【人】 雛巫女 サクヤ>>78こう言う言葉は、どうにもいけ無いらしい。 そう。ここでは、ひとりの誰かのものにはなれない。 そうあってはならない。それを求めてはならない。 ただ私を見て。そう思っても。 目を逸らされる私が悪いのだ。 涙を唇で拭う優しさを、浅ましく求めてはいけ無い。 奉仕して。愛でられて。でも。 「ひ ど い こ と … ?」 >>79鼻先を擦り合わせられながら、本当に不思議だった。 酷いこと。なんだったっけ。 むかし。むかし。 ひどく、諦めた事が、あったのだけど。 悲しませたら。その言葉に、首を横に振った。 背中側から抱きしめられて。暖かくて。 なんだかまた泣きそうになっていた。 (81) もくもく 2022/03/19(Sat) 10:22:33 |
【人】 雛巫女 サクヤ「ひどいこと…。」 ひどい、と思った時のこと。 「…これも、わるい夢、なの…?」 淫らな事。それは全て夢になった。 誰に抱かれても犯されても。それは夢の出来事で。 そんな風に作られた私が。 現実世界でも同じように。 抱かれても犯されても、それは、夢と。 忘れていた。忘れて、生きてきた。 いつも通りに。いつもと同じに。でも。 (82) もくもく 2022/03/19(Sat) 10:23:06 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 気紛れ者 空木「私は、ただひとりの人の、雛でありたかった。 なのに、皆に愛される雛であれ、と。 …皆に愛でられることを教えられたのです。」 酷い、と思ったのはその時きり。 絶望を快楽が塗り替えて。 「わたしは、ただひとりの人には 愛され無い雛なのでしょうね。 その烙印を捺されたときは、酷い、と。 でも。…そう望まれたから。」 仕方がない、と。密かな声で伝えて、諦めた笑みを見せる。 雛は持ち主を選べ無いだろうと、どこまでも雛としての思考で。 (-41) もくもく 2022/03/19(Sat) 10:23:55 |
【人】 雛巫女 サクヤ密かな声。後ろを振り返ろうとすれば。 もうその時にはすでに背の温もりからは遠く。 巻きつく大蛇に仮初の安息すら得ながら。 自分の裡の本当の願いに、打ちのめされる。* (83) もくもく 2022/03/19(Sat) 10:24:14 |
【人】 雛巫女 サクヤ―暫し後― 二孔を同時に愛でられて。 長く太く大きな体で全身を締め付けられながら。 緋袴の奥。熱を引き抜かれたばかりのそこから、とろりと蜜と白とがこぼれ落ちていた。 衣服の乱れはそれでも軽微で。 服の裾から小蛇が這い出て、ジン…と火照る肌の上を滑り行く。 「ん、…ふ、あ…。」 余韻にひく、と体を震わせた。 締め付けられるのは。強く求められている様で嬉しい。 けれど、わたしはひとりの雛ではないので。 皆に愛される雛なので。 そうしてお兄様方お姉様方が満足すれば、離れられてしまう。 より沢山の皆様方に愛でられなければいけない。 そう、教えられてきた。 だから。 …だから。 (84) もくもく 2022/03/19(Sat) 10:28:48 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 走狗 狛──回想:隠り世・裏参道── 数年前。私がまだ高校生だった頃。 その時もまた、送り雛として私はそこにいた。 確かにその頃はすでに雛として仕上げられていた。 裏参道に足を運んだのは偶然…ではない。 外で、と要望を受けて連れてこられていた。 悪戯好きの妖のお姉様で、散々弄られ、熱を高められて、それでも果てる事は許されなかった。 熱を持て余したままの私を放置して。 楽しげにそのまま帰られてしまったのだ。 私の衣服を持って、代わりに残した衣服はバニーガール。 仕方がなしにそれを身につける。 心許なさに胸元や、チラチラ見えてしまう箇所を手で押さえながら歩いていた。 きっと後で返してくださるとは思うけれど、心許ないにも程がある。 (-44) もくもく 2022/03/19(Sat) 13:51:14 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 走狗 狛そんな中で。 木の上から飛び降りてきたお兄様に驚いて目を見開いた。 望んで今の格好をしてい無い事はきっと分かると思う。 雛は最初からこんな格好はしていなかったはずだから。 それでも、誤解されても仕方がないけれど。 「あっ、…そ、の、…これは…。」 すっかり熱った体。 望ま無い姿にかあっと頬が熱くなる。 けれど。 胸元をぎゅっと両手で隠しながら。 恐る恐る、囁いた。 「…初めまして、咲夜と申します。 愛でていただけるのですか?」 上目遣いに媚びた視線を向ける。 ぎゅっと閉じた脚の合間、とろりと蜜が滴り落ちた。** (-45) もくもく 2022/03/19(Sat) 13:51:51 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 走狗 狛──回想:隠り世・裏参道── 「ええ、その、お姉様方が…。 お戯れに私の服と、交換してしまいました。 その、…慣れ無い服でお恥ずかしいです。」 頭にはウサギ耳のカチューシャ。 黒ストッキングにピンヒール。このピンヒールが曲者で、歩き慣れ無いから膝が笑いそうになる。 それでも素足よりは、と穿いているけれど。 胸が豊かな分、すぐにバニースーツからこぼれ落ちてしまいそうなのがなんとも不安定だ。 あんまり見られると恥ずかしいけれど。 その恥ずかしさがまた体を火照らせるのだから、難儀なものだ。 雛として振る舞う今なら、それもきっと良い事なのだけど。 口笛の音に現れたのは、中型犬と小学生くらいの男の子。 お兄様、と呼べないその子らはおぼっちゃまと呼ぶべきか。 とは言え。ユヅル様のこともある。 自分よりは年嵩かもしれ無い。と、彼らをなぜ呼び寄せたのかと胸元を押さえヒールの不安定さに内股になりながら見つめていると。 (-50) もくもく 2022/03/19(Sat) 14:29:59 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 走狗 狛「か、畏まりました。 お好きに愛でてくださいませ。 …その。一通り、ご利用できますので。」 御奉仕すべきだろうか。 お教えするのもありなのだろうか。 少年だけではなくて犬もなのだろう。 お二方同時に、も理解の範疇で。 小柄な彼らがやりやすいよう、一度腰を下ろし。 「衣装を汚し破いても良いと言われております。」 前から?後ろから? 彼らが望む体制を取るだろう。 …ただ。指南役は慣れてい無いし、人に見られていると思うと、恥じらいが普段より前に出ていたが。** (-51) もくもく 2022/03/19(Sat) 14:30:19 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 走狗 狛──回想:隠り世・裏参道── 従順にもなるだろう。 そうなるように仕込まれて、愛でられて、教えられて、染められたから。 皆に愛でられる雛になるようにと。 心の奥底。望む願いとは違うけれど。 恥じらいながらも望むまま四つん這いになったのは、人ではないものとの交わりもすでに経験していたからだ。 私の目の前に晒される、まだ子供らしい、熱の籠ら無い陽物に目を細める。 四つん這いになると豊かな胸が垂れ下がり、ほぼ胸の先端しか隠して無いような格好になってしまった。 「失礼いたしますね。あ、ん…む…。」 片手で陽物を持ち上げ、ぱくり。と口に含んだ。 くちゅくちゅ、音を立てながら口内に唾液を溜め、舌で転がしていく。 ちゅ、ちゅ、と吸って。 根本から先端へ舌を絡ませながら頭を揺らす。 下半身では下着もなかったから、ストッキングが破かれ衣装をずらされると直ぐに濡れた花弁が晒された。 空気に触れてひんやりと。 ひくっ、と震えてはまた新たな蜜をこぼして。 舐められるのか、と。犬の姿の方だったから想像していたら。 (-55) もくもく 2022/03/19(Sat) 15:27:17 |
【秘】 雛巫女 サクヤ → 走狗 狛「んむっ!? ん、んんんっ…!」 すっかりそこは熟れていたけれど。 ずぶんっ!と、急に入ってきたのに驚いた。 中型犬と思っていたのに、人のそれとそう変わらない大きさに思える屹立は、私の中を割り開いて。 ぷしゃっ、と愛液が飛び散った。 ひくく、と急に満たされた膣が歓喜に打ち震えてからみつく。 「んっ、ふうっ、んん…っ、んんっ!」 お犬様、と呼ぶべきか。 私を穿つ彼の腰の動きに甘く声を漏らして。 けど、目の前の彼も導かなければなら無い。 必死に吸って、その熱を育てていく。 ゆさゆさ、ゆらされて胸がそれに伴い揺れる。 ちら、と。そんな中、私は隣の彼を見た。 あなたは良いのだろうか。そう言いたげに。 もし手が届くなら、その陽物の位置にそっと手を伸ばそうとする。 届いたのなら、まだ大丈夫と。 増えても構わ無いと。** (-56) もくもく 2022/03/19(Sat) 15:27:54 |
【赤】 雛巫女 サクヤ―隠り世・奥の院― 「わたしに?」 >>*64私個人を望まれる事は想定していなかった。 だからこそ目を瞬かせて。 周りの子らを見れば分かった気がする。 そわそわとして、落ち着きのない様子。 それでいて好奇心が滲み出るような、可愛らしさを覚えて。 「畏まりました。私でよろしければ。」 彼ら彼女らの眼差しを意識しながらはすこし恥ずかしい。 けれど、これも必要な事だと思えば頷けた。 >>*65自分よりも小柄なユヅルの導きに従い膝立ちになる。 緋袴をすとんと落とされて。 まだ脚は晒されてい無い。長襦袢となっただけでも、囲まれる視線に熱が帯びたのが分かった。 思わず目を伏せてしまう。 羞恥に、頬に熱が宿るのが分かった。 その、長襦袢も慣れた手つきで割開かれ、落とされる。 我ながら育ちすぎた胸だと思う。 でも。密やかな自慢でもあって。 その丸みを覆う下着が取り外されても、大凡の形を保ちツンと上向きの胸が外気に触れた。 愛液と大蛇の精で濡れそぼった下着も脱がされ、生まれたままの姿になる。 とろり。 体を動かし脱ぐのに協力した分、また花弁から溢れるものがあった。 (*71) もくもく 2022/03/19(Sat) 18:19:25 |
【赤】 雛巫女 サクヤ「んっ、…あ、ユヅルさま…。」 胸に小ぶりな手が触れる。 両手で円を描くように揉まれると、淡い悦が生み出されていた。 柔らかで。それでいて張りもあると、褒められることの多いそれ。 やっぱり、周囲の視線を意識してしまう。 彼の手に形を変えられる乳房に皆が集中しているのは、恥ずかしくて。 視線を伏せ、されるがままになっていたけれど。 「んひゃうっ!!? あっ、ユヅ、ユヅル、さまっ、 く、んんっ、あ…!」 不意に敏感な先端をに刺激が走る。 弾かれて。摘まれて。転がされて。 びくっと背筋を逸らしながら、確かな嬌声をあげてしまった。 見られているのに。 皆の手本のようなものなのに。 けれど彼の手は止まら無い。 胸の先端の刺激は甘く鋭く、直接子宮をキュンキュンと疼かせるもの。 声を堪えようとまつ毛を伏せ口元を抑えたけれど。 (*72) もくもく 2022/03/19(Sat) 18:19:49 |
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