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【人】 仕分人 ナルユウィの尻尾と背中を追いながら、急いで朝の挨拶にやって来た。 「おはようございます!」 挨拶をしすかさずデータを提出してベルヴァの元へと向かう。 自分のバイタルチェックの結果を覗き見するつもりだ。 「ベルヴァさま、私に異常ありませんか? ちょっと昨日食べすぎて体重が増えたかもしれないんですが!」 数値はむしろ減っている。 (6) 2024/04/01(Mon) 22:59:40 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「え、あ」 悲しんでほしかったような。 怒ってほしかったような。 そんな気持ちを一瞬だけ抱いて、 その笑みをれば一瞬のうちに吹き飛んだ。 「……アウレアさまにそう言われると」 「なんだか、機械になってもうまくやっていけそうです」 あなたの反応は、あなたの言葉は。 まだ自分を人間たらしめさせてくれるから。 自衛でもなんでもなく、ただの欠陥品であるというのにな。 「頼りがいはありますが、正直この部屋以外で襲われたら大変ではないでしょうか……。 その眼鏡から光線がでたりするのですか?」 ハート型の。 眉をひそめつつ、この時ぽつりと次の当てをナルは告げていた。 「エーラさまを」と言った仕分人には根拠があったのだろうか。 結果、それは真実になったのだが、あなたにそれが伝わるのは、この口からではなかったのだろう。 「……オトモくんも、アウレアさまを守ってくださいね。 あなたのバックアップもちゃんとチェックしてもらって下さい」 (-12) 2024/04/01(Mon) 23:06:28 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「なんだ、お前機械になるつもりなの? 義体通り越して? メンテはちゃんとしとけよ、俺様ちゃんも一部はそうだが 一部だけでもちょっとめんどくさいから」 「ま、なにものにも魂は宿るさ。 捨てる神あれば拾う神あり……」 「ヒトでも義体でもAIでも、アンドロイドでもメカでも。 その選択と道筋に祝福はあるべきだぜ。勿論お前にも。 errare humanum est! な〜んて言うが、まあ機械だってエラー起こすしな……」 昨日みたいに……と顔を引き攣らせた。 アウレアは、別にあなたを欠陥品だなんて思っちゃいない。 ガラクタだとも思っていなければ、 あなたをちゃんと、仲間だとすら思っている。 感情や行動は一方的であっても構わない。 全ての魂は赦されるべきなのだ。 だからアウレアは、否定をしない。 「ん? その機能はちょっと付けるか迷った。 でもほら、これで十分よ」 そう言って、修道服の横のスリットを少しめくる。 ……槌と杭がベルトで括り付けられていた。 その名前はきっと聞こえたのだろう。 あの時あなたが呟いた理由を、きっとこの先思い知る事になる。 『その為のオトモ君だと認識しております』『お任せを』 (-17) 2024/04/01(Mon) 23:31:11 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモバイタル室で、一度だけすれ違う。 「ジャコモ。 ……エーラさまを含んで、 二人は不審な方がいることがわかりました」 確かなことは一つだけ。だが、 アウレアとエーラが来ないことはどういうことか。 最悪の状況に結びついてしまうこの脳が少し嫌に感じた。 (-21) 2024/04/01(Mon) 23:41:24 |
【人】 仕分人 ナル「うう、……ユウィさまの言う通りです」 ぐうの音も出なかった。 ここで倒れたりすると責任に問われるのは自分だけではない。 「怒られているうちが華といいますし……、 こんなに世話された命も無駄にはできませんし」 心なしかしょんぼりと耳飾りもゆらゆら揺れている。 それは毎日のバイタルチェック以外の検診をサボっていることを指していた。 「リーナさまもお気遣いありがとうございます。 でもお互いただでさえ仕事が多いんですから、倒れるまで頑張らせて下さい!」 (13) 2024/04/02(Tue) 0:01:58 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「え、……」 「……エーラ、が?」 明確に動揺する声。"信じていた者"の声。 「今度は何、何だよ。まさかまた重量オーバー……」 「……どうしてだ?どうしてそんな、 こんな時にそんなもん、見つかんだよ……!」 怒りを露わにする。この状況で名を出さなかった時点で、 ジャコモの言っていたベルヴァへの調べ物も、 また彼の潔白を証明することになっただけだろう事も あなたにはわかるだろう。 (-25) 2024/04/02(Tue) 0:05:06 |
【人】 仕分人 ナル「 今のはちょっとした見栄です!! 圧をやめてください、ここで働かせてください!」 ごめんなさい、飴ちゃんでここは許してくれませんか。 (16) 2024/04/02(Tue) 0:11:29 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「……」 黙りこくっていたが、20秒後に削除されるデータと共にそれは送られた。 隠蔽されたデータ送信履歴:ソーレファミリーのデータバンク 物品搬出履歴のハッキング:格納庫 「もう一人は、本来 2人 であるはずの通信回線に紛れ込んだ、カテリーナさま、レオンさま、ベルヴァさまの中にいます」 (-27) 2024/04/02(Tue) 0:25:18 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「…………」 もう言葉にもならなかった。 この異常状況の中の、異常報告に頭がやられそうだ。 「ベルヴァは、白だ。それは俺が確認したから間違いない。 ……レオン様とカテリーナの中に、一人……?」 「……調べるしか、ねぇな。二人を」 (-28) 2024/04/02(Tue) 0:35:27 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァそれは何かが発覚したあとであっただろうか。 落ち着いた頃にあなたの下に検診をしにきた仕分人は、深い溜め息をついてから目の前へ。 「ベルヴァさま、 ちょっと添い寝しませんか 」 (-30) 2024/04/02(Tue) 0:39:35 |
【人】 仕分人 ナル「寝不足でゲーム大会をすると平等……?」 「人同士でやると、確かに勝敗が気になりますね! 是非勝った方にあやかりたいです、何かを」 (22) 2024/04/02(Tue) 0:45:42 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「……私がレオンさまを調べても良いでしょうか」 「負担でしたら、構いません。その」 こんな事を言って良い立場ではない、それでもあなたになら見せていいかと涙目になった目を細める。 「わたしを、助けてくれた、方々だったんです」 ユウィさまは、言わずもがな。 エーラさまも、献身的に宝物を残してくれた。 レオンさまでさえ、部下でもない私を何かあったら助けるとその口で言ったのだ。 もしくは、 あなたと同じように、仲の良い茶飲み仲間の悪事を見たくなかった。 裏切られたくなかった、知りたくなんかないと。 「……私、二人から、打ち明けてもらえたのに。 どちらかが嘘つきだって知ってしまってるんですね」 こんな自分も、あなたも、彼らも人間だということが苦しすぎるほどにわかってしまった。 (-37) 2024/04/02(Tue) 1:12:18 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「……これで秘密のお話は終わりです」 「ねぇ、リーナさま」 楽しいお茶会も、賑やかな歌も、ここにはない。 「今度、一緒に出掛けましょう」 「一緒に行きませんか。あのお茶の花がみられる場所も、 私が助けられた場所も、私が知ってること教えます」 私は、誰も信用していない。 だから、誰も疑っていない。 「こんな憂鬱な気分を晴らせる場所に連れて行ってあげます」 いつもの風景の中に、いつもの二人。 当たり前の日々の中に幸せはあると人々は言う。 平穏な日常に、だれかと同じ意志を持つだけで叶うことがある。 だから、こんなに辛くて悲しいのは今だけだ。 「如何でしょうか!」 (-54) 2024/04/02(Tue) 3:27:35 |
【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル秘密のお話は終わりと聞いて、ほっとしたような表情。 感じる苦みは未だ消えてはくれないけれど。 それでも名を呼ばれれば、伏せていた目をあなたに向けた。 話しが進むにつれて、表情は淡い憂いを帯びたものから 喜びに満ちたものへと移り変わっていく。 「わぁ!ナルさんは色々なトコ、知ってるんですね! 素敵なお誘い、嬉しいです♪答えは……もちろん!」 「って、言いたいんですけどぉ……。 もし、私がこの約束を、ナルさんとのお話を 忘れるようなことになってたら。 きっと悲しいと思いますから。私も、ナルさんも」 それは逆だったとしても、同じで。 ……いや、悲しみとしては逆の方が深い。 一度は疑われて、信じられて、信じたあなただからこそ。 「だから、答えは今回のお仕事を終えて セントラルコスモスに戻れたら、でもいいですかぁ?」 もし、いつもの風景に揃って戻ることができたら、その時は。 (-59) 2024/04/02(Tue) 4:14:10 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカあなた達AIからは日々人類の希望のような答えが返ってくる。 発達する社会に、今までなし得なかった医療技術、倫理や道徳を超えた奇跡。 故人の名前すら忘れられずにそこにいる。 「……いいお名前ですね、あなたの中にいるその方も。 私、やっぱりあなたたちのようになりたいです」 こう思えるのは人間の特権だろうか。 「バンカー・ストレルカさま」 「私、持ち出し申請をします」 あなたを愛した人間がその形を残し、人格を残し、眼の前に存在させている。 それは別人か? そうだとして何が変わるのか、それを形容できるのは人間だけ。 孤独と別れに終わりがほしいから、騙し騙しの世界が続くことも願っている。 「あなたの記録を、私に下さい。 すぐにとは言いません、ただ今までの、 みなさんを映したその鏡を失いたくない」 信じられるのは事実のみ。 「あなたの持つ、つかの間の永遠が欲しいんです」 だから、願うのだ。 それはきっと、私という人間が壊れるまでの永遠の幸福になりうるから。 (-60) 2024/04/02(Tue) 4:34:18 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「……」 "負担"が何を指すのかを理解して、 それでも「構わない」と貴方の頼みを了承した。 「……ユウィさんとエーラは違う案件だとは思うけど、 それでも信じていた人に嫌疑がかかっているのは変わらない。そこに、一人増えたってもう変わらねえよ」 嘘だ。もう一人増えたら、それはまた辛く苦しい気持ちに襲われるのだって目に見えている。 それでも男は貴方の涙を見て、虚勢を張った。 貴方の前で、頼れるとはいかなくても、少しでも強くあれればいいと思ったからだ。 貴方がどれだけ名の挙がった人たちを慕っていたか、 その言葉だけで察しがついて、こんな残酷な仕打ちをどうして行うのだろうと、誰かにキレ散らかしたくて仕方なくなった。それも、できないことだけれど。 「そんなに追い込むな。……って、言っても無理だわな。 俺だって、全然できてないし。……」 「だけど、お前は立ち止まることはしないんだろう」 「承った。俺はカテリーナを調べるから、お前はレオン様を頼む」 わざと声に出してそう宣言した。 どのような結果が出ても、知らなかった頃にはもう戻れない。 (-63) 2024/04/02(Tue) 5:33:06 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「……不良ロボですロボ」 「私もそういうものだと思っていましたし。そう、です」 あなたのように機械ではないですが。 それが嫌なわけではないですが。 やはり人間なのだなと思わされるわけで。 「AIの早口じゃないです……それ。ありがとうございます。 なんだから気分は良くなってきました」 話さなくていいよ、と言いたくなるようなただの優しい言葉がけ。 求めてもいないのに告げてくるそれはおせっかいをしてくれる、誰か、のようで。 困ったな、と扉を潜り抜けて光に目を瞬かせた。 「あ、たかーい」 点検なんて役割を持っていない者からすれば初めての景色だ。 揺れる草花に溶け切った雪、見える路地にガラスドーム。 あなたにしがみついた姿勢のままで、ぼんやりと眺めて傘の影が頭に掛かる。 「悪くない眺めです、こういう所よく来るんですか」 え、目何処?と言わずに向けられた顔?を見返した。 一ミリも離れないままで。 (-64) 2024/04/02(Tue) 7:30:35 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「機械の義体になれば、或いは…… それも不可能ではないのかもしれませんね」 元が人間か否かという大きな差異がある以上、 まったく同じにはなれないかもしれないけれど。 それでも、可能性は決してゼロではない。 「はい、申請を──」 ふと、格納庫からの搬出の申請が出される。 何を持ち出すのだろうか、と考えた矢先。 「私の記録、ですか」 きょとり、と人間らしく目を瞬かせる。 その仕草は間違いなく彼の人のデータによるもので。 「構いません。表向きには記録媒体を搬出して そちらに書き込んだものをお渡しする形になると思われますが」 「私もまた、皆さまが、今、困難に直面して それでも生きていることを 忘れたくない。忘れてほしくない」 「万が一の際は。よろしくお願いしますね、アソシエーテ ナル様」 たとえ、この事態に首謀者、裏切者が居たとしても。 その人が居た記憶さえも忘れたくはないのだ。 たった一時であっても、『今』同じ船のクルーであり 同じノッテの一員であった時の感情に、嘘は無いだろうから。 (-65) 2024/04/02(Tue) 7:55:37 |
【人】 仕分人 ナルストレルカの告げた言葉をただただ飲み込むのに時間をかける。 その間に、はァ?と聞こえたアルバトロスの方を見れば、それはもう複雑そうに眉を顰めた。 しかし彼らはAIであるから、一つ溜め息をついて。 「どこで争ったか、第三者の介入などはみられましたか?」 「それと、今すぐに会うことは難しいかと思いますが、 ……彼女たちは医務室かに運ぶことになりますよね? 片付けが終わったあとは部屋に入る許可をいただきたいです」 (24) 2024/04/02(Tue) 10:26:30 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「ちゃんと来たな。」 諸々が落ち着いた辺りで、貴方が来てくれたのが見えて。 いい子、と言いかける、貴方には過保護気味な男。 しかし深いため息をついてからの提案に、目をまん丸にした。 「添い寝ぇ?あー…別に構わねえが。 何だ急に…寂しくなったのか?」 少し考える間があってから、医務室の備え付けのベッドのカーテンを開く。シャッ、とレールを滑る音と共に開いたそこには今は誰もいない。 (-77) 2024/04/02(Tue) 10:27:44 |
【人】 仕分人 ナル「そうですか、わかりました。 ありがとうございますストレルカさま」 ストレルカについでベルヴァの答えに頷けば、最低限の行動しかできないことを再度理解する。 ただ少し、いやかなり部屋の惨状だけが気になっているとは言い難く、アソシエーテの立場では簡単ではないと肩を落とした。 「正直良い気分にはなりませんが、顔を見ておきたいのです。 しかし邪魔であれば保管された後に伺うことにしましょう」 「その、不謹慎を承知ですが、オトモくんがどうなったかも気になっているんです。 二人に大切にされていた彼であればなにか保存されているかもしれませんし」 (26) 2024/04/02(Tue) 10:54:20 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「寝ていたら寝言に聞こえるでしょう」 「聞きたいことがあるんです、こんなときだから、なんですが」 あなたの服の裾を掴んでベッドに連れて行く。 えい、と押し飛ばすように突き飛ばしてから顔を近づければ少しだけ目を細めてその唇にとんと触れた。 「……私も言いますから正直に答えて下さい」 「今この船内で一番好ましい方と、信頼している方を教えてください」 「同一人物でなければ、黙秘してくださって構いません」 (-80) 2024/04/02(Tue) 11:00:28 |
【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナルなら良かったロボ。 気分が良くなってきたと言うあなたに、 そんな一言が返されていたのだった。 トンマーゾが言うには、彼らは通常、自分が人間であったことを 忘れさせられた上で機械の身体に入れられる。 (売春用アンドロイド等はその限りではないが、ロボットにおいては概ねそうだ。) こんなおせっかいと言えるような発言も、事実としては 人間に寄り添う言動をするようプログラムされているだけである。 が、彼らが元人間であると知っている人間は、 彼らの元の人格というやつを想像してしまうのだろう。 人間であるが故に。 「ロボはよく来るロボよ〜? うろついてると、 会話が要りそうなニンゲン様が目に付くロボからね」 メインアームの先端、 深い紅の瞳があなたのスモークブルーとかち合う。 彼には持ち場や定位置といったものがない。 呼び出された等、指令があった場合を除けば、 意味もなく船内を移動しているのが常だ。 「あとここによく来るのは 単純に高い所に来るとテンション上がるからロボ」 ご機嫌な言葉が、取ってつけたようなテンションで足された。 (-81) 2024/04/02(Tue) 11:00:55 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「…なるほど。」 貴方に抵抗する気などさらさらない。 少しだけ背が高い体はベッドに突き飛ばされてしまう。 触れる感触と貴方の表情。 何を考えているのやら、分からないけれど。いや。 貴方は疑っているのだろうな、きっと。 「まあいいぜ。隠す事ではないしな。」 なら、答えようじゃないか。 疚しいことなんて俺にはありはしない。 「俺が一番に思っているのは、レオン様だ。 上司であり、俺を何よりも大事に想ってくれている、優しくて恐ろしい人だよ。」 「で、一番信頼してるのも、レオン様だ。あの人は、俺の事を裏切りはしない。絶対にだ。」 だからと言って貴方や他の人を信頼してない訳ではないけれど。一番は、と聞かれればそうなった。 さあ、次はお前の番だよ。 男は白金色の瞳で貴方を見つめた。 (-85) 2024/04/02(Tue) 11:11:00 |
【人】 仕分人 ナル「良かったです、これで少しは証拠が……え? 聞きたいことですか」 ストレルカさまがですか、と聞き直してから頷く。 「ええ、構いません。 二人の分の雑用も此方である程度片付けるので スケジュールは都度訪ねていただければと思います!」 おおよそおむすびのシールが付いたままであろう、その丸いドローンに目を細めた。 (27) 2024/04/02(Tue) 12:04:27 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナルその日、あなたの手が空いている時間。 二人の欠員が出た事で密度を増したスケジュールの合間に、 ストレルカはあなたの元を訪れた。 「アソシエーテ ナル様」 「少々お時間よろしいでしょうか」 「まず、こちらがお約束のものです」 そう言ってあなたに差し出されたのは、 通常アンドロイドのデータを収めるのに使われるものよりも 幾らか大きな記録媒体。 閲覧権限が限られているものを除いたストレルカのデータ。 ストレルカは稼働して8年、 それなりのデータが蓄積されているのだろう。 「それから、お聞きしたい事なのですが」 「私はメイドマン アウレア様から 乗船以降の人格バックアップデータを預かっています」 「これはアソシエーテ ナル様に閲覧権限があります」 『覗いても覗かなくても別にいいんだけど』 『俺様ちゃんが覗いたならアイツも覗けるようにってな。』 「…だそうです。ご覧になられますか?」 そっくりな声真似…ではなく、音声データの再生。 自分のケジメなのだと、彼女はそう言っていた。 (-89) 2024/04/02(Tue) 12:26:42 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ「ありがとうございます、確かに受け取りました」 圧倒的なメモリの量、しかし手の中で収まるそれにおかしな気分になりながらあなたの話に耳を傾ける。 自分に尋ねたいこと、は、尋ねるように仕向けられた伝言であった。 「……びっくりしました。 アウレアさまからのメッセージですか」 はて、彼女が自分に見せたいものに心当たりなんてなかった。 覗きたいかと言われれば別だった、ただ確かめたいのは。 「なんで死んじゃったんですかね」 昔の自分を知ることを、今の自分であることを。 何者であるかを確かにできていたのか、と、考えるより先にどうしようもないことが口をついた。 「愚痴が、すみません、閲覧させていただきます。」 (-152) 2024/04/02(Tue) 18:35:49 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「やっぱり、2つとも同じになるんですね」 人間らしいなぁと思いつつ、絶対なんて言葉どこから来るのだろうと疑いたくなる。 「……そんなに信用できる人ができて羨ましいです。 恐ろしいとまで言わせるなんて、何があったのか気になるぐらい」 「私は一番、というと難しいです。 実は誰も信用できなくて、誰も疑えません。 命じられたことを正しく行っているだけ。 ファミリーの掟に従っているかどうかだけでしか物事を見ていないんです」 「一人だけ、やっと、アウレアさまを信じてみようとしました。 これが好きという気持ちなのかはわかりません、 ジャコモや、リーナさまも大切で好きな友達です」 「でも、私は彼らを信じていません」 信じていないのに好きだといいながら眉を下げ、 また上半身を近寄らせて、あなたの心臓に指を立てる。 「あなたなら、意味がわかると思います」 「レオンさまとリーナさま、 どちらかが 謀反者の可能性がありますね?」 (-166) 2024/04/02(Tue) 20:28:44 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル「ナル、少し良いかい」 「今日のバイタルのことだけど」 話しながら、通信が届く。 あまり声に出しては話せない内容だ。 『昨日話したけれど、特定のメンバーでしか話せない回線を僕は持っている。 僕以外にいるのは、カテリーナとベルヴァだ。 カテリーナが言うには、この回線は本来2名しか使えないものらしい。 最初はバグを疑ってたけれど、これもまた良からぬ者が手を出してきた仕業かもしれない。 疑わしければ僕のことも調べてもらっても構わないけれど……もし大丈夫なら、二人のことを調べてくれいか?』 (-168) 2024/04/02(Tue) 20:54:16 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「わかりました」 「──プログラム アウレア・チャーチ起動」 宙に投影されたモニターに、 次々と情報が表示されていく。 データに添えられた文章は簡易的な説明のみ。 【アトラ・アルゴ】 10代後半。女性。 【ビーチェ・ブレロ】 10代後半。女性。 【コルネリオ・チェルラ】 10代前半。男性。 【ディーノ・ドロエット】 20代前半。男性。 【エルマ・エルコラーニ】 10代前半。女性。 【フランカ・フォルキット】 10代前半。女性。 【ジャンニ・ジーリ】 10代前半。男性。 アウレアの名前はどこにも無く、 代わりにその全てがアウレア・チャーチに所属していた事が記載されている。 そして、アウレアが既に義体であることも。 これらプログラムの情報から、生前のアウレアは 7人分の人格データを常に再生していた事がわかっていい。 そして、このプログラムを見られるようにしたのは 人格データを覗いたのが自分だけではずるい、 という気持ちからであることも。 アウレアはとっくに壊れていて、 壊れたまま堂々と生きていたのかもしれない。 なんて、ストレルカの知るところではないかもしれないけれど。 (-169) 2024/04/02(Tue) 20:55:05 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「……どうしてでしょうね」 なぜ死んでしまったのかも、何もかも。 人であれば、そういうものだったのだ、と。 そういう稼業なのだから、仕方ないと。 そう考えて、飲み下すのだろうか。 「アソシエーテ ナル様。 このデータが、あなたにとって有意である事を願います」 (-170) 2024/04/02(Tue) 20:56:17 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「俺の全てを掻っ攫っていったからな。 恐ろしいってのはそういうところだ。」 心も何も全て、と言いながら。 貴方の指が心臓を指す。 「……否定はしねえよ。 だが、確かめる術は、ない。 お前、どうやってそれを知った。」 貴方を見上げる形で、見つめる。 (-171) 2024/04/02(Tue) 21:20:08 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「だから知っている事しか知りませんよ〜。 だからその分知っている事を教えてあげたいんです」 沢山教わって覚えて、そして誰かに伝えられるようになりたい。 生まれたての知能は子供のように無邪気だ。 「そうですか、 振られちゃったのなら仕方ありませんね」 故に、嘘をつく、故に、真実を言う。 「いいですよ! 勿論。幾らでも待てますから」 「その間にめいいっぱい仕事をして成果をあげませんと」 あなたのその手に手を伸ばして、両手を包もうとしながら、満面の笑みを向けて笑いかけた。 「嫌ですよ、断っちゃ」 (-172) 2024/04/02(Tue) 21:53:20 |
【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル「フッちゃいましたぁ、ごめんなさぁい♪」 くすり笑って、あなたの言葉にノる。 浮かべるのはすこし意地悪な笑み。 「ん〜、どうでしょぉ?」 あなたの手が触れる、 「ナルさんが遊びに連れてってくれるだけなら、 それでもいいんですけどぉ」 その温度を感じられないことが、 「もし、デートのお誘いならぁ」 すこし寂しい、 「もっと情熱がほしいなぁ、なぁんて」 だから、 「ワガママ、言ってもいいですかぁ?」 (-176) 2024/04/02(Tue) 22:41:15 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「機械なった方が楽な気がしてしまいました。 正しく動けますし、裏切り者になっても破壊がしやすいかと」 正確に言えば、このファミリーへの恩義がそうさせようとしている。 機械に別人格がついて反逆することがあれば、 確実に他者の悪意が絡んで操作されていることになる。 誰から見ても悪がわかり、憂うことなくこの身体を貫いて貰えるのだ。 「ですがそういったものに魂が宿り、 それを受入れることが、正気であると言うのなら。 私はそれを奇跡と呼びますし、敬うことになるでしょう。 どれほどエラーが起きても、元通りにしさせたい。 継ぎ接ぎのプログラムでも、動くのなら寿命までずっと。 アウレアさまの元で働かせて貰って、幾分は愛着というものは身につきました」 機械に不調はある、治すのは簡単だ。 しかし劣化は存在して、人が思うほどAIが永遠ではないことがわかった。 ではどうして進化によって擬似的な永久が続けられようとしているのか。 それこそ形容するのは難しいが難しいが、きっかけは誰かの愛なのではないかと。 「では改めてそんな、あなたにお願いがあります」 オトモくんをよびよせ両手で掴めば、こつんと額を当てる。 あとでおにぎりシールを付けるところに。 → (-177) 2024/04/02(Tue) 22:43:36 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「 アウレアさまの盗撮と会話データの保存です。できますか? 」勿論あなたには聞こえているし、そんなことが出来なくても言っている。 (-178) 2024/04/02(Tue) 22:44:07 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモわかりました、と言葉を返して。 あなたに調べさせた理由はその現実を見て欲しかったからかもしれない。 その上で、よろしくお願いしますと告げてその距離を再度詰めた。 長々と二人っきりで話していれば怪しまれるかもしれないが、この際いいだろうと。 「ジャコモ」 「私がもし裏切り者だったらダチをやめていましたか?」 「――永遠の友情なんてありませんよね。 いつかは離ればなれになってしまうのでしょうか、それこそ。 死んだら、忘れられてしまいますか?」 (-187) 2024/04/02(Tue) 23:46:35 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「ああ……まあ、壊しやすいのは、そうかもなあ。 エンジニア的には壊してほしくはないんだが」 「機械は壊しやすい、それって良い事なの? 悪い事なの? うんうん、アウレアちゃんはそゆ事わかんないけど……」 「まっ、正気か狂気かって二の次でいいと思うけどネ! 愛着ってんはかなりわかるからぁ。 人間に医者、AIやメカにエンジニアってね。 直して大事にして守っていきたいから発展してんの」 「義体交換でも機械になるんでもメンテしたかったら 俺様ちゃんのトコに来な〜。嫌って程長持ちさせてやる」 新しい命の形を迎合したシスターは、 身体が錆びつき朽ちてもなお廻る魂に価値を見出している。 それは進化だと思っているし、正しさの一つだと思っている。 正気だろうが、狂気だろうが。 手の届く半永久的な輪廻に手を伸ばさない理由を、 今のアウレアは持たなかった。 抵抗なく掴まれれば、こつんと機体に額が当たった。 オトモ君に体温などは勿論ない。ひんやりとしていて。 → (-194) 2024/04/03(Wed) 0:01:16 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル『はい。オトモ君はできます』 「 しなくていいぞ〜〜〜〜? 」平然と受理するオトモ君と、 何を言ってるんだとでも言いたげなマスターになった。 「えっ? 何に使うんだよ?」 「趣味?」 失礼ですらある。 (-195) 2024/04/03(Wed) 0:01:35 |
【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン「……レオンさま」 届いた通信に目を通せば、即座にそのメッセージを消して足を止める。 あなたを見上げながら、あえて口を開き、明るくまるで世間話のように質問をした。 「レオンさまがこの船で一番好きな人と一番信用していらっしゃる方は誰ですか!」 「それって、同じ人になりますか?」 (-197) 2024/04/03(Wed) 0:21:48 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル「なぁに、それ」 くすりと、笑う。 この男はそういうのは、あまり外に出さない人間だ。 だからといって決して情を向けないというわけでなく、誰にでも同じような情を向けて、それを周囲にも見せている。 けれど。 自分にとって、一番とはまた別のところにあって、大事なもので。 それをおいそれと外には出さない。 ……出さないはずだったのだが。 「なんだ。キミにはお見通しなのかな」 「……うん、居るよ。どっちも同じ人」 でもだからといって調べない理由にはならなくて。 男は、自分の立場とやらねばならないこと。 そのためには心を殺さなければならないことを、ちゃんとわかっている。 「……教えてほしいの? それが誰か」 (-201) 2024/04/03(Wed) 0:52:01 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「会話が要りそうな人間に話しかけるのもお仕事でしたか? 大変ですね。あと数時間は私を乗せながらやっていいですよ」 勿論割とすぐに仕事に戻らなくてはならない。 仕分人は暇ではない。 「……テンション、そうですか。 じゃあこれでも上がるといいのですが……」 ロボットがテンションだなんて、残りの電力ゲージの間違いじゃないのだろうか? じゃあ、と人間らしく、あなたに布でできたベルトのようなものを巻き付けて結び目を作る。 青と灰色のリボンがその機体につけられれば、室内機の夏の風で靡いた。 「お洒落です! 私のテンションをあげてくれたお礼です、いかがでしょうか」 (-215) 2024/04/03(Wed) 3:10:09 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「かっさらって? そんな、情熱的な方だったんですね。 知りませんでした、あ、勿論口外はしません」 しかし知らなかった時よりは意識してみてしまうかもしれないと呟きながら。 止められるまではあなたの世話になるつもりでぽすんと抱き着いた。 「小細工は何もしていませんよ? お二方が教えてくれたんです。 その上で――ベルヴァさまが何も疚しいことを抱えていないことを知っています」 「ああ、こちらは調べたのは私じゃありません。 だからですね、つまり」 「私、あの二人のどちらかに嘘をつかれてしまったんですよ。 ベルヴァさま。 これ、すごく、落ち込みますね…… 」胸の痛みの原因はこれではなくとも、体重の減少及び体調不良の原因に完全に関係していそうなのはストレス以外の何物でもないことがわかるだろうか。 (-218) 2024/04/03(Wed) 4:40:23 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「…なるほど、そういう事だったのか。」 貴方の言葉を最後まで聞いてから。 ぽすん、と抱き着いてくるその背をあやすように撫でる。 「そうだな、俺も裏切者が、嘘吐きが居るなんて信じたくはないし、騙されるのはいい気分は、しない。」 ずっと仲間だと思ってたんだから、それは、そうだろうと。 「だが、嘘吐きが居るなら、どっちなのかを明らかにしなきゃいけない。俺もお前も、選ばなきゃいけない。」 しんどいな、辛いな。 あやすようにしながら続ける。 「お前はどっちが嘘吐きだと思う?」 残酷な質問だ。 けれどそれを突き付けられているのは他でもない、この男であり…判断しなければならない場所に立っている。 貴方にとって重いものなら、兄である自分が持つまでだ。 (-224) 2024/04/03(Wed) 9:06:28 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「なんだ、急に。難しい話するんだな。 ……裏切って、相手がどう思ってるかじゃねぇの。 今まで全部演技でお前のことも嫌いだって言われたら、 まあ考えるけど。 それでも俺、ダチはやめたくねぇと思う」 「……?よくわかんねぇな。 そも、離れたら友情って消えんのか?消えんだろ。 永遠の友情だってあるだろ。離れててもダチだなんてこと、いくらでもあると信じてるぜ。 死んだら忘れるなんて、もっとないだろ。 そりゃ四六時中そいつのことを考えてはいられねえが…… ある日急に思い出して寂しくなる。 ……いや、寂しくなってほしいのは俺の願望かもな。 俺が死んだら、そうしてほしい」 「俺はそれらも全部友情だと思ってるが、ナルにとっては違うのか?」 (-227) 2024/04/03(Wed) 9:42:27 |
【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン「いいえ? 教えて頂く必要はありませんよ! 同じ事 を言ってらしたので想像がついてしまいました。しかし、同じなのでしたら、私の答えなど必要ないのではないでしょうか」 真っすぐに、ただこの事件を誰かの仕業と決めつけず、仕分人は全ての可能性を見ている。 「レオンさまが耳を傾けてくれて嬉しいですが、 藪をつつくような真似は怖いですからね!」 「私から言えるのは、心配なさらなくても大丈夫ということだけです。 機械的で申し訳ありませんが、あなたほどの立場の方の曇った顔は見たくありませんから」 (-278) 2024/04/03(Wed) 19:24:00 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル「そう、じゃあ言わない。 そういう事なら多分正解だ」 少しだけ眉を下げて笑って、頷く。 あの子も同じ行動をしてたなんて、 上司と部下は似てしまうものなのかもしれない 。「キミがそう言うなら、必要ないんだろうね。 ただ立場上、不確定なことは確かめないといけなかったからね。 そこに情を挟むべきじゃないと思ったんだ」 状況的にももう、あの子が裏切り者である線は消えた。 ほっとすると同時に、もうひとりの子のことを思い浮かべて浮かない顔をした。 「けれど僕はあの子の事も大事な部下だと思っていたんだ。 ……どうしてこうなっちゃうかな」 交渉においては他者に冷徹に、冷静に対応出来るのに、身内には甘い。 その自覚はある。 だけど俺は。 「この船の仲間は、……家族だと思ってたんだけどね」 と、そう考えていたからこそ、悲しげな笑みを浮かべて息をついた。 (-291) 2024/04/03(Wed) 21:49:43 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「デー……」 「 えっっ 「……」 「あなたの時間を私にください……?」 私、こんなことが言えるのって今しかなくて。 同じ様なことがまた起きても繰り返せないと思いました。 もう、死んでしまったら別人になります。 あなたを大切に思う私は再現されず、ここにしかいません。 それって寂しいじゃないですか。 「付き合ってください、リーナさま」 このお返事こそ、今聞くのはちょっとキツいので。 「お返事は地上についてからでということで……大丈夫です」 (-296) 2024/04/03(Wed) 22:48:46 |
【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル布を結びつけられた箇所に、メインアームが向けられた。 数拍の間。 そして、あー、やら、んー、やらの 意味をなさない発音の後。 「…テンション上がる云々よりかは、 ふっつ〜にうれしいロボ。ナル様ありがと〜」 声の印象としては、どちらかと言えば、 テンションが下がったように聞こえたかもしれない。 言葉通りであるのなら、うれしさと共に困惑でもあって、 ある種の処理落ちの類でも起こしたのだろうか。 真意はやはり知れないだろう。 「贈り物はいつでもうれしいものロボね」 だから、あなたはあなたの思いたいように思っていていい。 さてこの後はどうしただろう。 可能な限りこの場所に居続けたか、それとも峠を攻めることになったか。 いずれにせよ、別れるまでの間に「ロボも何か返すロボかね〜」と 彼は言っており。後程その通り、あなたの部屋に 折り紙の猫ちゃんの集団が届けられただろう。 10匹セットで大家族だね、なんて。 (-298) 2024/04/03(Wed) 23:16:34 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「難しい話というより、確認です。 言われないとわからないことってあるじゃないですか」 「……引っ越したら疎遠になるとかよくあるらしいですよ。 ジャコモは、また誰かと仲良くなるかもしれません」 こんな不安も、人間だから思いつくことで。 たった五年間の人生にしがみつきたいものがありすぎる。 死んだら忘れてしまうのは此方の話なのだ。 あなただって、すべてを忘れた自分なんてもう関わりたくもないだろう。 「寂しいです、……嫌です。 忘れてほしくもないし、忘れたいだなんて思ったことはありません。 同じだと思って良いんですか。 立場なんて関係なく、あなたのことが大切だって思う私と、ずっとダチでいてくれますか」 (-300) 2024/04/03(Wed) 23:29:51 |
【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル「 えっっ 軽口に本当の情熱が返ってくるなんて思っていなくって。 だから、ぽかんと口を開けたまま固まってしまう。 「え。あ。は、」 それはすぐに解けたけれど、 今度は危うく答えそうになって、慌てて口を押える。 深呼吸を、ひとつ。 あなたのくれた猶予に感謝しつつ、頷いて。 「その時。ナルさんの心がまだ変わってなかったら、 もぉ一回、お願いしますねぇ!ふふ♪」 (-303) 2024/04/03(Wed) 23:51:04 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「ナル……?」 「……そうだな。疎遠になるケースもなくはない。 だからといって離れる事がダチじゃなくなるわけじゃない」 死んでから生き返る事はバックアップサービスの方法しか男は知らない。或いは本当に死んで消えてなくなってしまうかの二択だ。 だから貴方が死んでしまったら忘れてしまうなんて事に気づけず、だけど貴方の言葉が必死の訴えに聞こえて、必死に何かを聞き取ろうとする。 「……忘れちまうのか?望まないのに」 「そん時、またダチになるんじゃ、駄目か。 これじゃあお前の事、安心させられないか」 「おう、全部変わらない友情だよ。同じだ。 俺の事を大切ってそんなに思ってくれる奴とさ、 立場一つ違うからって、ダチじゃなくなるわけじゃねえ」 「例えいつか、俺がファミリーを離れる日があったとしても」 「お前とダチなのは永遠に変わらねえよ」 (-308) 2024/04/04(Thu) 0:41:45 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「アウレアさまの保存ですね?」 「まさか堂々と見たい趣味はないですよ! 何事もなかったら、この時を思い出して 大変だったなっていえる思い出になればいいんです」 たとえ誰かがこのファミリーから居なくなるとしても。 「一緒に見ましょう。私も撮って欲しいです。 オトモ君、よかったら他の人もこっそり撮ってみてください」 一瞬の怪しい犯罪行為のようなものに違いないが、それはあなたの手元にある限り、門外不出の頑丈なデータであることは間違いないだろうから。 「それでは、失礼しますね。 早く問題解決できるように、頑張りましょう!」 「――私、死にたくないです。 忘れたくないです。あなたにこうして甘えさせてもらったこと」 今の自分が壊れてしまえば換えはない。 だから、せめて。 1歩、2歩分ぐらい、なんの確証もなく賭けたあなたへ近づいて。 「È molto gentile da parte tua!」 人らしく笑いかけて、また次の仕事の時に会えることを願って部屋を出ていった。 (-332) 2024/04/04(Thu) 13:33:07 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ普段であれば適度な距離のそれがこんな時だから縮まるのは皮肉なことで。 人の心で動物のようにすり寄れば、甘いあなたの言葉に甘い言葉を返して笑う。 「……どっちも、そうだとは思えません」 「決められません、私には」 黙っていることは嘘と言うだろうか。 何かを誤魔化していることは嘘つきといえるだろうか。 そんな理屈がまかり通るような世界ではないとわかっていて、願っている。 「その代わりに信じられる方を、いっぱい信じてみようかと、思います」 「ベルヴァさまだって、もしレオンさまが悪いことをしていてもあなたを大切にしていることは疑いませんよね?」 (-339) 2024/04/04(Thu) 15:54:05 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「そうか。ああ、そうだな。 俺を大切にしてくれている事を、疑ったりはしない。」 ポンポン、とあやすような手はそのままで。 兄が弟にするような、優しい手つき。 「だが、決めなければならない時が来る。向き合わなければならない時が来る。」 「お前にとっては、辛いことになるだろうな。」 優しさと真っ直ぐさを持つ弟分。 その姿は時に眩しくて、時に心配になる。 「俺は、カテリーナを疑っている。だからもし、レオン様が嘘を吐いていた時は…躊躇うなよ。」 自分はあの人を裏切れないから。 もし己が信じるものが相容れないならば、と。 穏やかな声音で、貴方に言うだろう。 (-340) 2024/04/04(Thu) 16:16:05 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「……ベルヴァさまもそういうこと言うんですね?」 それは拗ねたような、責め立てるような声で口を尖らす。 自分がもっとたくさん上の立場ならあなたの頭を貫いても許されるのではないかと思ってしまう。 「戸惑いません、でも、嫌ですよ」 「理想を謳うんじゃありません、私たちを捨てて行くことなんて許しませんから」 「……私、違法人格データがあったらしいです」 「知らない怪しい人が乗船前に襲ってきて、それを私に入れようとして来ていました、ストレルカさまがぶったおしてくれましたが」 「もしそれが成功していたらどうなっていたでしょう。 もし、それが私と違う人格だったらどうしたでしょう。 私は私で、5年間ずっと正しく生きてきたのに、過去の出来事で別人と判断されるのでしょうか!」 「……諦めませんからね。 忘れたら嫌ですよ、私が言ったこと」 (-344) 2024/04/04(Thu) 18:38:01 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「…全くお前は。」 わしゃり、とその頭を撫でようとする。 その表情は困ったような、苦しいような、そんなもの。 「分かったよ。ちゃんと覚えておく。 俺も、そうしたい訳じゃないしな。」 どうにも、敵わないのだ。 眩しさに胸が苦しくなるくらいに。 「で、襲われたってのは初耳なんだが。 怪我…はないにしても、襲った奴の目的とかは割れてるのか?」 ストレスが原因で不調が見えてるなら。 少しでも会話をすることで、心を落ち着けさせようと。 貴方を甘やかし続ける。 (-345) 2024/04/04(Thu) 19:14:19 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ・・・・ ・・ はじまりは、誰からだったのだろう。 義体と言うことは見た目から全て変わっている可能性があるし。 「プログラム、……こんなに名前が」 ずるいとはいったい、と思いつつも連なる名前を見つつ。 神様というものを信じていた彼女の言葉を浮かべていくつかの推測を立てる。 7人分の人格データを再生していたとなれば多重人格というべきか、それとも上手に混ざっているのか。 本人はうまくいっていると話していたような気がするが、それは定かではなかった。 「有意義です、ありがとうございますストレルカさま。 ……なんだかたくさんの人の記憶を持った人というべきか迷いますね」 「大丈夫、なんでしょうか。 きっとの望んだことなんでしょうが……ちょっと皆さんと挨拶できていないのはちょっと。 ストレルカ様、あの……違法で作られた人格データもS社に頼めば 正式なバックアップデータとして手回しできたりするのでしょうか?」 「それと、その……ストレルカさまもこんなにたくさんのデータを持っていて疲れて居ませんか? 一度此方が預かったこともありますので、その……休憩したりゆっくりして欲しい、と思っています。 無理させてしまったのは承知で……あれなのですが」 (-347) 2024/04/04(Thu) 21:28:38 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「殆どが既に亡くなられた方の人格データだそうです」 「人はきっと、因果なものだ、と言うのでしょうね」 7人分の人格を自らの内に収めていた彼女と、 その人格データを預かる自分。 故人の人格データを学習データとして取り込んだ自分。 似た者同士とも言うべきふたりが同じ船に乗っていたこと。 「S社は…顧客の死後の人格データの提出は 原則受け付けていません。そして、 S社で保存されたものではない人格データは取り扱いません」 バックアップデータについて尋ねられれば、 そのように答えを返して。そうして、次の問いへ。 「大丈夫です。 私は格納庫の膨大な入搬出ログを管理できる それだけの性能を有していますから」 「人の一生も同じくらいに、重く繊細で。 けれど常に稼働させているわけではありません。 圧縮したデータで保持する程度であれば問題はありません」 「無事に戻ったら…… 少々メモリの増設は必要かもしれませんが」 アンドロイドは疲労とは無縁だ。 CPUとメモリには限界があるというだけで。 オーナーはメモリの増設を頼めば快く引き受けるだろう。 (-348) 2024/04/04(Thu) 22:00:57 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「それから…ユーザーデータ『ナル』。 それが保存されたUSBデバイスを 念のために私が預かっていますが… これもお持ちになられますか?」 オトモ君の中に残されていたもの。 中身を検めてはいないけれど、 放って置くには少々気掛かりだったために それだけは自分の手元で保管する事にしていた。 (-349) 2024/04/04(Thu) 22:01:15 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル「おお……俺様ちゃんの保存か。びっくりした。 盗撮を本人の目の前で依頼するんじゃねえ。 人格データなら取っといてるぞー、探して勝手に見ろ」 なんとも投げやり。ただし嘘は言ってなかった。 自分があなたのデータを見たのだから自分も明かそうと、 この船のどこかに隠してあるんだ、なんて付け足して。 「まあ……要はあれだろ、アルバム作り。 オトモ君のマスター権限ナル君にもあげておこうかな……。 後から好きに見れるようにしとくね。悪用しないでしょ?」 『はい。オトモ君も良いと思いました。 お任せください、オトモ君にはセンスがあります』 ぴぴ、と電子音の後、白い機体が誇らしげにくるりと回った。 「……ん。頼むぞナル君、その意気だぜ」 「死ぬなよ〜?」 んじゃな、と笑みにはにかみを返した。 背中を最後まで見送って。 どうかあなたが望む通りになればいいと、祈った。 それから先。アウレアの死が告げられた後。 きっとアウレアの言う通り、オトモ君のマスター権限はあなたにも付与されていただろう。 オトモ君の内部データはクリーンアップされていたけれど、 あなたの望んだ思い出はアウレアの持つガラクタのどこかに。 それが見つかるのがいつかは、命無き者には判らぬ事だ。 (-377) 2024/04/05(Fri) 1:25:13 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナルとある時間。 貴方にそっと通信が一件。 「やぁ、さっきはすまなかったね。 あの後二人と話をしたよ、彼女は俺にすべて預け寝返ってくれることを約束してくれた」 「キミのおかげだ、ありがとう」 (-390) 2024/04/05(Fri) 7:40:02 |
ナルは、通りがかった娯楽室を覗いた。ダーツ、すごいかも…… (a22) 2024/04/05(Fri) 7:52:45 |
ナルは、通りがかった娯楽室を覗いた。ダーツ、すごいかも…… (a23) 2024/04/05(Fri) 7:53:05 |
ナルは、大事なことなのでオトモに娯楽室を撮影してもらった。お願いしますね! (a24) 2024/04/05(Fri) 7:54:30 |
【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン「寝返、 え? 」「私何もしてませんよ」 「……何かあったみたいですが、気になさらず。 ですが、 お礼であればお金がいっぱい入用です! 」 (-391) 2024/04/05(Fri) 8:00:33 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア――オトモ君を呼びながら、おにぎりのシールをなぞる。 「なんで全部見ていいだなんて言ってくださったんでしょう」 業務提携していたにしろ個人情報の塊でしょうに。 個人のプライバシーを配慮していないのだろうか。 「……アウレアさまは、 みなさんと過ごすことは楽しいのでしょうか。 一体どんな気持ちで自分を殺していたのでしょう」 「寂しかったのですか、憐れんでいたのですか。 私には、死にたくないという気持ちしかわからないので、理解をすることはないのでしょうが」 「……誕生日はいつになるんでしょうね。私たち」 あなたは製造日でしょうかと笑いかけて、安置室を出て行った。 (-393) 2024/04/05(Fri) 8:51:59 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァあなたにも負担を駆けたいわけではないのだが、どうも頼りないままな身体ではそんな顔をさせてしまう。 「迷惑をかけるつもりはなくて……。 時間が出来たら伝えるつもりだったのですが」 膝擦りむく前に襲われたと、半分は憶測であるが事の顛末を話す。アウレアに相談したことからあまり良くないことが起こってしまったと。 「目的は割れて居ませんが、凡そ私の身体が目的かと」 「その〜」 ナルの身体には、データを入れる改造が為されているのは既に知っているだろう。 過去に人工データを入れる研究がなされた成果であるが、寿命が縮む致命的な欠点があり、まだこの時代には違法とされている。 しかしそれはもうここに来た時から破壊されており、機能せず手術で取り出しさえすればデータの取り込みもできなくなる。 若干問題ではあるが放置してもよいとされていたものだ。 「 人格データ を私にいれるようだったみたいです。中身はどんなものかはわかりませんが……」 「多分 ソーレファミリー の方だったと思います」「さあ何が起きていたのでしょうね」 起きることがない事件でしたと。 自分の正体は何かで変わることの無いままで済んだと笑いかけるが、あなたがそれを追求し報告することがあれば十分に問題視されるかもしれない事実であるだろう。 (-394) 2024/04/05(Fri) 9:49:11 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル「キミからの報告がなければ今日は迎えてない。 あの二人とも話はできなかったかもしれない」 「ナル。キミ……俺には言ってなかったけど、ベルが裏切り者ではないことを知っていたんだろう?」 通信機越しに聞こえる笑みのこぼれた音。 こちらの状態が安定したことは確かのようだ。 「へぇ、お金で何をしたいのかは聞かないけどいいよ。 今度俺からの特別手当をつけておこう」 (-395) 2024/04/05(Fri) 9:53:35 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「手術の結果でそうなっちゃうかもしれない、じゃないですか。 何があるかわからない世ですよ? なんて、ちょっと不安になりすぎていたのもあります」 「また、なってくれるってジャコモがいうならいいんです」 その時はようやく本当の意味で貴方を信じられることになるでしょう。 「簡単には離れないでくださいよ。 ……難しいのはわかってますが。 ちゃんと、何かあったら相談してくださいね!」 それだけですと言えば振り返って、さて、と呟く。 次に会う時は嫌な話をしたくないですねと重ねてあなたに背を向けた。 「私、まだまだあなたのことたくさん知りたいんですから。 友達は仲良くなってからが、楽しいらしいですよ」 (-396) 2024/04/05(Fri) 10:26:47 |
【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル終ぞ剥がされなかったままのシール。 このドローンにも自分で剥がせる術はあるのだが、 あれからずっと貼ったままでいる。 『……現存しているプロトタープデータから分析した結果』 『感情が関係するため演算結果の正確性は不明ですが』 『アウレア様は楽しんでおられたと推察します。 あの方は仲間と過ごすのがお好きな方ですから』 『寂しがり屋であることは事実だと判断します。 でなければ『アウレア』という在り方を 選ぶことはなかったでしょう』 幼い子供の声をした合成音声がそう告げる。 かつてのマスターの亡骸を見ながら。 誕生日はいつになるかという問いには、機体を傾けた。 『不明です。当該データはロストしました』 ふよ、と体勢を直しながら一つの事実を述べて。 それからお供をするように、あなたの後を追っていった。 (-397) 2024/04/05(Fri) 10:53:28 |
【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン「お二人と……と、言いますと。 例の通信回線でしょうか」 ええと。と、一度考えるような間をおいてから 「はい、確かなことは言いませんでしたね。 だって、レオンさまのことまだ調べ切っていませんでしたから」 「……あ。疑っているわけではありませんよ。 私はカポレジーム、トンマーゾ・コスタさまからの指令でファミリーの調査を任されておりました。一応独断ではありません」 直属の部下ではありませんが、と言うのは、相変わらず派遣のようなことをしている証拠だ。 「ありがとうございます! ファミリーの為に使うためですから、ご心配なく。 他にレオンさまのお手伝いになるようなことはありませんか? 使いっぱしりぐらいなら今日はまだできるのでなんなりと!」 実のところ裏切り者の芽があったのは、彼らだけではなかったのだが。 そうなることはなかったので今言う必要はないだろう。 (-398) 2024/04/05(Fri) 10:57:35 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル「そりゃあそんなデカいもん抱えてたら、 不安になる時だってたまにはあるだろ。 いいぜ、俺に言う分には全然聞いてやるからよ」 「何回だってなれるさ。互いがそれを望むんならな」 「……」 「"簡単には"離れねェよ。 ……でも、そうだな。それでも離れる時があったら、 ちゃんと一報くらい入れるようにする」 この時薄っすら、後の自身の選択を理解した気がして、 含みのあるような言い方で言うしかなかった。 「なんだ、俺の事大分好きじゃねぇか。なんてな。 また楽しい事しようぜ。ダチならさ、色々な」 言って、立ち去る貴方を見送った事だろう。 (-399) 2024/04/05(Fri) 11:13:45 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレアここの機体たちに純粋なAIはいないことに気づいたのは最近だ。 はっきりと元の人格データが参照されていたり、挙句はそのままであったりと。 「じゃあ、 アウレアさまって7等分になるのは構わないんですかね? 」「アウレア一家……」 少なくとも一人の生き方はしていない人だったのかとまた想像しながら廊下を歩いた。 (-400) 2024/04/05(Fri) 11:15:37 |
【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル突然のメッセージ受信の知らせ。 宛先は貴方もよく知る友人の名前。簡潔に書かれたメッセージがそこにあった。 ナルへ。 突然の話だが遠い場所に行くことになった。 暫くの間、お前とも会えなくなると思う。 一つ言いたいのは、 俺はお前と約束した旅行の件は忘れていない。 お前と離れることになるが、安易に決めた決断でもない。 ナルの事を考えないまま決めた訳じゃないことは覚えていてくれ。 いつか落ち着いた頃、また会おう。 その時には手土産の用意も忘れないでいる。 ジャコモ (-401) 2024/04/05(Fri) 11:15:53 |
【秘】 捻くれもの ベルヴァ → 仕分人 ナル「分かってる。後で報告はしとけよ。」 貴方が頼りないからではない。 ただ、自分はこうはあれないから、という引け目。 それが、男が苦しい顔をする理由。 「ソーレが絡んでるとなれば、此処の中だけで話が収まらないからな。それにまたお前が狙われるかもしれないし。」 「十分に気を付けておけよ、いいな。あとはまあ…必要があれば手術をしないといけないかもしれないな。」 しっかり取り出しておけば二度はない。 とはいえ、すぐに施術できるものでもないから、全てが落ち着いた頃にはなりそうだ。 (-403) 2024/04/05(Fri) 12:56:44 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル「話自体はしてたけど……どっちかを疑ってかかりたくなかったしね。向き合うきっかけをくれたってことだよ」 あぁ、ちゃんと自分のことも調べていたのかと笑いながら。 「むしろ疑ってかかるくらいが丁度いいのさ、本当は。 俺が身内に甘すぎるんだ。 派遣もいいけど、正式にうちの子になってくれてもいいんだぞ、ナル」 とはいえ無理強いをするつもりはない。 あなたがファミリー全体を見て行動していることを知っているから。だからお金の使い道についても心配はしてない様子。 要は、貴方のことを信じているということなんだろう。 「必要なところに報告はすませてあるから使い走りは大丈夫さ。キミもしっかり休息を取ってこの後に備えておくように」 (-410) 2024/04/05(Fri) 15:04:10 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「自分の命のことは考えたんでしょうか」 「ファミリーのことは考えなかったんでしょうか」 あなたからの連絡を受けたあと、いくらか手回しがされているかどうかを調べに行く。 一番考えられるのは命を断つことだが、バックアップされていたところで逃走に至るとも限らない。足止めは食らうはずだ。 「結局相談しないじゃないですか」 信用してませんでしたけどね、と嘯いて。 討つ任命が下るようなことをしたら容赦はしないとつぶやいて廊下を歩いた。 (-488) 2024/04/05(Fri) 18:28:38 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ「難しいことがよくわかりました。 バレてから問題になるよりは、 合法的に取り扱えるかの検討をすることにします」 「……奇しくも先輩たちがここにはたくさんいたんですねぇ。 私はまだ人間でいられるかわかりませんが。 正しくあなた達を整備できるのは、まだまだこちらの役目だと思っています」 あなた達が壊れているのか、異常であるか。 治っているのか、違うものになってしまったのか。 それを判断するのも作り手出会った我等であり、定義を決めつけるのも機械ではないから。 「必ず生きていてもらいますからね、私が死ぬぐらいまでは」 (-493) 2024/04/05(Fri) 18:57:45 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ「ユーザーデータ……ああ、私。 よくも悪くも捨ててしまったんですよねこれ」 誰も必要としなかった過去のデータ、結局彼らが見つけ出すことは叶わなかったそれを望む人などいない。 「そのままオトモ君に食べさせておきます! 簡単に読み込めないデータのようでしたので、読み込みには至らないでしょう。 間違って虚無に吸い込まれたらそれでいいです、 まるで、ごみ処理をさせてしまうことになりますね?」 大したことのないのように扱って、自分の中で予感はあった。 この先自分からはまともな人間であった時の記憶を求めることはないのだろうと。 もし、新たにこの自分を塗り替える数字が現れたときは無条件にファミリーへの愛が消えるのだろう。 「……では、また今日の日記分を入れてもらいましょう! よろしくお願いします、ストレルカさま」 忠誠心のデータがインストール出来たら早いのに。 簡単にいかないのが世の常で。人の心は移ろうのに口だけの契約を交わしているのなら、やはりこの世界の命は軽くなってしまったなと思うばかり。 「ボスが船員の頭を遠隔で爆発させられるぐらいになれば、便利なのに」 人というのは簡単に処理をさせてくれない生き物である。 (-496) 2024/04/05(Fri) 19:13:39 |
【人】 仕分人 ナルなんだか呼ばれたような気がしてオトモ君を連れた仕分人が と入る。 会話には入らずともルールを把握したのか、遊びには興じようとその矢を的へ向かって投げた。 一投目:66 二投目:70+10 三投目:86+20 集中するほどブレは少なくなっていくスタイルに素人感は拭えない。 しかしまぐれでも当たっただけ良かったと一息つけば、点数はよくわからないのでそのまま引っこ抜いて部屋をあとにした。 (50) 2024/04/05(Fri) 20:21:40 |
ナルは、どこも狙ってないので点数は全て偶然。 (a27) 2024/04/05(Fri) 20:30:27 |
【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル「もちろん」 「私はあなたたちのために作られたものですから。 あなたたちが必要としなければ、 自ら自身を整備する機能は必要ありません。 あなたたちが必要とするならば、機体を新たなものに換えても 『私』は確かに続いていくでしょう」 機械が起こした人間の想定外の行動を、 バグであるとするか、自己学習の結果であるとするかは 人間の尺度によって決まるもの。 セルフチェックによって客観視する事こそあれ、 最終的な判断を下すのは人間だ。 「そうですか」 「承知しました。 後ほどオトモ君の内部へと戻しておきましょう」 機械はそうしろと言われればそうする。 するなと言われればしない。 人間の電気信号よりも単純明快な、0と1で構成されたもの。 「はい。アソシエーテ ナル様 あなたの今をお聞かせ願えますか」 人類は故郷を飛び出して、宇宙の何処までも進出したこの時代。 人類はおおよそ不慮の死さえも克服した。 けれど、それでも、技術は人の心までを担保してくれはしない。 (-500) 2024/04/05(Fri) 20:35:12 |
ナルは、「早く武器をご教授願えるようなからだになりたいですね」と笑って返した。 (a31) 2024/04/05(Fri) 20:55:23 |
【人】 仕分人 ナル「 あいたたたた 、胸が痛い、これが恋?もしくは痛みがカートに運ばれる荷物の真似をさせています……」 娯楽室を過ぎたあと、蹲るように体を丸め込めば深く呼吸をして痛みが収まるのを待つ。 不調で発熱を良くすれど、痛みに強いわけではない。 舟を降りたら今なら心臓にプロテクトを付けたいとまで思っている。 『パシャ』『記録しました』 「オトモくん、科捜研のAIみたいですね……」 「死ぬときは痛みなく……、義体化も視野に入れたほうがいいのでしょうか。 アウレアさまに聞きたいですが、痛みを覚えていないでしょうし。 エーラさまは、部屋までさぞ辛かったでしょう、聞けるわけがありません。 わるいことを覚えていない為に、いいこともまた同じにする必要があるのなら、全部忘れていいと思います」 仕分人は虚空にぽつぽつとぼやきながら、後ほどやってきたAIに載せられて自室に運ばれていった。 (53) 2024/04/05(Fri) 21:02:32 |
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