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【念】 初波華音[娘に『華音』と、息子に『奏汰』と名付けるくらいだ。 生業にするほど才があったわけじゃないけれど、 両親は音楽を愛していた。 実家には、クラシックのCDが何枚もあったし 毎週日曜の朝には演奏会のテレビ番組が流れていた。 グランドピアノは流石になくても、 アップライトピアノならあった。 当時の私は今以上に落ち着きがなくて ピアノよりも人形やぬいぐるみ遊びに夢中で、 カノン以外の曲にそこまで興味が持てなかった。 ソルフェージュの初級レッスンを受けた後は いちばん簡単な楽譜のカノンを 遊びで弾く程度になってしまった。 いつだったか、両親に連れられて 家族でお兄ちゃんのピアノの発表会に行った。 静かにしてようね、なんて言われながら 観客席のいちばん後ろの席に座った。 夜の静寂に包まれる客席。 明るく照らし出される舞台。 どんな演奏会だったかほとんど憶えてない。 ただ、ひとりだけ 気になった子がいた。] (!2) 2024/05/28(Tue) 6:14:03 |
【念】 初波華音[ぱっと見、同い年くらいに見える男の子。 淡いエメラルドの髪が スポットライトの灯りに透けて、 深いシアンの瞳が宝石みたいに綺麗。 まるでお人形さんみたい。 見惚れるほど整った顔立ちをしたその子は ピアノの前に座ると、 その外見からは想像もつかないような 大人顔負けの美しい音色を奏で始めた。 カッコいい……!! 音に聴き惚れ奏者に見惚れ、 幼心に凄い子が居るんだって思った。 演奏が終わった瞬間会場を飛び出して、 走り回っているうちにその子を見つけた。 ……でもなぜかその子は怯えたように震えていて、 どうかしたのかなって思いながら 怖いもの知らずの私は話しかけた。] (!3) 2024/05/28(Tue) 6:14:14 |
【念】 初波華音……ないてるの? だいじょーぶ? あのね、あのね さっきの、 すごくすてきなカッコイイ演奏だった!! [語彙力ゼロ。でも心からの感想。 笑った顔が見たくて笑顔を向けた。 両親に何も言わず勝手に居なくなった私は 帰宅後こってり絞られて泣いて、 そっちの記憶の方が色濃く残ってしまった。 どうして今まで忘れてしまっていたのか きっと、ソウマくんに夢中だったからだ。*] (!4) 2024/05/28(Tue) 6:14:21 |
【人】 秋月壮真嫌じゃ、ない…… 自分が誰かと何かをする想像が 出来なかっただけで…… 華音がさみしい? それは……嫌だ [彼女が自分を変えてくれる。 世界が広がって、音色だってまた変わるだろう。 センセイはそれが嫌で俺を閉じ込めたのかな。 ] (33) 2024/05/28(Tue) 18:47:18 |
【人】 秋月壮真[自分なら閉じ込められたとしても きみがいるならそれだけで良い。 寧ろ他の誰にも邪魔をされずに きみにだけおはようを言って きみのことだけを見て きみの吐息で肺を満たして きみの爪や髪がどれだけ伸びたかに気づいて きみにだけおやすみと伝えて眠る そんな生活に憧れてすら……。 でも、きみがさみしいなら望むことが誤り。] (34) 2024/05/28(Tue) 18:47:22 |
【人】 秋月壮真[額同士が重なれば 近すぎてピントが合わず二度、三度と瞬きをして 左の目、右の目と順番に見た。 すごくきれいで、宝石みたいだった。 こんなに近い……、って意識する前から顔が熱い。] …………は、い [舐めないでと言う彼女は凛々しくて 思わず敬語になってしまった。 かわいい上に格好いい。だいすき。 ……どちらかと言うと彼女が何処かへ行くなら 自分のような強引な手段をとる自分以外の 悪い虫がつくことが心配事になりそうだが 目の前の光景を網膜に焼き付けるのに忙しくて それを考える余裕は今はない。] (35) 2024/05/28(Tue) 18:48:03 |
【人】 秋月壮真[頭の上から足の先まで愛おしさが 詰まりに詰まったきみのこと 万が一にも十万が一にも億が一にも 嫌ってしまう日がくる筈がないのに 自分にそうされるのが怖いときみは言う。 きみがどれだけ魅力的なひとか 言葉にし尽くせないけれど その一端くらいは知るべきだ。] 余り外出しない方だから 不便をかけてしまうと思うけど…… ……うん [自分はもうとっくに幸せを感じていて きみがくれる幸せをきみにも貰って欲しい。 閉じ込めて自分だけのものにしたい欲は 正直な所まだ完全に消えた訳じゃない。 だけどきみが自分のことを慮ってくれるから 部屋以外で過ごす未来にも光が見えた気がして……、 ぎこちなく微笑んだ。] (36) 2024/05/28(Tue) 18:48:56 |
【人】 秋月壮真[慌てるその表情もその声もみんなかわいかった。 動画に収めて何万再生もしたいのに (勿論許可をとってから) スマートフォンを取り出すのも億劫なくらい 腕が、身体が重かった。] ……………………? [床の冷たさが心地よくて、 永住しても良いなんて馬鹿なことを考えた。 だけど、なにかぐいぐいされてるような……? 最後に測った時は七十何kgだっただろう、 折り畳んだ自分の巨体を支えようとしてるのが 朧げながら判れば、運ぼうとしてくれている方向に 鉛のように重い身体を持ち上げた。] (37) 2024/05/28(Tue) 18:51:46 |
【独】 初波華音/* うっうっ( ;ᯅ; ) 華音ちゃん愛されてる( ;ᯅ; ) りんとが泣いてしまう( ;ᯅ; )( ;ᯅ; )えーーんすき いっぺんふたりきりの世界で生きてみてもええのんとちゃうか……??とおもいます 華音ちゃんがなんで慌てて外出たがったのか実はりんともまだよくわかっていません……(??)得体が知れない故に過剰に怖くなっちゃったのはあったのかも ソウマくんに出逢うまでの周囲の野郎どもがろくでもなさすぎて疑っちゃったりもしたのかも ソウマくんはそんなことしないのに…… 薬を盛ったり隠し撮りしたりしなくてもソウマくんの頼みなら断らないのに、って自分では思ってるから、信用ないのが悲しかったとかもあるのかな……(?)長く一緒に居続けることで嫌われてしまう可能性も恐れてるのかもしれない…… ふたりきりになりたくないわけでは全くなく、寧ろ願ったり叶ったりなんだけど、ソウマくんを好きになったおかげで生まれた周りの人達との交友関係なんかも華音ちゃんにとっては大切になってるのかもしれない でもいちばんは揺るぎなくソウマくん(壮真くん)なので 壮真くんがひと言「行かないで」とか言ってくれたら 「行かなくていっか〜〜〜!!」になる気がします げきちょろ 壮真くん幸せになって……( ;ᯅ; ) (-12) 2024/05/28(Tue) 20:02:52 |
【独】 初波華音/* あと壮真くんはカメラで部屋の様子見れても 華音ちゃんには部屋から去った壮真くんの様子が全然わからないので 置いてかれるのがさみしかった、みたいな……(ふわふわ) 実は華音ちゃんのさみしがり屋度は相当高くて いっぱいのソウマくん(お写真)に話しかけることで さみしさを紛らせてきたんですよ(?) ところでR18を冠しつつ想いも通じあってるのにキスもまだまだできそうにない!純愛って言って良いのでは……!!??!(?) 薬飲まされてエッッッなことしちゃうんだきっと(ฅωฅ`)とかおもってました本当にすみません土下座 穢れてるのはわたしでした ソウマくんは優しいからそんなことしない…… >>34 えーんえーんすき;;;;; >>37 しんどいのに自分で動こうとしてくれる( ;ᯅ; )やさしい( ;ᯅ; )( ;ᯅ; ) (-13) 2024/05/28(Tue) 20:38:09 |
【独】 初波華音/* >>1 きみを守るためだよ かっこよすぎます(‘、3_ヽ)_ 外の世界を危険だと思ってる&本当に守りたいと思ってくれてるからこその言葉……愛…… 「外の世界でも君が守ってくれるでしょ?」って 華音に言わせていいものかなやんで保留しています(?) >>2 そうだよーーーーー!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシ >>$0〜>>$8 心を守る機構が働いて記憶が曖昧なの 胸が苦しすぎます;; えええん楽器として育てられてしまった壮真くん;;; 美奈子さんなんてことを……!!( ;ᯅ; )と思いつつ 設定めちゃすきです狂いますりんとが >>$5>>$6>>$8 こんなに美味しい過去(流れるように実は会ったことあるよ!の過去縁故にさせていただく)を 盛り込ませていただいてよいのですかっっ( ;ᯅ; ) もぐもぐもぐ( ;ᯅ; )( ;ᯅ; ) 美奈子さんは天才ピアニストだけど ながれんさんが天才オブ天才すぎるんですよ 端から端まで好きすぎてこの好きを言い表す言葉が大好き以上に見つかりません…… ろるが上手い人ろるが上手い……!!! なんかこういう 好きが救いになっていく……みたいなのが ヘキってやつなのかもしれません……すき………… (-14) 2024/05/28(Tue) 22:11:52 |
【独】 初波華音/* >>3 嫌がったり憤ったりしても良かったよ……!! とおもうけどもし嫌がったり憤ったりしようものなら 壮真くんはよりひどい折檻を受けてそうだし、 まだ幼かった壮真くんにとって 保護者を失う恐怖は計り知れなかったろうな……なので どちらにせよ難しかったかもしれない かなしいつらい…… センセイの他にだれか身近に大人がいれば…… その指で電源落としてくれるの愛おしすぎて泣きました モニターの華音じゃなくて本人に触れてあげてください!! 奇声が上がりますが喜ぶとおもうので!!! >>4 ダメじゃないよーーーーー!!!( ;ᯅ; ) 音楽は音を楽しむって書くんだ 君は音楽を楽しんでいいんだよ……!! >>5 鍵閉めてるのにノックしてくれる やさしい ちゃんとノックの出来る男 信用ができます(ちょろ) 一方その頃華音はソウマくんの匂いを嗅いでいた 不審者…… >>9 確固たる意志が揺らぐほどに動揺してくれてるのすき 華音を大切に想ってくれてるがゆえの揺らぎと感じたので…… >>10 一度扉閉めちゃうのめちゃめちゃすき (-15) 2024/05/28(Tue) 22:17:53 |
【人】 秋月壮真[額に何か冷たいものが載せられ 謝る声が聴こえた。 気付けなかったって、何に? 頭が重い……。] (……もしかして俺は体調が悪いのか? そのことを言ってる?) [本人も漸く気付いた位だから 気に病むことはないのに、優しい人。 その気配が離れていこうとするから 朦朧とした意識が失われる前 心は不安で塗りつぶされた。 置いていかないで────] (38) 2024/05/28(Tue) 23:27:45 |
【独】 秋月壮真[センセイと呼ばされているヒトのことを 別の呼び方で呼んでいい日があった。 合図は、彼女の一人称。] 「お母さんはこんなことばかりして 本当にダメな母親よね……」 センセ……おかあさん ううん、そんなことないよ 「壮真……」 僕、おかあさんだいすき [そう伝えた時の母の顔が忘れられない。 母はとても不器用な人で、強がりで、 きっとずっと寂しかった。 自分がされていたのはたぶん普通の躾じゃない。 だけど、歪んでいようと、確かに愛ではあったんだ。*] (-16) 2024/05/28(Tue) 23:41:40 |
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