【人】 社会勉強 早乙女 珠梨 — 流さんと — [友達からさんざん聞かされた他者評価の内容を 深く考えないままそういうものとして受け止めていた。 わたしはそう、そういう人間なんだって。 冷静な頭では解決策を探してみたけれど 結局いざって時はその場の感情に負けちゃう。 そんな風だから——迷惑かけること、あるかもだし 不安にさせちゃうこともこの先あるかも。 でも、そんな話も彼は聞き入れてくれたから。>>16 お付き合いするってやりとりのあと ただ付いていっただけの今までよりも、今は わたしがわたしとして居られる気がした。] はい。……うれしい、です。 [改めて彼から告げられたなら、はにかんで頷き一つ。>>17 繋いだままの手が途端に恋人のそれに思えてきた。 何も考えず腕を伸ばしたあの時は やっぱりお酒が回ってたのかもって自覚する。] (22) 2022/08/03(Wed) 16:07:12 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨[ふわふわとした心地は落ち着いて、残る別の温度。 並んで触れ合う肩は夏の薄着のせいで きっとお互いの体温を伝えてた。 ……こういう時って。このあと、ええっと。 どうしたらいいんだろう……?] は、花火!……ほんと、きれいですね。 今までずっと友達と見に行ってたので ……男の人とは、はじめてです。 [迷って切り出したのはすごく無難な、 それでいて少し擽ったい会話だった。*] (23) 2022/08/03(Wed) 16:07:19 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「初めてなんだ。 うん、花火、すごくきれいだね。 …………でもね。 珠梨さんも、負けないくらい 綺麗 だよ。」肩を触れ合わささせたまま、花火に照らされる珠梨さんの顔を見つめる。もう一度心臓がばくばくと打ち始める。 珠梨さんの頬に手を当てて、もう片手を珠梨さんの背中越しに反対側まで回す。 そのまま顔同士が触れ合うほど近くで見つめながら、そう告げた** (-10) 2022/08/03(Wed) 17:40:47 |
【独】 社会勉強 早乙女 珠梨/* 流くんのこう、あどけなさと男の子としての存在感のマリアージュ、つよつよのつよだと思うんですよね。きゃわよいね……って延々と愛でたくなるこれは中の人。 (-11) 2022/08/03(Wed) 18:07:20 |
【人】 社会勉強 早乙女 珠梨 — 流さんと — [伝えそびれてしまったのは、これからのこと。 せめて夏の間は深く考えないようにした家のこと。 今は不確定でも、きっといつかは何かが起こる。 そのとき流さんはわたしの隣にいるのかな。 ——居てくれたら、いいな。 今はやっぱり現実から目を背けることにした。 昼間はがんばったし明日も仕事なんだから いいでしょ?一晩の間くらいは。 胸の高鳴る、それでいて穏やかな時間は いつまでも続いてくれていいように思えた。 気持ちと裏腹に花火は終わりに迫ってゆくけれど。] ……わたしもです。 [小さなつぶやきに自然と返事をしていた。>>25 クライマックスを予感させる爆音とは裏腹に 花火の始まった時より今の方が静かだった。 ——だからその言葉は、はっきりと耳に届いていた。*] (36) 2022/08/03(Wed) 19:54:57 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[呆気にとられて固まったのは ロマンチックな状況に飲み込まれそうになったから。 だって、まるで絵に描いたみたいな光景。 わたしを見つめる年下の彼、甘い褒め言葉。 頬に、衣服越しの背中に感じる温度は熱くて。] ……え、へへ……なんだか照れますね。 わ、わたし、暑くなってきちゃいました…… [視線は思わず彼から逃れてしまった。 だって、こんなに心臓がうるさいのって知らない。 ——頬を捕らえられていたから、顔は背けなかった。 それがいっそう鼓動の速さを掻き立てていた。 こんな距離感じゃ、そのまま触れ合ってしまいそうで。*] (-12) 2022/08/03(Wed) 19:55:43 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「珠梨さんも?そう思ってくれてるんだ。」 ぽつりと呟いた言葉は、今度は確かに聞こえていたらしい>>36。 離れたくない。この瞬間がずっと続いて、夜が続いてくれたらいい。珠梨さんにもそう思っていてほしい。 そう思いながら、視線をそらす様を、目を細めじっと見つめる。 「本当だ。熱くなってる。」 頬に当てた手からも、何枚かの布壊しに触れ合う肩にも熱さが伝わってくる。緊張してるのかな。そう思いながら、年上のかわいいお姉さんを、自分なりにリードさせてもらうことにした。 「もしダメなら、いつでもすぐに言って。珠梨さん…」 (-26) 2022/08/03(Wed) 23:31:09 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨そう言って、触れ合いそうなほど間近の顔を見つめ、顔を寄せてそっと唇を重ねた。軽いリップ音をさせてついばむように。花火の音を遠くに聞きながら、少しして唇を離す。初めてのキス。それだけで自分の世界がまるきり変わった気がした。…彼女はどんな顔だろう。 「珠梨さん……本当にかわいい。好きだよ。」 見つめたままもう一度唇を交わす。今度はぴちゃ、と音を立てて少し強く。唇を離して、今度は音を立ててちゅう、と柔らかなリップを吸い上げる。花火を後ろに、何度も、何度も。 (-27) 2022/08/03(Wed) 23:41:08 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「ね、たくさん甘えてくれたら嬉しいな…」 拒まれなければ、両手を背中越しに伸ばして、座ったまま珠梨さんを腕の中に包み込む。さっきよりも直に体温を感じながら、柔らかくて温かな体を抱き締める。 そのままでまた唇を奪う。時々離して打ち上がる花火に目を奪われつつ、少しずつ大胆に、腕に抱いた珠梨さんを蕩かそうと。 「夢みたい。心臓、鳴ってるね。ふふ…」 抱きしめて、唇を交わす。それだけでも幸せで、舞い上がりそうで。花火が一斉に打ち上がり、僕達を一瞬照らし出す。 そのまままたキスを交わして、触れ合って… 花火が終わった事に気づくまで、夢中で彼女に唇で触れ続けた。 (-33) 2022/08/03(Wed) 23:49:53 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨ーーーーやがて、夜空に大輪を咲かせた花火が終わる頃、 少し名残惜しそうに唇を離す。 「ごめん。つい夢中になっちゃってたかも。 花火、終わっちゃったみたいだね。ちょっと残念な気もする。」 時間にして21時とかそのあたりだろうか。 そのまま寝るには少し早いし夜はまだ続くけれど、いい時間でもある。 「それで…どうしようか。」 仕事もあるし、という気持ちと、今夜を終わらせるのが惜しくて、離れがたい気持ち。2つない混ぜになって、側に腰掛けたまま珠梨さんにどうしたいか尋ねてみた。もし彼女が望むなら、先を望む気持ちもどこかにあったから** (-36) 2022/08/04(Thu) 0:00:30 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[熱いのは自分から言い出したくせに 改めて言葉にされると気恥ずかしさが増した。 どうしてこんなに緊張してしまうのか 自分でもわからないくらい心臓の音は早鳴ってた。 はじめてキスされた時もこんな風だっけ? 驚きはしたけどもっと違った気がする。 男の人に触れられるのが久しぶりだから? ちゃんと好きって告白されたのが初めてだから? わからないけどひとつ、確かなのは 初めてじゃないそれが初めてみたいに特別だったこと。] ……ううん。 ダメなこと、ないです。 [聞こえたか、花火の音で掻き消されたか そんな小さな呟きの後でゆっくりと唇を塞がれた。 わたしはゆっくり瞼を下ろしていた。] (-38) 2022/08/04(Thu) 4:21:51 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[少し経って距離が離れて、細い視界に彼を映す。 やっぱり照れくさくなってしまうから 困ったように薄く笑って。] ん……、 [吸い付くようなキスには抗うことなく応じていた。 彼がわたしを味わうのなら、わたしも同じように 唇の柔らかさを、掠める吐息の熱さを覚えては くらりと甘く酔いしれる。] ……うれしいです。 すごく、幸せな気分です。 [抱き止められた体格の差に男の人だと思い知らされる。 どうしようもなく落ち着く心地に身を委ねて そんなさなかに唇を奪われてしまったら、もう ぐずぐずに溶けてしまいそうだった。] (-39) 2022/08/04(Thu) 4:22:58 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流もう、……言わないでくださいよ。 [鳴り止まない小さな音に彼が気付いたのなら 恥じらい混じりのぎこちない笑みを向けて。 甘さに飲み込まれていくうちに淡々と時間は過ぎていた。] (-40) 2022/08/04(Thu) 4:23:47 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[最後の花火がいつ打ち上がったかなんて気付かない。 気付いたら目の前にあったのは彼の顔で その言葉で、夜空に咲く光が消えたことを知った。] ほ、ほんとだ……!いつの間に。 全然気づかなかったです……。 [溺れてきっていたのを自覚して、慌てて言葉を紡いだ。 落ち着かないのを落ち着けるために深呼吸ひとつ、 ……どうしようか。どうしましょうか。 このまま帰って大人しく眠れる自信はあまりない。] (-41) 2022/08/04(Thu) 4:24:15 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[またすぐ、明日には会えるけど。] ……夜更かしは、寝坊しちゃいますかね。 [一緒にいることが許されるのなら、それが良かった。 子どもじみた寂しがりを見せてしまうのは なんだかいけないような気もしたけれど。 でも、甘えてくれたら嬉しい——って、 そう言ったのは流さんでしょう?**] (-42) 2022/08/04(Thu) 4:24:44 |
社会勉強 早乙女 珠梨は、メモを貼った。 (a12) 2022/08/04(Thu) 4:25:57 |
【独】 社会勉強 早乙女 珠梨/* ビッチムーブに走りかける右手を堪えている…… だめだめ早乙女珠梨はそんな子じゃないの。天然あざとさで生きたいの。 (-43) 2022/08/04(Thu) 4:27:24 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨強引に迫ったつもりはないけれど、内心は僅かだけ不安もあった。 だから目を閉じて、身を委ねてくれて、嬉しいと、幸せと言ってくれて、ようやく安心する。 少しばかりの遠慮を捨てて、彼女の恥じらう笑顔をスパイスに、存分に柔らかさと温もりを味わわせてもらった。 やがて花火が終われば、海沿いの展望台には静けさと夜の闇が戻ってくる。 どうしようかと、少しばかりの未練を抱える中、珠梨さんからの言葉について考えた。 (-47) 2022/08/04(Thu) 6:23:16 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「夜ふかしかぁ…… 少しくらいいいんじゃないかな。 って言ったら万里には怒られるかもしれないけど。 なかなか寝られないときだってあるし、 ……なんだったら、明日は僕が起こすよ。」 でも、どうしようと思う。 二人きりで過ごしたい。 展望台は座って花火を見るのにはいい場所だけれど、落ち着いて一緒に過ごすにはどうだろう。 「ここでずっといるのも…だよね。 どうしようかな… ……僕の部屋、来る? それとも、どこかで休んでいくか………」 隣の珠梨さんの手を握り、顔を見つめて尋ねた。 なんとなく恥ずかしげに、意味深げに尋ねる感じになってしまったかもしれないけれど* (-48) 2022/08/04(Thu) 6:34:08 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[控えめな肯定にくすっと笑みを溢した。 流さんもそう言うから、良いよね——と いつもの甘え癖が顔を出して。 こんな時の行き先にいくつも候補がないことは その実もう勉強したことがあった。 だから、「どこかで休んでいく」なんて 耳馴染みのする言い回しに目を瞬き、細めて。 どうしよう——とほんの少し迷う素振り。 わたしは握られた手をそのまま持ち上げてみせた。] ……連れて行って、いいですよ。 今晩はどこへでもついて行くので。 [悪戯めかす小さな声で、それでいて甘く強請るように。 それは彼の部屋だろうか、それとも別の場所? 連れて行ってくれる先ならどこでも良かった。 その先に目的が待ち受けるのならそれすらも。*] (-52) 2022/08/04(Thu) 11:42:26 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「どこでも?……そっか。いいんだね。」 少し迷った様子で、手を取って囁かれる声は甘くて蠱惑的で。 きっと、彼女も察してくれているんだろう。 あまり行き先に候補がない中、色々な考えが頭を駆け巡った。 明日の仕事で遅くなりすぎないようにとか、民泊、誰かいるのかなとか、結構汗かいたなとか、恥ずかしながら財布の中身のこととか、あからさますぎないかとか、目的じゃなくて手段なんだよって言いたい事とか、本当に話をして、一緒に過ごすくらいでいいんだってマジで言いたいこととか、他にもいろいろ。 でも、最終的に辿り着いた結論。 彼女がそんな風に言ってくれるなら、変に言い訳するのはなんだか格好悪いな、と思った。 (-53) 2022/08/04(Thu) 12:51:20 |
【秘】 元子役 辺世 流 → 社会勉強 早乙女 珠梨「ありがとう。…行こう。」 そっと手を引いて、海の家へ戻る途中、少しだけ繁華街沿いに入ったところにある、ちょっとネオンの眩しい、微かにメルヘンな感じさえする建物。 ちらと目配せして、受付を済ませ(もちろん僕持ちだ)、ビジネスホテルとかよりは少しだけ上品めに作られた、間接照明に照らされた部屋に入る。クーラーはよく聞いて外にいた体に気持ちよく、良さそうなソファとか、少し大きめのベッドとか。そんなものが見えた。 「うわ。『元気な子』の時にそれっぽいセットは使ったけど…… あ、ごめん。えっと……外歩いたから汗かいたよね。 先、流してきて。」 どこかふわふわした心持ちの中、珠梨さんにそう声をかけた* (-54) 2022/08/04(Thu) 12:56:13 |
【独】 社会勉強 早乙女 珠梨/* 「一緒に過ごすくらいで良いんだってマジで」にニヤニヤきてしまう。そんなこと言われたら煽りたくなっちゃうよ(?)抱いていいですか?(ちがう) (-58) 2022/08/04(Thu) 14:29:30 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流[もっともらしい建前を求めてはいなかった。 だって必要ないでしょう、わたしとあなたは恋人で お互いに一緒に居たいって思ってる。 ——たとえ、それが始まったばかりであったとして 束の間に燃え上がる恋があっても良いでしょう。 たとえばロミオとジュリエットみたいに。 彼の選んだ行き先に導かれていった。 涼しげな海辺のカフェとも緑の茂るお社とも違う、 そこにあるのは人工的な光の粒たち。 中に入れば薄明かりの部屋がわたしたちを出迎えた。 上品さを装う内装と心地よい温度。 ここがなんの場所か——いざ辿り着いてみれば 手放しに落ち着けはせず独特の空気が纏う。] ……きれい、ですね。 [静かな声で呟いた。 胸の内を擽られるような感覚だけがそこにあって さっきからずっと、平常心は置き去りでいる。] (-59) 2022/08/04(Thu) 14:55:48 |
【秘】 社会勉強 早乙女 珠梨 → 元子役 辺世 流はい、わかりました。 [彼の勧めは素直に受け取って、バスルームへ向かう。 ワンピースを脱いで煌びやかな浴室で 心の騒めきを押し込めるよう、 汗ばんだ身体だけぬるいシャワーで流した。] [やがて付属のバスローブに着替えて戻る。 少し迷った結果、下着はつけておくことにした。] ……お待たせしました。 流さん、どうぞ。 [髪を軽く耳に掻き上げながら、次を勧める。 借り物の猫みたく大人しくなる自分がいた。 目が合えば曖昧に微笑み、後ろ姿を見送って 出てくるのを待つ間はベッドの上でぼうっとしていた。*] (-60) 2022/08/04(Thu) 14:56:01 |