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人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 元子役 辺世 流

気持ちが落ち着いてくると、手を重ね、肩を触れ合わせて二人して座っている>>23という実感が戻ってくる。

これからどうしよう。
花火が終わったら明日も仕事だし、民泊に戻らないといけないだろうし、こうして付き合えることになったんだから、もう今日は十分過ぎるくらいで。ああ、でも

「終わっちゃうの、惜しいな。」


ぽつりと呟く頃には、花火は次第にクライマックスに向けて空に上がる数を増やしつつあった。そんな中、同じような事を考えているのか、珠梨さんは無難で、少し擽ったいくらいの話を切り出して。

ふと
(そうだ、こんな時でないと言えない言葉、あるじゃないか)
と口を開いた。*
(25) 2022/08/03(Wed) 17:33:45