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人狼物語 三日月国

84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】


【人】 忘れ屋 沙華

>>56

「"どないもなにも"なあ…。」
存外嘘臭さのない意見で返され、渋々なのか口火を切り始める。 

「しょうがねえだろう
俺ができるのは先走る奴を程々諦めさせてやることと、
ちょっとばかり事の有る無し誤魔くらかす程度のことなんだから」

「別に怒鳴ってまで俺にし得えねえ事をしたがる奴まで止める義理はねえよ、それが分相応て物だろ。」
怒鳴るはおろか腹から声をだすことさえ有った試しはないが。

「己は己が煽り立てた火について、後々被せる鍋蓋を用意しねえだろと言ってるのさ。」

こういう自他を見限った性根であるからこそ
或いは島長にも未だ見逃され、ともすれば泳がされているのかも知れない。
「当然俺も敢えて好んで割りを食いたいとは思わねえが、なあ。」

火種を己の手に負える大小にまでしか暖めようとせず。
或いは手に負えなくなるとみるや自らその火を絶つまでするだろうか。
そこまで徹底した
責任感
という奴を果たして持っているのか、
この乾いた言葉からだけでは誰も判断し得ない筈だ。

「今日の明日ので変わらないとは昨日もいったかな
そういう祭り
だとも、ぼっちゃんの方が心得があるらしいぜ。」
(57) Sanpatu Tea 2021/07/22(Thu) 5:25:48