を見守れど、内容を見せるよう要求をすることはない。 中を見ようともしない。 貴方がその気になれば、この女を告発する文を書き、 誰かに託すことで、女への報復をすることすら容易にできる。 それほどまでに、ある種不用心な立ち居振る舞いをしている。 「終わったら教えてくれるかしら。」 「それと、その手紙は死体に持たせたままでよかったかしら。」 視線を逸らして、懐から取り出した懐中時計に目線を移す。 貴方がやりたいことをやり終わるまで、 きっと女はそうし続けていた。 (-374) 2022/08/20(Sat) 13:56:44 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「たまには真面目に仕事くらいするわ。」 奏でる手は止めないまま、そんな返事をして。 今日の鎮魂歌は、いつもより少しだけ甲高い。 グラスハープは、水の量が多いほど低い音になる。 だから恐らく、だいぶ前から、水の補充もせずに 演奏し続けていたのだろう。 品揃えは変わらない。 ランタンが一つ売れたくらいだ。 「そうかしら。いつも通りだわ。」 「良い時なんてないもの。」 顔を少しあげ、夕闇を貴女に向ける。 「明日には貴女か私が死んでるかもしれないわね。」 それくらい、もういつ刺客が現れたっておかしくはない時勢になった。 死ぬのは怖い?なんて、問いかけて。 (-375) 2022/08/20(Sat) 14:03:36 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「とんでもない商売人も居たもんですね」 いつ壊れるとも知れないものを買わせるなんて、と。 皮肉交じりの言葉は、やっぱり心にも無い。 「生憎、人様が大事にしてるものの方が好きなんですよ」 笑えない略奪愛だ。 客は客でろくでもないのだから、人の事を言えた義理ではない。 けれども時折他所様のものを持ち去って行くから、 だから烏というものは、烏なのだ。 「俺としては、なるだけ先だといいんですが。 受け取りに出向くのも、それが壊れるのも。 今の時計はこの間修理に持ち込んだばかりなんです。」 それを昨日の今日でお釈迦にしたり、 或いは短期間に二度も時計の修理を持ち込めば、どうなるか。 以前修理を依頼した工房の主の呆れ顔は想像に難くない。 「Fidarsi è bene, non fidarsi è meglio. まあ、裏切られるほどの期待なんざしやしませんが」 静かにカウンターから出て、再びその内側へと戻る。 あなたがすっかりいつも通りの定位置へ戻った頃。 それを見届けて、掃除屋もまた静かに踵を返した。 「一先ずは取り置きということで。お願いしますよ」 (-392) 2022/08/20(Sat) 16:06:05 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 暗殺屋 レヴィア「げほっ、…げほ…」 涎とともに零れ落ちた血反吐が、大きく開いた胸元とフリルワンピースのドレスを汚す。 同時に、ばたん、と扉が閉まる音。 従業員たちが今更ながらに声をあげ、後始末のために駆け回りはじめた。 ビアンカはあなたという嵐が去った後、踏み荒らされたカーペットの上に頽れる。 「……ぇほ、……げほ………」 従業員や娼婦たちが、気づかわし気に声をかけてくる。 ――かけられる言葉。 喧騒。 痛み。 肩の手当てをされながらも、それらすべてがどこか、遠い。 ↓[1/2] (-398) 2022/08/20(Sat) 16:53:04 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 暗殺屋 レヴィア↓ 「……何も、…ねぇか…」 充血し、涙をたたえた瞳が床に散らばる硝子を見つめる。 ばらばらと散らばったひび割れの中に、 いくつもの、幾重もの自分の顔が映っている。 ――そうしてその瞳に映るのは、くろぐろとした淀みと澱。 その色は、たくさんのものが混ざり合っていた。 ただその中央を、一筋の感情が縫い留め束ねている。 「なわけ、ねぇだろ、…くそがきが」 ――怒り、だ。 くしゃくしゃになった紙幣を、血に濡れた細い指が掴む。 あなたの後を追うようなことはない。 ただ、ぶすぶすと燻るような視線が、扉の向こうに消えていく背を一瞬だけ、かすめた。 (-399) 2022/08/20(Sat) 16:54:20 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「あら、新品が良かったの?」 「随分長生きする気なのね。」 皮肉には、皮肉を。 趣味が悪いのね、なんて一瞥もせずに言いながら。 しかし声に忌避感はない。 元より、なにもない女に。 奪われるものも、ないものだから。 「身に着けたものが寿命を全うできる方が珍しいでしょう。」 撃たれ、殴られ。 荒事と隣り合わせなれば、装飾品など消耗品になり果てる。 修理が利く程度の損壊だったらいいわね、なんて。 心の籠らない言葉を淡々と。 そうして、踵を返すあなたを見る。 懐中時計はカウンターの内側、 引き出しの中にコトリ、としまわれた。 そうして、貴方の背中を見つめて。 「またのご来店をお待ちしているわ。」 その時私がここに居なくとも。 (-403) 2022/08/20(Sat) 17:18:56 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア結構な事で。音色が以前よりも高いな、 そんな事を思いながら変わらない物達の姿を見る。 「そう……かもね」 ふと、視線を感じて振り向いた。 前の時と同じ、海色が見下ろす視線で夕闇とぶつかって。 「怖くないよ」 言って、持っていたカップの中身を空にすると、 残骸を潰して無理矢理ポケットに捻じ込んだ。 再度戻ってきた顔が視線を絡ませて、僅かに笑う。 「――といや、嘘になるかな。 準備はしてるが、それが無駄になってくれた方がいい」 それから、視線を合わせたままずんずんとカウンターへ。 あなたの前で、カウンターに肘をついて目線を合わせた。 「あんたは?」 (-420) 2022/08/20(Sat) 19:06:50 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ夕闇と海、地平線を挟んで分け隔てられるもの。 それが今は、交わる。 くしゃりと潰されたカップに目を向けることはなく、 何一つの感情も感じ取れない目が貴女を見据える。 「準備。用意周到なのね。」 「遺書の一つでも書いたのかしら。」 存外臆病なのね、と、温度のない声で言う。 死に怯えるのは、生きる者としては正常だ。 揶揄う事はない。だからそれは、率直な感想。 死んでも仕方ないで済ます人かと思っていたから。 距離が詰められ、カウンター越し。 こちらは引くこともなく、背筋を伸ばして椅子に座ったまま。 首の角度だけが、貴方に合わせて下がっていく。 「私、何も感じずに人を殺せる女なの。」 「そんな女が、自分の死にだけ何かを感じる権利なんてないでしょう。」 「怖い、とか、死にたくない、とか。」 「そんな感情」 「興味がないわ。」 眉一つ動かさずに告げる。 女は"お人形さん"だ。 それ以外のものは持たないし、持ち得ない。 (-434) 2022/08/20(Sat) 19:29:57 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「いや、遺書じゃ……似たようなもんか、花火さ」 「臆病じゃなくて、あたいの物を知らない奴に 渡したくないだけ。あたいの物は、あたいの物だからね」 バン、と握った手をぱあっと開くようにしておどけてみせる。 にんまり悪戯に笑う顔は、そうそう見られないものだった。 「へえ。そんな法律は初耳だ。 それじゃあたいは建物を爆破してるから、 建築家のクソみたいな部屋に口出す権利もないのかい?」 喉が鳴る。 「それに、それじゃ答えになってないよ。 怖いですか、sì o no、だろ?」 これは"炸薬"にしては 随分と自分の意志がある。厄介なものだ。 ひとしきり笑いながらも、その瞳は夕闇を静かに覗き込んでいる。 (-439) 2022/08/20(Sat) 19:47:39 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「そう。」 「独占欲が強いのね。」 「仲のいい人にでも処理を頼めばいいのに。」 "炸薬"の花火。 それはさぞ見ごたえがあるのだろう。 何もかも弾けてしまうくらい。 おどける姿、悪戯気な顔。 やはり見つめ返す女の顔は無表情で、 でも。 最初の頃のように、目線を逸らすことはしなかった。 「論点のすり替えね。」 「……………。」 再度の問いかけに。 ほんの少し、瞬きの合間だけ。 睫毛が、震えて。 「怖くなんてないわ。」 「私が死んだら、この店のものは好きに持っていっていいわよ。」 常の声で告げた答えは、"no" 女は道具だ。ノッテファミリーのための。 (-445) 2022/08/20(Sat) 20:11:28 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「否定はしないでおくよ」 「ハ!じゃああんたが処理してくれる?」 声をあげて破顔する。面白いジョークを聞いたよう。 ころころ変わる表情で、笑いながら手を伸ばす。 あなたが何もしなければ、その指が頬をぶにとさすだけ。 止めるなり、避けるなりすればそれまでで引っ込める。 「すり替えはお互い様だろ?……。ま、そういう事にしとく。 それにあんたの物はあんたの物。けどまあ、 路頭に迷って捨てられるくらいならあたいが面倒見るよ」 「……さて、日が暮れる前に帰るかな。邪魔したね。 また生きて会える事を祈ってるよ、Piccolina」 ウィンクをひとつ、冗談のように飛ばして立ち上がる。 止めないなら、これはそのまま帰っていく。時計塔の方へ。 (-448) 2022/08/20(Sat) 20:28:26 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「私は誰とも仲良くないの。」 「仕事に使えそうなものは貰うけれど。」 あくまで、実益の為に。 回収する分には構わない。 仕事を卒なくこなす事が、自分の存在価値なのだから。 それだけ。 頬に、指が刺さる。 肉付きの良くないなりに柔らかな頬。 表情の乏しいものは、発達していない筋肉の分、 頬が柔らかくなるらしい、とはどこかで聞いた話。 女は指を避ける事もなく刺されたまま、 ただ無言で貴方を見つめている。 「そう、それはよかったわ。」 「道具には、持ち主が必要だもの。」 時代に忘れられた古い家具達。 それでもできるなら。 その役目を全うしてほしいと、思うから。 「興味ないわ。明日の事なんて。さようなら、signorina/」 「………。」 「次は。」 「アールグレイティーが飲みたいわ。」 止めることはない。投げたのは、その言葉だけ。 そうして、この時間も過ぎていく。 (-450) 2022/08/20(Sat) 20:42:11 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新