![]() | 【人】 IX『隠者』 アリア―― 回想:ブランコのある裏庭で [ こんな夜に現れた悪い子は、 およそ悪い子という言葉からかけ離れた人物で>>3:229 内緒、とジェスチャーを返しながら 僅かな驚きが胸のうちにあった。 不遇はあったが暮らしは穏やかだった。 そんな自分をそこまで不幸だとも思っていなかったから、 彼の天秤がどちらに傾いたかは、どうだったっけ。 そもそもそんな過去を、進んで話そうとはしないけれど。 ] さあ。どうなんでしょうね。 少なくとも今のところ、 それはあれにしか知り得ないことでしょう。 …… 私が見聞きした限りでは、 終わらない方が良いと考える人の方が多そうでしたが。 個人的にはどう転んでも仕方ないと思います。 [ 終わると思うか、と問われるなら やっぱり私自身の思いとしては、そうだった。 ] (160) 2022/12/21(Wed) 1:43:04 |