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人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 元子役 辺世 流

[珠梨さんと>>69>>73]

二人で並んで目的のカフェへの道を連れ立って歩く。
黄昏時という感じの夕暮れの中、隣りにいる彼女の顔をちらちらと見る。
(かなりモテるだろうな)
確証がある。黙っていても男がいくらでも声をかけてくるタイプだ。男を見る目さえきちんとしていれば、人生で苦労することなんて多分ないだろう。そんなふうにすら思える。
(そういう僕も、声をかけてるわけだけど)

内心、少し苦笑した。彼女の内心>>70>>71>>72なんて、聞かなければ知る由もない。
でも、ひと夏の恋なんてものはそういうものだろう。
愛想よくして仲良くなって、あわよくばいい思いをさせてもらって、夏が終わってバイトが終わればなんやかやそこまで。

深く考える必要なんて、ない。はずだ。
(82) 2022/07/31(Sun) 20:47:02