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【人】 翼の魔術師 テレベルム[ 花茶を楽しみながらプラチナの腰を抱き寄せ、 心地よい彼の香りに鼻を鳴らす。 実験の後始末も終わりどこか和やかな空気の中。 小さく笑う彼にすり寄って、私も楽しげに笑った。>>0:25 ] 好きな相手にはいつだって触れていたいからな。 こうしていると安心する。 [ 二人と一羽しかいない森の中の家。 かつて誰のぬくもりが無くとも長い間生きてきたが、 私は元々人のぬくもりが恋しい方だ。 そうしてそのまま 二人の時間を楽しむように身を寄せ合っていれば、 不意に彼が何かに気づいたように顔を上げた。 ] (1) Leco 2024/01/25(Thu) 0:11:33 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム…街へ? [ 彼の言葉にぱちりと目を瞬き、 少し驚いたような声を出す。>>0:26 つられるように時計を見れば、夕方と言うには早い時間。 確かに今から向かえば、店も問題なく開いているだろう。 思わず驚いてしまったのは…… 実のところ、少し休憩したら むしろ私の方から彼を街へ誘おうと思っていたからだ。 ] そうか、ちょうど良かった。 私も特にする事はないし… むしろ行きたいと思っていたんだ。 必要な魔法薬の材料が、 一部切れてしまっていてな。 [ 彼の体に関する不安要素を残しているものの、 まぁ私が一緒にいればどうとでもなる。 ソファから立ち上がると、彼に手を差し出した。 ] (2) Leco 2024/01/25(Thu) 0:12:17 |
【人】 翼の魔術師 テレベルムそれでは、一緒に出かけようか。 二人で必要なものを買って、 デートがてら軽く散策してこよう。 [ 先程のサンプルの採取から、まだ然程時間は経っていない。 今なら出かけるタイミングとしても寧ろ丁度よいだろう。 差し出した手を握ってくれたなら、 そのまま引いて立ち上がらせて ] 君がいいのなら、すぐにでも出かけようと思うが… 何か用意はあるなら待っているよ。 転移門を使えばすぐだ。財布だけあればいいとは思うが。 [ そう告げて、彼が準備をするならそれを待とう。 特に無いか、すぐに終わるのならば 空になったカップを流しに片付け そのまま二人、庭から街の入り口付近へと 転移門で向かってしまうつもりで。** ] (3) Leco 2024/01/25(Thu) 0:14:14 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム[ 触れ合いのさなか、茶のおかわりを所望されれば 快く頷いて彼におかわりを淹れてあげよう。] いいよ。 水分は取っておいた方が良い。 [ たっぷりと茶を淹れたマグカップを渡せば、 彼がそれを飲んでしまうまで 暫しゆったりとした時間が流れたことだろう。 ただ触れ合っているだけで 特別な何かをしているわけではない、 そんな時間を彼と過ごせている時がなにより好きだった。] (7) Leco 2024/01/25(Thu) 14:27:59 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム[ そしてそれから、いくらかの時間を過ごし。 プラチナから街への外出を持ちかけられた私は、 彼と一緒に出かける事にした。 ちなみに、普段彼が街へ出かける時も、 私は買い物やデート等の用がなければ 基本的に外に出ようとはしない。 それは単にリスク回避の為でもあり、 人間への苦手意識が根強い為でもある。 とはいえ、この家の近くの街は亜人が多く 住んでいる人間も他種族への差別意識が比較的少ない。 自分では採りにくい薬の材料等は 稀に街へ買いに行くこともあった。 ] ──よし。 [ 彼が鞄を取りに行っている間に慣れた呪文を口にし、 自らの魔力と存在を覆う認識阻害の魔術を展開する。 プラチナからは普段の私とさして違って見えることはないが 他の者達からは自らの同種族にでも見える事だろう。 ] (8) Leco 2024/01/25(Thu) 14:28:51 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム[ 玄関の前、暖かな防寒具に身を包んだプラチナが 私のことを待ってくれている。 銀梟に出掛けの挨拶をしてから私を見る彼に、 私は頷いて手を差し出した。 ] ああ、行こう。 門を開くから手を取って。 [ 長い外装を羽織る。 晴れていても冷たい空気の中、プラチナの手を握ると 開き慣れた転移門を潜って森から二人の姿を消した。 ] (9) Leco 2024/01/25(Thu) 14:30:11 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム─→ 街へ ─ [ 転移門をくぐる時、 出口は必ず人目につかない場所にしている。 未だ魔術の存在は見られてはならないし、 余計な諍いを無くすためだ。 入り口近くの路地に身を潜めた後、 違和感がないように大通りに二人で合流して歩こう。 吐く息が白い。 体が強い私と言えど流石に寒く、 落ち着かないように軽く手を擦り合わせた。 隣を見ればプラチナも相当寒そうに身を震わせていて、 今日という日の寒さを二人して実感する。 ] 夜にはもう雪が降るかもしれないな…。 普段家に籠もっているとわからないが、 今年は特に寒い気もする。 [ 私達の住処であるあの家は、暖房があるのはもちろん 日頃魔石によって温められているため、 殆ど外の寒さを通さない。 ] (10) Leco 2024/01/25(Thu) 14:31:57 |
【人】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナが本屋へ先に向かおうと口にすれば、 特に異論は無いと共に足を向ける。 ] いいよ。 どうせどちらも行く事になるのなら、 どちらが先でも問題あるまい。 私が行くつもりの花屋は、此処からだと少し遠いしな。 [ 様々な種族が行き交う、少し変わった町並み。 私とプラチナは、二人並んで歩き始めた。 また知らない店が増えているだとか、 奇妙なデザインの衣服が流行っているのだなとか そんな他愛のない話をしながら。 ] (11) Leco 2024/01/25(Thu) 14:32:22 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ のんびりと見慣れぬ出店なんかに目をやりながら プラチナとのデートを楽しむ。 冷たい空気が肌を撫でるたび、 思わず軽く体を震わせてしまうが 次第に少しずつ体も慣れてきた。 隣を歩くプラチナも、時折体を震わせているようで。 一瞬眉根を寄せる姿に、心配そうに顔を覗き込んだ。 ] 寒そうだな。大丈夫か? [ 彼の震えが尿意によるものだというのには、まだ気づけない。 確かに時間で言えば催してきてもおかしくないが、 寒さの方にばかり気を取られていてしまっていた。 プラチナの手を取ると、 冷えた指を両手で包み込む。 私から見れば、人の体はとても弱い。 少しでも暖かくなればいいと温めつつ、 道の先に目をやった。 ] (?2) Leco 2024/01/25(Thu) 14:35:07 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム本屋まではあとどのくらいだ? 店の中に入れば、少しは暖かくなるだろう。 [ 足を止めずに歩いて行けば、 ゆっくり進んでいてもいずれはたどり着く。 プラチナに道案内を頼みながら本屋まで向かう最中、 時折心配そうに彼の様子を伺っていた。 ] (?3) Leco 2024/01/25(Thu) 14:35:27 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼から告げられない限り、 道中彼の震えを尿意のソレだとは気づくことはなく。 やがて本屋に辿り着けば 冷え切った体を室内の空気に安心したように息を吐き 彼と共に新書の棚に向かおうとしただろう。 表の通りの混み合いに比例するように他の客も多い店内で、 当然のように使用中になっているソコにも 特別目をやる事もないまま。** ] (?4) Leco 2024/01/25(Thu) 14:48:04 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 店に置かれたストーブのせいか、 ほっとするような温かみのある店内に入ると 私はそのまま新書の方へと向かおうとした。 元より本屋に来たのはその為だし、 外は寒いが温まるまで動けなくなるほどではない。 ] 暖かい場所に来れてよかった。 さっき触れた君の手は氷のようだったから…。 それで、君が欲しいという本はどこに… [ そうして、足を向ける直前。 私よりもこの場に用があるはずのプラチナの視線が、 本ではなく別の場所に向いているのに気づいた。 その視線の先をたどれば、そこにあったのは。 ] (?8) Leco 2024/01/25(Thu) 19:16:24 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 誘われるように、一瞬そちらの方へプラチナの足が向く。 先程彼が何度も行きたがった、 どこにでもある何の変哲もないトイレ。 そこに来て漸く私は、彼が温かい室内に入ったにも関わらず 時折落ち着かなそうに身を震わせている理由に気づいた。 口元を手で隠す。期待が頭を擡げ、 彼の仕草に注視するようにその体を視線でなぞった。 あそこが使用中でよかった。 邪魔をする前に入られてしまっては…あまりにも勿体ない。 ] (なるほど。一度空にしても だいたいこのくらいの時間で貯まるんだな。) [ 平時であれば明らかに早いトイレのタイミング。 薬の効果がどれほどのものか 机上の計算では知っていたものの、 やはり実際に目にすると興味深い。 気づいてしまえばじわじわと上がりそうな口角を、 無理やり直して新書の棚へと向かった。 ] (?9) Leco 2024/01/25(Thu) 19:17:26 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ プラチナが店員に話しかけている間も、 私の興味は最早本にはない。 人前だからか膝をこすり合わせるに留まっている彼の様子を じっと黙って見つめていた。 本を頼まれた店員は、 今日の客の入りからしても忙しいのだろう。 本を包むのにいくらか時間がかかっているようで。 ] ……プラチナ? 何か気になるものでも? [ ちらちらとトイレに視線を送る彼の肩に、 そっと手を乗せる。 その視線の先に気づいている事はあえて言わず、 不思議そうに首を傾げて ] それに、なんだか落ち着かないように見えるが… まだ寒いのか?それとも、本が楽しみで落ち着かないのかな。 [ そうして小さく笑えば、彼はどう返すだろう。 ] (?10) Leco 2024/01/25(Thu) 19:19:28 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ そんな風に話しかけていれば 店員は丁度プラチナの元へと帰ってくる。 彼が頼んでいた本が間違いないか確認するその後ろで、 トイレのドアが開いた。 使用中だった札が空きにひっくり返され、 中から気持ちよさそうな顔をした亜人が顔を出す。 これならば、店員との会話を終わらせたと同時に トイレに駆け込むこともできるだろう、そんなタイミングだ。 ──が。 どうやら、トイレが空くのを待っていたのは 私の恋人だけではなかったらしい。 恐らくプラチナが店員に金を渡すくらいのタイミングで トイレに向かおうとする他の客の姿も見えた。 それはプラチナにも視認できた事だろう。 ] (?11) Leco 2024/01/25(Thu) 19:20:24 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 何もせずとも間に合わなさそうなら、 上機嫌に会計が終わるのを待っていよう。 けれどもしも間に合ってしまいそうなら── 店員の手を軽く魔力で弾き 渡そうとした釣り銭を床に落としてしまおうか。** ] (?12) Leco 2024/01/25(Thu) 19:20:41 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 気づいてしまえば、彼の落ち着かない仕草の端々が とてもわかりやすく目に入ってくる。 隠しているのだろうが、どこか足取りが怪しかったり ただ立っているだけなのに妙に落ち着きがなかったり。 どうしたんだと訪ねれば もしかしたら素直に教えてくれるかもと思ったが、 流石に早すぎると感じたのか 何でもないと誤魔化されてしまった。 ] ふふ…。 そんなに楽しみだったなら、私も読ませてもらおうかな。 [ 彼が言わないのなら、 私は引き続き気づかないふりをするまで。 穏やかに微笑むと、 戻ってくる店員とその背後のトイレに目をやった。 ] (?17) Leco 2024/01/25(Thu) 22:12:00 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 店員が戻ってくると同時に空いたトイレ。 ちらりとプラチナに視線を送ると、 彼も気づいたらしく一瞬表情が明るくなる。 あと少しでトイレに入りそうな他客もいるのだが ギリギリ間に合わない可能性もありそうだ。 ] (──流石に…… このまますんなりと行かせてあげたくはないな。) [ とっさに浮かんだのは、そんな感情。 他客の存在にも気づいたプラチナが 急いで会計を済ませようとしているのを見て 私はパチン、と店員の手の中の釣り銭を軽く跳ねさせた。 チャリン!と音を立てて硬貨が落ちる。 傍目には店員が落としてしまっただけに見えるだろうし、 店員も取りこぼしたのだろうとしか思えないだろう。 ] (?18) Leco 2024/01/25(Thu) 22:12:35 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ コロコロと転がっていくコイン。 プラチナが慌てて店員と共に金を拾い始めるも、 丸いコインは広い範囲に転がって手早くは拾えない。 それでも私も手伝って拾い集めたそれを店員に渡し、 改めて会計を終えた頃。 他客がトイレに入った音が、店内に小さく響いた。 店員も、トイレの外の他の客も プラチナ以外誰も気にしないその音。 そして気にしないのは彼らだけでなく── ] 無事に受け取れてよかったな。 さぁ、他に用がないのなら… 次は花屋に向かおうか。 [ 当然、彼の体の異変に気づかない私もそれは同じ。 にっこりと彼の肩を抱いて、本屋の出口へその背を押そう。 彼を救ってくれる場所から、 彼自身を引きはがしてしまうように。 ] (?19) Leco 2024/01/25(Thu) 22:14:52 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 胸の奥が、またチリチリと疼く。 どうしてこんな事をしてしまうのか、自分でもわからない。 けれど止められない。 今すぐ彼を尿意から開放してあげるなんてそんな事をしたら またあの可愛い姿が見れないじゃないか。 抗いようのない排泄欲に身を包まれて、 瞳を潤ませて尿意に耐える君の姿が。 ] (?20) Leco 2024/01/25(Thu) 22:15:12 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 本屋のドアを開けると、 一度店内の暖かさを知ってしまったせいで 余計に冷たく感じる空気が肌を刺す。 特に尿意を感じていない私ですら、 体を大きく震わせてしまった程だ。 プラチナは大丈夫だろうか、と 彼の顔を覗き込み。 ] ……、やはり寒いな……。 このまま向かおうと思うが、少し歩くよ。 ちなみに…君は本屋だけでよかったのか? 他に行きたい所があったなら、言ってくれて構わないが… [ そんな風に訪ね、 再び彼とともに寒空の下を歩こうとし始める。 彼がやはり店内に戻ると言うのなら付き合うし、 他に行きたい場所があると言えば そちらを優先するつもりで。** ] (?21) Leco 2024/01/25(Thu) 22:17:05 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 後ろ髪引かれるようにトイレを見つめるプラチナが可愛い。 先程私に素直に「トイレに行きたい」と言えたなら もしかしたら入れる道もあったかもしれないのに。 限りなく可能性としては薄いが。 もじもじと切なく腰を揺らす彼を、 望みの場所から遠ざけながら 私はこの先どうやって彼を可愛がろうか、 そればかりを考えてほくそ笑んだ。 ] (?27) Leco 2024/01/26(Fri) 0:10:36 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 凍てつくような冷たい風は、 ただ私達の体を冷やすだけではなく 水分が溜まり始めたプラチナの膀胱を苛めるように、 ぞわぞわとした感覚を彼の体に齎す。 衝動のまま急いで店内に戻られるようなら、 それはそれで彼が入れないように細工でもしようか。 そんな風に思いながら彼の様子を伺っていれば。 ちらりと名残惜しげに店を見たプラチナは、 少しの沈黙の後、大丈夫、と再び強がる言葉を口にした。 ] (……君は本当に可愛いな、プラチナ…。) [ 思わず目を細めてしまう。 未だ薬に侵されているその体は、 想像以上に余裕がなくなるのも早いだろうに。 自らの意地の為か、 逃げ道を知らずに閉ざしてしまっている事を 今の彼はまだ知らないのだ。 ] (?28) Leco 2024/01/26(Fri) 0:11:12 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ そうして彼とともに歩み始めた、花屋への道。 所々欠けた石畳を歩きながら、 私は彼に行きたい所が無いかを尋ねた。 せっかく街に来たのだ。 実際彼が他に何かあれば向かってもよかったし もし無くとも、彼のほうがこの街には詳しい。 どこかトイレがありそうな場所に寄りたいと 言われるかなと聞いてみたのだが プラチナが押し黙る。 何かを考えるような、葛藤するような。 そんな様子の彼の言葉を待っていれば、 やがておずおずといった様子で口を開き始めた。 ] …………。 (……なんて顔をする…。) [ 彼の頬の紅さは、この寒さのせいではないだろう。 恥ずかしそうに小声になる彼が可愛すぎて、 つい咄嗟に言葉が出ずに目をそらしてしまった。 そうでもしないと、また良からぬ顔をしてしまいそうで。 ] (?29) Leco 2024/01/26(Fri) 0:13:17 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムそう……そうか。 もうそんなに…。 まぁ寒いし、人の体はただでさえ催しやすいからな。 わかった。 それでは歩きながら探そうか。 流石に公衆トイレくらいはあるだろう。 もし無くても、花屋のトイレを借りても良い。 [ 物分りの良い恋人のような顔をして、 安心させるように頷いて見せる。 はじめから暫くは行かせる気がない等とは口にできないし、 それにちゃんと探していた方が、 彼の可愛い顔が見られるだろうから。 人通りの多い大通りを、彼と二人左右に目を配りながら 目的地までの道にそれらしい場所がないかを探して歩いた。 ] (?30) Leco 2024/01/26(Fri) 0:13:45 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ そうして、歩くこと数分。 彼の体を蝕む尿意がどの程度か、 まだ大丈夫だろうかと 時々気にするように伺いつつ 私は漸く、それらしい小さな小屋を発見した。 男女で分かれているらしい入り口に、 一階しか存在しない簡易な小屋。 何より先程の本屋のトイレにもあったのと同じ トイレを示すマークが壁に書かれていた。 子供ほどの背の低い亜人達が列をなして居て、 そこが使える場所だというのを示している。 ] プラチナ、一応あそこにトイレがあるようだが…。 [ 私はそこを指さしながら、 並んでみるか?と彼に首を傾げて問うた。 ] (?31) Leco 2024/01/26(Fri) 0:17:17 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 漸く見つけたトイレではあるのだ。 並んでいる亜人たちの背が皆低い事や、 背の高い種族は見向きもしない事に 今はほんの少し目を瞑って。** ] (?32) Leco 2024/01/26(Fri) 0:17:27 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ トイレを探しに歩く前、 既にトイレに行きたいと言ったにも関わらず 重ねて強がる様子のプラチナに微笑む。 ] そうか。 まだ行かなくても平気なら、 ゆっくり探しても大丈夫そうだな。 [ 一度気になってしまったら、すぐに辛くなってくるだろうに。 先程、最初催してしまった時の事を思い浮かべる。 あの時も、やはり進行自体は速かった。 花屋はここから更に15分程。 プラチナの隣、彼がじわじわと焦燥に染まっていく様を どこか楽しみながら。二人大通りの道を歩いた。 ] (?37) Leco 2024/01/26(Fri) 16:20:41 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 歩みを進めていくたび、 ほんの少しずつプラチナの呼吸が乱れて 腰が揺れるタイミングが増える気がする。 キョロキョロとトイレを探しては 焦りを募らせる彼が可愛らしい。 ] (ただでさえ薬は何もせずとも腹に水分を貯めるのに 出かける前にあんなに沢山茶を飲んだからな…) [ 体内に取り込まれた水分は今頃速やかに体に染み渡り、 彼の中の代謝を促している事だろう。 このままトイレが見つからなくとも、 私としては一向に構わなかったのだが。 ふと視線を送った先に見えた小屋に、 私は指を指してプラチナに存在を教えてあげた。 ] (?38) Leco 2024/01/26(Fri) 16:21:11 |
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