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【人】 瑞野 那岐[甘やかして欲しいとは言ったけれど、 甘やかされてだめになる訳にはいかない。 小さく首を振り、いつかの失態を振り払うように。 買い込んだ食料を冷蔵庫へ仕舞い込む。 年越しそばの準備は彼が帰ってきてからにしよう。 それまでに部屋の掃除をして、 早めに風呂に入って。 子供の頃のように夜の番組が始まっても テレビに齧り付いて居られるように。] (10) milkxxxx 2023/12/30(Sat) 4:05:37 |
【人】 瑞野 那岐[アーティストが次々とステージを入れ替わっていく。 ラジオで耳にしたアーティストも居れば、 初めて耳にするアイドルも居た。 まだ彼の出番は訪れていない。 不意にこたつの上に置いていたスマホが揺れる。 考えていたのが伝わったのか彼からだった。 ふ、と笑って短くメッセージ送り返した後、 再び、メッセージが届く。 それは彼と仲がいい友人からだった。>>1:0] 『見てますよ』 『年末にテレビ見てるの久しぶりです』 『順番通りなら、そろそろですね』 ……あ、 [そんな短文を送りあった後、テレビを映した画面が届く。 今、自分自身も見ているものと同じものが映っている。] (11) milkxxxx 2023/12/30(Sat) 4:05:50 |
【人】 瑞野 那岐[大きな画面いっぱいに黒の姿の彼が映る。 何度か見返した、若い頃の彼ではなく 自分自身が知っている”今”の顔をした彼がヒーローの姿で。 ブル、ブル、と手の内で通知を知らせるバイブが 揺れ続けても、暫く画面に魅入ったまま。 すぐに画面は彼を恩人だといったアーティストに切り替わる。 けれど、その後ろに彼が映り込む。 アーティストを見守るように、後ろで。 時に、衣装を翻らせて不敵に笑う姿に。] 『すごいですね、格好いい』 [彼らの出番が終わった頃にようやく遅れて。 葉月さんには返信しただろう。 ヒーローに会えた少年の心を持つアーティストを眺めながら。] (12) milkxxxx 2023/12/30(Sat) 4:06:13 |
【人】 瑞野 那岐[挨拶よりも先にコート姿のままで抱き竦められ その勢いに少し目を見張りながら、] わ、……ぷ、ははっ、 ──おかえりなさい。 格好良かったですよ もう一度惚れ直すくらい。 [興奮冷めやらぬ様子の彼の背に両手を回して、 少し高い目線を見上げる。] (14) milkxxxx 2023/12/30(Sat) 4:06:46 |
【人】 瑞野 那岐誰が見ても憧れのヒーローでしたよ。 おつかれさまでした。 [深く長い溜息は、安堵も混ざっているのだろう。 仮面を外した彼を今は緩く、背を撫でて労うように。**] (15) milkxxxx 2023/12/30(Sat) 4:07:02 |
【人】 瑞野 那岐[先程見ていたテレビの彼と同じはずなのに 眼の前の彼は全く印象が変わって見える。 依頼があった時は渋面を作っていたけれど、 会場で起きた歓声や、あのアーティストの喜びよう、 それに、達成感に満たされた彼の今の表情を見れば 背中を押して良かったように思えた。 準備期間には長く、時間がかかったけれど。 その分も含めたつもりで背を撫でれば、 不意にぐっと彼の腕の力が籠もる。] (19) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 0:06:49 |
【墓】 瑞野 那岐? ……──んッ、 ぅ、 [顔を上げると同時に唇がぶつかった。 驚きに微かに上がった声は、すぐさま舌にこじ開けられ 送り返されるように喉奥に注ぎ込まれていく。] ン、……ん、っ、……ぅ、 〜〜、ッぁ……んんッ、…… [一瞬ひやりとした唇はすぐに温度を分かち合い、 舌を絡め取られ、口蓋を擽られ、身体が震えた。 重ね合わせる角度を変える度に呼気を逃して 声が漏れる。ゾクゾクする。] (+31) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 0:07:05 |
【墓】 瑞野 那岐[先程まで聞こえていたテレビの音が遠くなる。 とろ、と瞼が落ちてきて、 腰に力が入らなくなってきて、膝が落ちそうになる ──ところで、ようやく唇が解放されて。] ……っ、 は……ぁ、 [惜しむような声を漏らして、彼を見上げた。 突然の情熱的なキスに翻弄されて まだぼうっとした頭がついていかない。 てんしょん、と彼が口にした言葉を繰り返し じわりじわりと、大仕事を終えた興奮からだと理解して。] (+32) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 0:07:29 |
【墓】 瑞野 那岐[ランナーズハイ、みたいなものだったのか。と。 思えば、翻弄された自身が恥ずかしくなる。 キッチン前の通路で、齎されたキスだけで 膝が崩れそうになるくらいになったのはきっと、 彼のランナーズハイだけが理由ではないから。 すれ違いざまに続きを仄めかされる。 それは、どういう意味なのだろう。] 続きって、……、 [自然に脱いだコートを受け取ろうと手を伸ばしながら、 言いかけて、澱み、言葉を切った。 これで、聞いてしまったら期待しているみたいじゃないか?*] (+33) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 0:07:39 |
【墓】 瑞野 那岐[受け取ろうと伸ばした手は空を掴むだけ。 行き場のない手を下ろしながら、 通り過ぎていく声を聞く。] 約束? …………ぁ、……あー [きょと、と一瞬疑問符が浮かんだものの、 後の言葉が続けば、すぐに理解はできたので。 意味のない母音を伸ばして、視線を泳がせた。 朝まで、という宣言に嘘はないのだろう。 実際にそういった日がないわけでもなかったし。 夕食というにはあまりにも遅すぎる時間。 時計を見れば長針と短針が今にも重なるところだった。 一年が、終わろうとしている。] (+38) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 12:40:44 |
【墓】 瑞野 那岐[テレビの中では除夜の鐘がまだ鳴り響いている。 煩悩を消すという鐘が聞こえる中で、 こんな話をしていると怒られてしまうだろうか。 キスで上げられた熱が頬をまだ赤く染めている。 いくつめか分からない鐘を聞きながら、 テレビの中のアナウンサーが新年を告げた。 部屋着に着替えた彼がくつろいで呟く声に戸惑う。 けれど。] お風呂は先に済ませましたけど、 ……その、 ……じゅんび、 してた、から。 [年末はゆっくりする為に、早めに風呂に入る習慣がある。>>10 けれど、今日早くに入った理由はそれだけじゃない。] (+39) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 12:42:37 |
【墓】 瑞野 那岐一緒に入り直すのも、いいですね。 だけど、食事も食べられてないなら、 蕎麦作りますよ、先に年は越しちゃいましたけど。 [伝えるには照れが勝り、小声で絞り出すようになった後。 入りたいなら、と顔を上げて微笑み。 ひとまず彼がお腹を空かせているのならば腕を振るおうか。] (+40) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 12:43:19 |
【墓】 瑞野 那岐あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 [新年を迎える言葉を口にして、 赤く染まった顔を隠すみたいに 足早にキッチンに逃げ込んだだろう。] (+41) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 12:43:33 |
【墓】 瑞野 那岐[準備と行っても、蕎麦は事前に出汁を取っておくくらい。 天ぷらは時間がかかるから番組が始まる前に 揚げていた大きな海老がラップに包んである。 蕎麦の上に乗る主役だ。 コンロに乗せたままだったそばつゆに再び火を掛ける。 蕎麦だけでは足りないだろうかと、 海老と一緒に揚げたかぼちゃやまいたけの天ぷらは 後で蕎麦が出来上がる頃にもう一度 電子レンジで温めることになるだろう。 今の電子レンジは揚げ物もからりと仕上げてくれる。 便利な文明の利器だ。] (+42) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 12:44:17 |
【墓】 瑞野 那岐[いつもは食事を作る楽しみも、 食べてもらえる楽しみも、あるけれど。 先程口にした自身の言葉が、微かに脳裏に残っている。 彼が小さく口にした、言葉も。 蕎麦つゆが煮えて泡立つまで 小ネギを切りながら、ふと。 先程交わした、キスを思い出して。] …………、 [そっと、自身の唇をなぞり、ため息をつく。 少しだけ炙られた熱が、身体の奥で燻っているみたいだ。*] (+43) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 12:45:19 |
【墓】 瑞野 那岐そ、れは。 待ってて、言っていましたから。 [コンロに視線を落としたまま、掛けられる声にハッとする。 忘れてないという確認には そう応えることで答えになっただろうか。 なのに更に後押しするみたいに。 意地悪く聞いてくることには思わず口を噤んだ。] ……、そういう聞き方はずるいです。 [まるで自分だけが期待していたみたいに。 先程いやらしい年越しを考えていた人とは 違うみたいに軽い声が問うのを拗ねるように責める。] (+49) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:29:38 |
【墓】 瑞野 那岐[小さく響く足音がキッチンに近づく。 空腹を満たすために覗きに来たのか、待てなかったのか。 様子を覗きに来たのかと思えば、火が止められる。] ? [トン、とネギを刻んでいた手を止めて、 振り返ろうとすれば 両脇から腕が伸びてきて小さな檻が作られた。] (+50) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:29:49 |
【墓】 瑞野 那岐え、…… [覆い被さる影が一回り大きい。 重ねられた手が包丁を離して、蛇口に運ばれて。] ちょ、景斗さん、ごはンっ、は……、 [後ろから耳朶を喰まれて思わず声が上擦った。 既視感を覚えて、かっと一気に頬が赤く染まる。 あの時はエプロンをしていたからだと思っていたけれど、 今日はつけていないのに!] (+51) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:30:07 |
【墓】 瑞野 那岐いつしても、とは言ってないです! ……ぁッ、 [言ってない、と思う。 自身の行動に自信がなくなって思わず狼狽えた。 臀部に既に硬くなり始めているものを 押し当てられて、びくっと思わず身体を震わせた。 囁く声の甘さがベッドの中を思い出させる。 耳元でこれからを思わせる行為を口にされて ぞくぞくと背筋が粟立っていく。] (+52) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:30:37 |
【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗食べる、モノが違う……、 [返せた言葉、制すというよりも。 微かに声が震えた弱いもの、で。] (-17) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:30:59 |
【墓】 瑞野 那岐[あの日から、考えてないわけじゃなかった。 擦り合わせた熱、布越しに刺激された箇所。 直接触れられることもなかった いつも彼を受け入れている場所が、きゅうと疼く。 夕刻に自身で準備をしていたときも、 彼が入ってくるのを想像して 初めて、彼と付き合ったあと一人で高ぶる熱を 抑えきれずに吐き出した。 ふる、と伏したまつ毛が揺れる。 身じろぎの取れないまま、首だけを振り返らせて 微かに期待の滲んだ瞳を向けて。] (+53) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:31:36 |
【墓】 瑞野 那岐……ぃと、さん……、 [もじ、とお尻を揺らして後ろに居る彼に 自らも押し当てて、続きを乞うみたいに。*] (+54) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 14:31:50 |
【墓】 瑞野 那岐ふ 、……っ、[昂りを意識させられながら、耳を嬲られる。 食べ物以外のリクエスト。 まな板に乗せられた魚みたいにぴく、ぴくと身を震わせて いつの間にか料理人はすり替わっていた。 臀部を自ら擦り付けて訴えても、 やめておくかと尋ねるのは余りにも酷い。 言葉にしないと伝わらないのか、それとも。 言葉として欲しいのか、 音にして出すことが、恥ずかしいと知った上で 聞いているのだとしたら、相当意地悪な仕打ちだ。] (+60) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 16:02:22 |
【墓】 瑞野 那岐[身体の中でじわじわと溜まっていく澱みが渦を巻く。 まだ、強く刺激されたわけじゃない。 けれど、煮込むみたいにゆっくりと。] ……たくない、わけ……じゃ、 [か細く、消え入りそうな声で言い淀む。 のが、楽しいのか、待っているのか。 胸元を掠めて降りていった手は服の上から 下腹部をすりすりと撫で擦り。] ぁ、……ァっ、……ん、ンぅ、 [彼が届く場所を確認させるみたいに触れながら、 気持ちいいこと、を言葉で想像させる。] (+61) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 16:03:01 |
【墓】 瑞野 那岐[彼が中に入って、ソコを強く突き上げる様が 脳裏にチラついてそれだけで視界が滲んで、 思わず自身の服の裾をぎゅうっと握りしめて堪え。 ぴくん、とスウェットの下で熱が擡げ始める。 ふ、ふ、と内に籠もった熱を吐き出すように。 浅くなり始めた呼吸が興奮を伝える。 言葉で責めて、想像させて。 それだけで涙が滲むほどの身体にしておいて。 あとで、無情に響く声に泣きそうになる。] …………だ、……、 [とん、と彼の胸に体を預けるように寄り掛かり、 手を伸ばして、袖を弱く引いた。] (+62) milkxxxx 2023/12/31(Sun) 16:04:01 |
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