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人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

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店長 ジンは、メモを貼った。
(a0) papr 2021/05/21(Fri) 1:09:30

【赤】 店長 ジン

ほんとは自由に寝てくれてもいいんだけどね。
どこかの誰かさんがふたりで寝たいって言うからねえ。

[冗談言ったところで、ベッドの狭さは変わらない。
 シングルベッドに男二人、それも片方は目を引くほどの長身だ。
 身体は、見られて面白いような出で立ちをしていない。
 ひどく太ったりもしていないが、筋肉質な体つきでもなく、人に見られてもぎりぎり笑われないくらい。]
(*0) papr 2021/05/21(Fri) 2:53:39

【赤】 店長 ジン

そーそー。
なんかさ、巣みたいな感じ。
寝るだけの場所、よくない?

[自然に話ができているだろうか。
 どこか噛み合いきらない空気に、苦笑い。]

そーだよ?
あのときは君、小さかったからね。
ほんと今でも信じらんないな、あの子がこうなるの。

[独身貴族の巣穴は、少年には充分であっても、成人には狭い。]
(*1) papr 2021/05/21(Fri) 2:53:51

【赤】 店長 ジン

ん……今まで、どうしよっかなって思ってて。
フラウアって呼ぶべきなのか、ちゃんと名前を呼ぶか。

嫌じゃないなら、よかった。

[名前。
 ずっと呼べずにいたそれは、麦の方に落ち着いた。
 話を聞けば、向こうの国で麦の発音が出にくかった結果なのだと知れたから、呼ばれたくて名乗っている名ではないのだろうと、勝手なあたりをつけて。]
(*2) papr 2021/05/21(Fri) 2:54:10

【赤】 店長 ジン

[こちらに背が向かないなら、好都合。
 無意識に布団を引かないように内側を向いて、丸まる子供に布団をかけてやろう。
 おやすみと声をかけたら目を閉じてしまうから、麦が眠れたかどうかまでは見守れないが。
 神経の太い(ついでに責任感と自覚の薄い)大人は、残念なことに朝までしっかりよく眠る**]
(*3) papr 2021/05/21(Fri) 2:54:33
店長 ジンは、メモを貼った。
(a1) papr 2021/05/21(Fri) 3:45:45

【赤】 店長 ジン

[眠っている間のことは、知るはずもない。
 夢もあまり見ないたちだ。眠る前に思うことを、みんな紙の上に吐いてしまうからかもしれない。

 そういえば昨日は日記を書いていない。珍しい日もあるな。
 勢いに任せて寝てしまったせい。書きたいことが山ほどあるはずなのに。
 そんなことを考えながら、ゆるく意識は浮上して――]
(*15) papr 2021/05/21(Fri) 14:13:47

【赤】 店長 ジン

――……ええと。

[ぼやける視界と頭の中で最初に考えたのは、これをどうやって起こさずに抜け出そうか、ということだった。
 いや無理だな。無理か。
 寝相がよかったはずのいい感じの棒っこは、しっかりとこちらに枝蔓絡めていた。]
(*16) papr 2021/05/21(Fri) 14:13:56

【赤】 店長 ジン

[人肌があたたかくて、ああ寒くなかったならいいなと思うのがその次。
 よく眠れているならいいんだが、このままだと二度寝しそうだ。
 もぞ、と身じろいでみる。
 長い枝の間から、抜けることは叶うだろうか。
 起こしてしまうならそれはそれで仕方ない。
 あの状態から抜けて起きないほど疲れ切って眠っているなら、逆に不安だ。]

ごめんね。
まだ寝てていーよ。

[ひとり残る麦に布団をかけなおして、寝室を出る。
 起きるというならそれはそれで止めないけれど、寝てていいんだよと再度重ねはするだろう。]
(*17) papr 2021/05/21(Fri) 14:14:14

【赤】 店長 ジン

[部屋のカーテンを開けて、日光を取り入れ。
 気に入りの食パンを少し厚めにスライスする。
 食パンのグレードは一度上げると落とせない、と誰かが言っているのを聞いた記憶があるが、実感がある。
 ――切ってから、パン職人の息子の朝食がトーストでいいんだろうかとよぎったが、忘れることにした。
 俺がうまいと思ってるんだ、気にするものか。]

どうすっかなー。

[鍋に水を沸かしながら、冷凍されている野菜類を物色する。
 キャベツとほうれん草、小房に分けたブロッコリー。
 前者ふたつを適当に鍋に放り込んで、顆粒のコンソメをひとさじ。
 余っていたハムも刻んで入れてしまおう。
 店のスタッフの手のかけようとはまるで違う、よく言えば家庭料理。
 気楽な朝食づくりは、今日は二人分*]
(*18) papr 2021/05/21(Fri) 14:14:45

【人】 店長 ジン

――先日のこと――

キッシュ?
いいよ、メイン料理としてもしっかり食べてもらえるし、バターきいたパイ、うまいしね。

[>>1:27パティシエの領分を超える、などという内心しらず、あっさりとOKを出した。
 そもそも、そんな区分はこの店にはあって無きが如しなのだ。
 それぞれがそれぞれの本領を発揮できるなら、何を作ろうが味さえよければ何も言うまい。

 個人的感情も込めれば、キッシュは好物の一つだ。]
(1) papr 2021/05/21(Fri) 14:22:23

【人】 店長 ジン

秋口になったら、パイ包みとかもやりたいねえ。

[などと気楽な独り言。
 香りとうまみをたっぷり纏って食材を閉じ込めるパイ包みは、涼しくなってくるころから人気が高くなる。
 しっかりしたボディの赤ワインなんか合わせたら、その日の仕事のやる気なんてどこかに吹き飛んでいく――ので、やらないが。]
(2) papr 2021/05/21(Fri) 14:30:10

【人】 店長 ジン

[セロリとキウイのグラニテは、『俺にもちょうだい』とねだる言葉が出たりして。
 舌先に冷たい甘さが乗るのを、心地よく楽しんだ夜*]
(3) papr 2021/05/21(Fri) 14:32:30
店長 ジンは、メモを貼った。
(a3) papr 2021/05/21(Fri) 14:41:37

【赤】 店長 ジン

あっはは。朝から元気だね。

[きゃあでGosh!ときた。咄嗟に出る言葉が横文字なあたりに、彼のルーツを感じる。
 驚いて混乱した子猫のようだなと思いながら、隅に挟まった棒っこに布団をかける。
 頭からかぶって縮こまったのに、またひと笑い。
 彼といると自然と笑ってしまうような、不思議な魅力がある気がした。
 サイドテーブルの眼鏡をかければ、朝がはじまる。]
(*25) papr 2021/05/21(Fri) 17:06:35

【赤】 店長 ジン

[卵を割って解きほぐす。オムレツのミルクはたっぷりのほうが好みだから、遠慮しない。
 塩と胡椒を少し。それからシュレッドチーズ。
 パンをトースターに突っ込んだら、フライパンにバターを落とした。
 が、ミルクとチーズが入っているから、使う油が全量バターだと朝には少し重い。
 バターが溶けたころにサラダ油をひと垂らし。卵液を一度に注ぎ込めば、じゅあっと気持ちのいい音がした。]

――おや、おはよ。
何がぁ?

[ごめんなさい、については、謝罪を受けることなど何もないと思っているから肩を竦めてはぐらかした。
 何に対してのことかはわかっていても、抱き枕が安眠に繋がるならそれに越したことはない。]
(*26) papr 2021/05/21(Fri) 17:06:45

【赤】 店長 ジン

コンソメスープなんて言うほどたいしたもんじゃないけどね。
適当に野菜にて顆粒スープ溶かしただけよ。

[あとは仕上げに胡椒を挽くくらい。小学生の子供でも出来そうだ。
 面倒見ている卵液のふちが固まりはじめたところで、中身をかき混ぜてとろとろに仕上げる。
 舟形にまとめるのを面倒くさがって、ゆるいスクランブル状態のまま、皿の上。]

あ、そーだ。グラニテ。
あれちょっと使いたかったんだよな。

トマトあったかな、っと。

[野菜室の中の数少ない酒以外のもの。
 赤くて丸いトマトを一つ、細めのくし形に切った。
 オリーブオイルとワインビネガー、塩とドライバジルを片口の小鉢でさっと混ぜたあたりで、トースターが鳴いた。]
(*27) papr 2021/05/21(Fri) 17:06:59

【赤】 店長 ジン

んじゃ、朝メシにしよっか。

[朝はしっかり食べておかないと、ランチ後のアイドルまで保たない。
 適当スープを大ぶりのマグに注ぎ、ミルクの甘さのふわりと立った厚切りトーストと、チーズ入りとろとろオムレツ……スクランブルエッグもどきをソファ前のテーブルへ。
 オムレツにはカレースプーンを雑に添えてある。
 それから、冷えたトマトには軽くグラニテを崩して乗せる。
 酸味の強いドレッシングを、その上からくるり。]

味は店レベルのを期待しないよーに。

[手料理、と感動している麦には面映ゆさを隠すようにそう言って笑って、オムレツをスプーンですくうとトーストの上に乗せてかじった*]
(*28) papr 2021/05/21(Fri) 17:07:15

【人】 店長 ジン

白身のパイ包みとかね。
好きだよ。牛肉とかも好きだけど。

ポルチーニ入ったクリームソースとかさ。

[>>4さくりと魅惑の軽い層の食感を思う。
 どれだけ思いめぐらせても、それを存分に味わうにはあと二月、叶うなら三月待ちたいところだが。]
(6) papr 2021/05/21(Fri) 18:21:21

【人】 店長 ジン

[何か打撃音がした気がしたが、肝心のシーンは見逃した。
 見たとして、笑いながら気を付けなよ、で終わったと思うけれど。]

ん? あー……うん、まあ、そのつもりだったけど。
初任給、それでいいの。

[休みの日にゆっくり飲もうか、とは言ったし、その予定でいたけれども。
 初任給を削らせる気はなかったから、二、三瞬く。]

ま、使い切るなんてことはないか。
無理しないで好きなもの買っておいで。

[自分は何を準備しよう。
 チーズと、ハムと、それから――ああ、オイルサーディンでも漬けようか。
 思考はゆるく、その日て向けて飛躍していく*]
(7) papr 2021/05/21(Fri) 18:21:31

【赤】 店長 ジン

うまいよな、ここの食パン。
麦んちのとは違うだろうけど。

[高い食パンはうまいのだ。
 スーパーの10倍ちかい値段を出しても価値がある。
 半分の陣地が切られた卵の、自分側の方をまた崩し。]

んや? 米のときもあるよ。
休みの日に米炊いて、冷凍して。
凍ったまんま出汁に突っ込んで煮て雑炊にしたり、昆布粥っぽくしたり。
生卵で済ますときもあるけど。

今日はこのパンがあるからパン。

[パンも冷凍できるのは知っているが、保存を考えるよりは食べてしまいたい派。
 オムレツトースト、やはり最高。]
(*32) papr 2021/05/21(Fri) 20:47:33

【赤】 店長 ジン

いいね、ミルキーなうまみとトマト合うし。
リコッタでもよさそう。

テキトーにやったけどこのトマトうまいな。

[マスカルポーネの提案には頷く。
 パプリカとリンゴならサラダ方面に持っていってもいいだろうと思ったのは、バッチリハマった。]

あ、一応残してあるから、単品でも食おう。
この様子だとパプリカの部分、問題なさそうだし。

[その点数は言い過ぎだけどな、と笑いつつ、でも朝のざっくり料理にしては100点を出せると自負はある。
 ひと通り食べ終えれば、手を合わせ。]
(*33) papr 2021/05/21(Fri) 20:47:54

【赤】 店長 ジン

ん、シャワー浴びてからだけどね。

洗い物してくれんなら助かるな。
コーヒー、マグに半分、濃いめに作って。
朝はカフェオレ派。

[ソリュブルコーヒーを、しかも冷たい牛乳で割る。
 ぬるいカフェオレをのんびり飲む朝を、モーニングルーティンなんてかっこつけた言葉では呼ばないが。]
(*34) papr 2021/05/21(Fri) 20:48:11

【赤】 店長 ジン

[コーヒーの瓶の場所と、簡易式の電気ポットの使い方さえ教えれば事足りるか。
 不足があれば教えつつ、楽な朝だなーなんて軽口。]

んじゃ、ほんとに任せていい?

[お言葉に甘えてシャワーを浴びてしまおう。
 着替えを見繕ってバスルーム。クルタを脱ぎ捨て、やがて水音が微かに*]
(*35) papr 2021/05/21(Fri) 20:48:28

【人】 店長 ジン

――定休日に向けて――

ところで俺んちの場所って覚えた?

[定休日に向けて、大事な質問ひとつ。
 Noが帰るなら、店の前で待ち合わせになるかなと。

 こちらが用意したのは数種のチーズと、それからナッツ類。
 あとはハムとフルーツをいくつか。
 食べ切れなければストックになるようなものたち。

 そうして、うさぎの眠る日は来る*]
(9) papr 2021/05/21(Fri) 21:39:52

【人】 店長 ジン

――そして明かりの灯らぬ日――

[店長だって休みがほしい。
 なものだから、年中無休は掲げない。
 スタッフたちにもしっかり休んでほしいし、休みというのもひとつの仕事だろうと思う。

 毎日でも来たい、なんてお客様には申し訳ないが、また明日、また明日*]
(10) papr 2021/05/21(Fri) 21:44:21
店長 ジンは、メモを貼った。
(a4) papr 2021/05/21(Fri) 21:48:10

【赤】 店長 ジン

……何かいいとこあったぁ?

[>>*49雑なものぐさをさらけ出しただけなんだが。
 恋は盲目というやつなんだろうか。

 毎朝パン生活、それが普通だと違和感もないよねとか、炊飯器いいねえなんて、麦の話を聞ければうんうんと相槌。
 朝粗食だからよく食べるのか、なんてぼんやり思いつつ。
 賄いは余りのことが多いから、処理してくれるのはありがたい。]
(*58) papr 2021/05/21(Fri) 22:29:41

【赤】 店長 ジン

はは、違いない。
じゃあ今日はこの世で一番うまいカフェオレだ。

よろしく。

[洗い物は、普段しているのを見ているから不安はない。
 気楽な気持ちで任せて、シャワータイム。]
(*59) papr 2021/05/21(Fri) 22:29:59

【赤】 店長 ジン

[長い髪を洗うのは慣れた。
 ざあざあとシャワーの湯が、肌を、髪を、撫でていく。
 少し熱い温度が、目覚めをどんどん促して、身体を切り替える。
 時間にして15分ほど。
 長くはないが、洗い物とコーヒーの準備にはきっと足りる。]
(*60) papr 2021/05/21(Fri) 22:30:16

【赤】 店長 ジン

[髪はタオルドライして、あとはタオルを肩にかけるだけ。
 下着をつけて、ゆるいシャツを着て、リビングに戻る。]

あー、ほんとにやってくれてる。
めっちゃ助かる。

[信じてなかったわけではないが、実際片付けが済んでいると嬉しいものだ。
 濃いコーヒーを牛乳で割る。]

麦はどうする?
一旦家、帰るか?

[これを飲んだら着替えて出勤はするが、開店まではまだ間がある。
 業者が運んできてくれる食材の受け取りなり整頓なりの、俺の仕事しかない時間がやってくるだけ。
 それが終われば、ランチシフトのスタッフの出勤を待つ流れ*]
(*61) papr 2021/05/21(Fri) 22:30:47

【赤】 店長 ジン

そか。
んじゃ、また後でね。

…………あのさ。

[>>*64いつもの綺麗ですねを半分聞き流して、マグカップに牛乳。
 ぬるいカフェオレは、湯上がりの身体に染み込んでいく。

 帰ると聞いて、うなずいて。
 たっぷり間をあけて、口を開く。]
(*70) papr 2021/05/21(Fri) 23:05:01

【赤】 店長 ジン

失望したりしてなきゃ、気長に付き合って。
俺は最低でも君のことは嫌いじゃない。
し、スタッフたちはみんなみんなかわいいと思ってたけど、そうじゃない『好き』を聞いたら、君のことがもっといじらしくて気にかかってる。

単純だろ?
想像以上に流されやすくて軽い男じゃないかと思うよ。

けど、6年を、埋めたいなと思ったのは、ほんとだから。

[何をすれば埋まるのか、わからない。
 こうしてプライベートな時間を明け渡すことくらいしか思いつかない。
 ただ、そのために次を約束したのは間違いないから。
 ここから先に進むのは、『次』のときの役目*]
(*71) papr 2021/05/21(Fri) 23:05:29

【人】 店長 ジン

――チャイムに呼び出され――

[迎えたほうも、THE・部屋着。
 オーバーサイズのTシャツにジャージで、迎え入れる。]

迷わなかった?
ま、近いから平気か。

[>>11今日も素敵、は相変わらず受け止め方に困ってスルーしてしまうが。
 冗談ならノれるけど、本気だと笑いにしにくい。]

なに、おつまみパイうまそう。気になる。
入って入って。

[そうして迎え入れてしまえば、ここから向こうはプライベート。]
(13) papr 2021/05/21(Fri) 23:32:14