メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a39) sakanoka 2022/07/11(Mon) 17:28:25 |
【人】 メカニック ゾズマ【→管制室】 いや大丈夫じゃないっしょ。 [立ててはいるバーナード>>177の顔色をと声色を前に、ぴしゃりと言い切る。 アマノ>>179のように「馬鹿」と付け加えなかったのはせめてもの慈悲。 尤も、こういう時にバカバカ言えるくらいの間柄でこそ心の友だ、なんていうのは、いつどこで聞いた話だったか。] とにかくバーニー、合流してきた後は ちゃんと休みなよ。 医務室でなくてもどっか寝られるとこでさ。 [今のバーナードの容体の正体が船酔いだとまでは、この時のゾズマには察せなかったが、ゲイザーの話をした手前、バーナードに彼女や船医への遠慮を抱かせた可能性は考えていた。 (後にスピカからしっかりきっちり言われてしまう>>185のは、ここではまだ知らない話) それよりもっと深い部分、のんびり屋の彼なりの“決意”>>165>>180にまでは気付かぬまま――。 ともあれ、バーナードとアマノを先導するような形で、メインデッキに急ぐ。] (201) sakanoka 2022/07/11(Mon) 19:55:09 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室】 へーい来たよ、スピカ! [己の無事を改めて示すように威勢よく声を張ってから、管制官としての彼女>>184に向き合う。 自分からは、コールドスリープ装置の“残り9台の無事”の再度の報告も含めて、無事を確認した設備や部屋についてと、(サダルの安否が不明なことも含めて)クルーの安否を報告する>>1:171>>1:174。 スピカの方から告げられたのは――アンテナによる判断。] ……、そう。 解ったよ。キャプテンの判断に従う。 コールドスリープ待機の件も、順序、ってのも。 [わざわざ「順序」と口にして承知の意を告げたのは、“1人だけがスリープから外れることになる”ことを理解してのこと。 ――これについてはもう、どうしようもない。 例の1台は“直しようがない”と、己が身でも解ってしまっていたから。] (202) sakanoka 2022/07/11(Mon) 19:55:25 |
【人】 メカニック ゾズマ[けれど、コールドスリープ装置とは別の故障部位――計器については] で、キャプテンの判断は分かった上で、だけど。 一応、ぶっ壊れた計器、全部、看させて。 [はっきり言って、ダメモトだ。自分でもそうは理解していた。 けれどもこの艦には、艦そのものたるキャプテンを補う生身の人間たち――管制官という役割も、そう――がいる。そもそもアンテナの判断は「復旧は困難」であって「復旧は不可」ではない。 そんな、僅かな可能性への期待と、メカニックとしての意地が、ゾズマにこう行動させた。 ――結局無理だ、という未来が見えないからこその行動だ。**] (203) sakanoka 2022/07/11(Mon) 19:57:20 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室】 [至って平然とした調子で管制室に合流し、クルーとして、メカニックとして、職務に真っすぐに動く整備士。 そんなゾズマだった訳だが、それでも、まるで気づいていない訳ではなかった。 人の心情を察そうと思えば察せられてしまう友>>148とは異なり、人の心の機微には疎いという自覚のある人間。 そんな人間でも、その友の僅かな眼の潤みと赤み>>169を眼鏡越しに見て取れれば、想像できることはある。] ( ―――スピカ、アンタさあ、 ) [その“想像”については、合流してきた他のクルーもいる手前、ここでは口にしない。 今は計器の件もあったし、必要な情報の提供も、逆にこちらから把握すべき情報の獲得のこともある。**] (209) sakanoka 2022/07/11(Mon) 20:10:23 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a46) sakanoka 2022/07/11(Mon) 20:14:11 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a47) sakanoka 2022/07/11(Mon) 20:17:44 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室】 [先ほどのアンテナからの報告は、あくまで全て“最悪の事態”だった場合――スピカ>>230にうんとひとつ頷いたゾズマの思考には、そんな期待があった。 コックピットと繋がれた回線越し>>198にか、ダビーからも「任せる」>>216の一言が聞こえたので、早速メインコントロール部の計器のチェックに取り掛かる。] あ、ラス! ルヴァ! ゲイザーのこと、ありがとね。 [遅れて合流してきたラサルハグ>>229の声に気づき、一度振り返ってから、ルヴァ>>234ともどもまずその一言を。 彼らと共に来たのか、ここで漸くサダル>>239の姿を(おそらく今日初めて)見ることとなり、ほうと安堵の息一つ。] これでひとまず、みんな無事…… じゃないけど、とにかく良かった、か。 [ここにいないゲイザーと、彼女程ではなくとも「大袈裟な」言い方もしたくなる有様だったバーナード>>222は、ここでの「無事」な人間には含まれていなかった。] (300) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:26:52 |
【人】 メカニック ゾズマ……バーニー、邪魔だって思ってるなら、 こっちの作業でも見学しててよ。後学の為に。 [こちらの様子を伺うバーナードの一言>>232には、計器に目を向けたままそう告げる。 “大人しく座ってろ”が本音ではあったが、この状況がどうしても居た堪れないというなら、とばかりに。] アタシが真っ先にスリープ入りさせられたら、 スピカだけに整備任せさすのもアレだし。 [過去にスピカに簡単な修理作業の代理を頼んだことがあった>>0:265程度には、彼女の整備の手腕をゾズマは認めている。けれどもそれはあくまで趣味の範疇であり、また、管制官の業務との兼ね合いという問題もあった。 故にバーナードも、調査員としての自身の機材以外の整備についても担当できるようになれば、後の憂いも薄らぐのでは、と。 (後のラサルハグのバーナードへの指示>>274のことを予期していた訳ではなかったが)] (302) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:28:02 |
【人】 メカニック ゾズマアタシも医療とか、ちゃんと 学んだ方がいいかもなあ。 [先ほど、チャンドラ>>247から通信越しにゲイザーへの措置を指示された時のことを思う。 この時こそ船医の的確な指示により、基本的な応急措置(心得はきちんと持っていた!)と磁場遮断シートの確保に手早く動くことができた。 その後の担架の運び方についても、ラサルハグやルヴァにあの時>>138きちんと伝えられた、筈だ。筈。 ――医療ポッドの故障>>249については未だ知らぬまま、人間にできる範疇の医術の必要性を、“残される”かもしれない側の者として、ここで思う。] (303) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:28:15 |
【人】 メカニック ゾズマ[……と、バーナードにこう>>302は言ったものの。 実際のところ、今ゾズマの目前にあるものは、とても見学にうってつけのケースだとは言えなかった。 端的にいえば、あまりにもレアケースすぎる損傷が、そこにはあった。] まさかとは思った、けど。 ここまで異常な磁場だったって訳? [計器の内部を直に見るまで判らなかった、配線や基盤の大規模な変形、損壊。 これが平時であれば“すごいヤバい面白いやつだ”とスピカを手招きするところだったが、生憎、今は全くもって平時ではない。 ――じゃあ、こっちは。 僅かな期待をまだ抱きながら、別の計器の内部状態も確かめていく。] ……、ダメだ。どこもかしこも。 交換レベルのパーツがあまりにも多すぎる。 今のストックじゃ、対処できない。 [艦体の機材に雑な造りのものは存在しないが、コントロール部の計器はとりわけ繊細な構造の精密機器だ。部分的に正常なパーツを埋め込んだところでろくに機能しない。 つまり、どのコンパスも復旧不可能。 この状況で位置情報を測れるものがあるとすれば、それこそ旧人類史から続く目視と測量法>>268、くらいしか考えられない。] (305) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:29:20 |
【人】 メカニック ゾズマ[つまり、完全な遭難状態。 しかも、こういう事態のため>>267のコールドスリープ装置に、1人は絶対に入ることができない(“絶対に”の根拠についてはダビーの問いへの答え>>205がそれにあたるわけだったが、その問い自体は聞き逃していた) そしてこの艦の食糧と酸素のストックには限りがある。 譬え酸素供給装置に異常がなくとも、呼吸用の酸素という資源そのものを無限に生成することはできない――“酸素が薄い”>>210どころではなく、“必要な酸素がない”状況がこの先来る可能性が高い。 1週間もすれば文字通りの助け船が来るかも、なんて希望的どころか奇蹟的な観測に縋ることだってできまい。] (306) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:30:13 |
【人】 メカニック ゾズマ[こういう状況>>306を覚った管制官が――あのスピカが何を思うかは、ゾズマにも想像がついていた。 驚いたのは、彼女がそれ>>240をぶちまけたのが、今この場で、だったこと。] ―――…やっぱり。 [これが管制官一人の責でないということは、他のクルー>>253>>259>>262から口々に告げられていた。 (そう、この時にチャンドラの合流もあった訳だが、ここで彼女に一声掛けるような状況ではなかった) スピカを落ち着かせようとするルヴァ>>260の声も、そこにはあった。 アマノが何をここで零したか>>272、までは耳に届きはしなかったが――。 あくまで職務に忠実に、全ての計器のチェックを終えたゾズマは、ここで漸くスピカの方を向く。 その時には既に、彼女はメインデッキから外へと、ふらつくようにして出て行っていて>>282>>283。 ゾズマは無表情のまま、思わず一歩前に踏み出し――けれどもその一歩だけに留めた。] (307) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:31:03 |
【人】 メカニック ゾズマ[今は、アンテナと共に戻ってきていた(一旦艦長室に行っていたのは見落としていた)ラサルハグ>>274>>275>>277からの指示応答の方が先だ。] 分かった、まずは船外活動だね。 [船体外壁の損傷については、ゾズマもこの多忙の中で薄々懸念していた。 この遭難状況で独断で船外へ出ることは無謀。アンテナとも話したのだろう機関士長からの指示があって、初めて行える船外での整備作業だ。] それから、ダビーから機体操縦のレクチャー、だね。 うん、誰が残ることになるか判らないし、 アタシもパイロットできるようにしとかないと。 [もしかしたらこれイチから医療を教わるどころじゃないかも、と思いながら、ラサルハグに異存なく頷く。] (309) sakanoka 2022/07/12(Tue) 9:31:31 |
【人】 メカニック ゾズマ【管制室】 [この時点でゾズマからラサルハグに対して質問事項は無かったが、後程また何かあれば端末に飛ばせば良い、と>>287。 強いて、この場で浮かんだ疑問形をただ一つだけ挙げるとすれば。 ――外に出る前に、ちょっとスピカを見てきていい? けれどこの質問事項は、声として発される前にゾズマ自らが捨てた。 サダルに彼女のことをバーナードが頼むのも>>286、ルヴァが彼女の去り際に掛けた労わりも>>296聞こえていたから。 “あなたのせいじゃない”。 これはいつかの自分を立ち直らせた言葉>>107であり、けれども今のスピカの支えになる言葉ではなかった。 なら何が正解なのかなんて、臨床心理学どころか人の機微の察し自体に自信のない身に解ることではないだろう。 そんな自分にやれることといえば――それは、今、パニックに陥っている相手に対してまでやれることではない。] (329) sakanoka 2022/07/12(Tue) 10:22:00 |
【人】 メカニック ゾズマ[ゾズマは結局ここで、船外活動という、技術者の責務の方を優先した。“言い遺しておくこと”という個人的で人間的なことも後回しにして] とりま、今一度船外スーツの点検からして―― 先にエアロックんとこに待機してる。 [後にラサルハグがバーナードとダビーを呼んで告げたこと>>298>>299>>304がゾズマの耳に届いていた訳ではなかったが、コンパスも全破損している中で、船外の観測機器がどれだけ機能するかは未だ知れない。 最悪、実際の作業者である自分とルヴァ以外の誰かの目が必要になる――「良い眼」とはそのことだと考え、彼らの準備が済むまでは待機すべきか、と。 こうしてすぐにでもデッキを出ようとした、のだけれど] (331) sakanoka 2022/07/12(Tue) 10:23:05 |
【人】 メカニック ゾズマ[この船外作業を共に行うことになるルヴァの方を向く。 彼からの質問>>310。その答え>>312。 ゾズマには判り切っていたことを、ルヴァは把握していなかった。] ―――――…、 [当然といえば当然の疑問>>325と、それこそ“希望的”な答え>>328。 その“希望”をひっくり返すような言葉を、かつて自分に希望をくれたその人に発することは、できないまま] 船に穴が開いてたりしちゃそれこそ みんなで還ることもできないし。 さ、行くよルヴァ! [この促しは、疑問からの逃避。 実際、これまで“誰かは死ぬ”と理解はしていながら、深く考えるのを避けていたに違いない*] (332) sakanoka 2022/07/12(Tue) 10:33:55 |
【人】 メカニック ゾズマ【→開閉部(艦内)前】 [ルヴァの反応がどうあれ、ゾズマはメインデッキを後にした。 船体修復キットと船外スーツの状態を、保管庫で改めてチェックして。 いずれも機能に問題ないことを確認してから、一通りの装備と共に、開閉部のエアロック前に待機する。] さて、――。 [スピカの元にはサダルが既に向かっている>>323。 手のぬくもりを外部に伝えない、宇宙空間用の手袋を嵌めた手をじっと見下ろしながら。 今のこの時間に、この自分にできることといえば。] ( ……ママに、何て書こうか ) [星の滅亡から共に逃れたその人のこと。 この艦に今いる友らのことを除けば、“遺される人”としてゾズマの頭の中にあったのは、母たったひとり。 誰かの側でその手を取ってあたためることもできなければ>>322、日常用のペンも握れない手袋の指を、ゆっくりと曲げ伸ばししている**] (337) sakanoka 2022/07/12(Tue) 10:46:57 |
【人】 メカニック ゾズマ【そして、これは余談だが】 [本職の整備業のみならず、これからはパイロット業をも担う可能性のあるこのメカニックは、医療の心得の必要性をも認識していた。 だが、ある意味、ある意味で――生身の人間たちの多くにとって、最も重要な技能の必要性については失念していた。 すなわち、調理。 このメカオタク、普段から誰か(母だったり、レストランのシェフだったり、食品メーカーの作業員だったり、ゲイザーだったり)に料理を作ってもらうのを当たり前として暮らしていた。“わたしたちの民”であることを自認しながら、その民に伝わる料理の習得にも関心を向けていなかった。 故に、簡単な焼き物料理の技能すら、ろくに習得していない。 そしてもし、他の者の料理技能も揃ってろくなものでなかったならば、サダルの見立てと懸念は、実に当たっているといえるだろう>>335**] (340) sakanoka 2022/07/12(Tue) 10:54:48 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a60) sakanoka 2022/07/12(Tue) 11:00:09 |
【人】 メカニック ゾズマ【エアロック前】 [船外活動の装備を整えたバーナード>>343からの声に、はっと顔を上げた。] いや、特に不調って訳じゃないさ。 アンタこそもう――… いや、ここに来てるなら大丈夫ってことか。 [ドームグラス越しのバーナードの顔色はよく窺えない。自分もまたガラス越しに彼を見ている訳だからなおさらだ。 だから一先ずは体調が戻ったと信じることにして、同じように手指可動の動きをするバーナードに話を続ける。] 何書こうかなー、とか。 そんなこと考えてただけ。 ほら、ラスが言ってた遺書のこと。 [ラサルハグははっきり告げなかった“遺書”>>281の語を、ゾズマはさらっと口にする。] (354) sakanoka 2022/07/12(Tue) 12:32:02 |
【人】 メカニック ゾズマ【エアロック前】 「たぶん」って何それ。 各自健康状態維持って言われたばっかっしょ、 何かあったら、途中でも仕事から抜けなよ。 [いささか不穏な三文字が聞こえたために思わずこう漏らすも、それなりに普段通りののんびりとした笑い方――そうとしか察せられなかった――をしたバーナード>>360の手前、これ以上の深入りはしないことにした。 その後の答え――「遺書」にピンときてなさそうな様子に、そういえばラサルハグもそこまでは言っていなかったかと思うも、それは置いといて] そうなんだ? いや、別にダメってわけじゃないけど、 ……誰を置いてく身分でもないんだなって。 [首を傾げてみせたバーナード>>361に対し、声音には少しだけ意外そうな色が乗ったが、咎める意図があった訳ではなかった(この言い回しで相手にどう聞こえるかは置いて) 彼の身の上の事情に深入りする心算も特になかったのだけれど、なんとはなしにのんびりとした調子にあてられてなのか、身の上の想像についてもぽつりと口から零していた。] (366) sakanoka 2022/07/12(Tue) 13:43:32 |
【人】 メカニック ゾズマうん、もしアンタが死ぬことになってさ、 その時遺書のこしてくれてたなら、アタシが読んだげるし。 [なんて、まるで軽く笑いでもするかのように(顔は相変わらず笑っていなかったが)「考えてみる」の語にはそう言い] ……うん。大切。 家族は母しかいなかったし、 生活も進学もずっと世話になってきたし――… [ぽつぽつと話し出したこの言葉は本心。 そして他のクルーを――友として想う人、自分を助けてくれた人を残すことになったら、とも。 もっとも、これらの想いはあくまでゾズマのもの。 バーナードや他のクルーにまで、誰かに対しての同様の想いを求めていた訳ではなかったけれど] (367) sakanoka 2022/07/12(Tue) 13:44:52 |
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