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【神】 緑山 美海これは昼のBBQが終わり、時計の短針が小首を傾げた頃のお話。 テントの中の仕切りの向こうで、女は出掛ける準備をしていた。 女は準備は長いとはよく言うもので。 貴方が声を掛けても、「待って」「まだ」と言って中々出てこなかっただろう。 (G0) rururu_966 2023/03/06(Mon) 22:15:39 |
【神】 緑山 美海「····待たせちゃってごめんね」 暫くすれば、ひょっこりと顔を出す。 春らしい白色のワンピースに袖を通した姿をお披露目だ。 丈が長めの露出が少ないデザインのもの、髪は後ろで軽く纏めてお団子にして少しだけお洒落を。 「ほら、春らしくていいかなー、とか思っただけで」 「···と、特に意味とかないし?」 そわそわと浮わついた様子から 『意味はあります』 と顔に大きく書いてあるようなもので。女が数日前から自室でこのワンピースを着てしゃいでいたり、前日に大事そうに自分の鞄に詰めていた姿を、貴方も見かけたかもしれない。 「早く行こ、旦那様」 歩きやすいように下はちゃんとスニーカーだけど、ちゃんとエスコートして歩いてね。 ほら、道に迷っちゃったら大変でしょ。 (G1) rururu_966 2023/03/06(Mon) 22:18:34 |
【神】 緑山 美海「······意地悪」 いつものように指に髪をくるくると巻き付けて気を紛らわせようとしても。 髪型が違う為、指がくるくると空回るだけ 「···意味あるに決まってるじゃん。···宗太郎と見る蒲公英は特別だから」 あの時みたいな真っ白なドレスに身を包みたかったけど、それを持っていくことは出来ないから。 それに似たようなデザインのものを一生懸命探したんだ。 「うん、ありがと」>>G3 貴方の手を取れば、ぎゅっと優しく握って。 目的地の蒲公英畑まで連れてってください、お願いします。 「えっと、···は、晴れて、よかったね?」 何だか落ち着かなくて、そんな適当な話題を口にする。 もっと話したいこといっぱいあるはずなのに、上手く頭が回らないや。* (G5) rururu_966 2023/03/06(Mon) 23:18:56 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海少しそちらの耳に顔を近づけて、 「 こんなんで緊張してたら、後が持たないかもしれないだろ? 」なんて。ちいさな声に、意地悪な笑みを浮かべて耳打ちした。 1面の黄色が見れるまで頑張れと、男なりのエールを送った。 腰抜けて歩くの無理になっちゃったりしたら、抱っこして運んであげるよ、とも。 (-7) zazakiti 2023/03/07(Tue) 0:02:10 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「···宗太郎の馬鹿」 意地悪な笑みに向かって、照れ隠しの言葉をを返す。 そんなこと言うと、帰り道は腰が抜けてなくても抱っこをお願いしちゃうよ。 私の重みに後悔すればいい。 「······でも、そういう所も好き、だよ」 (-13) rururu_966 2023/03/07(Tue) 9:07:11 |
【神】 緑山 美海貴方と一緒に蒲公英畑に行くのをずっと楽しみにしていた、それなのに。 今は、太陽のように眩しい黄色の景色が見えないでくれと願う。 その願いに添うように、足取りはさらにゆっくりなっていき。 一歩、一歩、大事に噛みしめるように歩を進めていくだろう。 この幸せな時間がもっと長く続きますように。* (G13) rururu_966 2023/03/07(Tue) 9:08:37 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海「俺が馬鹿なのは美海が良く知ってるだろ〜?」 抱き上げる事になるのは万々歳。それだけ気を許して貰えてて、甘えられてる気がして嬉しいから。 だから、重みに感じるのは後悔じゃなくて幸福なんだろう。 「 いい子。 」素直じゃない様に見えて、時折は素直に甘えてくれる貴女。そんな貴女も大好きだ。 (-16) zazakiti 2023/03/07(Tue) 10:39:17 |
【神】 緑山 美海「···知ってる、結婚してからずっと見てきたから」 嫁バカというか、何というか。 まぁ、そのお嫁さんもバカだから、仕方ないか。 お熱い、ラブラブ。 こういう甘い雰囲気って最初のうちだけだと思っていたのに、熱は冷める所が増してきているような気がする。 今だってそう、頬っぺたの熱はきっと初めてのデートの時より熱い。 「···子供扱いしないで」 手は絡めたまま、貴方の腕に腕を絡めて身体をくっつけてしまいましょう。 離さないよ、こんなことだって出来るんだから、どう参った? (G21) rururu_966 2023/03/07(Tue) 14:55:16 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海「んふふ……だよな〜?」 馬鹿で結構、それだけ仲が良くていいって事だと男は良いように考えている。 貴女との歳を1年重ねても、愛おしく思う。来年も再来年もその次もそのまた次もずっと、自分のこの気持ちは冷めないんだろう。 そして、そのほっぺに宿る 熱 もずっと冷めないように、貴女にとって魅力的に見えるように頑張るつもり。緑山宗太朗は、今後もずっと、日々成長中の予定だ。 「……今子供に見えなくなったら、俺……。」 もにょり、口の動きがにぶくなりつつ。 「外だっての忘れて、美海に抱きつきそうだから……」 そんな事を呟く。 絡められた腕に当たる体を意識してしまって胸が鳴るのは、許して欲しい。ちゃんと大人として見ている証拠、とか、そういうので。 寄せられた体は自分よりすこし暖かい気がして、貴女の方からはいい匂いがするしで、頭がぐるぐるしそうだ。 参ったと旗を降りそうだ。蒲公英畑に着くまで、たじたじになってへにゃって貴女に抱きつく訳には行かないのに! (-32) zazakiti 2023/03/07(Tue) 17:13:58 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「···抱きつくだけなら、いつでも歓迎だけど?」 宗太郎くん専用の湯たんぽだよ。···もう暖かくなってきたから要らないかな? この先も、愛おしい貴方の傍にずっと居たいな。 だから、飽きられないように、少しずつ貰った愛をお返しするつもり。 緑山美海は素直になれるように成長中、まずは行動だけでも。 えいえいっ、ぎゅぅっと、もっと傍に寄って。 頬っぺたの熱を分け与えるかのように、ぴったりとくっついた。 (-41) rururu_966 2023/03/07(Tue) 21:26:28 |
【神】 緑山 美海「綺麗な絨毯だね、きらきら輝いてる」>>G27 「ここのキャンプ場を選んで、宗太郎と来れて良かった」 金色の花々は私の寂しさも薄れさせてくれるようで、ぽかぽかと心まで暖かくなっていく。 離さないでね、絡めた手を強く握った。 中央につけば、向き合うような形になるようにそちらに身体を向けて、緊張した面持ちで口を開く。 「······えっと、私がやりたいこと、分かる?」 貴方はちゃんと覚えているかな、紫陽花が咲き誇っていた夏の日のこと、2人が結ばれた日のことを。 蒲公英 を1本摘んで、あの時と同じことがしたいんだ。* (G29) rururu_966 2023/03/07(Tue) 21:28:48 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海「 ……。 」少しだけ体の動きがおかしくなった。抱きしめるにはまずそちらと向き合うか、まず片腕を伸ばすべきかと迷って、迷って、鈍足のまま迷いに迷い…… 「……今日は、まだしない!」 と宣言した。 愛おしい人 はいつだって抱きしめたいし、俺だけの湯たんぽは年中ずっと欲しいのだけど。今抱きついたら離せなくなりそうだし、そういうのにもっとふさわしい場所に、今から行く気がするから……。我慢。 我慢……。 と我慢の顔をしている。先程の貴女のように、口がきゅっとなっていた。 さらに近くなった熱源に心臓はバクバクとする。 ピッタリくっついてると、ちょっとだけ歩きづらい。 でも、このままがいいと思うから、何も言わずに歩く。 ほっぺたの 熱 が移ったのか、男の頬が薄紅色 に色付いた。真っ赤になるにはまだ早い。ゆったりとした歩みの中、深呼吸を繰り返した。 (-42) zazakiti 2023/03/07(Tue) 22:01:16 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗ぷくぅ、と真っ赤な頬っぺたが膨らんでいく。 「···宗太郎の馬鹿」 美海の誘惑スキルはまだまだ足りなかったようだ、これから大人の女性になれるように頑張って成長していこう。 『”まだ”しない』ってことは、今日は期待してもいいんだよね。 「わかった、私も我慢する」 いつの間にか頬っぺたが 薄紅色に に染まっているのを見れば、満足げに微笑んだ。散々大人ぶったお返しだよ、私の 愛 を受け取ってね。 (-44) rururu_966 2023/03/07(Tue) 22:43:00 |
【神】 緑山 美海そうして貴方の元から飛び立てば、白蝶は一番大きな蒲公英を探しにいく。 貴方の手に見合うような、立派な真心の愛を見つけよう。 ぱたぱたと広い蒲公英畑を駆け回って、あちらこちらへ。 たまに貴方の方に向き直って、視線が交われば微笑んだのだろう。 ふたつめの蒲公英の 指輪 は、ひとつめよりも綺麗なものがいいから。時間をしっかりと掛けて探し回ったのだろう。* (G33) rururu_966 2023/03/07(Tue) 22:45:37 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海「 馬鹿じゃねーし…… 」意気地なしでもないと口に出した。余り説得力が無い。 誘惑されるには十分で、寧ろ今も十分すぎてるぐらいで。 今もすんでのところを理性で踏ん張っているような状態なのだけれども。 これ以上磨きを掛けられたら、旦那さんは毎日たじたじになってしまう気がする。 磨きをかける度、毎日お嫁さんが綺麗で可愛くて愛おしくておかしくなりそうだとなげくような声は大きくなるのだろう。 そして、いつだってなげくような声の中には、どうあがいても隠しきれていない喜色と幸福が浮かんでいるんだろう。 こういうのも、贅沢な悲鳴の一種、と呼べるのかもしれない。 今日は……期待しててほしい。意気地なしだけど、大事な時は、一歩踏み込める男であった。 「そ〜してくれっと……助かるっす」 微笑んだのを見て、ばつの悪そうな顔をした。 さんざん子ども扱いした報いを受けている。でもこんな形で貰える愛も、 好き なんだ。 (-48) zazakiti 2023/03/07(Tue) 23:45:11 |
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