情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【雲】 サルコシパラ 心の奥底では理解していた。 この先に望む未来などないことなんて。 もしその時になれば自分は選択を迫られる。 愛する人を死なせて悲哀に突き落とすか。 愛する人を救いあげて、悲哀に晒すか。 その事を全て承知の上で サルコシパラはこの未来を選んだのだ。 (D56) 西 2022/08/17(Wed) 23:45:41 |
【雲】 サルコシパラとはいえ行先をこの街にしてしまえば 花がわかりやすく目立ってしまうウユニが 忌避の目に晒されることは容易に想像がつく。 サルコシパラは仮面をつけ直し 少し迷った素振りを見せたあと。 「そうだ。 この帽子、よければ使ってください。」 そう言って自分が愛用していた帽子を差し出す。 少しでもその姿が周りに晒されないためには 必要なことだったから。 (D57) 西 2022/08/17(Wed) 23:50:01 |
【雲】 サルコシパラそれから サルコシパラはウユニから視線を逸らすように 蒼空を見上げると。 「実は……隣町で行きたい所があるんです。」 いつもは彼女に伺いを立てる配慮をするのに 今は何も言わずに彼女の手を引く。 有無を言わさずに、彼女を連れていくために。 (D58) 西 2022/08/17(Wed) 23:50:48 |
【雲】 サルコシパラそうして歩いて数十の刻 辿り着いた先にあったのは 店先に色々な花が飾られている しかし花屋ではない、古ぼけた店だっただろう。* (D59) 西 2022/08/17(Wed) 23:51:18 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新