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【人】 秋月壮真[先日の生配信の際、彼女の身に起きていたこと。 存在しない恋敵に涙を流すほどに 自分を想ってくれていたこと。 聴かせて貰えたなら愛おしさが溢れて 思わずぎゅっと抱き締めてしまうだろう。 それに、感謝する。 自分も伝えよう。 最近はきみのお陰でピアノを弾くのが 楽しくて堪らないこと。 この先もきみを想いながら演奏がしたいこと。] (0) 2024/06/01(Sat) 11:16:19 |
【人】 秋月壮真[……、隣の部屋を借りて偶に きみの声や生活音を盗み聞きしていたことは この際にきちんと謝ろう。 大事だから、心配だからって理由を免罪符に 何でもしていいわけじゃないことは きみが教えてくれた。 ……でも染みついた癖も心配性も 簡単に抜けるものではないから きみがどこかに一人で出掛けていく際は GPSで位置情報を共有したり メッセージや通話で定期的に無事を確認したり 現地までとは言わずとも送迎することを許して欲しい。 こっそりついて行って陰から見守る様なことは 偶にしか しないようにするから、どうか。] (1) 2024/06/01(Sat) 11:17:29 |
【人】 秋月壮真[因みに逆側は何でも受け入れる心算。 一人でオフで出かけることは余りないのだが。 家での収録にもロケーション撮影にも 見学を望まれるなら歓迎する。 その内演奏から自身の変化に気づくものが ちらほら現れてきてコメントで指摘された日には さらりと「婚約者ができた」と明かすのだろう。 嘘がつけないもので。 ガチ恋? な一部が加熱することがあっても 粛々と諌めてどうにもならない層は切り捨ててしまう。 きみだけは何からも傷つけられない様守るけれど きみの一以外の残り10万少しの人達に 特段の思い入れはないから、 きみ以外がどうなってしまったとしても、別に。 ……一途に一人を想うピアニストというのが受けて かえって登録者数とお行儀の良いファンを 獲得していくかもしれないのはそのまた更に先の話。] (2) 2024/06/01(Sat) 11:19:12 |
【人】 秋月壮真[そういえば……、 身体を起こして、散らばったものを集める。 家に置いてるものと、置いていないもの。 後者は買ってきてくれたのか。 放置したせいでぬるくなったゼリー飲料は そのままでも自分はおいしくいただける。] こんなに自分のためにしてくれて…… ありがとう。華音はやさしい [素敵なお嫁さんだ。 お礼を言い、パキッと開けて口をつけた。おいしい。 お粥や桃も出して貰えるなら有難くいただくだろう。 それは当然として。] (3) 2024/06/01(Sat) 11:21:41 |
【人】 秋月壮真……今度、もしよかったら あれもまた作ってほしいな 音符や鍵盤がついた 桃のパンナコッタ あれかわいくてすごく嬉しかった [綺麗な飾り付けがしてあった。 自分には想像がつかないくらい 手間がかかるものかも知れないけれど。 いいねもつけなかったくせに (公式アカはいいね件数ゼロ) 鍵アカからは穴が開くほど見ていたから。 つまりは、彼女に精一杯甘えていた。 体調を崩すことは稀だから、そんな気分だったんだ。 きっと。*] (4) 2024/06/01(Sat) 11:22:14 |
【人】 初波華音[熱はもう下がったのかな。 少し寝て、元気になった? そう私が尋ねるより先に、彼が自分から身を起こす。 一歩遅れてベッドから起き上がると、 四方八方に放置されていた看病グッズたちが てきぱきと回収されているところだった。] ────……、……? あッ 忘れてた……! [慌ててベッドから飛び降りて 持ってきたものたちを一緒に集める。 キンキンに冷えていたはずのスポーツドリンクも いつの間にかぬるくなってしまっていた。 ゼリー飲料の方だってもう とっくにつめたさは失われているはずだ。 なのに壮真くんは、美味しそうに飲んでくれる。] (5) 2024/06/01(Sat) 23:23:40 |
【人】 初波華音……壮真くんにだから、 優しくなれるのよ 好きな人が辛そうだったから 少しでも私に出来ることをしたくて 気付いたら、身体が動いてた 壮真くんは凄いんだよ [ベッドに腰を下ろしたまま、 膝に両手を置いて彼を見つめる。 桃は果実を買ったから、ゼリーははちみつレモン味。 甘めの味付けが好みなら はちみつも好きかも、と思って選んだのは内緒。] 体調は……大分良くなった? お薬も一応買ってきたけど…… ……もう大丈夫そう、かな (6) 2024/06/01(Sat) 23:23:57 |
【人】 初波華音[そんな話の流れで 思いがけないリクエストを受ければ] えっ あ、あれ……!!? 見て、くれてたんだ そっか〜〜〜……見て、くれてたんだ ……えへへ、嬉しい [完全なる自己満足で作った お祝いの気持ちを込めた桃のパンナコッタ。 いいねも付かなかったから、 見られてなんかいないと思ってたのに。] ふふ まかせて! 今度好きなだけ作ってあげる 壮真くんが完全復活できたらね? [君の喜ぶ顔が見られるなら 多少の手間暇は手間暇のうちに入らない。] (7) 2024/06/01(Sat) 23:24:06 |
【人】 初波華音……だから 今は、しっかり休んでね [ゼリー飲料を飲み終えたタイミングで 彼をベッドへ押し戻す。 旦那様が体調を崩すのは珍しいってことも 嫁はまだ知らないの。 キッチン借りるね、と言い残した十数分後 玉子入りの雑炊と桃を手に部屋に戻った。] 元気になったら 壮真くんのピアノ、生で聴かせてほしいな そうそう この間の生配信の曲さ─── [生配信に途中からコメントしそびれた理由。 君が私を想って演奏してくれていたこと。 きちんと向き合って話して、改めて聴いたら きっと私はまた泣いてしまうんだろうけど] (8) 2024/06/01(Sat) 23:24:38 |
【人】 初波華音[謎のお隣さんの正体については あまりにも寝耳に水だったので] …………え? ……………………………… は????? えっ………… え??? うそッッッ どこからどこまで…………!!?!?!?!! [これまでの行いをさすがに悔やんだし 赤面と蒼白を反復横跳びした後その場に崩れ落ちた。 今後彼がいかなる追跡装置を持ち出して来ても 私は何も言えない。 毎日壁にキスしていたことだけは、 ばれていないと思いたい。*] (9) 2024/06/01(Sat) 23:25:42 |
【人】 秋月壮真[彼女をベッドに引き寄せた時、 周りに何か落ちる音がした。 それは憶えていた。 拾い集めるのは手伝って貰えたから すぐに済んでしまった。 自分が勝手に始めたことなのに ベッドから飛び降りてそうしてくれて良い子だ。] 凄い? ……そうなんだ [自分は彼女の方が凄いと思うし そんな彼女に好かれたことが奇跡だった。 どうして自分のファンになってくれたのか 今度聴いてみよう。 はちみつの甘さに頬を緩めながら、そう考えた。] (10) 2024/06/02(Sun) 19:58:59 |
【人】 秋月壮真薬は大丈夫だけど、……そうだ、 [思い出したように伝えたリクエストは 快く引き受けて貰えて、ほっとした。 我儘過ぎたかなって思ったから。 楽しみだ。その為には早く治さないと。うむむ。] …………………………はい…… [自分だけベッドに戻されての返事は、 すごく悩んだ末に納得した形。 ついていきたいという台詞を呑み込んだ。 キッチンはどうぞ好きなだけ使って貰っていいが そこに立つ華音が見られないだなんて……。] (11) 2024/06/02(Sun) 19:59:32 |
【人】 秋月壮真[でも逆の立場なら。 好きな人が休んでくれないのは嫌だ。 ドアが閉まるのを見届けてシーツを被った。 足音が遠ざかっていく。 しょんぼり……、したのは束の間。] ……いつもと違う匂いがする [一晩貸していた枕に鼻を押し付けてすんすん嗅ぐ。 すごくいい匂い。華音。……すき。 それに、必ず帰ってきてくれる──、 安心感に、また少しだけ寝た。] (12) 2024/06/02(Sun) 19:59:49 |
【人】 秋月壮真[部屋に近づいてくる音で目が覚めて 食事を持ってきてくれた姿を見て 意識が覚醒する。 ……すごく良い。もう結婚したみたいだ。 毎日こんな朝が良い。 現在はもう昼過ぎであるし、 用意をするのは自分側でも良いが。 (料理はできないから覚えよう)] こんなことまで…… 本当にありがとう 椅子を持ってくる [隣の部屋から椅子をひとつ運んできて、 机で手を合わせてから頂いた。 たまごが優しくて、蓮華が次々に進む。 お嫁さんが優秀すぎてつらい。 自分には、一体何をお返しできるか。] (13) 2024/06/02(Sun) 20:00:34 |
【人】 秋月壮真美味しい……、ピアノ? 勿論 [お安い御用だ。 正直な所、朝から走っても弾いてもいないから 身体がうずうずしていた。 でもまだ少し怠さが残っているし、節々が痛い。 弾けなくはないけれど、 心配してくれる彼女に従いたいし、 折角聴いてもらうなら万全の状態が良い。] (14) 2024/06/02(Sun) 20:01:16 |
【人】 秋月壮真[先日の生配信についての話を聴き、蓮華を置いた。] ……そんなことが? 勿論華音のことを考えながら弾いた ……音色、違ってたんだ [田中さん以外にも気付く人が居たんだ。 それが華音であることが嬉しい。 泣いてしまうほど想ってくれていたのが嬉しい。 愛おしさが溢れて細い身体をぎゅっと抱き締めた。 こんなに小さいのに、 きみは俺をどこまでも喜ばせてくれるね。 間のふわふわしたのは、全然小さくないけど……。 ] (15) 2024/06/02(Sun) 20:02:55 |
【人】 秋月壮真[不意に腕を緩めて真っ直ぐに目を見た。 涙を流したのなら服が吸ってくれたと思うけれど 潤む瞳は綺麗で、今後曇らせるようなことはしたくない。 過去したことをなかったことにもできない。] ……ごめん、後半は知ってた 隣の部屋で寝息を…… きみの部屋の隣を、こっそり借りてるんだ 名前も郵便受けからはみ出していた 手紙の宛名で知って…… 今は悪いことをしたと反省してる ごめんなさい [正直に謝罪して、 椅子から崩れ落ちてしまった彼女の隣に自分も座る。 その後は落ち着くまで床で寄り添い続けた。 彼女が壁の写真にしていた行為は知らないのだけれど 自分も彼女の部屋に向かって──、 ……自分達が壁越しにキスしていたことを この先知ることはあるのかも知れないし ないのかも知れない。*] (16) 2024/06/02(Sun) 20:11:54 |
【人】 秋月壮真[桃が好きなのは甘い味もそうだけれど 好きなひとの色だからかも知れない。 ……とふと気づいたのは、 看病してもらった日 剥いてもらった桃の最初の一切れを フォークに刺して 彼女の前に差し出した時だった。 自分で驚く。 無意識下でもきみのことが好きなんだ。] (17) 2024/06/03(Mon) 0:12:01 |
【人】 秋月壮真[そんな彼女は何かと自分に 合わせようとしてくれてかわいい。 ランニングの日課を伝えると 興味を持ってくれたのか 今朝早速一緒に早起きをして付き合ってくれた。 ウェアはとても様になっていたように思う。 ただ勝手な想像だが慣れていないと思ったから 無理はしないでと声をかけて 速度を普段よりぐっと落としたジョギングにして 普段と違うひと時を過ごした。 そしてシャワーで汗を流してさっぱりした現在。 ────ランニングマシンを二つ 購入することを検討している。 人通りのほぼない時間帯とは言え、その。 揺れ過ぎだ……! 他の野郎は見たら殺す。 ] (18) 2024/06/03(Mon) 0:14:02 |
【人】 秋月壮真(……ふう、) [心頭滅却。 桃というよりめろんサイズな ふわふわのなにかを 頭の中から追いやってピアノの練習をする。 華音にはピアノ室を自由に 出入りして良いと伝えてある。 聴きたいと思ってくれるなら嬉しく いつでも歓迎だけれど 何時間でも延々と弾き続けるから 飽きてしまうだろう。 演奏の最中にドアが開けられても 自分は気にしない。] (19) 2024/06/03(Mon) 0:16:34 |
【人】 秋月壮真[そうして今日も実に六時間弾き続けた。 最後の曲はパッヘルベルのカノン。 やり切った自分へのご褒美として この配置にしている。] (ああ、華音の曲を弾くのが一番楽しいな) [自分の演奏は彼女を知るたびに 様相を変えていく。 彼女が息づくから曲が魅力を増す。 華音自身を愛でるように 想いを込めてピアノの音色を響かせた。 そう、きちんと心を律することができたのだ。 この時までは。] (20) 2024/06/03(Mon) 0:19:42 |
【人】 秋月壮真………………え? そうか、そういう日もある…… [彼女、今夜は遅くなるらしい。 心が乱れる。 一体何の用事だろう。 気になる、すごく気になるが、訊ねないことにした。 詮索して嫌われるのは避けたい。気になる。] (21) 2024/06/03(Mon) 0:35:36 |
【人】 秋月壮真[……まだ言ってなかったが 彼女の大学の音楽科に自分の在籍がある。 元々、いつか行かなければならなかった。 今日は生配信もないし たまたま偶然乗り気なので、大学に赴くとしよう。 そう、たまたま偶然……、 断じて監視が目的ではないんだ……!*] (22) 2024/06/03(Mon) 0:37:54 |
【人】 初波華音[壮真くんたってのリクエストとあらば ケーキでもパフェでもラザニアでも、 生地から作るピザも我儘のうちに入らない。 デコレーションも前以上にはりきっちゃう。 手の込んだものはレシピを見ないと作れないけれど、 それなりに料理ができるようになっていて良かった。 この料理の腕前だって、美容に気遣いつつ ソウマくんへの投げ銭を捻出するために、 生活費を節約しようと奮闘しているうちに 自然と上達していったもの。 ソウマくんが私に与えた影響は計り知れない。 そんな彼を一人、 寝室へ残して行くのは ほんの十数分とはいえ非常に心苦しかった。 渋々な様子で返事をしてベッドに戻る君が あまりに愛おしく感じられたものだから、 つい「いいこいいこ♡」などと口走りそうになった。 寸でのところで呑み込んで頭を撫でるに留めた。] (23) 2024/06/03(Mon) 14:47:53 |
【人】 初波華音[キッチンに立つ自分に需要があるのは盲点だった。 でももし逆の立場なら、 私のためにキッチンに立ってくれる壮真くんなんて バーストモードでシャッターを切ってる。 極小ワンルームならベッドから見放題のキッチンも この広いお家では少し遠い。とはいえ階下だ。 階段を上がれば壮真くんがいる。 その事実だけで胸がいっぱいになってしまう。 調理中もずっと、壮真くんのことを考えていた。 壮真くんのために食事を作って運べる贅沢。 自分用なら適当にしてしまう盛り付けも 自然と、バイトの時くらい丁寧になる。 部屋に戻ると、壮真くんは起き上がって 隣の部屋から椅子を運んで来てくれた。 私のことは床に転がしておいてくれていいのに、 元々部屋にあった方の椅子を譲ってくれる。優しい。 私の作った料理にも、配信で見た通りに きちんと手を合わせてくれる。 端々に育ちの良さが現れてる。 蓮華を持つ指先ひとつ取っても美。カッコイイ。 あんまり凝視したら食べにくいわよね、 そうは思いつつ特等席で見とれてしまう。 口元へ蓮華が運ばれる度にドキドキしてしまう。 ……のは、さっきのキスを思い出すからかな。] (24) 2024/06/03(Mon) 14:48:56 |
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