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【人】 初波華音[けれど私は、 早朝目覚めてから昼までに はしゃぎ疲れてかなり消耗していた。 隣を走っていたときに聴こえた息遣い。 ぐっしょりと汗でウェアを濡らして そこはかとない色気は感じさせても、 むさ苦しさは一切感じさせない首元。 どんな香水より魅力を感じる汗の匂い。 脱ぎ揃えたシューズの大きさ。 濡れた髪が張り付いたうなじ。 熱いシャワーを浴びて上気した肌。 言うなれば壮真くんの過剰供給。 余すことなくすべてが目の保養で心臓にわるい。 脱衣所を出るとお手製スムージーが用意されていた。 シャワーを浴びるとき脱いだ衣類は畳んだけれど 習慣で一番上に下着を置いたことを大分後悔した。 スムージーは美味しく頂いて、 グラスは二人分洗ってからピアノ室へ向かった。 極めつけに ずっと愛を囁かれているかのようなピアノの音色。 六時間越しに立ち上がろうとしたとき ごく当たり前な感じで差し出された手。] (55) 2024/06/04(Tue) 16:50:16 |
【人】 初波華音[「行ってらっしゃい」と送り出してくれる声も、 「気をつけて」と気遣ってくれる優しさも 言葉にできないくらい愛おしい。 幸せすぎて眩暈がする。 そんな彼も今日はどこかへお出かけするらしい。 えーーんオフ壮真くんカッコイイよ〜〜!!!♡♡♡ もしベストキャッパー大賞があれば彼が毎年優勝ね 間違いない。] わ、そうなの? じゃあ途中まで一緒に行こっ [どこに行くのかな? 訊きたい。すごく訊きたい。 行き先が知りたすぎる。 お買い物? 気分転換?? 何かお仕事とか、習い事とか それともお友達とお出かけ??? でも言いたくないかもしれない。 尋ねて面倒な女だと思われるのは嫌だ。 ここは全然関係ない話をしよう、 あっねえ見て見てあの猫かわいい!] (56) 2024/06/04(Tue) 16:50:29 |
【人】 初波華音次の信号を私は右なんだけど 壮真くんは…… え? 壮真くんも右? ふふ もう少しだけ一緒に居られるね 言いそびれちゃってたけど スムージー、私の分も作ってくれて ありがとう ……ね、手繋いでもいい? [長く一緒に居られるのは素直に嬉しいのだ。 歩き慣れた変わり映えのない歩道も 君と一緒に歩くと輝いて見える。 あっいつの間にか新しいカフェが出来てる! 可愛くて美味しそう。壮真くんも好きかな?] (57) 2024/06/04(Tue) 16:50:35 |
【人】 初波華音あ、あの角のパン屋さんのメロンパン すごく美味しくて大きいんだ〜 食べたことある? そこの交差点を私は左なんだけど 壮真くんは…… え? 壮真くんも左? えへへ 嬉しいな〜 今日は西洋音楽史の講義の日でね 毎週楽しみにしてるの! 壮真くんがさっき練習してた曲も、 ぜんぶじゃないけど 曲の生まれた背景や歴史が 詳しく知れたりするんだ あっ あの角のクレープ屋さん 私の今のバイト先なの サービスするから良かったら今度食べに来て! [いつもより少し距離があったはずなのに 君と歩くとあっという間だ。 下宿先のワンルームから大学へと続く、 通い慣れた通学路に辿り着く。] (58) 2024/06/04(Tue) 16:51:05 |
【人】 初波華音じゃあ私はこっちだから…… ……え? 壮真くんも? えっすごーい!! この道通ると近道なんだ〜♪ [──思えばこの辺りで気付くべきだった。] 次は── え? 一緒? ほんとー? すごい偶然ね ふふ、嬉しいななんか 壮真くんと一緒に大学通えてるみたい [すれ違う歩行者に学生が増えてくる。 その次の角を右。彼も同じく右に曲がる。 往来が賑やかになって、 徐々に大学の立派な校門が見えてくる。 というか、] (59) 2024/06/04(Tue) 16:51:30 |
【人】 初波華音[奇遇……????? 気付いたらもう校門の前まで来ていた。 この奥は大学の敷地内だ。 キャンパスしかない。] 同じ大学だったの!!?!??!? いいい言ってよぉ……!!?!? い、行ってらっしゃい ……またあとでね? [身体は大きいのに淋しげに小さく手を振る彼が なんだか非常に可愛らしく思えた。 ただ講義に向かうだけなのに罪悪感がすごい。 そしてやはり、長身の彼はかなり目立つ。カッコイイ。 ソウマくんファンに取り囲まれてしまうかもしれない。 連れ去られたりしたらどうしよう。不安だ。 連絡先は伝えてある。もし何かあれば メッセージ送ってね、とも伝えた。 繋いできた手をそっと解放して、手を振り返し 後ろ髪引かれながら講義棟へ向かったのだった。*] (61) 2024/06/04(Tue) 16:52:01 |
【人】 秋月壮真[スムージーを置く時。 出来るだけ見ないようにしたから 形などはぼんやりだが 一番上に載っているなにかの色は微かに見えた。] (ピ、ピンク…………) [ドキドキして記憶から掻き消すのに 大変苦労したのは言うまでもなく。] (62) 2024/06/04(Tue) 20:41:27 |
【人】 秋月壮真[並んで歩けば絵画のような横顔が美しい。 鈴を転がすような声がかわいい。 勿論と繋いだ手は滑らかで柔らかい。 さらさらの長い髪が風に揺れると 自分と同じシャンプーの匂いがする。 きみは眩しい太陽で ほとんどの神経がそちらに行くから 周りの目が気にならずに歩くことが出来た。] こちらこそ 洗い物、俺の分までありがとう [かわいいだけでなく気配りまでできる。すき。 田中さんがやってくれるというのに甘えて そのまま放置してしまう癖は改めようか。] (63) 2024/06/04(Tue) 20:42:27 |
【人】 秋月壮真[通り過ぎるだけで 認知していなかったカフェもパン屋も きみが挙げることで自分の世界に組み込まれる。 今度一緒に行こうと約束し、 空白の未来に予定が増えていく。 猫をかわいいと視線で追うきみがかわいい。] クレープ、バイト中に必ず行く [力強い即答。 制服姿を間近で、そんなの行かないわけにいかない。 頼み込んだら家でも着て見せてくれるかも知れない。 だが勤務時間に店内で店員さんをしている その姿にこそ特別な価値があり……。 バイト先であることは、知っていた。 人の多い営業時間に自分が近寄れると思えなかったが 案外行けそうな気がしてきている。 これも、きみのお陰。] (64) 2024/06/04(Tue) 20:43:56 |
【人】 秋月壮真……ごめん、話が楽しくて 言うタイミングを逃した 暫く休学していたんだけど 実はそうなんだ 華音も行ってらっしゃい また…… [見送ると一気に心細くなってしまった。 空いてしまった手を緩く握る。 実際に会う前に比べたらこれでも充分近い。 連絡先を交換しあっているから、 いつでも話しかけることが出来る。助かる。 それでもやはり、寂しいと感じてしまった。] (65) 2024/06/04(Tue) 20:45:50 |
【人】 秋月壮真[ただそれはそれとして 折角来たのである。 教務課での手続きは手早く済ませるとして 復学前でも利用できる施設はある。 カフェテリアや購買、図書館などなど。 満喫しなければなるまい。 見て触って食べれば キャンパスライフ妄想の解像度が上がる。 何のためってそれは、 一日中彼女のことを考えてるから。 彼女がどう過ごしているか考えているから。 暇人である。 復学したら多少は忙しくなるだろうけれど 今日手続きして今日からすぐ通えるわけじゃ無い。 早くて今年度の後期から、数ヶ月後だろう。] (66) 2024/06/04(Tue) 20:46:35 |
【人】 秋月壮真[音楽部があり、他学部であっても 音楽史などの講義が取得できるだけあって 自分を知るものは学内にいるだろう。 数年前は美奈子の息子が入学してきたと 話題になっていたそうだ。 母が亡くなったのは丁度その時期。 一度も出席することなく留年と休学で 籍だけ置き続けて現在に至る。 ゆえに、姿形で誰かに気づかれるとすれば 秋月ではなく顔出しをしている暁としての自分の方。 だがそんな自分が放つオーラは 圧倒的に、陰。] (67) 2024/06/04(Tue) 20:47:19 |
【人】 秋月壮真このペン……華音が持ってた気がする あっ、このノートも……買おう [手伝いを申し出た私物の搬入時 ちゃっかりチェックを入れてしまったのは ストーカーのサガ。 彼女の持ち物や好きそうな料理を考えて ぶつぶつと呟きながら購買を漁ったり カフェテリアで注文(周囲を真似た)する自分に 話しかけてくる勇者は居なかった。 遠巻きに「もしかして」なんて話されていても まるで気づかずマイペースに過ごしていた。] (68) 2024/06/04(Tue) 20:48:12 |
【人】 秋月壮真[凄い。華音の大学(自分のでもある)は なんて魅力的な場所だろう。ほくほく。] (華音!!!!) [だが講義と講義の合間か、 本人の姿が見えれば、声をかけるのではなく 思わず壁や自動販売機の裏に身を潜めて 様子を伺ってしまうのだった。 癖とは恐ろしいものだ。*] (69) 2024/06/04(Tue) 20:48:33 |
【人】 初波華音そっか、休学してたんだ…… ……アレッ!!? 実は先輩だったりする……!!? [歳は同じくらいか、違っても 一つか二つ程度だろうと勝手に思っていた。 もしも留年していたりしたら学年は揃っているか、 場合によっては抜かしているのかもしれない。] 教務課に行く……ってことは もしかして、 ……あっもうすぐ三限始まっちゃう! またね! [「もしかしてこれからは一緒に通える?」 尋ねそびれたまま、校門前で彼と別れた。] (70) 2024/06/04(Tue) 23:34:37 |
【人】 初波華音[文学部の講義棟へと一人向かう道のりが遠い。 キャンパスの最奥部に位置するとはいえ、 壮真くんの家から大学までの道のりに比べれば ずっと短いはずなのに。 手のひらから既に失われかけている温もりを これ以上逃したくなくて、きゅっと手を握る。 だめだめ、贅沢よ華音。帰れば会えるんだから。 今まではイヤホンで聴く音源で満足できたんだから。] は〜〜〜楽しかったなー…… [隣を歩く壮真くんから自分と同じ香りがした。 話し掛けすぎちゃったかなって思ったけれど 話が楽しくて、って壮真くんは言ってくれた。 洗い物の話の流れで、 冷蔵庫内の作り置きについても訊いた。 ソウマくん好みのお料理を作れる田中さんとやらに 弟子入りしたいなって話もした。 パン屋さんにも、新しくできたカフェにも 今度一緒に行く約束をした。 君のおかげで未来が彩られていく。] (71) 2024/06/04(Tue) 23:38:19 |
【人】 初波華音[壮真くんが望むなら家でも制服は着て見せるけど、 バイト先にも来てくれるって即答してくれた。 元々は制服の可愛らしさに惹かれて応募したお店だ。 ……可愛い、って、思ってもらえたら嬉しい。 壮真くん、手続き問題なく出来るかな。 用事が終わったら何するんだろう。 カフェテリアで一服? 注文できるかな(失礼)。 それとも購買で文房具の厳選? 図書館には入れるだろうから、読書かな。 うちの大学には音楽部があるから 楽譜も色々と揃っているだろうし…… いつも私がアイスココアを飲んでいるカフェで、 ノートやカラーペンを買い漁っている購買で、 閉館時刻ギリギリまで籠もることもある図書館で 壮真くんが過ごしている(かもしれない)。 つい先週までは考えもしなかった。 今は、想像しただけで楽しい。 傍に居なくても私に力をくれる。 やっぱり壮真くんは凄い。 なお当の彼が己の私物をチェックした上で 同じものを買い漁っているなど考えもしない。] (72) 2024/06/04(Tue) 23:39:02 |
【人】 初波華音[三限の講義を恙なく受け終えて 四限の講義が行われる講義室へと移動する途中。 先週飲み会をお断りした友達が、 心配そうな顔をして駆け寄ってきてくれた。] 「珍しいじゃん、華音が一限サボるなんてさ。 センセーも心配してたぞ〜?? はいこれ。ノート」 すみません、助かります 今朝は少し体調を崩していて…… ああいえ、今はもう大丈夫です ご心配おかけしましたっ ありがとうございます♡ [気遣ってくれる友達の声が温かい。 体調不良はもちろん嘘だ。心苦しい。 壮真くんの過剰摂取による 発熱・動悸・息切れを起こしていたという意味では 決して間違ってはいないけれど。] (73) 2024/06/04(Tue) 23:40:26 |
【人】 初波華音[余程珍しかったのか、 普段なら寄って来ない学友達も寄ってくる。] 「そういや聞いたか? アイツ、今日来てるらしいぜ 教務課で見たって奴が居てさあ」 アイツ……ですか? 一体どなたが…… 「あれよあれ。 西洋音楽史の教授が激推ししてる 秋月美奈子の息子ーってやつ」 ……え? あ、あれっ そんなお話してらっしゃいましたっけ……? 「ああ、初波さんは心理学科だから 音楽部の研究室には行ったことねえんだっけ。 あの教授すげえ秋月美奈子ファンなんだよ。 ああ、秋月美奈子ってのは 何年か前に亡くなったピアニストで──」 (74) 2024/06/04(Tue) 23:42:50 |
【人】 初波華音「息子もすげーピアノ弾けるらしいじゃん? 休学してるらしいけど。 戻ってきたらティーチングアシスタントに 是非雇いたいってずーっと話しててさ〜」 へ……へえ〜〜…… ちなみにですがその方のお名前って……? 「「「秋月壮真」」」 [普通に有名人じゃない壮真くん!!! 復学したら半径1メートル以内にも 近づかせてもらえなくなるかもしれない。やばい。 構内のどこかで今頃、 盛大にくしゃみをしていたりするのかもしれない。 冷や汗交じりに 「わ〜私もいつか聴いてみたいですー♡」 なんて言いながら講義室に入った。 午前中丸々存分に聴いてきたのは黙っておこう。**] (75) 2024/06/04(Tue) 23:44:23 |
【人】 秋月壮真[カラーペンはどうしてこんなに 種類があるのだろう? 華音が何の色を持っていたか迄は 思い出せなかった。 購買の窓に映る自分の姿をちらと確認。 購入したものはレジで紙袋に入れて貰って リュックの中に大事に仕舞った。 カフェテリアではアイスココアと ミルクレープを頂いた。おいしい。 田中さんがチョコレートを溶かして作ってくれる ホットココアも冬に必ず飲みたい逸品だ。 弟子入りしたいなどと彼女は言っていた。 当の田中さんは「でもね坊ちゃんが私の料理を 褒めてくれるようになったのは最近のことなんです」 と言い彼女と自分を交互に見て意味深に笑ったりする。 それはまた少し先の話なのだけれど。] (76) 2024/06/05(Wed) 18:41:01 |
【人】 秋月壮真[そうして移動中の華音を見つけた。かわいい。 話している内容が判らぬほど遠く豆粒のようだけど。 友人達に囲まれている。オーラが陽。眩しい。] 「秋月壮真くんかな?」 しーーっ、邪魔しないで頂きたい…… [良いところなんだ。 話しかけてきた誰かを片手で制して物影から見続ける。 友人に接する姿はお嬢様やお姫様のよう。すき。 所で自分はちゃっかりケーキを食べたが 彼女は昼を食べれず終いではないか? 倒れてほしくない。 合間になにか入れているといいのだけれど。] (77) 2024/06/05(Wed) 18:43:57 |
【人】 秋月壮真[……ああ、行ってしまった。後ろ姿も最高。 してる場合ではない。 話しかけてきた誰かに向き直る。] ……え。何でわかったんですか? [名前を言い当てられていた、警戒心を前面に出す。 入学してから一日たりとも出席していないし、 人前で弾いたのは一度だけ、それも幼少期のこと、 あれ以来怖くなってしまって家でしか弾いていない。 自分が秋月で、大学に来ているとどうして気付けようか。 その人は慌てて弁明した、 教務課に来ていたことが学生間で噂になって、 自分の耳にも届いたのだと。 ────教務課?] (78) 2024/06/05(Wed) 18:44:34 |
【人】 秋月壮真── 回想 ── 「秋月さーん、秋月壮真さーん!」 はい 「すみませんこれは何て書いてありますか?」 疾病です 「ああ、ありがとうございます〜」 ……、…… 「秋月さん! 秋月壮真さーん!!」 はい 「何度もすみませんね、これは?」 回復です 「ああー、承知しました!」 ── 回想おわり ── (79) 2024/06/05(Wed) 18:45:00 |
【人】 秋月壮真[あれでか〜。あれは恥ずかしかった。 字はキレイに書けるようにならないと。 用件を訊けば、その人は身分を明かし 母のファンであることを熱く語り出した。] ありがとうございます [自分のこと以上にうれしい。 己も母のピアノが大好きだし、愛している。 母自身のこともそうだ。 指導がとても厳しかったけれど、 辛い折檻の内容はまるで憶えていないし、 亡くなってしまうと苦手だった所は忘れて 良い所ばかり思い出されるものなのだ。 少なくとも自分はそう。] ……ティーチングアシスタント、ですか? [しかし、如何に同じ推しを推す同志とあっても 頼み事となれば話は別。 相手は母の息子である自分を雇いたいそうだが、 秋月壮真として人前に立つと足が竦んでしまうし、 お金に困ってもいないからバイトに興味はな──] (80) 2024/06/05(Wed) 18:46:07 |
【人】 秋月壮真[このひと西洋音楽史の講義を 受け持ってると言っていた。] 「時給は特別に奮発して……」 タダでもやります [即答だった。] (81) 2024/06/05(Wed) 18:46:30 |
【人】 秋月壮真[遅刻で駆け足の教授に続いて講義室に入ると 真顔でプリントを端から配布していく。] (……華音) [熱心なのか前列に座る華音の前にくれば 話し掛けたいのはぐっと堪えて にこりと微笑いかけた。 後ろに回すプリントの束を他と同じ様に渡すと 小さな桃のキャンディ三つを パーカーのポケットから出してそっと机の上に置いた。 そのうちの一つには付箋がついている。] (82) 2024/06/05(Wed) 19:00:52 |
【人】 秋月壮真[きみが何度も伝えてくれるうれしい言葉。 自分もこの先何度となく伝える言葉。 ……字を練習してからにすればよかったかな、 なんて思いつつ。*] (83) 2024/06/05(Wed) 19:08:18 |
【人】 初波華音[西洋音楽史の講義は、今一番のお気に入りだ。 教授の解説も一言だって聞き漏らしたくないから 毎週決まって最前列の一席を確保している。 ピアノのイラストのシールを貼ったノートを開き、 ペンケースからシャーペンに消しゴム、それから カラーペンを三本取り出す。 一本はシアンブルー。もう一本はジェイドグリーン。 最後の一本は暁の空のようなオレンジ。 購買で見かけたとき、 ソウマくんの瞳の色と髪色に似ていると思って 即断即決で購入したものだ。 オレンジは重要な単語を目立たせるために、 シアンブルーは絶対に覚えておきたい事柄に ジェイドグリーンは補足を書き足すために、と 使い分けて使っている。 この三色を使ってノートを作ると、 自然とノートがソウマくん色に仕上がる。 見返すのが楽しくなるし、何度も見返すから 記憶にも定着して一石二鳥。 そういえば昼食を取りそびれた。 壮真くんに夢中で完全に忘れてたわ。 おなかすいたな。なんか持ってないかしら。 せめてどっかに飴とか……、ないか〜〜〜!!] (84) 2024/06/05(Wed) 20:50:56 |
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