[ 訥々と覚束ないキスが返ってくれば、その頼りなさと
可愛らしいさに胸がぎゅっとなる。
顔を離せば漏れ出る吐息
>>*3は素直に愛しいと思った。
その他方で。
整った顔を歪めたように笑う雪菜
>>*4の瞳の奥で
ギラギラと滾る何かが見えた様な気がすれば、
ぞくり、と背中を震えが伝う。 ]
…っふ…
[ 丁寧に舐め続ける指が突然質量を増し、
舌を挟んで妖しく蠢いていた。
軽い嘔吐感に眉を顰める。
けれど同時に襲う背徳感はゾクゾクと自身を包み、
決して強くはないはずのマゾヒズムを
刺激されていると気付く。 ]