![]() | 【人】 宝石人 リリス「毒で?ああ、確かに、そうなのかも…? 私自身を弱らせれば、良いの…かな?」 自分を一時的にでも弱体化させるのは盲点でした。 だって、そんな事をしたらせっかく生き残るために強くなったのに危ないじゃないですか。 それに、同じ種族だからと言ってその相手を好きになれるかどうかは別なのです。 でも。もし、そんな日がきたら? 同じ種族で希少種だからと、獣のように番になるようにと言われたら。 ほんの少しだけゾッとしました。 ぎう、と縫いぐるみを抱く手の力が強くなります。 でも、スノウの次の言葉>>180がリリスの気持ちを軽くしてくれました。 星を仲間見たいと思いましたが、星みたいだと言ってくれるなんて。 お世辞でも好きと言ってくれるなんて、なんだかとても嬉しかったのです。 ふわ、とリリスの光が柔らかになります。 ほんの少しだけ淡い桃色が混じりました。 (183) nasca 2023/06/24(Sat) 2:06:29 |