【赤】 ランレン[風呂から上がって、髪を乾かすのも面倒だったけれど。 濡れた髪で嵐が風邪を引いては行けないと、乾かして。 寝室に戻れば、微睡の中の嵐が居た。 起こさないように、気を付けてベッドに入って。 自分と同じ香りのする髪に口付ける。] おやすみ。嵐。 [起きないと良いけれど…… 腕を回して、抱き寄せる。 身じろぎしたなら、優しく背中を叩いて。 髪の毛に顔を埋めて、目を閉じる。 嵐の明日のシフトはどうだったか。 何時に起こせば良いかな、と。 閉じた瞼の裏で考えた。] (*175) 2021/05/20(Thu) 21:22:07 |