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【人】 柊俺は ヒイラギ、です はじめまして。 [ 流石にミヤビサンと呼ぶ勇気は 今のところないから、笑顔だけで褒めて欲しい。 いずれ呼ぶから、と言い訳を心の中で 唱えながら、首をこてりと傾げた。] (245) ななと 2021/03/17(Wed) 0:18:01 |
【人】 柊[ 見慣れない甘さの滲む表情で、 告げられる言葉に、ふと浮かぶ疑問。 眠らずに、って、いやいや課長今日出張から 帰ってきたばかりで、1週間ぶりの自宅に 帰れるって言うのにこんなところで、しかも、 眠らずにって?疲れているだろうに。 余程の事情があるのかもしれないけれど 何も聞かずに、といっているのだから、 何も聞くことはできなかった。 一歩縮まる距離。 こく、と唾を一つ飲み込んだ。 ] (246) ななと 2021/03/17(Wed) 0:18:28 |
【人】 柊───俺の願いは、 内緒です。でも、あなたのとよく似てる。 [ マッチングに関して疑問はない。 たしかに、ただしい相手だと思う。 正しい相手では、あるが ] ───掘り返しますけど、 はじめにやっぱり、決めておいた方が いいとおもうんですけど…どっちがいいですか。 ヒイラギと、 室井と。 [ 一晩、過ごすなら、です、と 付け足し、その目を見つめた。]* (247) ななと 2021/03/17(Wed) 0:19:39 |
【人】 柊[ ───たしかに。>>277 先ほどまでの甘い笑みはどこへやら、 あらわれたいつもと同じ仏頂面に、 感じていた違和感は消える。 ただ、この場所が五つ星ホテルの スイートルームで?シンプルながら センスのいい、高級感漂う調度品が 並んでいるだだっ広い部屋で。 お互いに見慣れたスーツではなく、 ラフなスタイルで。 さらに言えば俺の髪が上げられて、 メガネがなくて───ああいっそ。 別人のフリでもすればよかった。 そうすれば一晩過ごしたってただ過ぎて なかったことになったかも。 W室井さんWと呼ばれたって、双子のふりとか。 やりようはいくらでもあった気がする。 そんなことを思ったってもう、今更だけれど。] (307) ななと 2021/03/17(Wed) 19:35:09 |
【人】 柊[ だって!!!どんな顔して立ってればいいのか わからなかったんだよ!!!! 室井柊としての昼間の自分と、 ヒイラギとしての夜の自分の間には 不可侵領域があったというか、そこが 交わることはなかったって言うか 交わらせるつもりはなかったっていうか!!! ああああやばい頭痛くなってきた 何も考えないでいたい、もうわすれたい 今すぐ誰か俺の頭を殴って記憶を消してくれ たのむさっきまで浮かれていた俺が 馬鹿みたいじゃないか!!! 頭の中で繰り返した思考。 思わず癖のようにメガネのブリッジをあげる 動作をするが、もちろんそこにはなくて。 なんとなく行き場のない手をそのまま 頭に持っていって、顳顬のあたりをおさえた。 そしてふかく、深く息を吐き。 ] (308) ななと 2021/03/17(Wed) 19:35:35 |
【人】 柊───わかりました。 では俺のことはヒイラギ、と。 そういうふうに振る舞いますから。 [ と頭を下げて、カバンを下ろし、 ジャケットを脱いだ。 聞こえる声は、どこか、切実に揺れる。>>278 そんなはずないのに、震えさえ感じられて。 いつも、仏頂面で、何にも動揺しない、 感情の機微などほとんど見せないこの人が こんなにも必死になっていることが、不思議で。 ───主催者に連絡して、どこかの組と トレードしてもらうだとか、そんな考えも 浮かばないわけではなかった。 せっかくの楽しい夜を、何が悲しくて 職場の苦手な上司と過ごさなければいけないのか とは思うのだけれど。 ] (309) ななと 2021/03/17(Wed) 19:36:26 |
【人】 柊[ クローゼットの方へと足を向け、 だだっ広い部屋を横切っていけば、 そこにジャケットをかけて。 また、ため息を一つ。 息を吸って、聞こえるように声を張る。] それなら、お願いがあるんですけど。 [ そう前置きをして、クローゼットを閉じ。 課長の方に向かって振り返り、首を傾げるように 肩と頭を壁に預けて、一瞬視線をさまよわせ。] 今日ここで会ったことは、 お互いに忘れる、ということで。 [ と片眉をあげた。 彼が頷いてくれるのなら、その足をもう一度 そちらにむけて、歩みを進め。 ソファにどか、と腰を下ろす。 ] (310) ななと 2021/03/17(Wed) 19:36:55 |
【人】 柊俺も今晩はひとりになりたくないので。 その点で利害は一致してますし。 ミヤビサンに少しだけ、興味も湧きました。 [ そう言って、ルームサービスのメニューを 手に取り、眺め始める。 「昼食べてなくて。…何食べたんですか?」と 空になった食器にちら、と視線を遣って。] (311) ななと 2021/03/17(Wed) 19:37:14 |
【人】 柊そういえばここって、ゲームとかも 貸し出してくれるんですかね? [ と頭に浮かんだ言葉を投げる。] ─── 一晩寝ずに過ごすって、 それくらいしかできなくないですか。 [ 「課長はtowitch派?PlayStension派?」と そこまで口に出して、メニューから顔を上げ ] トランプとか言わないですよね? [ と態とらしく目を開いてみた。]* (312) ななと 2021/03/17(Wed) 19:37:33 |
【人】 柊[ 興味は湧いた。 いつも同じ仏頂面で、同じトーンで 何に対しても同じ反応しか示さない ロボットのようなこの人に比べたら。 今ここにいて、どこか懇願するようにも 聞こえるように、声を震わせて。 何も聞かずに一晩共に過ごしてほしい、なんて 奇妙な願いを口にしたこの人のほうが、 ずっと人間らしいような気がしたから。 世永雅というひとの意外な一面は、 興味を抱かせるのには十分すぎた。 本人はそれに気づいていないようだから、 軽く首を傾げて往なすだけなのだけれど。 何を食べたのかと聞けば、存外詳しく 味の感想まで添えてくれるのだから、 やはり、意外な一面だなとおもうのだ。] (337) ななと 2021/03/17(Wed) 22:37:32 |
【人】 柊んじゃ、俺も同じのにしようかな [ そう頷いて、共に覗き込んでいたメニューを置き 微かに珈琲とシャンプーのにおいがする その人から少し離れて座り直した。] (338) ななと 2021/03/17(Wed) 22:37:45 |
【人】 柊[ ゲームする環境じゃなかった、という 答えに目を開くけれど ───まあ、予測できない答えではない。 課長が自宅でせっせとテレビゲームを している様子は正直想像がつかないし、 それが挙げたどちらのゲーム機であっても、 似合わない、というのが本音だ。 どっちかといえばなんか、映画を見たり 読書をしたり、クラシック音楽を聴いたり、 そんな趣味の方がしっくりくる。 態とらしくトランプとか、なんて声を 上げてみれば、その冗談に乗るように 肩をすくめて口端を上げるものだから、 なんとなく、つられて緩んだ。 ふと、ぴくりと動いた表情筋。 訂正箇所を見つけた時みたいに、 まつ毛が震えたように見えたが、 続けられた提案に、今度は本当に目を開く ことになるのである。 ] (339) ななと 2021/03/17(Wed) 22:38:01 |
【人】 柊色っ………… [ 復唱しかけて、止めて、揺れた。 どくん、と心臓が跳ねるのがわかる。 冗談?冗談だよな?え?いやいや、 え?……え? そもそも、この人はどっちなんだ。 ヘテロなのか、ゲイなのか、はたまたバイか、 どれもあり得そうだしどれもなさそう。 なんていうか、もともと掴みどころのない人だし いやそんな顔見たことないっていうかよく見たら 顔ほんと整ってるし綺麗なんだよな イケメンはずるいな、まったく、ほんとに 背も高いしがっしりしてるし、スーツも めちゃくちゃ似合うけど、このラフなスタイルも 清潔感あってめっちゃいいんだよな え?ありかなしで言ったら? そりゃもう そりゃあだって全然あ ] (340) ななと 2021/03/17(Wed) 22:38:23 |
【人】 柊───ぁ、 え、 あ、ハイ、 [ 消えた笑み。咳払いの後、 ギシッと音を立ててソファーが少し浮いた。 冊子を撮りにいくのであろう背中を ちら、と振り返って見て、 こちらを向く前にまた前に向き直った。 何を考えていたんだ、俺は。 いや、まあそもそも、月のない夜は不安で、 人肌恋しくて、だからここにきたのだけれど それでも相手は相手だし。 さすがに…いや流石に!!課長はまずい、 まずいって、わかってはいる。 もちろんわかってはいるのだけれど─── (341) ななと 2021/03/17(Wed) 22:38:43 |
【人】 柊[ ───たとえば、誘ってみたら 案外のってくる、なんてことはあるのだろうか。 わざわざそんなふうにして提案するのだから 冗談とは言え、まさか…まさか、 …いやさすがにないか。 あ、それならせめて添い寝でも…… いやでも一晩中寝ずに、って願いなのに 添い寝してたら寝ちゃうっていうか、 添い寝で寝ないのが苦行っていうか!!] あーーーー…… [ と息を吐いていたら、冊子を持った 課長が帰ってきただろうか。 背もたれから体を起こして、 そっと同じように覗きこんだ。] (342) ななと 2021/03/17(Wed) 22:39:12 |
【人】 柊あ、けん玉とかありますよ トランポリンとか。 [ そんなよくわからない品物に あれやこれやと感想をおとして。] 気になるのありました? [ と尋ねてみるのである。]* (343) ななと 2021/03/17(Wed) 22:39:31 |
【人】 柊え、すげえ 競技カルタってやつですか? 百人一首とかやったことないです、 坊主めくりくらいならできますけど [ 苦笑して、それから「あ」と一言母音を こぼして、思いついたように顎を少し上げ。] あれは知ってます、 せをはやみーってやつ。 なんだっけ。 瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われてもすえにあわんとぞおもう、? [ 唯一覚えている一首を披露してみせて、 少しばかり得意げに口端を上げ。 ロマンチックですよねーと顔を背け、 ぼんやりと窓の外を見た。 外はまだ日が高い。そりゃそうだ。 この時期、18時を過ぎて、やっと 日が沈む頃なのだから。 ] (383) ななと 2021/03/18(Thu) 18:11:37 |
【人】 柊[ 来る夜に不安がないわけではない。 月のない夜は、嫌なことが起こる、なんて 思っているのはきっと俺だけだし、 ほんとうはそんなの関係ないんだろうけど わかっていても、うまく往なせない。 襲う不安感と、心細さと、人肌の恋しさが 恐ろしくて、しかたない。 触れ合っていたら安心できる。 その人が生きているってわかるから。 生に触れていたかった、きっと。 ───まあ、今日は…あれだけど。 そんなことを考えていたら、 尋ねられた事柄に>>363 視線を戻してそちらをみる。 言い淀むように止まった言葉の続きを 促すように眉を上げ、待ってみるのだけれど。 それはW忘れてくださいWなんて言葉に阻まれて ] (384) ななと 2021/03/18(Thu) 18:12:44 |
【人】 柊[ 待ってごめん俺の心がちょっとあれであれだから かもしれないんだけどそんな、そんな濁し方 されたら、誘われてる?って思っちゃうって いうか思わざるを得ないっていうか え?え???だからさっきも言ったけど 顔と体はめちゃくちゃ好みってそんな話したっけ まあいいやとりあえず好みなんですええそうです 課長だからね、上司だからね、俺だってそりゃ いくら夜になったら遊んでるって言ったって 不可侵領域超えようとはしてないわけですし そこらへんはきちんと弁えてるっていうか 昼に会う人間とは夜は関わらないって決めてて だからもちろん全く眼中にはなかったわけだけど でもそこの不可侵領域超えてきちゃったじゃん? この人自ら飛び込んできちゃったじゃん? 火に入っちゃった夏の虫って言われたって文句は 言えないと思うんですよええ、そりゃそうだ そうですよね、いやでも、いくらなんでも 上司と寝……… ] (386) ななと 2021/03/18(Thu) 18:13:19 |
【人】 柊[ れる………この人なら寝れる。寝れちゃう。 だってタイプだしいやこの整っててほとんど 動かない表情がロボットかと噂されるような 仏頂面(綺麗)が崩れるとことか見たくない理由ある? いや、ない。 ないよね、ないよ、ないわー そんなの見たくないわけないわー ないです、はい。 ないんですけどね。 ないんですけど!!!!! ていうか!!!今までの人たちってなに!?!? これまでもあるってこと???つまり??? はじめてではないわけで…あーーーーー え?まってこれ確認した方がいい? 確認したら無粋になっちゃうかなどうしよう でも考えてみて、俺。 これまでもあるってことは ] (387) ななと 2021/03/18(Thu) 18:13:57 |
【人】 柊[ これからもあるってことでは? そんな、WこれまでWとWこれからWのあいだで どうせお互い忘れるわけなんだし それなら、そういうことがあってもべつに、 過ぎ去りし日々の一つの出来事に 過ぎなくなるかもしれないわけで それならやっぱりもしかしてもしかするとか あるんじゃ、と考えながら見つめ返した 瞳が微かに揺れて、落ちていくのが見えた。] (388) ななと 2021/03/18(Thu) 18:14:22 |
【人】 柊[ 心の中で静かに深呼吸をする。 実際の息をすう、と吸って。] …俺の望みは、あなたのと似てるから。 [ とっちらかった思考のまま、だったけれど その顔を見たら、沈黙が長引くのは よくない気がして、そんな言葉を落とした。 そうじゃなきゃ、きっとここから先、 なにひとつ、進まない気がして。] (389) ななと 2021/03/18(Thu) 18:15:03 |
【人】 柊───いいですよ、 俺はお願いを一つ聞いてもらうんですし [ そっとソファの上についていた手を 彼の腿の上に置いて。 その顔がこちらを見るなら、目を細めた。 まとまらないけれど、一つわかることは、 この人はただ眠らずに夜を過ごす以外に、 何か欲しいものがある。 それは、ゲームでは満たされないもので、 きっと、共に過ごす人にしかできないことで、 もし、それが己との関係性が崩れることへの 不安に揺られて濁された、誘いならば。] (390) ななと 2021/03/18(Thu) 18:15:20 |
【人】 柊なんだってあげます [ 少しだけ体を、唇を、重なる直前まで 寄せて、まつ毛の先を震わせ。] 俺は今、 ヒイラギで あなたは、ミヤビ、なんでしょ [ それならば、本当に欲しいものを、 教えて、と吐息だけで尋ね。 俺も、欲しいと心の中で続けた。 ───なお本心を知れば死ぬほど恥ずかしく ]*なるのはいうまでもない。 (391) ななと 2021/03/18(Thu) 18:15:45 |
【秘】 ミヤビ → 柊触れて ……、手を握って、『大丈夫』だと言って、欲しいん……です ――… 私が、助けを求めた時に、 (-211) kasuga_2jp 2021/03/18(Thu) 20:42:39 |
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