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人狼物語 三日月国

5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜


【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[生まれ落ちてすぐに、風穴へと投げ込まれ、
神の子としてどれほど人の願いを叶え病を癒しても、
人は、わたしを神の子だと認めてはくれなかった。
バケモノだと罵ってより一層風穴の奥へ封じられた。

そんなわたしに手を差し伸べてくれた、
優しかった、あの人。
向けられた視線が優しかったことを
かけてくれた言葉が嬉しかったことを
差し伸べられて触れた手が、温かかったことを。
わたしはきっと、忘れない。……何があったとしても。

あの人は……今代の『管理者』として月に居る。まだ。]
(127) 2018/12/10(Mon) 23:32:02