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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【秘】 L’ancora ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「へ。なんだそれ、酔ったあんたに褒めちぎられるって?
 それも面白いかもなぁ……」

今まで生きていた分よりお釣りが出るくらいに、
これからも貴方に言葉を貰うのだろうか。
それもそれでむず痒い話だった。
粒になって転がる涙はすぐに止まって、
自分でも不思議な気持ちになった。
目尻を手で拭って、スン、と鼻を鳴らす。

「や……これ嬉し泣きなんで。オレ泣けたんすね、初めて知った。
 俺がゴミなのは……多分元からだし……」
「直せって言われるなら直します。うん」

「あんたが磨いてくれるなら、もうゴミじゃないな」

指先に落ちる口付けを見て、口の端をきゅっと上げて笑む。
気持ちが落ち着けば言葉は素直に受け止められるようになっていた。それでもまだ、不思議な気持ちはあるけれど。

嬉しかった。なんだか自分の今までが、報われてしまった気分だ。
自分は人畜生だけれど、大事にリユースしてくれる人がいるらしい。
それなら一層報いたい。応えたい。

「……ね、ルチアーノさん」


#ReFantasma
(-383) susuya 2023/10/01(Sun) 11:44:56

【秘】 L’ancora ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ

「こんな色男に拾われて幸せだよ、オレ」
「首輪でも付ける? アハハ……」

くい、と貴方の手を引いた。
もう少しこの海辺を歩いていたかった。
ロメオはどこか吹っ切れたような、晴れ晴れとした顔をしていた。
この空には不釣り合いに澄んだ気持ちだった。
波の音。遠くに響く鴻鵠の声。
二人分の足跡は、じきに波に攫われ消えるんだろう。

共に結んだ約束だけは、
ずっと消えないように掴んでいようと思った。
いずれ来る最期の日まで。

#ReFantasma
(-384) susuya 2023/10/01(Sun) 11:46:28

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ

「カンターミネと食事か? 俺もする約束だ一緒に行ってやろう。
 なんだそんなところと仲いいのか意外だな」

彼女も中々先生業を豊かにやっていたらしい。
いつもは破天荒な姿も、なんだかんだで誰かを率いるカリスマがあるのを知っている。

「ああ。頼んだぞニコロ。
 ついでに……俺が間違ったときも止められるようになってくれ」

この騒動のように、脱獄した誰かのように。
自分はきっといつか貴方を脅かしてしまうだろうから。
その時は逃げるか戦って、また、心の内を話し合ってのみ会えたらと思っている。

まあ、負ける気はしないのだが。
精々幸せを掴んで何処かに行ってしまえ、どら猫に何かの盗まれてしまう前にな。
(-420) toumi_ 2023/10/01(Sun) 20:14:29

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「まあ、見回りとかでちょこちょこ会う程度の仲だよ。
ガキ共の面倒見てくれてたしな。」

彼女の持つ一面しか、この男は知らないから。
真っ当な付き合いだったろう事だけは分かるだろう。

「不吉な事言うなよな…全く。
もしそうなったら、何が何でも止めてやるさ。
俺に言った事を後悔しても知らないからな。」

なんて笑うのは冗談交じりで
けれど、任された、と確かに頷いてみせた。

「ともあれ、助かったよ。歩き回るなら気を付けろよな。
また会おうぜ、ルチアーノ。」

次で会う時はきっと食事会で。
此処まで世話を焼いてくれた貴方に礼を述べながら
男は病院まで担ぎ込まれるのだろう。
(-426) ぴんじぃ 2023/10/01(Sun) 20:34:03

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → きみのとなり リヴィオ



「ああ無駄だね、俺はしつこいんだ。
 ……心配するな。何があっても俺がついている」

貴方の事を望んでいる。
貴方の事を、まあ、愛している。
貴方の事を、守りたいと思っている。

その生が苦しい者でないように、楽に息が出来るように。
あなたがいつか安らぎの中で涙が流せるようになれば良い。

「何度言わせれば分かる、その顔が俺の願掛けだ。
 勿論、顔が潰れても、オーラはなくせんよ」

その終わりが見えている。
貴方に求められてはきっと叶えられてしまう。
望んでくれるというのなら、きっと悲しみながらも、
あなたに休んで欲しいとその穏やかな声は告げるのだ。
それはきっと一つの愛で、紛うことない情の形。

それでもまだ少し、あと少しこれから先の未来を、
平和を祈った語らいを思い出して、過ごしていこうじゃないか。

「勿論一緒に行くぞ、それまでに好きな店を探しとけ」
(-427) toumi_ 2023/10/01(Sun) 20:34:41

【神】 口に金貨を ルチアーノ

>>G15 ペネロペ

「……今の俺に言ったか?」

ルチアーノという男は常に誠実であろうとした。
誰かにとって必要とされることは、誰にとって平等で不平等か。
その価値を持って示し続け、道理を通してきた。

そんな人間は自分自身のことを融通が利かない真面目だとは思っていなかったのだが。
何かがかみ合ってしまえばそれは、きっと、誰も止められやしない石頭になるのだろう。

「練習しておこう、どうせ使わんと思ってサボり気味だった。
 散歩もしばらくしないしな、少々練習に時間を使うとするか」

「ああ、祝ってくれよ。忘れてても思い出させてやるからな」

互いにいつ居なくなるか、わからない。
それが些細なことで起きることを知っている。
少なくとも互いのことで取り乱すとしたら、
それは一体犯人は誰だったのかということだろう。

死に際は立つ鳥跡を濁さず、
そんなすっきりしたものになれば、
――俺達も今こんな風に困らなかっただろうにな。
(G16) toumi_ 2023/10/01(Sun) 20:47:49
ルチアーノは、「早起きが毎日出来るようになったらな」そう告げて、貴方と共に海辺を歩いた。 #ReFantasma
(a56) toumi_ 2023/10/01(Sun) 20:53:46

ルチアーノは、あの店にあったコーヒーミルを捨てた。 #Mazzetto
(a61) toumi_ 2023/10/01(Sun) 20:59:14