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人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 綴 千翠

[海に月が浮かんでいた。
その明かりが闇だった水面を青白く照らしている。
そんな幻想的な風景を眺める私に
鹿賀さんは先の話を切り出した。>>50


   ───…今、話したら。せっかくの
 デザートの味、わからなくなっちゃうよ…
      

[睫毛を震わせて、私は応える。]

 
  …でも、今日が駄目なら明日、明日が駄目なら
 明後日…私が話すまで
  貴方は毎日、尋ねる───そうですよね?


[私は目を閉じる。]
(54) 2022/08/04(Thu) 4:13:28